高市首相は31日、訪問先の韓国・慶州(キョンジュ)で、中国の習近平(シージンピン)国家主席と初めて会談し、日中の「戦略的互恵関係」の推進を確認した。
首相は会談で「日中間の懸案と課題を減らして、協力を増やし、具体的に成果を出していきたい」と述べた。習氏は「建設的で安定した関係の構築に力を入れていく」と語った。
首相は会談後、記者団に「東・南シナ海での(中国の)行動に懸念を伝えた」と明らかにした。中国によるレアアース(希土類)輸出規制や在留邦人の拘束についても懸念を伝えたほか、日本産水産物の全面的な輸入再開に向けた前向きな対応を求めた。
投稿者「F.Krueger」のアーカイブ
犯行ほのめかす40代男性 近隣住民は「普通の家族だと…」男女3人の死亡確認…殺人の疑い視野に聴取
【中継】男女3人死亡…遺体に腐敗なし 数年で家庭内トラブルも?「人を殺した」と申告の男性から事情きく
「30分前に家族3人を殺した」
10月31日午前11時半すぎ、札幌・北警察署を訪れ、犯行をほのめかした40代の男性。
警察官が住宅に駆けつけ、男性1人、女性2人が1階で倒れているのを発見しました。
現場は札幌市北区新琴似6条12丁目の2階建ての住宅です。
(吉岡記者)「閑静な住宅街にある現場は規制線が張られ、緊迫感が漂っています」
警察によりますと、3人はいずれも成人で、全員意識がない状態で搬送され、死亡が確認されました。
(近所の住民)「私はてっきり2人だと思っていたから、息子さんとお父さんと。車も動かないからどこか出張かなにか行っているのかなと」
(近所の住民)「普通の家族だと思いますけどね。ただただびっくりしていますから、動転しています」
警察は死亡した3人の身元の確認を進めるとともに、殺人の疑いを視野に「家族3人を殺した」と話す40代の男性から事情を聞いています。
立民、食品消費税ゼロ法案を提出=与野党に賛同呼び掛け
立憲民主党は31日、食料品にかかる消費税率を物価高対策として原則1年間、8%から0%に引き下げる法案を衆院に提出した。経済情勢などを踏まえて1年間の延長が可能としている。今国会での成立を目指し、与野党に賛同を呼び掛ける方針だ。
法案は、税率引き下げが終了する時期をめどに「給付付き税額控除」を導入すると明記し、政府に法制上の措置を講じるよう求めている。 [時事通信社]
元芥川賞候補・赤坂真理氏、高市早苗首相は「いつも笑ってるって狂人キャラ」 独自主張に批判1000件「普通に誹謗中傷だろ」
作家・赤坂真理氏が2025年10月30日にXで、自民党・高市早苗首相は常に笑顔でいるとの見方を示した上で、「いつも笑ってるって狂人キャラだよ」と表現し、「誹謗中傷だろ」「人に言ってはならない最大の侮辱発言」などと批判が殺到している。
「政策を批判したら良いのでは?」などの批判が相次ぐ
赤坂氏は30日、「高市早苗、いつも笑顔なところに、めちゃくちゃ抑圧と嘘を感じる。心と表現がチグハグで、どうしていいかわからないから笑顔なら間違いないだろうと考えてる感じ」と私見を示した。
続けて「しかし、いつも笑顔だったら、笑顔の意味もない」とした上で、「キャラクターだとしたら、いつも笑ってるって狂人キャラだよ」と持論を展開した。
この投稿は31日17時時点で約28万回表示されるなど注目を集め、1000件近くのコメントが殺到している。
SNS上では、「政策を批判したら良いのでは?」「笑顔でいる事すら叩かれるネタになるんだ?」「遂にこんなことまで批判するようになったのか」「普通に誹謗中傷だろ」「ただの誹謗中傷ですので通報しました」「いい加減にしろよ」などの批判が相次いだ。
高市氏を巡っては、共産党の池内さおり・元衆院議員も30日、米トランプ大統領に対する高市氏の対応について、「現地妻」という表現を用いて批判していた。この投稿に対しても、「流石に失礼すぎる発言だと思います」「とんでもない誹謗中傷」などと批判が相次いでいる。
赤坂氏は、第120回芥川賞(98年下半期)に「ヴァイブレータ」が候補作に選ばれている。第122回芥川賞(99年下半期)にも「ミューズ」が候補作に。「東京プリズン」は第66回毎日出版文化賞、第16回司馬遼太郎賞を受賞している。
田久保氏、涙見せ「後悔ない」=市議会からは憤りの声―静岡・伊東
学歴詐称疑惑が指摘される静岡県伊東市の田久保真紀市長の失職が31日、決まった。2度目の不信任決議の可決後、記者団の取材に応じた田久保氏は時折涙を見せながら、「自分なりに考え、決断してきた。後悔はない」と語った。一方、市議会の中島弘道議長は「市政の停滞で市民に迷惑をかけた。時間とお金の無駄だった」と、田久保氏への憤りをあらわにした。
6月に疑惑が表面化して以降、市議会は特別委員会(百条委員会)による調査を経て、9月に1度目の不信任決議を全会一致で可決した。これを受け、田久保氏は市議会解散に踏み切り、10月に市議選が行われた。
