〈 「このままではもうしようがない」「埋めなくちゃ」白血病の妹へのリンパ球提供を控えた男性を襲った“バカラ狂いのリフォーム業者”…被害者を監禁した状態でギャンブルに勤しむ殺人犯の“ヤバすぎる犯行計画”とは 〉から続く
借金返済を逃れるために知人のコンドウミナトさん(当時47歳)を殺害し、奪ったキャッシュカードの金でバカラ賭博に興じていたハシヅメシュン(当時42歳)とナカニシユウ(当時59歳)。彼らの身勝手な犯行は、一人の男性の命を奪ったにとどまらない。白血病で闘病中であった彼の妹の生きる希望をも無残に打ち砕く結果をもたらした。
法廷で責任逃れの弁明を繰り返した二人の男たち。奪われた“命のバトン”の重さと、決して癒えることのない遺族の悲痛な叫び、そして裁判所での記録を追う。
※登場人物はすべて仮名
止まらない暴走
コンドウさんを山林に埋めた後も、ハシヅメとナカニシの犯罪は終わりを迎えることはなかった。彼らはコンドウさんから奪ったキャッシュカードを使用し、事情を知らないカジノの従業員や知人を利用して、4月17日から19日にかけて合計6回にわたる、ATMからの引き出しや偽造した払戻請求書の行使を繰り返した。コンドウさんの口座から総額524万円もの現金を窃取・詐取したのである。
しかし、手に入れた大金の大半は、ハシヅメの借金返済やバカラ賭博、野球賭博などのギャンブルによってまたたく間に消費されていった。再び金に窮したハシヅメは、新たな標的として、小規模で警備が手薄な特定郵便局への強盗を計画する――。
6月27日、ハシヅメは「コンドウさんの死体遺棄現場を確認する」という口実でナカニシを呼び出した。茨城県鉾田市に向かう道中、ハシヅメはナカニシに郵便局強盗の計画を持ちかけた。ナカニシは当初「交番が近い」などと消極的な姿勢を見せたものの、ハシヅメの車を降りることはなく、最終的にはハシヅメの指示に従って動くことになる。
午後3時55分頃、ナカニシは切手を買うふりをして鉾田市内の郵便局に入り、下見を行った。局員の人数、客の有無、入り口の配置やカウンターの仕切りなどを詳細に確認し、車に戻るとその間取りを紙に書いてハシヅメに報告した。
午後4時50分頃、ハシヅメはナカニシを約100メートル離れた神社脇の空き地に待機させ、単身で郵便局へと押し入った。ハシヅメの装備は周到だった。包丁、ガムテープ、サングラス、帽子に加え、ミネラルウォーターのペットボトルにバーボンを入れ、キャップに綿棒を刺して火炎瓶に見せかけた偽装工作まで施していた。
ハシヅメは局長(当時50歳)らに向かって包丁と偽装火炎瓶を突きつけ、「金を出せ。早くしろ。血を見たくない」と脅迫した。恐怖で反抗を抑圧された局長から、ハシヅメは現金111万5000円を強奪する。
逃走の際、焦りから入り口付近で現金を落としてしまい、拾い集めることができた21万円だけを握りしめて待機させていた車へと走り去った。この強盗の分け前として、ハシヅメは奪った21万円の中から3万円をナカニシに渡した。
ハシヅメの犯罪はこれだけではなかった。強盗殺人の前後である同年3月と5月には、自らが代表を務めるリフォーム会社を「株式会社にする」あるいは「上場する」などと架空の投資話を知人や顧客に持ちかけ、確実な株価上昇を謳って合計900万円もの現金を詐取する事件も起こしていたのである。
「妹を治すのが第一」断ち切られたリンパ球輸血の希望
ハシヅメたちの身勝手な犯行が奪ったのは、コンドウさんの命だけではなかった。彼が殺害されたことで、連鎖するようにしてもう一つの命が失われるという悲劇が起きていたのである。
コンドウさんの妹(当時43歳)は、平成17年(2005年)に急性骨髄性白血病を発症していた。彼女の命を繋ぐ希望の光となったのが、ドナーとして適合した兄・コンドウさんからの骨髄移植であった。一度は移植に成功し闘病を続けていた妹だったが、平成18年の春に病が再発してしまう。
