東京・福生市で男がハンマーで男子高校生を殴るなどした後、住宅に立てこもっていた男が現場から逃走したことが新たにわかりました。
現場から逃走した男は44歳で身長173cm、ガッチリした体形で丸刈り、上下グレーのスウェットだということで、警視庁が行方を追っています。
警視庁などによりますと、29日午前7時半前、福生市で「ハンマーを持っている人がいる。1人殴られている」と110番通報がありました。
この家に住む44歳の男が、自宅の前にいた10代の少年2人をハンマーで殴った後、通報を受けて現場にかけつけた警察官らにサバイバルナイフをむけ、さらに噴霧器のようなもので何かをまいて自宅に1人で立てこもったということです。
少年のうち1人は頬をなぐられて骨を折ったとみられ重傷、もう1人は右肩にケガをしているということです。
また警察官6人がケガをしたほか、男の母親もケガをしているということです。
そして正午ごろ、警察官が住宅に突入しましたが、男の姿は住宅内になく、現場から逃走したということで警視庁が行方を追っています。また男が持っていた刃物は室内に残されていたということです。
投稿者「F.Krueger」のアーカイブ
東京・板橋で車5台と自転車2台が絡む事故 警官含む6人搬送
29日午前11時45分ごろ、東京都板橋区大山東町で車5台と自転車2台が絡む事故があり、警察官2人を含む6人が搬送された。警視庁板橋署は、乗用車を運転していた20代男性を自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕し、事故原因を調べている。
同署によると、男性の車が停車中の軽貨物車に追突し、その弾みで自転車に乗っていた警察官2人が巻き込まれるなどした。搬送された6人のうち警察官2人を含む3人が重傷という。
現場は板橋区役所から西へ約500メートルの病院や学校、住宅などが混在する地域。【斎藤文太郎】
消費税減税に課題多く、代替財源・レジ改修など論点整理…国民会議
政府と与野党による「社会保障国民会議」は28日、実務者会議を開き、食料品の消費税減税について論点を整理した。関係団体などへの聞き取りから、税率変更に伴うレジシステムの改修や各産業への影響などが課題として指摘されており、5月以降に具体的な対応策を議論する。
この日の会議では、〈1〉経済などへの影響〈2〉システム改修〈3〉事業者への影響――について、関係団体などへの聞き取り内容を集約した資料が示された。今後は三つの分野に分けて各党間で議論する方針で一致した。
経済への影響では、消費税が社会保障制度の重要な財源であり、税収の4割は地方自治体の収入になっている中、5兆円規模とされる代替財源の明確化が必要との意見が出ている。財源が具体化されなければ市場の懸念が強まり金利上昇を招くとの指摘もある。
原油高などを背景に原材料価格が上昇していることから、減税しても期待されるほど物価が下がらない可能性も指摘されている。海外の過去事例では、一時減税した場合の価格低下は限定的だったが、税率を戻した時の価格上昇は大きかったという。
レジの改修では、税率0%が想定されていないケースがあり、メーカーからは食料品の消費税率を0%にする場合、改修作業に「1年程度を要する」との意見が出された。1%に引き下げる場合は改修に3~6か月かかるとの見通しが示されたが、地方の中小事業者は改修が後回しにされるとの懸念が出ている。
一方、多くの農家は小規模事業者で現在は消費税の納付が免除されており、減税で販売時に受け取る税額分がなくなれば経営を圧迫する懸念がある。課税事業者に転換して申告すれば、仕入れ時に支払った税額は還付されるが、一定期間が空くため資金繰りが悪化する恐れがあるとして、支援措置を求める声が上がっている。
また、税率10%の外食は食料品との税率差が拡大するため、売り上げに影響が出るとして業界団体が減税に反発している。こうした産業界への対応策も今後検討する。
国民会議では6月中の中間とりまとめを目指している。実務者会議の議長を務める自民党の小野寺五典税制調査会長は会合後、「すでに各党が様々な意見を言っているが、集約をして一定の方向性に導いていければ」と述べた。
燃えた車のそばに性別不明の遺体「枯れ草が燃えている」駆け付けた警察・消防が発見《北海道余市町》枯草にも延焼か
北海道余市町で29日午前、車が燃える火事があり、付近から性別不明の遺体が見つかりました。 警察は、事件と事故の両面で捜査を進めています。
遺体が見つかったのは、余市町登町の住宅敷地内です。
