「100万円で許したるわ」「払えないとカンボジア案件に連れていく」金庫盗の闇バイトに失敗した仲間を恐喝か 男5人逮捕 大阪府警

金庫盗の闇バイトに失敗した19歳を恐喝して、金を奪い取ろうとしたとして、男5人が逮捕されていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。

恐喝未遂などの疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の坂上龍聖容疑者(20)ら19歳から25歳の男5人です。

警察によりますと、坂上容疑者らは今年6月、車の修理代名目で、19歳の男性に対し、「修理代300万円のところ100万円で許したるわ」「お金を払えないと、カンボジア案件に連れていくから」などと脅迫し、現金を脅し取ろうとした疑いがもたれています。

捜査関係者によりますと、男らは、神戸市兵庫区の専門学校に侵入し、金庫を盗もうとして失敗した19歳の男を脅迫して、金を奪いとろうとしたとみられています。

19歳の男は、知り合いから闇バイトを紹介されて行為に及んだとみられ、窃盗未遂容疑ですでに逮捕されているということです。

男らは地元の友人とみられ、警察はグループの実態解明を進めています。

高市首相は過労死増でも「働かせ改革」撤回せず…残業拡大の“労働地獄”がやってくる!

「おい地獄さ行ぐんだで!」──。小林多喜二「蟹工船」の有名な書き出しだ。プロレタリア文学の代表作が世に出てから約100年、高市首相は労働者の「働かせ改革」に血道を上げ、片や米国に言いなりの貢ぎ外交に躊躇しない。この状況が「地獄」でなくて何だろう。
高市首相は総裁選の公約に労働時間規制の緩和を掲げ、首相就任後、改めて労働法制を所管する厚労相に緩和の検討を指示。一応、労働者への配慮として「心身の健康維持と従業者の選択を前提に」と留保を付けているが、これまで政府が進めてきた働き方改革に逆行することに変わりない。
労働基準法の見直しを議論する厚労省の労働政策審議会(労政審)は、使用者側と労働者側の綱引きが続いている。27日の労政審で、連合の冨高裕子副事務局長は「柔軟な働き方は現行法制で十分可能だ」と主張し、緩和は不要と強調。一方、経団連の鈴木重也労働法制本部長は「厚労省には早期の(緩和の)検討をお願いしたい」と訴えた。
「使用者側には、限定的に運用されている裁量労働制や高度プロフェッショナル制度の対象拡大が念頭にあります。経団連は9月に公表した規制改革要望で裁量労働制の拡大を訴え、これに沿う形で高市首相の規制緩和論が出てきました。柔軟な働き方の実現を目指すとは言うものの、裁量労働制は基本的に残業代がつかず、長時間労働につながることも懸念されます」(厚労行政に詳しい野党議員)
厚労省の調査によれば、裁量労働制が適用されている労働者の8.4%は「1カ月の時間外労働が80時間以上」に迫る。一方、適用されていない労働者では4.6%。時間外労働(休日労働は含まない)の上限は原則として月45時間・年360時間に定められているが、特に裁量労働制では長時間労働が是正されていないのだ。
■精神障害による労災
規制が形骸化している中、厚労省は労働法制の見直しに向け、今年9月に働き方改革関連法の施行後5年の総点検を実施。
来月をメドに企業・労働者へのアンケートおよびヒアリング調査の結果を公表する。点検結果を踏まえて改正に向けた議論が行われることになるが、足元のデータに照らせば、規制緩和はもっての外だ。
厚労省が28日に公表した「過労死等防止対策白書」(2025年版)によると、外食産業と自動車運転従事者は約2割が過労死ラインを超える残業を強いられている。うつ病などの精神障害で労災認定された件数は18年から右肩上がりで増え、統計を開始した1983年以降、初めて1000件を超えた。脳・心臓疾患による死亡事案も22年以降に増加している。
まず高市首相が取り組むべきは、過労死ライン超えの残業と労災件数の削減である。「働かせ改革」の推進ではない。
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高市政権の誕生によって、安倍政権の時と同じように日本社会は壊される? ●関連記事【もっと読む】『また日本中がブラック企業だらけになる…高市首相が案の定「労働時間規制」緩和指示の醜悪』で詳報している。