次の治療の望みは、再び兄の体からリンパ球の輸血を受けることであった。コンドウさんは生前、周囲に妹を治すためなら何でもすると語っていたという。妹の命を救うため、自らの身体を差し出す覚悟を決めていた兄。
しかし、その直前の4月18日未明、コンドウさんは利根川の河川敷でハシヅメたちの凶刃に倒れた。
頼みの綱であった兄からのリンパ球輸血を受けることができなくなった妹は、最善の治療の機会を失ってしまった。その後、彼女は別のドナーから2度目の骨髄移植を受けたものの、体力は限界を迎えていた。彼女は「裁判で犯人がしたことをちゃんと聞きたい」と語り、病床から兄の無念を晴らす日を待ち望んでいたという。
だが、その願いが叶うことはなかった。ハシヅメたちの初公判が開かれた2日後の平成19年(2007年)6月8日、妹は静かに息を引き取ったのである。
法廷での責任の押し付け合い、そして判決…
逮捕後、千葉地方裁判所で開かれた裁判において、二人の被告人は対照的な態度を見せた。ハシヅメが起訴事実を大筋で認め、殺害の実行行為も自ら行ったと自白したのに対し、ナカニシは自身の関与を徹底的に矮小化しようと試みたのである。
ナカニシは法廷で、「ハシヅメから『問題ない、100パーセント大丈夫だ』と言われたので、特別な事情がある強盗にならないような強盗だと思っていた」などと、自らの判断能力を放棄したかのような弁解を繰り返した。さらに、殺害の共謀についても「ハシヅメが殺そうと思っているとは知らなかった」「殺害時に口を押さえたのは、気が動転して叫び声を聞きたくなかったからだ」と主張し、強盗殺人の意図を真っ向から否認したのである。
しかし、裁判所はそのような見え透いた責任逃れを許さなかった。
判決では、ナカニシが自らの発案でガムテープや軍手を購入し、暗証番号を聞き出すために包丁でソファを叩いて脅迫した事実を指摘。「強盗にならないような強盗」という認識は極めて不自然であり、信用できないと一蹴した。また、殺害現場でハシヅメから「自分が後ろから刺す」と明確に告げられたにもかかわらず、拒否することなく車からコンドウさんを降ろし、刺される瞬間に口を押さえつけるという積極的な協力行動をとったことから、殺害の共謀も明確に成立していると認定したのである。
平成19年10月31日。千葉地裁は、ハシヅメとナカニシの両名に対し、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
主犯格であるハシヅメに対して「利欲的で身勝手極まりない上、自己中心的かつ短絡的なもので酌量の余地は全くない」と厳しく断罪したうえで、白血病で亡くなった妹についても言及し、「最善の治療を受けられなくなり、結果として死亡したことが認められる。『妹も被告人両名に殺されたも同然である』と訴え、彼らに対する厳罰を求める被害者遺族の心情は十分に理解できる」とし、遺族の深い悲しみに配慮を示した。
2007年11月1日付の朝日新聞によると、妻(コンドウミナトさんの妹)を亡くしたヤスタカさん(当時41歳)は、判決後にこう語ったという。
「妻は被告人二人に殺されたも同然。判決で取り上げて頂いたことには感謝するが、判決は義兄について。妻の死についてではない」。両被告については「何も言うことはない。ただ妻を返してほしい」。
(藍沢 宙人)
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「このままではもうしようがない」「埋めなくちゃ」白血病の妹へのリンパ球提供を控えた男性を襲った“バカラ狂いのリフォーム業者”…被害者を監禁した状態でギャンブルに勤しむ殺人犯の“ヤバすぎる犯行計画”とは
千葉県松戸市で起きた凄惨な強盗殺人事件。ギャンブルで作った借金の返済を免れようとする身勝手な男たちによって、一人の男性の命が理不尽に奪い去られた。後に法廷で明らかになったのは、被害者を縛り上げたままカジノクラブでバカラ賭博に興じるという、常軌を逸した加害者たちの行動……。身勝手な欲望の果てに行われた、残酷な犯行の経緯をたどる。
