第49回衆院選は19日公示され、小選挙区と比例代表の全465議席を争い、各党党首は全国を駆け回った。31日の投開票に向け12日間の選挙戦が始まった。
岩手3区から現職最多18回目の当選を目指す立民・小沢一郎氏(79)は、地元・奥州市の商業施設前で第一声を上げた。
自民党時代から党の重職に就き、他候補の応援で全国を飛び回ってきた小沢氏にとって、公示日を地元で迎えるのは極めて異例。事務所関係者の中には「初当選(1969年12月)の時以来じゃないかな…」という人もいるほどで、小沢氏自身も「ホントにホントに久しぶりに郷里で初日を迎えることになった。(いつ以来か)オレも覚えてないよ。もう忘れちゃった。知ってそうな誰かに聞いて」と話したほどだ。
半世紀以上にわたって「負けなし」を続けてきたが、回を重ねるごとにライバル候補に詰め寄られている。過去3度、小選挙区で破った自民党から藤原崇氏(38)が今回も立候補。かつては対立候補の惜敗率が30%前後だったのが、ここ2回は約75%にまで縮まっている。故郷での第一声の理由は危機感の表れだ。
「今回は野党にとって必ずしもいい状況ではない。私自身も今回の選挙戦が大変厳しいと認識しており、何としても皆様の力をお借りしたいという強い気持ちを持って立っております」。普段の強気な発言は影を潜め、懸命に支援を訴えていた。
◆岩手3区(奥州市、花巻市など)
藤原 崇 38歳 自民前3
小沢 一郎 79歳 立民前17
※敬称略、届け出順。数字は当選回数。年齢は31日の投開票日