「親権とられるくらいなら」生後3カ月の娘を包丁で殺害、容疑で母親を逮捕 心中試みたか

東京都世田谷区の自宅で生後3カ月の娘を殺害したとして、警視庁北沢署は4日、殺人の疑いで、職業不詳の鈴木沙月容疑者(28)を逮捕した。容疑を認めている。
北沢署によると、鈴木容疑者は夫と娘と3人暮らしだったが、夫は事件当時不在だった。鈴木容疑者は湯を張った浴槽内で、包丁を使って娘を殺したと説明しており、「主人と離婚協議中で、親権をとられてしまうくらいなら、娘を殺して自分も死のうと思った」などと話しているという。4日午前6時40分ごろ、「ごめんなさい。私は死ねなかった。赤ちゃんをやった」と自ら110番通報し、事件が発覚した。
逮捕容疑は3日深夜、自宅で、生後3カ月の娘、優愛(ゆあ)ちゃんの首や腹など十数カ所を刃物で切りつけて殺害したとしている。

首相、定数削減「幅広い賛同重要」=給付付き控除の実現目指す―高市政権で初の代表質問

高市早苗首相の所信表明演説に対する各党代表質問が4日、衆院本会議で始まった。自民党と日本維新の会が連立政権合意で掲げた衆院議員定数の削減について、首相は「できるだけ幅広い賛同を得ることが重要だ。各党各会派とも真摯(しんし)な議論を重ねていきたい」と表明した。給付付き税額控除について「早期に検討を進め、実現を目指す」と述べた。立憲民主党の野田佳彦代表への答弁。
高市政権の発足後、初の国会論戦。野田氏は自民の派閥裏金事件を踏まえ、企業・団体献金の受け皿を政党本部などに限定するよう迫った。首相は「自民と維新で政党の資金調達の在り方について議論する協議体を今国会中に設置する」などと述べるにとどめた。
野田氏は裏金事件に関係した自民議員7人を副大臣・政務官に起用したことを問題視した。首相は「それぞれの議員が丁寧に説明責任を尽くしてきた」と説明。裏金事件について「自民総裁として心よりおわびする」と語った。
野田氏は食料品の消費税率ゼロ実現への協力を呼び掛けたが、首相は慎重な考えを示した。事業者のシステム改修に時間がかかることなどを理由に「物価高対策としてすぐに対応できることを優先すべきだ」と述べた。
維新の藤田文武共同代表は与党入り後、初めて質問に立ち、維新の看板政策「副首都構想」の実現に向けた首相の基本姿勢をただした。首相は「早急に与党による協議体を設置する」と強調。「日本国国章損壊罪」制定への決意を問われたのに対し「実現に向けて政府として必要な取り組みを進める」と語った。
首相は憲法改正について「少しでも早く賛否を問う国民投票が行われる環境をつくれるよう粘り強く全力で取り組む」と述べ、重ねて意欲を示した。自民の小林鷹之政調会長への答弁。
首相が掲げる「責任ある積極財政」を巡り、立民の城井崇政調会長代行は財源を追及した。首相は「『経済あっての財政』の基本的な考え方の下、今後具体化していく」と明言を避けた。 [時事通信社]