雪に埋まった状態で…登山に行き行方不明だった男子大学生を発見も死亡確認 北海道・桂月岳

【速報】北海道・大雪山系で関東在住の男性(20代)が山岳遭難か 10月24日から連絡取れず
北海道・旭川東警察署は2025年10月30日、上川町桂月岳で、神奈川県に住む大学生の佐藤朝忠さん21歳を雪に埋まった状態で発見して、その後、死亡を確認したと発表しました。
佐藤さんは10月23日、「あす大雪山に登る」と同居する家族に伝えていましたが、翌24日午後9時ごろから連絡が取れなくなり、27日に家族が警察に通報しました。
その後、捜索が続けられていましたが、30日午後0時過ぎ、道警のヘリが桂月岳の雪の中に埋もれている佐藤さんを発見したということです。
佐藤さんには目立った外傷などはないということで、警察が死因などを調べています。

3日前に高速“逆走容疑”で逮捕の48歳男 釈放後にキャリアカーで『逆走』しパトカーに衝突 “公務執行妨害”の容疑でまた逮捕 この影響で関越道は最大4時間通行止めに 新潟

新潟県湯沢町の関越道上り線で31日、車運搬用のキャリアカーを運転中に逆走し静止しようとしたパトカーに衝突させたとして、さいたま市に住む48歳の会社員の男が逮捕されました。 男は28日にも北陸道を逆走し接触事故を起こした容疑で逮捕されていました。 釈放後に、さいたま市から車を取りに行く途中だったとみられています。
公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、さいたま市緑区に住む会社員の男(48歳)です。男は31日午前2時ころ、湯沢町土樽の関越道上り線を車運搬用のキャリアカーで逃走中、制止しようとしたパトカーに衝突させた疑いが持たれています。
男は28日にも、長岡市内の北陸道を逆走して対向車に接触したとして道路交通法違反の疑いで逮捕されていました。 釈放後に、さいたま市から車を取りに行く途中だったとみられています。
男は車運搬用のキャリアカーを運転し、まず湯沢インターで停車中のパトカーに衝突。そのまま関越道を魚沼市方面へ逆走したキャリアカーを、パトカーが追走しました。 男のキャリアカーはその後、魚沼インター近くで方向転換し、約1時間半にわたり逃走を続け、制止しようとしたパトカーに衝突させたということです。
この逆走や逃走の影響で、関越道の一部区間は最大4時間にわたり通行止めとなりました。
男は調べに対し、「パトカーに衝突させたことは間違いない」と容疑を認めているということです。

クマ問題「ヤジで撃退できませんか?」炎上ヤジ議員、SNS通常運転もリプ欄が“大喜利状態”

女性初の内閣総理大臣として、連日その動向が大きな注目を浴びている高市早苗首相。活動の出発地点となった所信表明演説は、思わぬ形で話題の的となってしまった――。
“ヤジ議員”に批判殺到
10月24日の臨時国会において所信表明演説を行った高市早苗首相。日本中が注視した晴れ舞台だったが、そこに水を差したのが野党の面々だ。
「高市首相の所信表明は、地上波の複数のニュース番組でも生中継されました。テレビカメラは高市首相を映し続けていましたが、入り込んだのが議員による“ヤジ”の声。中継映像では、声を上げた議員は不明だったものの、ネット生配信された『ニコニコ動画』ではその様子が放送されていました。
姿が捉えられたのは、立憲民主党の水沼秀幸衆院議員と岡田悟衆院議員。25日には、党の代表を務める野田佳彦氏が所属議員に“注意”したことを明かしており、名指しこそされていないものの、世間からは水沼氏と岡田氏への批判が殺到しています」(ワイドショースタッフ)
水沼議員は、騒動を受けてインスタグラムのコメント欄を閉鎖。しかし、岡田議員のXは“通常運転”を続けており、リプライ欄は大炎上の事態となってる。
25日には、何事もなかったかのように《本日は西宮市民祭りにおっじゃまー》《芦屋市立山手小学校の秋祭りにもうかがいました》と、2つの祭りに訪れた様子を報告した岡田議員。投稿には、《お祭りに野次を言いに行ったのですかー?》《昨日は所信表明演説をおっじゃまー》との返信が。
SNSは“大喜利状態”に
また、26日には現在大きな騒動となっている野生のクマ問題について《ハンターの減少》などに言及し、29日にも同問題について私見を述べたものの、
《野次ハンターも増やす必要がありますね》
《クマにヤジ入れに行けよ》
《ヤジで撃退できませんか?》
《ヤジで熊よけの鈴の代わりにはならないでしょうか?》
など、リプライ欄はもはや大喜利状態に。
「29日の夜には《夜は冷えますなぁ》と何の変哲もない投稿をしたのですが、これに対しても《あなたのヤジに比べたらまだ暖かいですよ》《お前のヤジが一番寒いわ》《ヤジ飛ばして身体あっためれば?》といった返信が寄せられるなど、もはや何をつぶやいてもツッコミが飛んでくる始末。
岡田議員は2025年4月、財務金融委員会での“居眠り”姿をXで指摘された際も《誰に怒られるのでしょうか?》と“煽り投稿”を返していて、通常運転は彼にとって“ノーダメージ”のアピールなのかもしれませんが、このままでは“ネットのおもちゃ”にされるままでしょう」(前出・ライター)
大舞台での“パフォーマンス”が招いた、岡田議員の炎上騒動。国民からの“ヤジ”は、いつまで続くのか……。

