北海道江別市に住むパキスタン人をめぐり、SNSで「不法移民」というデマが拡散されただけでなく、危険な嫌がらせにも発展しています。
10月、江別市角山の”ある場所”を捉えた映像がTikTok上に投稿され、波紋を呼びました。
パキスタン人が経営する、中古車の販売店。
近づくと石を投げられる…。そうした印象を与える投稿です。動画は既に削除されていますが、この動画を転載した投稿は150万回以上再生されました。
ところが、店の防犯カメラには異なる事実が記録されていました。
《「不法移民」などとするデマが、SNSで拡散》
投稿された映像の約1分前、店の前に1台の車がとまりました。すると、車の助手席から突然、店に向かって爆竹を投げつけます。映像からは、少なくとも3人の人物が確認できます。
その後、店の従業員が現れ、投稿された場面になります。車は逃げるように走り去っていきました。
店の従業員によりますと、実際に石は投げておらず、追い払う目的で投げるそぶりをしただけだということです。
しかし、この場面だけが意図的に切り取られ、投稿されていました。
《ロケット花火が撃ち込まれたことも》
さらに別の日には、ロケット花火が打ち込まれたり、手にバットのようなものを持った人物がうろつくことも…。こうした嫌がらせは、毎日のように続いたということです。
江別市内に暮らすパキスタン人は224人と、ここ10年で7倍に増加。主に中古車の輸出業を営んでいます。
正当な在留資格や許可を得て仕事をしているにもかかわらず、「不法移民」などとするデマが、SNS上にいくつも投稿されました。
《急増するパキスタン人 地元住民の印象は…》
一方で、地元住民のパキスタン人に対する印象は大きく違います。
江別市民 「自分が知っているパキスタン人は、一生懸命勉強するし、いいイメージ」
地元のタクシー運転手 「フレンドリーで金払いもいい、いいお客さん」
誤った情報が拡散されたのは、ある問題がきっかけでした。
《なぜ誤情報が拡散?きっかけは違法建築物》
荒木颯太記者 「江別市の郊外、角山地区です。国道を挟んでこちら側は市街化調整区域となっていて、建築は原則禁止となっています」
江別市内で確認されている違法建築物は現在76件。なかにはイスラム教のモスクも違法建築物として、指導を受けています。
事情を知る男性は…
パキスタン出身の男性 「(モスクが違法建築だと)知ったのは市から言われた時。内部では早く移動しなきゃという話は出ていたんです。ただ…次の土地とかにもお金かかるから、ちょっと時間がかかるんです」
市によりますと、違法建築物76件のうち、外国人が所有するものは一部にすぎず、大半は日本人のものだということです。
しかし、76件すべてがパキスタン人による建築物であるかのような誤った情報が拡散されました。
《事実と異なる投稿をした男性ユーチューバーを取材》
男性ユーチューバー 「江別市議会の動画では(違法建築が)『角山で76件』と言う表現に感じた。『角山に76件あるとすれば全てパキスタン人のものだろう』と誤解していた」
「パキスタン人に囲まれ、モスクに連れていかれた」 そう投稿したユーチューバーの男性が、取材に応じました。
男性ユーチューバー 「江別市議会の動画を見て、ノースサファリの違法建築や倶知安の違法伐採といった話題がある中で、江別にも違法建築があると知り、実際にどういう状況なのかを見てみようと行った」
「外国人問題は行政問題だという信念で行政に気づいてもらいたいというか、意識改革を持ってもらいたい思いで発信しています」
動画のコメント欄では「スマートフォンを取り上げられ、パキスタン人に囲まれた時の場面を削除された」と男性ユーチューバーは説明していますが…
男性ユーチューバー 「(実際に削除した事実は?)ない。証拠映像がないと(視聴者から)うそだと思われる。うまくいなさないと、『うそついてる』と変な方向に炎上しちゃうので。でも『消せ』って言われたのは事実」
この男性は、パキスタン人に囲まれた場面は撮影しておらず、映像が無い理由として「スマートフォンを取り上げられた」と事実と違う説明をしたということです。
