新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の自粛が長期化するなか、愛知県大府市は7日、国の「特別定額給付金」の給付対象基準日である4月27日を過ぎて生まれた新生児にも1人当たり10万円を支給すると発表した。
政府が支給を決めた10万円は、対象を同日時点で住民基本台帳に記録されている人と規定し、28日以降に生まれた新生児は対象外となる。このため、市は来年3月31日までに誕生した新生児については市独自で「臨時特別出産祝金」として給付することを決めた。
対象は今年4月27日時点で同市に住民票がある母親から生まれ、市内に住民登録された新生児。双子の場合は計20万円とし、世帯の所得制限は設けない。
市は給付対象者を900人と想定している。担当者は「生まれた日付に限らず子育て支援したい」と話した。【町田結子】