震度6弱の悪石島 島内への避難を指示 住民全員の無事は確認 鹿児島県十島村

鹿児島県十島村は、震度6弱を観測した悪石島(あくせきじま)の全域に島内への避難指示を出した。
震度6弱の揺れは3日午後4時13分ごろに観測。気象庁によると、震源地はトカラ列島近海で、震源の深さは約20キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・5と推定される。村によると、島外者含め76人全員の無事を確認したと明らかにしている。
福岡管区気象台によると、トカラ列島近海で6月21日から地震が頻発しており、震度1以上を観測した地震の回数が3日に計千回を超えた。

「参院選ポスター巡り名誉毀損」 立憲・石垣のり子氏がN党候補を告訴

参院選で政治団体「NHK党」候補のポスターに事実と異なることを記載され名誉を傷つけられたとして、立憲民主党現職の石垣のり子氏(50)は3日、候補を名誉毀損(きそん)容疑で宮城県警に告訴した。5月に施行された改正公職選挙法は、ポスターに他人や他の政党の名誉を傷つけるなど品位を損なう内容を記載することを禁止している。
告訴状によると、3日公示の参院選宮城選挙区(改選数1)に立候補したNHK党新人の前田太一氏(39)は、石垣氏と知人男性との「不倫騒動を許すな!」などと記載した選挙ポスターを仙台市内の掲示板に張ったとしている。石垣氏の代理人弁護士は「このような行為を許していたら、選挙は適正に機能しなくなる」と批判した。
この日午前、自らポスターを張り出した前田氏は毎日新聞の取材に「党の指示で掲示したが、張り出したのは自分。刑事処分が下されるなら、甘んじて受ける覚悟」と話した。
県選管は改正公選法に抵触する可能性について取材に「言及できない。撤去することもできない」とした。
宮城選挙区では石垣氏と前田氏を含む7人が立候補を届け出た。
今回の参院選はポスター規制導入後初めての国政選挙。2024年の東京都知事選でポスター掲示板に候補者と無関係の広告などが大量に張られたことが法改正のきっかけになった。【竹田直人】

トカラ列島近海で地震 鹿児島十島村などで最大震度6弱 津波の心配なし

3日午後4時13分ごろ最大震度6弱の地震がありました。
鹿児島県内では、最大震度6弱を奄美地方で観測しています
震源はトカラ列島近海で震源の深さは約20キロメートル。
地震の規模を示すマグニチュードは5.5と推定されています。
各地の震度は、
震度6弱が鹿児島十島村、
震度2が奄美市、瀬戸内町、
震度1が大和村、宇検村、龍郷町、喜界町、天城町、伊仙町、
です。
この地震による津波の心配はありません。
※震度3以上を掲載しています。震度1~2の地震についてはMBCホームページ「鹿児島県内の地震まとめ」に掲載しています。

石破首相「未来を考える一日に」=ジャパンデーで式典―大阪・関西万博

大阪・関西万博で3日、日本文化を発信する「ジャパンデー」の式典が開催された。会場のEXPOホール「シャインハット」であいさつした万博名誉会長の石破茂首相は「共有したいのは日本の伝統や文化だけではない」と強調。「日本と共に歩む未来、その希望への道行きを考える一日になればと願っている」と述べた。
式典には、参加各国の代表や日本政府関係者らが参列し、名誉総裁の秋篠宮さま、同妃紀子さまも出席。秋篠宮さまは「次世代を担う人たちには、世界の人々や文化との出会いを経験し、世界、そして未来について、考えを深めてほしい」と述べられた。
その後のイベントでは、雅楽や漫画など多様な日本文化を融合させた独創的なパフォーマンスが繰り広げられ、歌手のMISIAさんはスペシャルライブで力強い歌声を披露した。 [時事通信社]