《「モスクに連れていかれた」投稿 実際は…》
「モスクに連れていかれた」という男性ユーチューバーの投稿について、実際にモスクを訪ね、取材しました。
パキスタン出身の男性 「(投稿者が)『イスラムに興味ある』『中を見てもいいですか』みたいなこと言われて『いいですよ』と言って案内してあげた」
なぜ、「連れていかれた」と投稿したのでしょうか。
男性ユーチューバー 「とにかく怖かったから、いろいろ理由をつけて、『モスクが気になったとかイスラム教が気になってた』と言ったかもしれない」
恐怖心から「違法建築について取材する」という本来の目的を言えずにモスクに入ったといいますが…。
男性ユーチューバー 「(自分より)前に来たユーチューバーが、ひどいやり方でネットに上げたから、パキスタン人は(ユーチューバーを)もう信用しないとなっていて、パキスタン人の警戒心が強まっていた。『こういう目的で来ました』『こういう撮影させてください』と話をしたかったが、それすらもできない」
「良くない部分も私にもあるんですけれど、ただ感情的にもなっていたので、伝え方も良くなくなりますよね」
誤った正義感や根拠のない不安感が生んだ、外国人への攻撃。切り取られ、ゆがめられた情報は、地域社会での共生に深い影を落としています。
投稿者「F.Krueger」のアーカイブ
女子高校生(15)が横断歩道でトラックにはねられ死亡 運転手(50)を逮捕 千葉市美浜区
20日夜、千葉市の交差点で横断歩道を渡っていた女子高校生がトラックにひかれて死亡し、50歳の運転手の男が逮捕されました。
警察によりますと、20日午後9時半前、千葉市美浜区の交差点で、青信号の横断歩道を渡っていた歩行者が、右折してきた4トントラックにひかれました。
ひかれたのは15歳の高校生・今福心美さんで、病院で死亡が確認されました。アルバイトからの帰り道だったということです。
警察は、トラックを運転していた花岸純容疑者を過失運転致傷の疑いで逮捕しました。
花岸容疑者は、勤務先の駐車場にトラックを戻すところだったということで、警察の調べに対し、「交通事故を起こしたことに間違いありません」「安全確認をしたつもりだったが不十分だった」と容疑を認めているということです。
警察は、容疑を過失運転致死に切り替えて詳しく調べる方針です。
網走監獄の雑居房からメモ発見、耐震工事中に…「教養持った」受刑者の備忘録か
網走刑務所の旧建造物を移築復元した国の重要文化財「博物館網走監獄」で、受刑者が書いたとみられるメモ13枚が見つかった。メモには列車の時刻や温泉地の名前、本のリストなどが書き込まれ、同博物館の今野久代副館長(60)は「読みたい本、(出所したら)行きたい場所を備忘録として書き留めたのではないか」と話している。
メモは、今年6月から耐震工事が始まった「五翼放射状舎房」の雑居房で、床板の隙間に小さく丸められた状態で見つかった。今野さんは、低温アイロンをかけて伸ばして読み進めると、B5判の紙に「急行まりも」などの列車名や具体的な時刻、料金、定山渓や蔵王などの温泉地名がびっしり書かれ、「流転の王妃」や「にあんちゃんの日記」などベストセラーになった本の題名、地理などの本の名前があった。
今野さんは「書き方が丁寧で字もきれい。漢字も多く、教養を持った人物」と推測する。本がベストセラーになった時期や列車の料金などから、1959年から63年に服役した26歳以上の再犯者で、書かれていた時計修理をした店の名前から東京に住んだことのある受刑者の可能性が高いが、特定はできないという。
博物館は移築の際、部材を一つずつ外すことはせず、2部屋ずつブロックにして搬送された。そのため、今回の耐震工事で初めて外される床や壁があり、耳かきなど、板の間に隠されたものが出てきている。今野さんは「時代背景をしのぶものがあり、工事終了後に建築ラボのようなコーナーをもうけ、見つかったものと一緒にメモも公開できれば」と話している。