田久保氏は、この間の自身の対応について「職員には負担をかけた。精いっぱいやり切った」と振り返った。これに対し、同日可決された2度目の不信任決議では「解散を正当化し得る大義はみじんもない。暴君の所業と言っても過言ではない」と、激しく非難した。
約4カ月にわたる市長と市議会の対立は、田久保氏の失職という形で一つの区切りを迎えることになった。中島氏は「喜びはない。むなしい達成感だ」と淡々と述べた。 [時事通信社]
自動車増税に反対=国民・榛葉氏「本末転倒」
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は31日の記者会見で、与野党が合意したガソリン税暫定税率の年内廃止に関し、安定財源の確保策として自動車関係諸税を増税することに反対の姿勢を示した。「ガソリン減税をしておいて、自動車ユーザーから違う税金を取るのは駄目だ。本末転倒だ」と強調。「年末の抜本的な税制改正でしっかり議論すればいい」と述べた。 [時事通信社]
愛媛・今治のピアノ教師殺害 被告に懲役22年の判決 松山地裁
愛媛県今治市で2024年1月、ピアノ教師の冨田小雪さん(当時64歳)を殺害したなどとして、殺人や監禁などの罪に問われた同県西条市の無職、榊原正道被告(35)の裁判員裁判の判決で、松山地裁は31日、懲役22年(求刑懲役25年)を言い渡した。渡辺一昭裁判長は「強固な殺意に基づく残忍かつ執拗な犯行。保身のため場当たり的に複数の犯行に及んでおり、人に危害を加える抵抗感が全く見られない」と非難した。
判決などによると、榊原被告は正当な理由なく今治市内の冨田さん宅に侵入。持参した包丁(刃渡り約15・9センチ)で冨田さんの首を殺意を持って5回にわたって切りつけて殺害し、元交際相手の冨田さんの次女を体を引っ張るなどして車に乗せ、不法に監禁した。
渡辺裁判長は、榊原被告が、殺害は故意でなく、被害者ともみ合った際に首が切れたと主張した点について「傷の部位や長さ、深さから、強い力で切りつけたことで生じたと見る他ない」と否定。次女の監禁についても「(次女が)逃げたり、周囲に助けを求めたりするのは困難だった」とした。【広瀬晃子】
札幌の住宅で成人3人の遺体発見…「家族3人を殺した」40歳代男性が警察に申告
31日午後0時20分頃、札幌市北区新琴似の住宅1階で、男性1人と女性2人が倒れているのが見つかった。いずれも成人で、3人は搬送先の病院で死亡が確認された。
北海道警によると、同日午前11時40分頃、道警札幌北署に40歳代の男性が訪れ、「30分前に家族3人を殺した」と申告。その後、住宅に駆けつけた署員が3人を発見した。道警は男性から事情を聞いている。
定数削減・外国人問題で新組織=総裁直属、肝煎り政策を推進―自民
自民党は31日の総務会で、既存の政治改革本部を政治制度改革本部に改組し、加藤勝信前財務相を本部長に充てる人事を了承した。日本維新の会と合意した衆院議員の定数削減を議論する。外国人政策本部、日本成長戦略本部も立ち上げ、トップに新藤義孝組織運動本部長、岸田文雄元首相をそれぞれ起用した。
3本部は、党則79条に基づく高市早苗首相(党総裁)直属の組織。肝煎り政策を政府・党一体で推進する狙いがある。 [時事通信社]
宝塚ボーガン4人殺傷事件・死刑回避し、被告に無期懲役 「発達障害の影響」認める 地裁
兵庫県宝塚市の住宅で令和2年6月、家族ら4人をボーガン(クロスボウ)で撃って殺傷したとして、殺人や殺人未遂の罪に問われた無職、野津英滉被告(28)の裁判員裁判の判決公判が31日、神戸地裁で開かれ、松田道別裁判長は無期懲役を言い渡した。求刑は死刑だった。
松田裁判長は、被告の完全責任能力を認める一方、動機形成に対する被告の発達障害や強迫性障害の影響も認定。「死刑が真にやむを得ないとまでは言えない」とした。
被告の刑事責任能力と量刑が争点だった。弁護側は、計画性の高さや、家族全員を殺害するという考え方は被告の「自閉スペクトラム症」の影響によるもので、事件当時は心神耗弱状態だったとして、懲役25年が相当と主張した。被告はこれまでの公判で、起訴内容を認める一方、罪の意識は「全くない」とし、「早く死刑になりたい」などと発言。裁判官からの問いに「質問の内容がめんどくさすぎる」と言い放つ場面もあった。
検察側は論告で、被告が4人の殺害の順序をあらかじめ決め、殺傷能力の高いボーガンを購入して試射を繰り返していた点などを踏まえ、「計画性が極めて高い」と指摘し、「完全責任能力があった」と主張。家族への恨みを殺害で晴らし、自身の苦悩を周囲に認識させて満足感を得ようとした「自己中心的かつ身勝手な犯行」としていた。
判決によると、2年6月4日、自宅で同居の祖母の好美さん=当時(75)=と、弟の英志さん=同(22)、別居していた母のマユミさん=同(47)=の頭に矢を命中させて殺害、伯母(55)に重傷を負わせたとしている。
ボーガンは事件をきっかけに規制を求める声が高まり、4年の改正銃刀法の施行で所持が原則禁止、許可制となった。