【北京=比嘉清太】日本政府が次期駐中国大使に起用する方向で調整している
垂
( たるみ ) 秀夫・前外務省官房長について、中国政府が着任に同意したことがわかった。外交筋が30日に明らかにした。垂氏は日本政府の閣議決定を経て、10月以降に着任する見通しだ。
垂氏は中国語研修組で、中国で幅広い人脈を持ち、情報収集や分析能力に定評がある。垂氏をめぐっては、中国側が大使就任を警戒しているとの見方も一部に出ていた。中国側は、垂氏の着任を拒否すれば外交儀礼上、極めて異例であり、対日関係が悪化しかねないことを考慮したとみられる。
新型コロナウイルスの感染拡大により
習近平
( シージンピン ) 国家主席の国賓来日が延期され、沖縄県・尖閣諸島の周辺海域では中国公船の領海侵入に歯止めがかかっていない。垂氏は、日中関係が不透明感を増す中で、対中外交を担うことになる。