【速報】コンビニ3人殺傷 45歳の男に懲役30年の実刑判決 札幌地裁は「妄想型統合失調症」だった男の刑事責任能力を認定 弁護側は無罪主張

札幌市のコンビニで店員ら3人を殺傷した男の裁判員裁判で、札幌地裁は2日、男に懲役30年の実刑判決を言い渡しました。
札幌市北区の無職・宮西浩隆被告は2024年2月、札幌市北区のコンビニで、当時40歳の男性社員の首などをナイフで複数回、突き刺すなどして殺害。
店員2人にも大けがをさせた、殺人などの罪に問われています。
裁判では、宮西被告の「妄想型統合失調症」による刑事責任能力が争点となっていて、検察は「幻聴や妄想の影響は限定的な心神耗弱」として懲役30年を求刑。
一方、弁護側は「心神喪失で責任能力はない」として無罪を主張していました。
2日午後開かれた裁判で、札幌地裁は、「被告の行った行為は無期懲役が相当である。心神耗弱によって有期刑に減らされたが、その有期刑の上限から減らす事情はない」として、懲役30年の実刑判決を言い渡しました。

行方不明になって22年たつ吉川友梨さん 警察が情報提供呼びかけ 有力情報への報奨金の受付期間を延長 大阪・熊取町

大阪府熊取町で行方不明になってから22年がたつ、当時小学生の吉川友梨さんについて、警察は有力な情報に対する報奨金の受付期間を延長しました。
7月2日朝、JR熊取駅では吉川友梨さんの情報提供を呼びかけるチラシが配られました。2003年5月、小学4年生だった吉川友梨さんは、熊取町で下校途中に行方不明になりました。
警察は友梨さんにつながる有力な情報提供を呼びかけていて、上限300万円の報奨金の受付期間を7月2日から来年の7月1日まで延長しました。
(大阪府警捜査一課 森本浩史警部)「どんなささいな情報でも構いません。皆さまからの情報がきっと友梨さんの発見につながります」
警察は、新たに浮上した不審車両の画像を公開するなどして捜査を続けています。
【大阪府警・泉佐野署 捜査本部】072ー464ー1234

トランプ氏発言に広島市長苦言 「被爆の実相理解せず」

広島市の松井一実市長は2日の定例記者会見で、米軍のイラン核施設攻撃を広島、長崎の原爆投下を引き合いに正当化したトランプ米大統領の発言について「被爆の実相を理解していない発言だ」と苦言を呈した。認識を改めてもらうため、トランプ氏に被爆地を訪れるよう求めた。
松井氏は「原爆が使用されれば敵味方の区別なく命を奪い、人類の存続にも関わると理解していないのではないか」と語った。トランプ氏に広島で原爆資料館を見学し、被爆者の言葉を聴いてほしいとし、在日米大使館関係者を通じて要望するとした。
トランプ氏は6月25日、イランへの攻撃に関し、原爆投下と「本質的に同じことだ」と述べていた。

2日朝震度5弱観測 地震相次ぐ悪石島から中継 島民から疲労の声「眠るのが怖い」 鹿児島

2日朝、震度5弱を観測した悪石島から中継です。
89人が暮らす悪石島の集落からお伝えしています。
2日午前7時半ごろフェリーで悪石島に入りましたが、地震による断続的な揺れを感じます。
相次ぐ地震に島の住民は「夜ゆっくり眠れない」などと話し、疲れがたまっている様子が伺えました。
(島民)「下からドンという揺れではなく横揺れ。ずっと続いて揺れているから、眠るのが怖い」
(島民)「終わりがみえなくて子どもだけでも、(島外)避難させるかどうかも検討していかないと」
2日朝、震度5弱を観測したあとも地震は続いていて、島では収まらない揺れと向き合う生活が続いています。
午後3時26分ごろ、トカラ列島近海を震源とする地震で、震度5弱を十島村の小宝島、震度3を十島村の宝島と悪石島で観測しました。県と十島村役場によりますと、現在のところ、被害の情報は入っていないということです。

