宮城の保育施設に刃物男、逮捕 「殺す目的」供述、200人避難

9日午前10時40分ごろ、宮城県登米市の保育施設「豊里こども園」に刃物を持った男が侵入、複数の職員に取り押さえられた。県警は建造物侵入の疑いで同市の無職大槻渉容疑者(31)を現行犯逮捕した。「子どもを殺す目的だった」と供述。子どもや職員にけがはなかった。県警は殺人未遂の疑いも視野に捜査する。
県警や市によると、当時施設には約200人の子どもがいた。周辺をうろついていた大槻容疑者を不審に思った職員が、子どもを建物内に避難させた後、複数人で問いただすと、柵を乗り越え施設内に侵入。刃渡り約12センチの刃物で職員に襲いかかったが、男性職員らが取り押さえたという。