29日午前10時ごろ、付近の後志道を走行中の人から「枯れ草が燃えている」と警察に通報がありました。
警察と消防が駆け付けたところ、現場には激しく焼けた軽乗用車とみられる車が止まっていて、そばで性別不明の遺体が見つかったということです。
警察によりますと、車が燃えた影響で、付近の枯れ草に延焼したとみられるということです。
火は約1時間後に消し止められました。
現場は後志道・余市インターチェンジの料金所から北に約100メートルの林地で、住宅が1軒あります。
警察は、事件や事故の両面で捜査を続けています。
警察突入も男(40代)の姿なく逃走中 ハンマーで男子高校生2人殴り自宅に 駆けつけた警察官に農薬とみられるもの噴射 17歳高校生重傷 計5人がけが 東京・福生市
ハンマーで男子高校生2人を殴り自宅に
けさ、東京・福生市の路上で、男がハンマーで男子高校生2人を殴るなどし、あわせて5人がけがをしました。男は自宅にたてこもり、警視庁が突入しましたが、男の姿はなく、逃走したということです。
東京・福生市の現場からお伝えします。1時間ほど前に規制線が解除されました。現場周辺を見渡すと、閑静な住宅街です。その一角にある現場となった2階建ての住宅前には、今も警察官が立っており、緊張感に包まれています。
サバイバルナイフ突きつけ、警察官に農薬とみられるものを噴射
警視庁などによりますと、午前7時すぎ、福生市加美平の路上で、40代の男が男子高校生2人を次々とハンマーで殴り、自宅に逃げ込んだ後、サバイバルナイフを突きつけたうえで、駆けつけた警察官に農薬とみられるものを噴射したということです。
17歳の男子高校生が重傷を負い、男子高校生1人と警察官3人が軽傷だということです。
立てこもり後、男は逃走 室内にはサバイバルナイフ
記者 「突入しました。激しい音が聞こえました。大きな音が聞こえました」
警視庁が正午ごろに男の自宅に突入しましたが、男の姿はなく、男は自宅から逃走したということです。
室内からは男のものとみられるサバイバルナイフが見つかっています。
男は丸刈りで身長173センチくらい、上下グレーのスウェット姿だということで、警視庁が殺人未遂事件として、逃げた男の行方を追っています。
「動物が死に、落ち込む一面も…」旭山動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄か 知人が語る男性職員の“素顔”【news23】
北海道・旭山動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄した疑いで事情を聞かれている男性職員。連日、家宅捜索が行われています。男性職員の人柄について、知人は、動物への愛情があり仕事熱心だと話しました。
連日続く捜査 家宅捜索も…“手がかりなし”
北海道・旭川市にある人気観光地「旭山動物園」で起こった前代未聞の事態が判明してから5日。
動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄したとして男性職員(30代)の事情聴取が続いています。
記者(4月28日午前10時) 「男性の自宅では、きょうも警察による捜査がおこなわれています。日曜から続き3日目です」
3月30日に姿が確認されたのを最後に行方不明となっている、男性職員の妻(30代)。警察が焼却炉などを捜査していますが、手がかりは見つかっていません。
夫婦の間に何があったのか。男性職員の知人が取材に応じました。
「急に怒ったことが…」知人が語る男性職員の姿 夫婦関係は?
男性職員の知人 「本当におとなしい感じで。お酒を何人かで飲みに行っても、そんなに喋らない」
“口数は多くなかった”という男性職員。しかし、仕事の話を振ると一転、饒舌に語り始めたと言います。
男性職員の知人 「『今度どこどこに園長と一緒に講演に行くんだ』とか、動物が好きだということを一生懸命話す感じ」
さらに、会話の中で“動物への愛情”を見せる一面も…
男性職員の知人 「動物が死んだ時にショックが大きかったり、落ち込んだという話があった。その時に『動物だからしょうがないよね』と話すと、『しょうがないじゃ片付けられない』と言っていた」
“仕事への情熱”をのぞかせていたといいます。
ところが、家庭の話になると様子が一変したことも…
男性職員の知人 「飲み会の時ふざけて『早く帰っても奥さんに怒られないんじゃないの』って言ったら、ものすごく怒った時が1回あったんですよね。『うちはそんなのない』とかって急に怒ったことが1回あって」
ーー声を荒げる感じ?