news23党首討論に苦言「皆さん、話が長すぎる」参政党代表「言ったもの勝ちならルールに」

参政党の神谷宗幣代表(47)が2日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。1日深夜に放送されたTBS系「news23」(月~木曜午後11時、金曜午後11時58分)の与野党8党首によるテレビ討論で、他党党首の「話が長すぎる」と苦言を呈した。
神谷氏は「NEWS23の収録に行ってきました」と報告すると「皆さん、話が長すぎる」と一言。「司会者が目安の時間を伝えているんだからタイマーがなくても守るべきだと思います」と注文を付けた。
続けて「与えられた時間でコンパクトに話すのがルールのはず。割り込んで話すのは嫌だったので、今日はやりませんでしたが、、、。」と自らの行動を振り返った上で「言ったもの勝ちならそういうルールにしてもらいたいと思いました」と指摘。番組視聴を呼びかけつつ「ルールを守っている人が大人しく見えると思います」とつづった。
番組には自民党総裁の石破茂首相、公明党の斉藤鉄夫代表、立憲民主党の野田佳彦代表、日本維新の会の吉村洋文代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、共産党の田村智子委員長、れいわ新選組の山本太郎代表、参政党の神谷代表が出演。討論前にはキャスターの小川彩佳が「できうる限り多様なお話をおうかがいしたく思っていますので、お答えはなるべく簡潔に、端的にお願いいたします」と呼びかけ、質問ごとに「30秒」などと時間も区切っていた。

逮捕の男「職場で嫌がらせ受けていた」一方的に恨み募らせたか 池袋「サンシャインシティ」男性殺害疑い

東京・池袋の「サンシャインシティ」の法律事務所で従業員がナイフで刺され、その後、死亡した事件で、逮捕された同僚の男が「職場で嫌がらせを受けていた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
警視庁によりますと、渡辺玲人容疑者は1日、勤務先の豊島区の「アディーレ法律事務所」で同僚の芳野大樹さんをナイフで刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。芳野さんは、その後、死亡しています。
渡辺容疑者は「以前から恨みを持っていた」と容疑を認めていますが、「職場で嫌がらせを受けていた」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかりました。
ただ、これまでに2人の間のトラブルは確認されていないということで、警視庁は渡辺容疑者が一方的に恨みを募らせていた可能性もあるとみて調べています。

【続報】伊東市・田久保市長「大学卒業したとの認識だった」 記者会見で釈明(静岡)

伊東市の田久保真紀市長は自身の学歴詐称疑惑をめぐり2日午前11時から記者会見を開き「大学は除籍」であったことを明らかにしました。
一方で「公職選挙法上問題はない」と釈明しています。
この問題は田久保市長が公表していた最終学歴について「うその記載があった」という投書があり市議会で説明が求められていました。
田久保市長は、市の広報誌などで「東洋大学法学部卒業」と記載していましたが6月28日に大学に卒業証明書の取得で訪れたところ「大学は卒業していない」「除籍」であることが明らかになったということです。
「除籍」の認識があったか記者に問われると、「卒業したという認識だった」などと説明しています。
市民への信頼問題について追及されると、「皆さんからいただいた票、選挙期間中に示した経歴は公職選挙法上問題ない」と繰り返し説明しました。

東京・新宿マンションの男性遺体 死体遺棄容疑で30歳を逮捕

東京都新宿区のマンションの一室に知人男性の遺体を遺棄したとして、警視庁捜査1課は2日、住所・職業不詳、北誠一容疑者(30)を死体遺棄容疑で緊急逮捕した。部屋はアダルトビデオの撮影や画像編集、待機場所として使われていたとみられる。
逮捕容疑は、仲間と共謀して6月27日ごろ、新宿区新宿6のマンションの一室で、住所・職業不詳の成瀬壮一郎さん(当時35歳)の遺体にブルーシートをかぶせるなどして隠して遺棄したとしている。「私はやっていない」と容疑を否認しているという。
警視庁によると、1日午後2時半ごろ、「異臭がする」とマンションの管理会社から110番があり、新宿署員が4階の一室から成瀬さんの遺体を見つけた。
遺体は頭部に複数の外傷があり、浴室の壁にもたれかかるようにして倒れていた。死後1週間前後たっているとみられ、警視庁は死亡した経緯も調べている。
北容疑者と成瀬さんは仕事を通じた知人で、ともに住人ではないものの部屋に出入りしていた。防犯カメラの画像から6月27日に北容疑者ともう1人の男性が部屋を出る姿が確認されており、警視庁はこの男性も何らかの事情を知っているとみて行方を調べている。
マンションでは数日前から「4階で異臭の苦情があり調査する」という内容の張り紙がされていたという。3階に住む40代女性は「単身者向けの部屋が多く、歌舞伎町が近いので『夜の仕事』をしている人も住んでいると思う。近所付き合いはなく、どんな人が出入りしているかも分からない」と話した。【菅健吾、朝比奈由佳、松本ゆう雅】