網走監獄は1890年設置の網走囚徒外役所を前身に1903年の監獄官制発令で網走監獄になった。09年の火災で建物のほとんどを焼失したが、12年に再建された、数少ない明治期の木造監獄建築物。81年以降に現在地に順次移築保存され、2件8棟は2016年に国の重要文化財に指定された。
「運転代行に事故られてとんずらこかれた」と虚偽説明か 酒気帯び運転で会社役員の男逮捕 名古屋・守山区
20日朝、名古屋市守山区で酒を飲んだ状態で乗用車を運転し、単独事故を起こした会社役員の男が逮捕されました。
逮捕されたのは日進市に住む塗装会社・役員の男(52)です。警察によりますと、男は20日午前6時40分ごろ、名古屋市守山区の路上で酒を飲んだ状態で乗用車を運転した疑いがもたれています。
男はハンドル操作を誤り中央分離帯に衝突する事故を起こしましたが、けが人はいませんでした。呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されましたが、男は駆け付けた警察官に対し「運転代行に事故られてとんずらこかれた」などと説明し、現場から立ち去っていました。
その後の捜査で、車には男しか乗っていなかったという目撃情報や、携帯電話に代行を依頼した履歴がないことなどが分かり逮捕に至りました。男は警察の調べに対し「運転した記憶はない」と容疑を否認しています。
国民健康保険料の支払い逃れとの指摘、維新が党所属議員と首長に実態調査…一般社団法人の理事になれば「節約できる」
日本維新の会は20日、一部の所属議員が一般社団法人の理事に就くことで、国民健康保険料の支払いを免れようとしているとの指摘があったとして、全ての党所属議員と首長を対象に実態調査を実施することを決めた。
国保は議員や個人事業主らが対象で、保険料は全額自己負担となる一方、社会保険は会社員らが加入し、保険料は事業者と折半する。社会保険に切り替えれば、保険料は報酬に基づいて算定され、国保料の支払いは不要となる。法人からの報酬を安くすれば社会保険料を割安にできるという。
これに関連し、自民党大阪府議が今月10日の府議会で、一般社団法人(京都市)の理事に、維新議員と同姓同名の人物がいると指摘。入会案内では「社会保険に加入して(保険料を)節約できる」と明記されていると述べた。
維新が調査したところ、兵庫県内の地方議員4人が法人理事を務めていたことを確認したという。
維新代表、核保有発言を擁護=政府高官の「個人的見解」
日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は20日、政府高官が核兵器を保有すべきだと発言したことを擁護した。木原稔官房長官が非核三原則の堅持を表明している点に触れて「正式な場で言ったら駄目だ」としつつ、「オフレコの個人的な見解だ」と指摘した。大阪市内の党本部で記者団の取材に答えた。
吉村氏は発言の文脈が不明確なことなどを挙げ、「(高官を)罷免すべきだというのは違うのではないか」として更迭は不要との考えを示した。「(発言を)切り取って(ニュースに)出すことが国民の知る権利にとっていいことなのか」とも語った。 [時事通信社]
吉村維新代表、連立解消に否定的=定数削減、来年不成立でも
日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は20日、来年の通常国会で衆院議員定数削減法案が成立しなくても、連立政権から離脱することには否定的な考えを示した。自民党と維新が参院で法案可決に必要な過半数を占めていない点に触れ、「成立しないからといって連立離脱かというと、それは違うのではないか」と述べた。大阪市の党本部で記者団の取材に答えた。
吉村氏は自維が臨時国会に共同提出した法案について、自民内に異論がある中でも削減幅や期限を明記したと指摘し、「高市早苗首相(自民総裁)のリーダーシップで作った」と強調。「通常国会では首相とタッグを組んで法案成立を必ず成し遂げたい」と訴えた。 [時事通信社]
「手動バルブの操作に問題」H3ロケット8号機打ち上げ直前で緊急停止 JAXAなどが原因説明