※登場人物はすべて仮名
借金550万円の返済を免れるための呆れた計画
平成18年(2006年)の春、茨城県取手市に事務所を構え、個人宅への訪問営業による住宅リフォーム業を営んでいたハシヅメシュン(当時42歳)の資金繰りは完全に破綻していた。会社の業績悪化に加え、彼自身がバカラ賭博などのギャンブルに深くのめり込み、多額の浪費を重ねていたためである。
ハシヅメは借金を返済するため、知人から会社の株式譲渡を名目にして現金を騙し取ったり、工事代金の立替えを理由に借金をするなど、自転車操業を続けていた。
そうした中でハシヅメが頼ったのが、前年頃から親しく交際するようになった知人のコンドウミナトさん(当時47歳)だった。ハシヅメは平成18年4月7日からのわずか数日間で、コンドウさんから合計550万円もの大金を借り入れた。その際、返済期日は4月25日頃と約束している。しかし、4月13日頃になってコンドウから「アパートの購入資金を準備するため、返済を早めてほしい」と依頼された。
手元に返済資金などあるはずもなく、工面の目処も立たなかったハシヅメ。彼の脳裏に、極めて短絡的で凶悪な思考が浮かび上がった。
「コンドウを殺害して借金を帳消しにしてしまおう」
「彼を殺すのであれば、持っている金品も奪ってしまおう」
しかし、ハシヅメは一人で犯行を実行するには不安があった。そこで、自らの会社で営業担当として働いていたナカニシユウ(当時59歳)を計画に引き入れることを思いつく。
4月17日の午前10時頃、事務所の駐車場でナカニシと会ったハシヅメは、「コンドウさんのところにお金を取りに行こうと思う。押し込みみたいな形なんだけど」と持ちかけた。ナカニシもまた金に困窮していた事情があり、分け前を貰えるならと、とくに反対することもなくこの誘いに同調した。
奇妙な絆で結ばれた二人による犯行準備は着々と進められた。ハシヅメはナカニシに指示して事務所の脇から緊縛用のロープを運ばせ、自らは包丁をタオルにくるんで車内に隠した。コンドウさんの自宅へと向かう道中、ナカニシは「縛るならガムテープも買っておいた方がいい」と自ら提案し、コンビニエンスストアに立ち寄ってガムテープと軍手を購入している。
意外にも、ハシヅメが当初企てたのは、力ずくで金を奪うことではなかった。
コンドウさんに対して「得意先に支払う金が用意できないので、自分の目の前で強盗に入られ、二人とも縛られてキャッシュカードを奪われたという『狂言強盗』に協力してくれないか」と頼み込み、金を騙し取るという歪んだシナリオを描いていたのだ。
緊縛された被害者を放置し、賭博に興じる
4月17日の午後7時30分頃、ハシヅメとナカニシは時間差をつけて千葉県松戸市にあるコンドウさんの自宅に侵入した。ハシヅメは玄関先でコンドウさんに対し、用意していた狂言強盗のシナリオを語り、協力を求めた。
しかし、突然の不可解な要求に対し、コンドウさんは「何で協力するのかな」と渋る姿勢を見せた。当然の反応である。さらに彼には、決してこのような危険なトラブルに巻き込まれるわけにはいかない切実な事情があった。白血病で闘病中の妹を救うため、自らがドナーとなってリンパ球を提供する日が目前に迫っていたのだ。妹の命を預かる大切な身体である以上、犯罪の片棒を担ぐような理不尽な要求など到底呑めるはずもなかったのである。
交渉が通じないと見るや、ハシヅメは本性を現す。隠し持っていた包丁を取り出してコンドウさんの目の前に突きつけ、脅迫に出たのである。刃物の前で無抵抗となると上半身をハシヅメが持参したロープで縛り上げ、ナカニシが両手首をガムテープでぐるぐる巻きにした。さらにハシヅメはコンドウさんの口に猿ぐつわを噛ませ、声を発せられない状態にした。