男性職員の知人 「荒げる感じで。どうした?どうした?って感じだったんですけど、それはありましたね」
他の職員にも広がる動揺 旭山動物園は営業延期に
警察の捜査が続く旭山動物園。28日、旭川市長が会見し、ほかの職員に動揺が広がっていると説明しました。
今津寛介旭川市長 「施設内(焼却炉)を利用した可能性があるということも伝わってきて、また、その職員が通常通り勤務をしていたこと。そういったことから、様々な職員が事情聴取をされる事態ですので、これは大きな負担になっているのは間違いない事実」
旭山動物園は本来、29日から開園する予定でしたが、2日遅れの5月1日から営業することに。市内の一大観光スポットなだけに影響は避けられません。
動物園近くに屋台を出店 「簡単に言えば(客は)半減しちゃうんじゃないかと。なんてことになってしまったんだと。まさかこんな大きな事件が、GWの直前にこんな話になるなんて。驚いています」
タクシー運転手 「僕らも影響出てくるんじゃないでしょうか。オープン日が変わるので、相当(売り上げが)変わると思います」
「低迷」社民、亀裂深刻=福島党首9期目、幹事長にラサール氏―党大会
社民党は29日、党大会を東京都内で開き、福島瑞穂党首(70)の再任を了承した。幹事長にはラサール石井参院議員(70)が就任し、福島氏の9期目がスタート。ただ、13年ぶりの選挙戦となった党首選などを通じ、党内は深刻な亀裂が表面化している。低迷する党勢回復の妙手も見当たらず、課題山積の船出となる。
福島氏は「党が残り、大きくなり、役割を果たすため、先頭に立って奮闘する」とあいさつ。終了後の記者会見でも「党改革を進め、躍進につなげる。国民に支持される党をつくる」と強調した。
同席したラサール氏は、執行部と地方組織のパイプ役を担う考えを示した。同氏は、国対委員長と選対委員長も兼務する。
党首選は3月に告示。史上初の再選挙(決選投票)となり、福島氏が大椿裕子前参院議員に勝利した。この間、大椿氏による討論会の呼び掛けを、福島氏は国会対応を理由に拒否。開票後の会見では、発言を認められなかった大椿氏が退席し、波紋を広げた。
党内では長年、反転攻勢に向けて参院議員の福島氏に衆院へのくら替えを求める声が出ている。しかし、福島氏はこれも否定。一連の言動を踏まえ、党関係者は「手法が独裁的すぎる」と批判した。 [時事通信社]
クビアカツヤカミキリでサクラ枯れる樹木被害 迫る産卵期、天敵なしで年千個産卵の繁殖力
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の食害によって、サクラなどの樹木が枯れる被害が全国で急拡大している。繁殖力が強いことから、被害を効果的に押さえ込むには自治体の対策だけでなく、地域住民の協力も必要となる。6~8月の産卵期を前に、各自治体はさまざまな住民参加型の対策を打ち出している。
近畿など17都府県で確認
クビアカツヤカミキリは、中国やベトナムなど東アジア原産のカミキリムシ科の昆虫。成虫の体長は約2~4センチで、サクラやウメなどバラ科の樹木の害虫として知られ、木の幹や枝などを内部から食い荒らして枯らしてしまう。繁殖力も非常に強く、雌1匹が毎年300~1000個の卵を産むという。国内に天敵はほぼいないとされている。
環境省によると、国内では平成24年に愛知県で初めて確認されて以降、令和8年2月までに近畿や関東を中心に17都府県で見つかっている。
大阪府では34市町村で1万4千本以上のサクラが被害を受け、1500本以上を伐採している。このまま被害が深刻化すれば、花見を楽しむことができなくなるばかりか、農業や生態系への深刻な影響が懸念される。
各自治体や果樹園の施設管理者らはこれまでも、薬剤を散布して駆除したり、木の幹にネットを巻いて被害を予防したりするなどの対策に取り組んできた。だが、驚異的な繁殖力で個体数が激増しており、被害を完全に押さえ込むのは難しいのが実情だ。
多数捕獲者にギフト券
そうした中、住民ぐるみの駆除に乗り出す自治体も増えてきた。
大阪府は今年6~8月、成虫の捕獲数を競うイベントを開催する。捕獲数が多かった参加者には、最高1万5千円分のアマゾンギフト券などの景品を贈る。イベントに先立ち、5月には被害の実態を知ってもらおうと講演会なども開く。
すでに成果を挙げている自治体もある。栃木県足利市は平成29年度にボランティアチーム「クビアカみっけ隊」を結成し、駆除した成虫の数を市に報告してもらうなどの活動を実施。地道な取り組みが実を結び、令和7年度には統計を取り始めた平成29年度以降初めて、被害樹木の合計数から治癒したり伐採したりした本数を引いた累計被害樹木数が減少に転じたという。