鹿児島・トカラ列島で震度4続く

3日午前6時51分ごろ、トカラ列島近海を震源とする地震があり、鹿児島県十島村で震度4の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは約20キロ。地震の規模(マグニチュード)は4.4と推定される。同村では同日午後2時台に1回、同3時台に3回、震度4の揺れがあった。6月21日から震度1以上の揺れが頻発しており、7月3日午後2時までに1000回を超えた。 [時事通信社]

法律事務所で同僚刺殺の男「態度や視線を不快に思っていた」…トラブルなく一方的に恨みか

東京・池袋の法律事務所で男性職員が刺殺された事件で、殺人未遂容疑で緊急逮捕された同僚職員の渡辺玲人容疑者(50)(東京都新宿区新宿)が「男性の態度や視線に威圧感を感じ、不快に思っていた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。2人の間にトラブルは確認されておらず、警視庁は渡辺容疑者が一方的に恨みを募らせたとみて調べている。
渡辺容疑者は1日昼、「サンシャイン60ビル」31階の法律事務所内で、同僚の芳野大樹さん(36)(豊島区南長崎)の喉や首などをナイフで複数回刺した容疑で緊急逮捕された。
捜査関係者によると、2人は数年前から勤務し、現在は別の部署に所属。フロアは同じだったが、席は離れていた。トラブルは確認されておらず、事件当日も接点はなかったという。
渡辺容疑者は6月上旬、知人に「人を刺して刑務所に行く」と話し、連絡を受けた父親が警察に相談していた。渡辺容疑者は調べに「約1か月前にナイフを購入した」と供述。事件後、出頭した際には3本のナイフを所持していた。自席から直行して、芳野さんを無言で背後から襲っており、警視庁が事件に至った経緯を詳しく調べている。
同庁は3日、渡辺容疑者を殺人と銃刀法違反容疑で東京地検に送検した。

警察官の胸ぐらつかみ逮捕された専修大の元柔道部員、レンタカー内には大麻が…密売目的か

大麻を所持したとして、警視庁多摩中央署は3日、神奈川県川崎市多摩区、専修大学4年の元柔道部員(22)を麻薬取締法違反(営利目的所持)容疑で逮捕した。
発表によると、元柔道部員は6月13日午前4時15分頃、東京都多摩市和田の路上に駐車したレンタカー内で、乾燥大麻約71グラム(末端価格約35万円)を所持した疑い。
元柔道部員は同日午前4時過ぎ、同市内でレンタカーを運転中に職務質問を受けた際、警察官の胸ぐらをつかんだとして公務執行妨害容疑で現行犯逮捕されていた。同庁が車内を捜索したところ、大麻とみられる植物片や大麻リキッドとみられる液体などが見つかった。
植物片はビニール袋に小分けされ、計量器なども押収されており、同署は元柔道部員が大麻を密売していたとみて入手経路などを調べている。

来週にかけて深刻な暑さが継続 体温並みの猛暑に警戒

週末から来週にかけても厳しい暑さが続く予想です。体温並みの高温になる日もあり、熱中症に最大限の対策が欠かせません。
太平洋高気圧が強まり早々に梅雨明けの可能性
週間天気図
週末から週明けにかけて太平洋高気圧の中心は東シナ海に位置し、その後は勢力を強めながら山陰沖に進み、本州付近を広く覆う予想です。
北海道から九州は晴れて夏空が広がる日が多くなります。梅雨前線の活動が活発化することはなく、まだ梅雨が明けていない東北や東日本でも今週末から来週には梅雨明けする可能性があるとみています。
西日本を中心に連日の猛暑日
日本付近は上空約1,500mで18~21℃という非常に暖かい空気に覆われて非常に厳しい暑さが続くとみています。特に週末から週明けにかけて西日本を中心に深刻な暑さが続く予想です。
広島では5日(土)から9日(水)まで5日連続で猛暑日、福岡も5日(土)から11日(金)まで7日連続で猛暑日となる予想です。東京では5日(土)と6日(日)が35℃予想で今年初の猛暑日となる可能性があります。札幌でも最高気温が30℃以上の真夏日が続く予想です。
西日本、東日本では夜でも気温が下がらずに熱帯夜となる日も多くなります。寝る時も冷房を適切に使用してください。
熱中症のリスクが非常に高くなります。リモートワークの活用等で昼間の暑い時間帯に屋外で過ごす時間を可能な範囲で最小限にすると良さそうです。
止むを得ず屋外で長時間過ごす場合はこまめに水分と休憩をとるようにしてください。急ぎでない外出は暑さが和らぐ朝や夕方以降がおすすめです。