応接間の1人用ソファに縛り付けられたコンドウさんを前に、ハシヅメは居間のテーブル脇にあった財布を奪い取っていく。中には現金数万円と、キャッシュカード3枚、クレジットカード1枚などが入っていた。ハシヅメはここでも引き続き狂言強盗への協力を口にしながら、キャッシュカードの暗証番号を教えるよう何度も執拗に迫った。
コンドウさんは暗証番号を教えることを拒み続けた。すると、その横で本件の包丁を手にして弄んでいたナカニシが苛立ちを露わにする。ナカニシは手にしていた包丁を振り下ろし、ソファの肘掛けに激しく叩きつけた。
「早く言えよ」
怒気を孕んだナカニシの脅迫に恐怖を感じたのか、コンドウさんはついにキャッシュカードの暗証番号を口にしてしまう。
ここからのハシヅメの行動は、常軌を逸している。
暗証番号を聞き出したハシヅメは、コンドウさんの所有する自動車に乗り込み、現金を引き出すために単身で埼玉県川口市へと向かった。向かった先は、銀行のATMではない。
彼が日頃から入り浸っていた違法カジノクラブであった。ハシヅメはカジノの従業員に奪ったキャッシュカード3枚と暗証番号を記したメモを渡し、現金の引き出しを指示した。
従業員がATMを回って合計150万円を引き出している間、ハシヅメはそのカジノクラブの店内で、奪ったばかりの金を元手にバカラに興じていたのである。
その間、コンドウさんの自宅に残されたナカニシは、逃亡を防ぐためのさらなる行動に出ていた。すでにロープとガムテープで体と手首を縛られ、猿ぐつわをされているコンドウさんに対し、ナカニシは彼の体をソファごとガムテープで二重、三重に巻き付け、完全に身動きが取れない状態にして監視を続けていたのだ。
翌18日の午前零時を過ぎた頃、ハシヅメはようやくコンドウさん宅へと戻ってきた。ギャンブルを終えたハシヅメの次の目的は、自らの借金を帳消しにするための「殺害」を実行に移すことであった。
「外の空気を吸おう」河川敷での凄惨な殺害と死体遺棄
ハシヅメは、緊縛され猿ぐつわをされたままのコンドウさんを自車の後部座席に押し込み、その隣にナカニシを座らせた。犯行に使用したロープや包丁などの道具をすべて車に積み込み、忘れ物がないかを確認した後、車を発進させた。
深夜の道路を走行しながら、ハシヅメは茨城県取手市内の駐車場や目的地の河川敷付近などをあてもなく連れ回した。殺害場所を探していたのか、あるいはタイミングを見計らっていたのか……。
途中で立ち寄った駐車場で、ハシヅメはナカニシを車外へ呼び出した。「このままではもうしようがないし、自分が後ろから刺すんで、ナカニシ、悪いけど、コンドウさんに外の空気吸おうという形で表に連れ出してくれないか」。明確な殺意の伝達に対し、ナカニシは拒否することもなく無言で車に戻った。
午前4時頃、車は取手市内の利根川河川敷付近に到着する。ナカニシはコンドウさんに対し「ちょっと休むから」と声をかけ、自らが先に降車して後部座席のドアを開け、緊縛状態のまま外へ出るよう促した。
暗闇の河川敷で、ナカニシの後ろを歩いていたコンドウさんの背後に、ハシヅメが音もなく忍び寄る。ハシヅメは手にしていた刃渡り約16.7センチメートルの包丁を突き刺した。
不意の激痛に驚いたコンドウさんが振り返り、バランスを崩して仰向けに倒れ込む。ハシヅメはそのまま馬乗りになると、今度は左胸の心臓付近をめがけて包丁を深く突き刺した。刃は下大静脈を損傷し、致命傷を与えた。この刺突の最中、必死に叫び声を上げようとするコンドウの口を、ナカニシが自らの手で強く押さえつけ、周囲に声が漏れるのを防いでいた。
二人の男による冷酷な連携の前に、コンドウさんは大量の血を流して絶命した。
殺害を終えると、ハシヅメは死体の上半身を、ナカニシは足の部分を持ち上げ、車のハッチバックに死体を積み込んだ。車を走らせながらハシヅメが「埋めなくちゃ」と死体遺棄の意向を伝えると、ナカニシはここでも反対することはなかった。
