茨城県守谷市の常磐自動車道で、乗用車の男性(24)が「あおり運転」を受けた後に殴打された事件で、県警は31日、被害に遭った男性の立ち会いで実況見分した。上り線の谷和原―柏両インターチェンジ間は約2時間25分にわたり通行止めとなった。
実況見分は午前9時ごろ開始。傷害容疑で逮捕された宮崎文夫容疑者(43)が急な車線変更や減速などの運転をした位置や状況、男性が停車させられるまでの流れを再現した。
県警は、数キロにわたる危険な運転だったとみて「あおり運転」についても道交法(車間距離保持義務)違反や暴行容疑などで立件する方針で調べている。
実況見分中、守谷サービスエリア付近の事件現場と反対車線の下り線で、複数台が絡む事故が発生した。速度を落として走る車が相次いでおり、県警は事故原因を調べる。【韮澤琴音】