環境省の担当者は「被害は公園や河川敷などさまざまな場所で確認されており、行政の一部署だけでは対応が難しい。住民ぐるみで取り組むことで、身近なサクラなどの樹木を守ることにもつながる」と話している。(江森梓)
【速報】ハンマーで男子高校生を殴るなどし、男が住宅に立てこもり 警察官に“スプレー”も 東京・福生市
東京・福生市で男がハンマーで男子高校生を殴るなどした後、住宅に立てこもっています。
警視庁などによりますと29日午前7時半前福生市で「ハンマーを持っている人がいる。1人殴られている。早く来て」と119番通報がありました。
30代から40代ぐらいの男が男子高校生をハンマーで殴った後、通報を受けて現場にかけつけた複数の警察官などにスプレーのようなものをまき、自宅とみられる住宅に立てこもっているということです。
殴られた男子高校生は頭から出血し、病院に搬送されていますが命に別条はないということです。
また複数の警察官が目が痛いなどの症状を訴えているということです。
警視庁が現場で男の説得を続けています。
【徹底】“魚”と偽装した豚肉、未申告の大量腕時計に違法薬物も…わずかな違和感も見逃さない!関西国際空港の水際対策最前線
大阪の南部に位置する関西国際空港。2025年、過去最多となった訪日外国人の半数以上が利用した日本屈指の空の玄関口です。魚だと偽装された豚肉や、未申告の大量の腕時計、そして未承認の医薬品まで…職員たちはわずかな違和感も見逃さず日本の安全を守っています。私たちの知らない税関・検閲の徹底した水際対策に迫ります。
急増するインバウンドを歓迎する一方、強化しているのが、持ち込みを禁止している食品の取締りです。手荷物受取所のすぐ横にある『動植物検疫』では、家畜の伝染病や、農作物に被害を及ぼす病害虫の侵入を防ぐべく、農林水産省の職員が、24時間態勢で監視しています。
この日、検査を受けていたのは、ベトナムから来た女性です。
(検査官)
「これは何?お肉?」
(ベトナムからの女性)
「フィッシュ!」
女性は、持ってきたものはどれも魚だと説明しています。実際にパッケージには、魚のイラストが描かれています。魚は持ち込みが認められていて、検査の対象外ですが…。
なんと、この女性はラベルを偽装し、持ち込み禁止の肉類を魚として持ち込もうとしていたのです。豚の皮を揚げたスナックや、豚肉をペースト状にしたものなど、種類は様々。その総重量は驚きの18キロで、スーツケースなど合わせて8つの手荷物から出てきました。女性は、「知人に頼まれて持ってきただけで、中身は知らなかった」と説明しました。
持ち込みに関して、極めて悪質な場合には、拘禁刑や罰金が科せられます。その中でも特に取り締まり件数が多いのは、肉や肉製品の持ち込みだといいます。
(動物検疫所 関西空港支所・河本俊博 次長)
「海外の国では、口蹄疫(こうていえき)やアフリカ豚熱などの家畜の伝染病が発生しています。これらの伝染病は、肉や肉製品によって持ち込まれる可能性がありますので、日本への持ち込みが禁止ということになっています」
実際に2018年に岐阜県で発生した豚熱は、まさに海外から違法に持ち込まれた肉製品が可能性の一つと見られていて、これまでに全国で43万頭以上の豚を殺処分し、8年がたった今も、終息には至っていません。
また、野菜や果物においては、マンゴーなどに付着し、持ち込まれ、柑橘類などに甚大な被害を及ぼす害虫『ミカンコミバエ』の国内根絶が、1986年に宣言されましたが、それには約50億円、18年もの歳月を要しました。こうした事態を防ぐため、動植物検疫では日夜、厳格な検査を続けているのです。
その最前線で活躍しているのが、『動植物検疫探知犬』です。その優れた嗅覚は、密閉された真空パックの中身も嗅ぎ分けるほどだといいます。
空港内を歩き回って、怪しい荷物を察知すると、おすわりで合図します。家族連れの荷物の手提げカバンから出てきたのは、バナナとみかんでした。生の果物や野菜も、日本への持ち込みは禁止されています。
続いて検疫探知犬が反応したスーツケースから出てきたのは、ファストフード店のツナサンドイッチでした。たとえツナサンドでも、野菜が入っていれば持ち込むことはできません。サンドイッチやハンバーガーの持ち込みは意外と多く、機内食や空港の売店、免税店で買う人が多いといいます。機内食だとしても、肉や野菜が入っていれば、持ち込みは禁止です。海外から帰国の際は、くれぐれもご注意を。