名古屋主婦殺害の安福容疑者…部活OB会で夫と会話し土曜不在を把握、持参した刃物で犯行か

名古屋市西区のアパートで1999年11月、高羽(たかば)奈美子さん(当時32歳)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された安福久美子容疑者(69)が、持参した刃物で刺したとみられることが愛知県警への取材でわかった。安福容疑者は、奈美子さんの夫が不在のタイミングでアパートを訪れており、県警は計画性があったとみて調べている。
県警によると、奈美子さんの死因は首などを刃物で複数回刺されたことによる失血死だった。当時アパートにあった包丁などの刃物は、使われたり持ち出されたりした形跡はなかったという。県警は2日に安福容疑者宅を捜索したが、凶器に使われたとみられる刃物は見つからなかった。
安福容疑者は奈美子さんと面識がなかったとみられるが、夫の悟さん(69)とは高校の同級生で同じ部活に所属していた。
関係者によると、事件5か月前のOB・OG会で安福容疑者と悟さんは二十数年ぶりに再会した。当時、不動産関係の会社に勤めていた悟さんは会合の中で、「土、日は仕事で火、水が休み」「結婚している」と話していたという。
悟さんによると、この時に安福容疑者は「私も結婚して仕事も家事もばりばりやっている。やりがいがある」と生き生きした様子で話していたという。県警はOB・OG会での悟さんらの発言を把握しており、安福容疑者も悟さんが不在の日を聞いていた可能性が高いとみている。
事件が起きた99年11月13日は土曜で、悟さんは仕事で留守だった。自宅は奈美子さんと当時2歳の長男の2人きりで、奈美子さんだけが襲われた。部屋にはむきかけのミカンやカップ麺があり、来客を待っていた様子ではなかったという。

首相、定数削減「幅広い賛同を」 与野党で協議訴え、衆院本会議

高市早苗首相は4日の衆院本会議で、衆院議員定数削減について「できるだけ幅広い賛同を得ることが重要だ。各党とも真摯な議論を重ねていきたい」と述べ、与野党での議論の必要性を強調した。防衛費と関連経費を合わせて国内総生産(GDP)比2%増額目標を2025年度に前倒しする方針に関し、自衛隊の人的基盤強化などの経費が一定額に達するとして「結果として達成する」と明らかにした。
ガソリン税や軽油引取税の暫定税率の廃止に関し、与野党6党の税制実務者が廃止で合意した点に触れ「議論の結果をしっかりと踏まえて対応する」と明言した。給付付き税額控除の導入は「政府、与党だけでなく、野党も交え丁寧な議論を進める。さまざまな論点について早期に検討を進め、実現を目指す」とした。
核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加に関し「国際社会の情勢を見極めつつ、安全保障の確保と核軍縮の実質的な進展のために何が効果的かとの観点から、慎重に検討する必要がある」と述べた。

厚労省の医師検索サイトなのに名前は出てこず…医師の「現況届」、免許登録者の4割が未提出

医師法で義務付けられている厚生労働省への現況届「医師届出票」の提出を怠る医師が相次いでいる。氏名や勤務先などを報告するもので、医師免許を取得して国に登録されている医師のうち、4割近くが提出していない。厚労省は「死亡などの事情があることも考えられる」として個別に催促などは行っていないが、届け出た情報は医師の偏在などの把握にも活用されるため、厳格な運用を求める声も上がる。(柏原諒輪)
厚労省は8月、診察していない患者に薬の処方箋を出したとして罰金刑を受けた99歳の男性医師に対し、医業停止2か月の処分を出した。厚労省の資料などによると、この医師は東京都港区のクリニック院長を務めていた2019年に、5回にわたって診察していない数人の薬の処方箋を出したとして医師法違反に問われ、東京簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。
関係者によると、この医師は医師届出票を提出しておらず、今回の処分が出るまでは厚労省の医師検索サイトで名前を調べても見つからなかった。港区によると、クリニックの運営実態を確認できなくなった上、院長とも連絡がつかなかったため、区が22年9月に廃院の手続きを取ったという。厚労省関係者は「当時、医師としての勤務実態はなかったようだ」と話した。
医師資格は取得して国に登録すれば生涯有効となり、更新の手続きなどは必要ない。その一方で、医師法は医師に2年ごとに、氏名や勤務している医療機関などの現況を記した医師届出票を厚労省に提出するよう義務付けている。
厚労省は届け出をもとに医師の業態や分布を正確に把握し、施策に活用している。厚労省が開設している医師検索サイトも届け出の情報がもとになっており、提出していない医師の情報は、処分者を除けば原則として検索しても出てこない。

だが、男性のように届け出を怠る医師は少なくないとみられる。厚労省によると、22年12月末時点で現況届を出した医師は約34万人だったのに対し、免許を取得して国に登録された医師数は約54万人に上る。届け出ていない約20万人の中には、死亡後や閉業後に登録抹消の手続きをしていない人も多数含まれると考えられるものの、厚労省幹部は「単に届け出を怠っている医師も相当数いるだろう。届け出義務が形骸化している」と話す。