午前7時頃に一旦別れた二人は、午前10時頃に事務所で再び合流する。途中でスコップとはさみを購入したナカニシは、ハシヅメとともに茨城県鉾田市の山林へと向かった。夕方頃、彼らは山林の奥深くに穴を掘り、死体を埋めて隠蔽した。さらに、死体が野犬などに掘り返されて発覚することを防ぐため、埋めた土の上にわざわざ猫よけ剤を撒布するという、死者に対する尊厳を著しく欠く念の入った工作まで行っていたのである。
〈 白血病の妹へのドナーを名乗り出た男性を惨殺…法廷では「強盗にならないような強盗だと思っていた」と言い訳を繰り返す“身勝手すぎる強盗殺人犯”にくだされた判決とは《被害者遺族の沈痛な叫び》 〉へ続く
(藍沢 宙人)
参政・神谷代表「日本の平和教育ほぼ意味ない」…沖縄で街頭演説、「目の前の危機見ておいた方がいい」とも
参政党の神谷代表は23日、沖縄全戦没者追悼式に参列後に那覇市内で行った街頭演説で、「日本の平和教育はほぼ意味がない」と発言した。「理想論ばっかり言ったり、米軍出て行けばっかり言ってる沖縄は止まってる。目の前にある危機を見ておいた方がいい」とも述べた。
神谷氏は演説で、「軍備を整えないといけないとか、核武装も議論しないといけないと言っているのは、あくまで国民の生命財産、国家を守るため」と主張。その上で「戦争反対をひたすら言っても意味ない。どうやったら戦争に巻き込まれず紛争や核の競争を止められるか現実的に考えよう」などと語った。
【速報】神戸のマンション冷凍庫で見つかった『男性の切断遺体』 死体遺棄容疑で元妻(50)を逮捕「自分がやりました」自ら連絡 2012年ごろに男性の遺体を冷凍庫に入れ放置したか 殺害もほのめかす供述
神戸市内のマンションの一室の大型冷凍庫から切断された男性の遺体が見つかった事件で、兵庫県警は男性の元妻を死体遺棄容疑で逮捕しました。女は男性の殺害をほのめかす供述もしているということです。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、神戸市中央区の無職・望月亜紀容疑者(50)です。望月容疑者は2012年ごろ、神戸市中央区のマンションの一室で元夫の西口豊さんの遺体を袋につめ、冷凍庫に入れた状態で放置した疑いがもたれています。
6月20日、神戸市中央区のマンションの一室で大型の冷凍庫の中から男性の遺体が見つかりました。22日に行われた司法解剖の結果、死亡したのは、以前この部屋に住んでいた西口豊さん(1969年生まれ)と判明しています。
警察によりますと西口さんは2011年12月ごろ、42歳ごろで死亡したとみられています。
遺体は、腹部を境に上半身と下半身に切断され、Tシャツとトランクスを着た状態でそれぞれ袋に入れられていたということです。発見時に冷凍庫の電源は入っていたものの電気の供給が止まっていて遺体は腐敗が進んでいたといいますが、一定期間は凍っていたとみられています。
望月容疑者はこのマンションの部屋の借主で、22日の夜に「自分がやりました」との旨を警察に連絡したということです。
警察の調べに対し望月容疑者は「私がやったことで間違いありません。ひどいことをしたので言い分はありません」と話しているということです。また、西口さんの殺害についてもほのめかす供述をしているということです。
業務用のナンを焼く機械の中に…末端価格21億円相当の覚醒剤を密輸しようとした疑い イラン国籍の55歳男を逮捕
末端価格21億円相当の覚醒剤を密輸しようとしたとして、イラン国籍の男が逮捕されました。 逮捕・送検されたのは、イラン国籍で犬山市の自営業、ハテフィ・マジョウメルド・アハマド容疑者(55)です。 警察によりますと、ハテフィ容疑者は今年3月、アラブ首長国連邦から覚醒剤およそ40キロ、末端価格21億874万円相当を販売する目的で密輸しようとした疑いが持たれています。 今月5日、名古屋港飛島ふ頭に到着したハテフィ容疑者宛てのコンテナの荷物を税関職員が検査したところ、業務用のナンを焼く機械の中に覚醒剤が入った袋が見つかり、税関が警察に通報したということです。 警察は、ハテフィ容疑者の認否を明らかにしていません。
