20日夜にJR山手線や湘南新宿ラインなどの運行が全線で止まったトラブルで、JR東日本は21日、渋谷変電所(東京都渋谷区神宮前)のケーブル1本に傷が入り、漏電したことが原因だったと明らかにした。当初は21日始発から山手線の運行を1割程度減らす見込みだったが、通常通り運行した。
JR東日本によると、ケーブルは2年に1度点検しており、昨年8月に確認した際に異常はなかったという。同じタイプのケーブルが設置されている変電所37カ所を点検する方針。「人為的に傷がついたとは考えられず、原因を調査している」という。
このトラブルは、20日午後5時35分ごろ、渋谷変電所での漏電を検知して送電が停止され、山手線と湘南新宿ラインの運行が全線で止まった。埼京線の大崎―大宮間と、相鉄線直通列車の新宿―羽沢横浜国大間も上下線で運転を見合わせた。20日午後9時38分に山手線が、同9時54分に残りの路線が運転を再開した。計59本が運休し、計253本が最大約4時間20分遅れ、約16万人に影響が出た。同社は渋谷変電所での漏電について「詳細は調査中」としている。【林奈緒美】