学校近くにクマ潜んでいる恐れ…岐阜県高山市の丹生川小と丹生川中が31日は臨時休校に 週明け以降は今後検討

30日夕方、岐阜県高山市の小学校の近くでクマが目撃され、市はこの小学校と近くの中学校を臨時休校にすることを決めました。 高山市によりますと、高山市丹生川町にある丹生川小学校の近くで30日午後4時ごろ、市の職員が、柿の実を食べているクマ1頭を見つけました。 クマは成獣とみられ、近くの茂みに入っていったということです。 市の教育委員会は、クマが近くに潜んでいる恐れがあることから、31日、丹生川小学校と近くにある丹生川中学校を臨時休校にすることを決めました。 高山市内でクマの出没を理由に休校の措置をとるのは初めてだということで、連休明けの11月4日から登校を再開するかどうかは、今後検討するとしています。

《人喰いグマの襲撃》犠牲となった元プロレスレフェリーの無念 襲ったクマの胃袋には「植物性のものはひとつもなく、人間を食べていたことが確認された」

本格的な秋の行楽シーズンを迎え、例年であれば観光客で賑わう紅葉スポットに異変が起きている。栃木県日光市では登山道の一部が閉鎖され、世界遺産の「白川郷」で知られる岐阜県白川村では、10月25日から開催予定だった紅葉のライトアップが中止になった。
「現地でクマの目撃が相次いだことが原因です。クマ出没の影響は全国各地に広がっており、自治体や観光施設への問い合わせが増えています。爆竹で威嚇したり、クマが嫌う”とうがらし入りの線香”をたくなどのクマ対策をしている施設も多いようですが、不安はぬぐいきれない。今年は紅葉見物を諦める人も少なくありません」(旅行会社社員)
実際、これまで想像できなかった凄惨な事態が起きている。岩手県北上市の温泉旅館『瀬美温泉』の従業員・笹崎勝巳さん(60才)が、露天風呂の清掃中にクマに襲われて行方不明になったのは10月16日のことだった。瀬美温泉代表の岩本和裕氏が振り返る。
「あの日、私は笹崎さんと11時に出かける予定だったんです。彼は真面目な人で、いつも早くから車を用意してくれるのに、時間になっても姿が見えなかった。珍しいなと思いながら、ほかのスタッフに呼びに行ってもらったところ、露天風呂に掃除道具が散らばっていて、大きな血だまりが広がっていたんです……。急いで警察に通報して、大声で何度も何度も笹崎さんの名を呼びましたが、どこからも返事はなかった」
警察の捜査で、露天風呂の金網にへばりついた黒々とした硬い獣毛が発見されたことで、和賀猟友会のハンターも現場に駆け付けた。同猟友会会長の鶴山博氏が話す。
「到着してすぐに、クマ独特の”獣のにおい”を感じました。露天風呂の横に川があって、その先に山が広がっているのですが、血痕は川に向かう途中にも残っていました。争った跡がないことから、笹崎さんは背後からいきなり襲撃され、山の奥に引きずりこまれたというのが現場の見立てでした」
当日は大雨で、捜索は翌日に持ち越された。早朝から鶴山氏は16人のハンターと共に山に入った。
「急な山の斜面で笹崎さんを発見したのですが、すぐ近くに大きなクマが居座っていました。ハンターに気づいたクマが逃げるように斜面を登ったので、ほかのハンターがライフル銃を発砲したんです。撃たれたクマは急斜面を20mほど転がり落ち、笹崎さんに覆いかぶさるように静止しました。体長150cm、80kgのツキノワグマの成獣でした」(鶴山氏)

デイサービス送迎先から現金盗んだ疑いで介護士の29歳女を逮捕

自らが送迎するデイサービスの利用者の自宅から現金を盗んだとして、兵庫県三田市の29歳の介護士の女が逮捕されました。
住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、介護士の志水七海容疑者(29)です。
志水容疑者は26日午後から30日午前にかけて、自らが送迎を担当する三木市のデイサービス利用者の女性(76)の自宅から、現金18万5000円が入った封筒を盗んだ疑いが持たれています。
76歳の女性は1人暮らしですが、以前から家のお金がなくなっている実感があり、息子が「見守りカメラ」を設置したところ、志水容疑者の犯行が映っていたということです。
志水容疑者はデイサービスの送迎の運転手で、迎えに行った利用者が部屋を出たあとに現金を盗んでいたとみられ、警察の調べに対し「間違いありません」と、容疑を認めているということです。