電源コード焼け切れる=小学校火災で臨時保護者会―東京
東京都北区の区立滝野川第三小学校で、児童ら11人が重軽傷を負った火災で、校舎4階の音楽準備室の火元付近の壁のコンセントには電源プラグが差し込まれていたが、コードは途中で焼け切れた状態だったことが23日、警視庁滝野川署への取材で分かった。
同署などによると、火元付近には電気ストーブと複数のサーキュレーターがあった。またハンガー20本以上のほか、燃えた衣類やタオルもあったという。
出火当時、準備室隣の音楽室では授業が行われていた。同署などは、火元への部外者の侵入がないことなどから、失火の疑いで調べている。
区などは同日、臨時の保護者会を非公開で開催。区によると、今後、一部学年について近隣の学校の空き教室などを活用した分散登校を実施し、9月ごろに仮の施設での再開を目指すと説明した。校舎の建て替えについても検討していることを伝えたという。
終了後に記者会見した同小の高草木政浩校長は、約40人の児童が心身の不調を訴えていると明かし「子どもたち一人ひとりが元気に過ごしてほしい」と、心のケアを続ける考えを示した。 [時事通信社]
ブリュッセル王宮前で両陛下の歓迎式典、見守った地元住民「国王夫妻と両陛下は両国の絆の強さを象徴」
【ブリュッセル=秋山洋成】ベルギーのブリュッセル王宮前で23日に行われた天皇、皇后両陛下の歓迎式典には、大勢の地元住民や現地在住の日本人らが集まり、お祝いムードに包まれた。
IT企業経営のエブラール・マークさん(63)は「日本人の皇室への尊敬が感じられた。フィリップ国王夫妻と両陛下はにこやかに談笑され、両国の絆の強さを象徴した」と話した。
翻訳家ロリアン・フルネーズさん(37)も「両国の象徴的な存在が友好を深める場に立ち会えてうれしい」と喜んだ。
今回の訪問について、ベルギーの地元紙ラ・リーブルは「ベルギーと日本は断ち切れない絆がある」と1面で報じるなど、ベルギーでも注目が高まっている。
今年は日本とベルギーの外交関係樹立160周年を迎え、両国で市民らによる関連行事が盛んに行われてもいる。19日には、秋篠宮家の次女佳子さまがベルギーのダンスカンパニーの日本公演を鑑賞された。
日本酒の輸入・販売を手がけるハンス・ルーベンスさん(48)は「ベルギーで多くの日本人サッカー選手が活躍し、遠い国の日本が身近に感じるようになってきている。今後も友好関係がますます深まればうれしい」と述べた。
2025年に開催された大阪・関西万博では、秋篠宮家の長男悠仁さまがベルギー館の展示をご覧になった。当時、ベルギー館副館長を務め、案内役を担ったアルノー・ビオさん(39)は「日本のアニメなどベルギーの若者にとって日本への関心は高い。(今回の訪問を通じて)さらに日本への興味が高まり、若い世代同士の交流が深まってほしい」と話した。
九州、25日にかけ警報級大雨の恐れ 長崎・熊本は線状降水帯も
停滞する前線に暖かく湿った空気が流れ込む影響で、九州では25日にかけて警報級の大雨となる恐れがある。長崎、熊本両県では24日昼過ぎにかけて線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などへの警戒を呼びかけている。
気象庁によると、25日にかけて九州付近に梅雨前線が停滞し、前線に向かって中国・華南方面や、日本の南海上にある台風7号周辺から暖かく湿った空気が流れ込む見通し。九州や山口県では断続的に雨雲がかかり、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降る所もある。
24日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、長崎県300ミリ▽熊本県200ミリ▽大分、宮崎、鹿児島各県180ミリ――と見込む。
