甲府市で10月、民家が放火され、住人の会社員、井上盛司さん(55)と妻の章恵さん(50)が殺害された事件で、甲府地検は8日、殺人と現住建造物等放火などの容疑で逮捕された甲府市内の少年(19)の鑑定留置を始めたと発表した。刑事責任能力の有無などを調べる。地検は鑑定期間を明らかにしていないが、捜査関係者によると、3カ月程度かかるという。
鑑定留置終了後、少年は家庭裁判所に送致され、家裁が刑事処分相当と判断すれば検察官送致(逆送)される。少年法は原則、故意に人を死亡させた16歳以上の少年について逆送すると定めている。
仮に少年が、改正少年法が施行される4月1日以降に起訴されれば、同法に基づき「特定少年」として実名報道が解禁される。【田中綾乃】