厚労省、個別催促は行わず

厚労省はオンラインでも現況届を受け付けており、医師会などを通じて医師たちに提出するよう促している。ただ、未届けの医師たちへの個別催促などは行っていない。
この10年ほど提出していないという福岡県の40歳代の男性医師は「最初は忙しくて出すのを忘れただけだったが、催促もなかったのでずっと出していない」と明かす。一方、都内の40歳代の男性医師は届け出が義務だとは知らなかったといい、「確認したら勤務先が提出してくれていた。自分ではやったことがない」と話す。
医師法は届け出の義務違反者には50万円以下の罰金を科すと定めている。ただ、厚労省の担当者は「事件化された例は把握していない」としており、実際に未届けの医師が立件された例はないとみられる。
医師の倫理に詳しい元金沢大付属病院特任教授の野村英樹医師は、都市部などに医師が偏在する問題を解消する上でも、政府が国家資格である医師の実態を正確に把握する重要性を指摘。「一般市民からすれば、自分や家族が診てもらっている医師が厚労省のサイトで出てこなければ不安になるだろう。長期にわたって届け出義務に違反する医師には法に基づいて罰金を科すことなども検討すべきだ」と話す。

首都高6人死傷事故、運転手に懲役7年6月の判決 渋滞にトラック追突

首都高速道路で2024年5月、大型トラックが渋滞の列に突っ込み、3人が死亡、3人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などに問われた元トラック運転手、降籏(ふりはた)紗京(さきょう)被告(29)に対し、東京地裁は4日、懲役7年6月(求刑・懲役8年)の実刑判決を言い渡した。
公判では、降籏被告が事故前日に不倫相手と深夜まで無料通信アプリ「LINE(ライン)」でやりとりし、十分な睡眠を取らずに運転していたことが明らかになった。事故で夫の杉平裕紀さん(当時42歳)を亡くした智里さんは「懲役8年の求刑は決して十分とは言えないが、少しでも重い量刑が言い渡されて事故が一件でも減ってほしい」と願っていた。
起訴状によると、降籏被告は24年5月14日朝、体調不良だったにもかかわらず、大型トラックを運転。埼玉県戸田市の美女木ジャンクション(JCT)付近の首都高5号池袋線下りで、渋滞の列に時速75~80キロで追突して計6台を巻き込む事故を起こし、6人を死傷させたとされる。
検察側は公判で、降籏被告が事故の2日前から38度台の発熱や頭痛など風邪の症状があり、眠気を引き起こす成分を含んだ風邪薬を服用していたと指摘。事故直前、体調不良の影響で蛇行運転を繰り返していただけでなく、運転中に不倫相手にラインする「ながら運転」をしていたと主張した。
被告は公判で「たくさんの人の命を奪ってしまったことは重い責任がある」と謝罪。弁護側は被告が深く反省しており、勤務していた運送会社の勤務管理にも問題があったとして、寛大な判決を求めていた。【安達恒太郎】

首相「成長投資に力点」 岸田氏と面会、連携表明

高市早苗首相は4日、自民党日本成長戦略本部長の岸田文雄元首相と官邸で面会し「成長投資に力を入れたい」と伝え、経済成長へ党と連携して取り組む意向を示した。岸田氏は面会後、記者団に「特に成長と投資に力を入れ、結果を出したいとの首相の思いをぜひ実現したい」と述べた。
自民は岸田氏が設置した新しい資本主義実行本部を廃止し、代わりに日本成長戦略本部を新設した。岸田氏は記者団に「政権ごとに看板政策の名称などを変えるのは当然のことだ」と語った。