今月17日、H3ロケット8号機の打ち上げが直前で中止となった原因について、宇宙航空研究開発機構=JAXAなどは、地上の冷却システムにあるガスの手動バルブの操作に問題があったとする調査結果を発表しました。
H3ロケット8号機は、今月17日に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でしたが、ロケットなどを冷却する設備に異常が検知されたため、直前で中止されました。
直前の打ち上げ中止の原因は手動バルブ
JAXA=宇宙航空研究開発機構と三菱重工業はきょう20日の記者会見で、打ち上げ時の燃焼ガスや音から地上設備などを守る地上の冷却システムで当時、冷却に使う窒素ガスを放出する手動バルブの開き方が不十分だったということです。
何が起きた?詳しく
これまでは窒素ガスを放出する手動バルブが十分開いているかどうか、定規で計測していました。しかし、計測か所が狭く計測しにくかったことなどから、規定の開き具合に達しているかを確認する器具を新たに作っていました。
確認器具は、本来は開閉指示板とよばれる部品の外側を基準に測る設計でした。しかし、現場では開閉指示版の内側を基準に測っていたということです。
その結果、本来の位置より開閉指示板の位置が下になり、バルブが開きかたが不十分になっていました。
打ち上げ日は22日に再設定
検証の結果、JAXAは「設備自体に問題はない」として、H3ロケット8号機の新たな打ち上げ日時を12月22日午前10時51分30秒に決定しました。
H3・8号機には、日本版GPS衛星「みちびき5号機」が搭載され、カーナビなどの位置情報精度の向上や災害情報の発信などに役立てられます。
山林に男性(89)の遺体 頭や手に外傷 クマに襲われたか 近くのイノシシ用わなに体長1.3メートルほどのクマ 宮城・大和町
けさ、宮城県内の山林で男性が死亡しているのが見つかりました。クマに襲われたと見られています。
きょう午前8時10分頃、宮城県大和町の山林で、仙台市の無職、加藤光男さん(89)が倒れているのが見つかりました。加藤さんは頭や手に外傷がありその場で死亡が確認されました。
近くのイノシシ用のわなには体長1.3メートルほどのクマがかかっていて加藤さんはクマに襲われたと見られています。クマはその後、猟友会によって駆除されました。
猟友会のメンバー 「(クマは)イノシシのくくりわなにかかっていた。出るとは思わなった、12月だから」
加藤さんはきのう朝、山林に入ったまま帰らず家族が捜していたということです。
日本付近に寒気と暖気が交互に流入 来週にかけて気温変化大
今日21日(土)は各地で季節外れの陽気になりました。来週にかけては寒気と暖気が交互に流れ込み、気温変化が大きくなる見込みです。
2~3日の周期でアップダウン
今日は日本列島の上空に暖かな空気が流れ込み、10月並みの陽気になった所がありました。明日21日(日)は関東などに暖気が残り、東京都心の最高気温は18℃まで上がる予想となっています。
ただ、日本海側から寒気が流れ込むため明後日22日(月)は関東でも大きく気温が下がり、東京都心は前日に比べて7℃も低い11℃止まりです。
24日(水)から25日(木)は再び低気圧や前線が近づいて暖気が流入して気温が上がりますが、すぐに寒気に入れ変わって寒さが戻りそうです。27日(土)から28日(日)は最高気温が一桁で、真冬の寒さになります。
来週後半は全国的に真冬の寒さ
そのほかの各地も気温変化が大きくなります。北海道は明日の夜から寒さが戻り、22日(月)の札幌市は真冬日のなる見込みです。24日(水)頃から再び気温が上昇した後、来週後半は厳しい寒さとなります。
気温のアップダウンに雪や雨が加わることで、路面の悪い状態が続く見通しです。
西日本の各地も来週はじめは最高気温が平年並みに近づく予想です。週の中頃に気温が上昇した後、26日(金)以降は平年よりも低い予想となっています。大阪市や広島市、福岡市などは10℃に届きません。
日々の気温変化で体調を崩さないよう注意をしてください。