自民、旧派閥基に議員同士の会合活発…麻生派が存在感増す中でグループ化が再び注目

自民党内で、旧派閥の枠組みを基にした議員同士の会合が活発になっている。新たなグループ化や、派閥の再結集などにつながるかどうかが注目される。
旧茂木派(平成研究会)に所属した衆院議員十数人は30日、国会内に集まって一緒に昼食をとった。先の党総裁選で5位だった茂木外相を支えたメンバーで、鈴木貴子・党広報本部長らを中心に今後も定期的に会合を開く予定だ。
これとは別に、旧茂木派の参院側では、新たな勉強会発足に向けた動きが出ている。解散した「参院平成研究会」のメンバーらが中心になるとみられ、衆院側とは一線を画す構えだ。
29日夜には、総裁選で3位だった林総務相の慰労会が東京都内で開かれ、旧岸田派の小野寺五典税制調査会長ら約30人が出席した。総裁選で林氏支持を鮮明にしなかった岸田文雄・元首相の姿はなかった。
党内で唯一の派閥である麻生派は、鈴木幹事長らが要職に起用されて主流派となった。同派が存在感を増す中、派閥や政策集団が再び自民内で注目を集めている向きがある。
同派は30日、国会近くで定例会合を開き、会長の麻生副総裁は「高市外交は良いスタートを切った。内政でも一つひとつ結果を出していかなければならない」と述べ、結束を呼びかけた。

4カ所の銃創、山上被告の発砲と「矛盾しない」…解剖医が証言、「第三者犯行説」を否定

令和4年7月の安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判第3回公判が30日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれ、安倍氏を司法解剖した奈良県立医科大の粕田(かすだ)承吾教授の証人尋問が行われた。事件を巡っては「別方向から狙撃した真犯人がいる」といった言説があったが、計4カ所のいずれの銃創も、被告の放った弾丸によるものとみて「矛盾しない」と述べた。
こうした言説が生まれたきっかけは、安倍氏の治療にあたった救命医が事件当日の記者会見で述べた所見と、奈良県警が翌日発表した司法解剖結果の齟齬(そご)だった。
救命医は「首から入った弾丸によって心臓の壁に大きな穴が開いた」と説明した一方、県警は「左上腕部から入った弾丸で左右鎖骨下動脈を損傷したことによる失血死」とした。腕から入った弾丸は体内で発見されておらず、首から弾丸が入った角度を疑問視する一部見解もあり、「第三者犯行説」につながったとみられる。
この日の証人尋問で粕田氏は、弾丸による傷は4カ所と指摘。左上腕と右前頸部(けいぶ)から体内に入った2発による傷と、前頸部と胸の傷だった。
左上腕に当たった弾丸は体内を右胸腔(きょうくう)まで約30センチ進み、心臓に近い左右の鎖骨下動脈を傷つけた。粕田氏は、損傷による大量出血で多臓器不全に陥り、「即死に近い状態だった」と指摘した。見つかっていない弾丸については、救命措置を行う中で「胸腔内の血液を吸引したときに一緒に吸引された」と推測した。
一方で、首に当たった弾丸は体内で右胸を通り、右の上腕骨にめり込んで止まっていたと指摘した。この傷を巡っては、道路上にいた被告が台に立って演説していた安倍氏を「下から上方向」に撃ったのに、弾丸の進み方は首から腕という「上から下方向」で、向きが食い違う-と一部で疑問視する声があった。
しかし、安倍氏は撃たれた際にマイクを右手で持ち、肘が上がった状態だった。粕田氏は「姿勢によっては(弾丸の進む方向は)横方向だ」と強調。被告の手製銃による傷だとみて「矛盾しない」と述べた。さらに、この弾丸は重要な血管を損傷しておらず、致命傷にはつながらなかったとした。
粕田氏はこのほか、左胸の打撲擦過傷は、胸ポケットに入れていた議員バッジに弾丸が当たり、粉砕された衝撃によるものだと考えられるとも指摘。検察側は今後、バッジを法廷で示すとした。
公判では弁護側も殺人罪の起訴内容を認めており、複数犯かどうかという争いはない。その中で、銃創と被告の犯行を結びつける質問を丁寧に重ねたことについて、検察関係者は「〝陰謀論〟を意識しているわけではないが、裁判員、ひいては世間の人たちが持つかもしれない疑問は解消していく必要がある」と述べた。