台風7号は25~27日ごろにかけて沖縄に接近するとみられ、暴風や大しけが予想されている。進路によっては、26~27日ごろに九州に影響が出る可能性もあり、気象庁は今後の情報に注意が必要としている。【山崎あずさ】
「戦争なければ」「伝えていく」=平和の礎で遺族ら祈り―沖縄慰霊の日
沖縄戦の犠牲者を悼む「慰霊の日」を迎えた23日、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園には早朝から多くの遺族らが足を運び、「平和の礎」に刻まれた肉親に祈りをささげた。
南風原町から訪れた與那嶺栄昌さん(89)は、両親と弟2人の名前に向かって手を合わせた。「戦争がなければ」。世界中で起こる戦争の報道に、失った肉親を思わずにいられないという。
與那嶺さんは沖縄戦当時8歳。父は防衛隊に取られ、母やきょうだいらと本島北部の宜野座村に疎開したが、爆撃に遭い、母と末の弟はさく裂した爆弾の破片が直撃して即死した。若い人たちには「戦争があったら反対しなさいよ」と伝えたい。「平和が望み。その他にはない」と力を込めた。
奈良県の比嘉義武さん(84)は、沖縄戦を語り継ごうと、孫と共に訪れた。出生地の読谷村で親族が集団自決したことを10年前に知ったという。礎に刻まれた肉親の名前に「知らなくてごめんなさい」と声を掛けた。各地で続く戦争に「沖縄も無縁じゃない」と危機感を募らせ、悲劇を「伝えていくべきだ」と訴えた。
孫の津田音来さん(21)が「身近に感じた。みんなにも伝えていきたい」と話すと、比嘉さんは「そう思ってくれてよかった」と言葉を掛けた。
八重瀬町の伊波スミ子さん(80)は義父行栄さんらの名前の前に花や果物、線香などを供えた。夫は4年前に亡くなるまで、毎年平和の礎を訪れ、「(義父が戦死した)サイパンに(気持ちが)届くかな」と話していたという。後を継いだスミ子さんは「子や孫たちを見守って成長させてください」と祈った。
浦添市の佐久川富子さん(97)は「お水が飲みたかったよね」と両親の名前に水を掛け、「戦争はやめてほしい」と願った。 [時事通信社]
旧統一教会の解散命令確定=「信教の自由」侵害せず合憲―教団の特別抗告棄却・最高裁
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する解散命令請求について、最高裁第3小法廷(渡辺恵理子裁判長)は、解散を命じた東京地、高裁決定を支持し、教団の特別抗告を棄却する決定をした。22日付。教団への解散命令は「信教や結社の自由を保障した憲法に違反しない」と判断した。裁判官4人全員一致の意見。
民法上の不法行為を理由に宗教法人に解散を命じた司法判断が最高裁で確定したのは初めて。安倍晋三元首相銃撃事件を機に文部科学省が請求した裁判は2年8カ月を経て終結した。3月の高裁決定で既に命令の効力が生じており、引き続き教団の清算手続きが進められる。
同小法廷は決定で、教団は長期間にわたって献金勧誘を継続的に行い、多くの人に極めて多額の財産的、精神的損害を与えたと指摘。教団は組織的に関与しており、宗教法人法が解散理由に規定する「法令に違反して、著しく公共の福祉を害する行為」をしたことは明らかだと述べた。
その上で、今後も信者らにこうした献金勧誘を行うよう求めるおそれがあり、「解散し、法人格を失わせることが必要かつ適切で、他に実効性のある手段はない」と判断。命令によって宗教上の行為に支障が生じても間接的なものにとどまるとし、「解散命令は教団や信者らの精神的、宗教的側面に及ぼす影響を考慮してもやむを得ない」と結論付けた。
文科省は2023年10月に解散命令を請求。地裁は昨年3月、解散命令を決定し、高裁も今年3月に教団の即時抗告を棄却した。教団は特別抗告と併せて許可抗告を申し立てたが、3月末に却下された。
最高裁は5月、教団を巡る過去の発言を理由に同小法廷の沖野真已裁判官を審理から外すよう求めた教団の忌避申し立てを却下したが、沖野裁判官は今回の審理に関与しなかった。 [時事通信社]