参院選公示、石破政権を問う…自公の過半数維持が焦点に

20日投開票、519人届け出

第27回参院選は3日公示され、20日の投開票に向けて17日間の選挙戦に入った。長引く物価高に対する経済対策などを主な争点として、与野党の論戦が繰り広げられる。昨年10月に発足した石破内閣への評価が問われる節目の選挙で、自民、公明両党の与党が50議席以上を得て参院の過半数を維持できるかどうかが最大の焦点となる。
参院の定数は248で、任期6年の参院議員は3年ごとに半数が改選される。今回は改選定数124(選挙区選74、比例選50)に加え、東京選挙区の非改選の欠員1の補充を合わせた125議席を争う。
3日午後1時20分現在、選挙区選に347人、比例選に172人の計519人が届け出た。前回の2022年参院選の立候補者は計545人(選挙区選367人、比例選178人)だった。届け出は同日午後5時に締め切られる。
昨年10月の衆院選で与党は過半数割れし、少数与党となった。石破首相(自民総裁)は、自公で50議席以上の獲得を「必達目標」の勝敗ラインに設定し、非改選の75議席を合わせて参院で過半数(125)を維持したい考えだ。改選過半数は63議席となる。
選挙区選では、全国32の改選定数1の「1人区」が全体の勝敗を左右するとみられており、結果が注目される。改選定数2以上の複数区では与野党が候補者を積極擁立していて、混戦模様となっている。
首相は3日、神戸市で第一声の演説に臨み、国民への給付金について「今年中には生活が苦しい方々に行き渡るようにする」と述べ、自公政権継続を訴えた。公明の斉藤代表も同市での第一声で、「物価高を乗り越える経済と社会保障の構築」に取り組む考えを示した。
一方、立憲民主党の野田代表は宮崎県国富町で、食料品にかかる消費税8%を時限的に0%にして「責任ある減税を果たす」と強調した。日本維新の会の吉村代表は大阪市で「社会保険料の負担が大きすぎる」と訴え、現役世代の負担軽減に取り組む考えを示した。
共産党の田村委員長は東京・池袋で、参院でも与党を「少数に追い込む」と決意を表明。国民民主党の玉木代表は東京・新橋で、手取り収入の増加などを訴えた。れいわ新選組の山本代表は東京・新宿で消費税廃止の必要性を、参政党の神谷代表は東京・銀座で外国人政策の必要性をそれぞれ強調した。
社民党の福島党首、日本保守党の百田代表も東京都内で街頭演説を行った。

「沖縄県民に不安」と米軍謝罪 海兵隊員の有罪判決を受け

不同意性交致傷罪に問われた在沖縄米海兵隊の上等兵が6月24日に那覇地裁で、懲役7年の判決を言い渡されたことを受け、米軍幹部が3日、沖縄県庁を訪れ謝罪した。県が明らかにした。県によると、第3海兵師団参謀長のニール・オーウェンズ大佐は「被害者と沖縄県の方々に不安を与えたことをおわび申し上げる」と語った。
昨年6月以降、沖縄では米兵による性暴力事件が相次いで発覚しているが、県によると、米軍から県への謝罪は初めて。米軍側は対策として、県警との合同パトロールを継続する考えなどを示したという。