山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

逆襲開始か。山尾志桜里元衆院議員(50)が1日、東京・吉祥寺の選挙事務所で会見し、3日公示の参院選(20日投開票)東京選挙区への無所属出馬を表明した。
国民民主党公認で比例区擁立が決まっていたが、先月10日の出馬会見で過去の不倫報道の釈明を避けるなどして大炎上。翌日には公認を取り消された。ハシゴを外された山尾氏は、自身のXに2000字超の長文を投稿。党の対応に強い不満をあらわにし、玉木代表らのガバナンス不全を訴えるなど泥仕合に発展した。
怒りを会見でぶちまけるのか──。詰めかけた報道陣の予想とは裏腹に、本人は「リベンジという考えは全くありません」とキッパリ。無所属出馬を決めた理由も「一言で言えば(自身が主張する)中道政治を諦められないから」と語った。
Xの長文投稿は「怒りをぶつけるというより、党のガバナンスについて疑問を抱き、必要な範囲で事実経過をお伝えすべきと思った」と言う。もう吹っ切れたのか、妙にサバサバしていた。本心はどうなのか。
「三顧の礼で迎えたはずの玉木さんらに裏切られ、怒り心頭でした。それこそ何らかの手段で反撃することも考えていたほど。それに事務所もすでに構え、選挙準備は整っていた。時間もお金もかけたのに、今さらナシにはできなかったのでしょう」(国民民主関係者)
■国民民主の「目玉」がピンチ
東京選挙区は改選数6。今回は欠員1を埋める補選も併せて実施する。現状は共産・公明に、それぞれ2人立てた自民・立憲の1人ずつは堅いとみられる。以下はダンゴ状態で残る3枠を激しく争う展開が予想される。組織の後ろ盾もなければ、山尾氏が当選圏内に届くのは厳しいだろう。ただ、知名度から一定の票は集めそうだ。そうなると、もっとも票を食われそうなのが国民民主である。
強気で2人擁立したものの、票が割れてダブル当選は苦しい。その上、一連の騒動で「山尾=国民民主」の印象は強く、有権者に勘違いされれば、目玉候補の元NHKアナ牛田茉友氏(40)は同じ女性だけに割を食いかねない。
「彼女は元アナウンサーながら演説がなかなか上達しない。選挙も初めてなのに、都連が人員不足でサポートしてくれる人もほぼ皆無です。本人も相当頭を悩ませているようです」(前出の国民民主関係者)
山尾氏のヤケクソ出馬の影響で国民民主は東京の獲得議席ゼロもあり得るし、騒動の“延長戦”突入は全選挙区にマイナスの波紋を広げるだけだ。山尾氏の「リベンジ」はすでに達成されているのかもしれない。
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元衆院議員の山尾志桜里氏の公認見送りめぐるドタバタ劇は●関連記事【もっと読む】『山尾志桜里氏が参院選「公認取り消し」に至るまで…玉木国民民主またポンコツぶり露呈』に詳しい

著名人たちが次々と“駆け込み”参院選出馬…世良公則氏の電撃参戦に大阪自民は戦々恐々

3日の参院選公示を前に、著名人が駆け込み出馬ラッシュだ。
大阪選挙区(改選数4)への参戦を1日表明したのは、ミュージシャンの世良公則氏(69)。無所属で立候補する。会見でオーバーツーリズム対策として外国人の入国制限や消費税免税の見直し、不動産購入の規制強化を訴え、「物価に見合った収入がないのが問題」とし、減税も打ち出した。
「自身のSNSで政治的な発信を続け、時には政権を厳しく批判するが、基本は『保守』の人。高市早苗前経済安保相とも交流がある。大阪選挙区は最後の4つ目のイスを巡り、自民候補が激しく争う情勢。まさかの世良さん出馬で保守票を奪われないか、自民は戦々恐々でしょう」(政界関係者)
社民党はラサール石井を比例代表で擁立
6月30日は、日刊ゲンダイのコラムでもお馴染みのラサール石井(69)が出馬表明。社民党が比例代表で擁立する。社民は今回2%以上の得票がなければ政党要件を失うが、ラサール氏は会見で「護憲や平和や労働問題を考えることがなくなったら、この国はタガが外れていく」と熱弁。党の存亡をかけた戦いに意欲を燃やす。
同じ日には、日本保守党が北村晴男弁護士(69)を比例代表に擁立すると発表した。北村氏は保守党の百田尚樹代表の著書「永遠の0」に感動し、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)での共演を機に意気投合。百田代表は早速SNSで〈自民党から出れば当選確実なのに(中略)漢です〉と持ち上げた。
比例代表では、2年前に日本維新の会を離党した鈴木宗男氏(77)が23年ぶりに自民に復党。公認を得て出馬する。自民は「オリラジ」の中田敦彦の弟でプロダンサーの中田フィッシュ氏(39)や、経済評論家の岸博幸氏(62)も比例代表に擁立する。
はたして何人が当選するのか。
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山尾志桜里元衆院議員(50)が参院選東京選挙区への無所属出馬を表明。公認を取り消した国民民主党へのリベンジかと思いきや? ●関連記事【もっと読む】『山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青』で詳報している。