脱線した先頭車両、クレーンで撤去開始…再開見通しは7日昼頃

横浜市神奈川区の京浜急行線神奈川新町駅近くの踏切で快特電車が大型トラックと衝突した事故で、京急電鉄は6日夜、脱線した先頭車両をクレーンで撤去する作業を始めた。
事故は5日昼前に発生。京急は同日夜から復旧作業を始め、6日午前までに先頭車両を除く7両の移動を完了した。復旧作業の影響で、京急川崎―横浜駅間は6日も終日運休。当初は同日夕の運転再開を目指していたが、大きく傾いた先頭車両の撤去やレールの復旧などが想定以上に難航し、7日昼頃にずれこむ見通しだ。
運輸安全委員会の鉄道事故調査官は6日から本格的な調査を開始。下田代洋一調査官は「電車がブレーキをかけた地点、踏切の動作状況などを調べる」と話した。