滋賀・彦根で積雪73センチ、平年の36倍…「数年に1度」の強い寒気

「数年に1度」の強い寒気が流れ込んだ影響で、27日も日本海側を中心に雪が降り続いた。滋賀県彦根市では積雪が平年のこの時期の約36倍となる73センチを記録するなど、近畿北部や山陰で記録的大雪となった。
気象庁によると、各地の積雪は同県高島市で77センチ、鳥取県智頭町で73センチ、京都府舞鶴市で71センチ、福井県小浜市で47センチとなり、それぞれ12月の最大値を記録。27日未明までの24時間降雪量でも兵庫県朝来市で71センチと、統計開始以降最大となった。
大雪の影響で26日夕方にかけて彦根市内の名神高速道路上り線で車数台が立ち往生。車両の撤去作業が必要で、雪も強まったため、ネクスコ中日本は同日午後4時30分、周辺区間で上下線を通行止めにした。
すると、高速から降りた車が国道8号に次々と流入。除雪も進まず、チェーンをしていない車のトラブルが相次いだ。国土交通省滋賀国道事務所は27日午前2時45分に一部区間を通行止めにしたが、約45分後、大型トラックがスリップして動けなくなり、約2キロの立ち往生が発生。午前10時過ぎにトラックは撤去されたが、夜遅くまで渋滞は続いた。
JR西日本によると、北陸線の一部区間などで計約550本が運休や減便となり、約13万4000人に影響が出た。28日は北陸線の近江塩津―長浜駅間と、琵琶湖線の長浜―野洲駅間の上下線で始発から夕方頃まで運転を見合わせる。
大雪のピークは過ぎたとみられるが、近畿では28日明け方まで雪は続き、同日午後6時までの24時間に予測される降雪量は近畿北部30~40センチ、近畿中部5~30センチ。その後、いったん落ち着くが、31日頃から年始にかけて近畿や中国地方などで再び雪が降る見通し。