保険料未納対策、27年6月から 外国人、在留資格認めない仕組み

上野賢一郎厚生労働相は4日の記者会見で、外国人の国民健康保険料の未納付を防ぐ対策を2027年6月から始める準備をしていると明らかにした。出入国在留管理庁と連携し、滞納者は原則として、在留資格の変更や更新を認めない仕組みを想定している。
外国人による医療費の不払い対策も充実させるとした。不払い情報を医療機関から収集した上で、出入国在留管理庁と共有し、新たに中長期の在留資格の審査に反映させる。現在は、訪日外国人客ら短期滞在者に行っている対応を拡大する方向だ。
上野氏は会見で「日本人と外国人が互いに尊重し、安心して暮らせる秩序ある共生社会を実現する観点から、社会保障制度の適正利用を推進する」と語った。

逮捕された安福久美子容疑者(69) 「毎日不安だった。捕まるのが嫌だった」 現場検証を終えたばかりのアパートの部屋にカメラが【26年前の名古屋・西区主婦殺害事件】

26年前、名古屋市西区で女性を殺害したとして逮捕された69歳の女が、この26年間について「毎日不安だった」と供述していることが分かりました。
1999年4月。行楽先で楽しそうに息子を抱く高羽奈美子さん当時32歳。この映像が撮影された約半年後、奈美子さんは刃物で刺され殺害されました。
26年前に起きた殺人事件は10月31日、急展開します。
(愛知県警の会見 10月31日) 「被疑者を通常逮捕しました」
警察は高羽さんを殺害した疑いで、名古屋市港区のアルバイト安福久美子容疑者69歳を逮捕。翌日には容疑者立ち会いのもと現場検証が行われました。
現場検証を終えたばかりのアパートの部屋にカメラが。犯人の血が残されたこの部屋は、奈美子さんの夫・高羽悟さんが、犯人が捕まった際に現場検証ができるよう家賃を払い続けてきました。その総額は2200万円余りにのぼります。
(高羽悟さん)「残しておいて本当に良かった」
被害者の夫に好意を寄せていたという安福容疑者とは
安福容疑者は悟さんと高校時代の同級生で、部活動も同じでした。当時、悟さんに好意を寄せていたということです。
(高羽悟さん) 「安福容疑者とは、ほとんど会話した記憶がない。いまだに信じられない」
高校時代の同級生は…
(同級生) 「おとなしい子で口数も少なかった」
悟さんは事件当時2歳だった息子の航平さんとビラ配りをするなど、事件の解決を粘り強く待ち続けてきました。遺族にとって長すぎる26年を、安福容疑者は何を思い、どう生きてきたのか。
(近隣住民) 「(安福容疑者と)あまり会ったことがない。見ることもあまりない」
「毎日不安だった」「捕まるのが嫌だった」
地域の集まりに参加することはなく、近隣トラブルも起こした様子もないという安福容疑者。11月3日、新たに逮捕後の供述が明らかに。
「毎日不安だった」
安福容疑者はこの26年間について「毎日不安だった」と供述。「事件について新聞も見られなかった。事件の日が近づくと悩んで気持ちも落ち込んで沈んだ。家族や親族がいるから迷惑をかけられないし、捕まるのが嫌だった」と話しているということです。
安福容疑者はことし8月以降、警察から複数回事情聴取を受け、当初はDNAの提出を拒否していましたが、出頭の直前にようやく応じ、これが逮捕の決め手に。
「ことし8月に警察が来て、捕まってしまうことを覚悟した。被害者に対して申し訳ない」
11月2日、高羽奈美子さんの27回忌の法要が行われました。幸せな日常を突然奪われた奈美子さんは、安福容疑者と面識がなかったとみられ、警察が引き続き犯行の動機を調べています。

乳児死亡、腹部に切り傷が複数 女性から事情聴取、警視庁

東京都世田谷区の集合住宅で4日朝、女性から110番があり、駆け付けた警察官が生後3カ月ほどの乳児が浴室で死亡しているのを見つけた。警視庁北沢署によると、乳児は女の子で、腹部に複数の切り傷があった。部屋にいた母親とみられる女性から事情を聴いている。
女児は浴槽のふたの上に裸で横たわっていた。室内からは包丁が見つかった。女性は「ごめんなさい。私は死ねなかった。赤ちゃんをやった」と110番した。