被告、数十人と接触か=殺害当日、別の女性滞在―座間9遺体・東京地裁支部

神奈川県座間市のアパートで、10~20代の男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交殺人罪などに問われた白石隆浩被告(30)の裁判員裁判の第10回公判が21日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)であった。2017年9月に殺害された女性4人の事件の審理が始まった。
4人は埼玉県所沢市の女子大学生=当時(19)=や福島市の女子高校生=同(17)=ら。
検察、弁護側双方が冒頭陳述した後、被告人質問があり、白石被告は当時、自殺願望のある女性を探しており、ツイッターで少なくとも数十のアカウントとやりとりしていた記憶があると述べた。
検察側は、所沢市の女子大学生が殺害された当時、被告のアパートに別の女性が寝泊まりしていたと明らかにした。被告は17年9月16日、女性をカラオケ店に行かせた間に殺害し、遺体の解体中に帰って来た女性を部屋に招き入れたという。
[時事通信社]