入国者の手荷物をチェックするもう1つの場所が、『税関』です。過去にはシートに包み、体内に飲み込んだコカインや飲み物のボトルに詰め替えられた液体大麻に、高値が続く金や、正規品をおとしめるコピー商品などを摘発してきました。巧妙化する密輸を察知し、水際で取り締まるのが、税関の任務です。
この日、職員が呼び止めたのはイギリスから来た男性です。職員が荷物を開け、不審物がないかをチェックします。さらに職員は『白い布』を取り出し、スーツケースの中や男性のリュックを拭き取り、違法薬物を探知する検査機へと入れました。
すると、検出されたのは幻覚作用のある麻薬『コカイン』と『ケタミン』。詳しく調べるために、男性を検査室へ移動させ、ボディーチェックを行い、所持品などを確認します。しかし、違法薬物は見つかりませんでした。
(税関職員)
「大麻を使いますか?」
(イギリスからの男性)
「大麻?ええ、使います。でも、もちろん持って来ていませんよ。この荷造りのときも、部屋で大麻を吸っていました」
地元のイギリスで、日常的に大麻を使っていると明かした男性。イギリスでも大麻の使用は違法ですが、悪びれた感じはありませんでした。検査で違法薬物が検出されたことについて税関は、検査機の精度が高く、なんらかの形で付着した成分を探知した可能性があるとしました。
(税関職員)
「日本は薬物使用がダメということは、皆さん知っておられるので、持って来られる方は、まずいないです。今回の男性は、特に吸い殻とかもなかったので、税関の検査としては問題なしです」
一方、こちらは一人でカート2台分の荷物を持ってきたベトナム人の女性。職員が段ボールを開けてみると、中から小分けにされた箱がいくつも出てきました。荷物をX線に通して中を確認すると、写し出された画面には、大量の腕時計の影が…。申告書には記載されていないものです。
職員は詳しく調べるために、女性を別の部屋へ誘導しました。時計について「友達に持って行くよう頼まれた」と話す女性…。
(税関職員)
「なぜ時計を申告しなかったんですか?」
(ベトナムからの女性)
「税金が心配だったから。預け荷物だけ申告して、他は申告しなくていいと思ったので」
そう話す女性ですが、このあと検査を進めていくと、驚きの事実が判明しました。
(税関職員)
「あなた、日本に何回も来ていますよね?こうやって別室で検査も受けていますよね?」
なんと、これまでも幾度となく税関検査を受けている、要注意人物だったのです。結局、荷物からは80本を超える腕時計が見つかりました。日本で販売するためと見られていますが、女性がどこで時計を調達したのか、ニセブランド品でないかなど、現在も税関による調査が進められています。(2026年4月2日現在)
密輸の手段として最も多いのが、『国際郵便』です。日々、海外から届く膨大な量の郵便物も、税関職員が一つ一つ手作業でチェックし、疑いがあれば開封して調べています。
ベトナムから届いたという大きな段ボールの中には、『経口中絶薬』100箱が入っていました。日本では未承認の薬だといいます。
(税関職員)
「これだけの数は見ることない。一応個人宛ての荷物にはなっていますけど、そこは分かりません。厚生労働省薬事監視指導課に確認しますが、たぶん輸入できないと思います」
こうした医薬品などの健康に関する商品の個人輸入は、ネットショッピングの普及で年々増加しています。中には、偽造品や安全性が確認されていないものを服用したことにより、死に至ったケースもあるとして、政府は個人輸入への注意を呼びかけています。
荷物を検査中、ある職員は、アメリカの1ドル硬貨に、違和感を持ちました。
(職員)
「ちょっと軽いかなという感じがした。アメリカ『モルガンドル』の偽造品の恐れがあります」
アメリカで100年ほど前まで発行されていた1ドル銀貨。コレクターの間では人気がある銀貨で、製造年によっては数百万円もの値が付くものもあるといいます。
本物であれば銀が90%含まれるはずですが、調べてみると主成分は銅でした。残るほとんどを亜鉛とニッケルが占め、銀はほんのわずかしか含まれておらず、偽造品とみられます。確定となれば、『関税法違反』で、10年以下の拘禁刑、もしくは3000万円以下の罰金が科されることもあるといいます。
僅かな異変も見逃さない鋭い観察眼。日本の安心・安全を守るため、きょうも職員たちの戦いは続きます。
(「情報ライブミヤネ屋」2026年4月2日放送)