身元不明相談所を開設=600人分の似顔絵便覧―警視庁

警視庁は1日、身元が分からない遺体や行方不明者に関する情報を提供する「身元不明相談所」を、東京都豊島区巣鴨の高岩寺会館に開設した。30日まで。似顔絵や身体的特徴などをまとめた便覧を新たに用意し、自由に閲覧できるようにした。
同庁鑑識課によると、都内では1995年以降、3347人(7月末時点)の遺体の身元が分かっていない。便覧では、従来の似顔絵を集めた台帳のうち、634人分の横に身長や発見日時、推定年齢などを併記し情報を具体化。このほか昨年に引き続き、全国の不明者情報を検索できるタブレット端末も用意し、相談員が検索を手助けする。
[時事通信社]