連立離脱した公明が自民の公認候補を推す可能性

政治ジャーナリストの青山和弘氏が政党や各界の論客をゲストに招き、日本の政治を深掘りする「青山和弘の政治の見方」。今回はゲストに元ゴールドマン・サックスで金融に詳しい公明党の岡本三成政調会長を迎え、「連立離脱」「選挙協力」「議員定数の削減」などについて聞いた。
※記事の内容は東洋経済の解説動画シリーズ「青山和弘の政治の見方」の下記の動画から一部を抜粋したものです。外部配信先では動画を視聴できない場合があるため、東洋経済オンライン内、または東洋経済オンラインのYouTubeでご覧ください。

なぜ、公明党は連立を離脱したのか?
「創価学会の原田稔会長の指示で、流れが連立離脱に向かった」「高市総裁だから離脱したんじゃないか」という報道もあります。
【動画で見る】元ゴールドマン・サックスの公明党・岡本三成政調会長が語る、政府ファンドで恒久財源5兆円を生み出す方法
党のナンバー3として議論のど真ん中にいた一人ですが、連立に関して原田会長にお目にかかったり、何かアドバイスをいただいたりしたことは1回もありません。
自公政権は、それぞれの党のトップが代わるたびに政権合意を結んでいて、高市総裁が誕生する前にも代表・幹事長からドラフトを作るよう指示され自民党に送りました。相手が誰であっても同じものですから、高市総裁だから態度が変わったということはいっさいありません。
この合意文書に合意していただければ、一緒にやっていくつもりでした。
選挙で実働部隊となる創価学会員の、自民党の“政治とカネ”の問題に対する不満が限界に達していたのでしょうか。
それはありました。公明党の議員が起こした不祥事であれば、たぶんもう議員を辞めています。
私どもの党員の方、支援者の方、私の家族もそうですけれど、自民党が起こした問題への対応について説明を求められるわけです。それに対してかなり疲れていました。
だからこそ同じような状況にならないよう提案したことの1つが、企業・団体献金の「受け手規制」だったわけです。実は、「今ここで約束してください」とは言っていなくて、「基本姿勢を示してください」と。それに一緒に取り組んでいきたいということを申し上げていたのですが、なかなかよい返事がいただけなかったということです。
“政治とカネ”の問題に決着はついていない
裏金議員のシンボル的存在の一人になった萩生田光一氏が、幹事長代行として自民党執行部に入ったことも影響しましたか。

大分の大規模火災で自衛隊を災害派遣 ヘリで放水を開始

大分市佐賀関の住宅街で発生し170棟以上が焼けた火災で、防衛省は自衛隊の災害派遣を決定し、19日午前、陸上自衛隊の多用途ヘリコプターUH1による消火活動を開始した。
防衛省統合幕僚監部によると、同日午前9時に大分県知事の災害派遣要請を受理。同9時50分から、ヘリ1機が現場上空で放水を実施している。また、連絡調整要員として陸自隊員6人を大分県庁などに派遣した。
火災は18日夕に発生。県などによると、山林や離島にも燃え移り、焼失面積は少なくとも約4万8900平方メートルに及ぶとみられている。【松浦吉剛】

経済対策で子供1人に2万円給付へ…自民・小林政調会長「子育て応援手当という形で盛り込む」

自民党の小林政調会長は19日、政府が近く策定する経済対策に、物価高対策として子ども1人当たり2万円の児童手当上乗せを盛り込む方向で調整していると明らかにした。党本部で記者団に語った。所得制限は設けない方針も示した。
小林氏は「食料品の価格を含めて物価が上がっている中で、子育て世代を支援していく観点から、『子育て応援手当』という形で盛り込んでいく」と述べた。

「好みの女性のあとをつきまとった」 京急線の車内で面識のない10代女性につきまといか ストーカー規制法違反の疑いで56歳の会社員の男を逮捕 神奈川県警

京急線の車内などで面識のない10代の女性につきまとったとして、56歳の会社員の男が逮捕されました。
ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されたのは、東京・大田区の会社員・斉藤豊容疑者(56)です。
警察によりますと、斉藤容疑者は今年7月と8月、面識のない10代の女性と京急線の同じ車両に乗るなどして近付いたり、スマホのカメラを向けたりと、複数回、つきまとった疑いが持たれています。
今年8月、女性が「1か月くらい前から同じ男につきまとわれている」と警察に相談したことから事件が発覚しました。
斉藤容疑者は逮捕前の任意の調べに「好みの女性のあとをつきまとった」と話し、「間違いないと思う」と容疑を認めているということです。
警察は余罪についても調べています。

園児殴りけが負わせた疑い、元保育士の女逮捕…「口に食べ物押し込む」など26件の虐待・不適切保育を確認

福岡県田川市の私立「松原保育園」で、園児を殴ってけがを負わせたなどとして、同県警は19日、同園で保育士として働いていた20歳代の女を傷害と暴行の容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。県警は、女が園児への虐待を繰り返していた疑いがあるとみて調べを進める。
捜査関係者によると、女は今夏、同園で、園児の頭を殴ってけがを負わせるなどした疑い。
同園を巡っては、8月4日、給食を食べ終わるのが遅れた年長児クラスの園児に対し、女性保育士が大声を出しながら園児をたたいたのを園長が目撃し、市に報告。保育士は「いらついて手が出た」と認めたという。
問題を受け、県と市は同14日~10月17日に特別指導監査を実施した。7月18日~8月6日の保育室の防犯カメラ映像などを調べたところ、▽指示に従わないと殴ったり、頬をつねったりする▽食べるのが遅いと、嫌がっているのに口に食べ物を押し込む▽「頭悪いんか」などの発言や威圧的な大声での叱責(しっせき)を繰り返す――など計26件の虐待や不適切保育が確認された。
県と市は10月20日、園に勤務する保育士14人のうち逮捕された女を含む女性保育士10人(20~60歳代)が虐待などに関与したとして、園を運営する社会福祉法人「松原福祉会」に児童福祉法などに基づく改善勧告を出した。
園は問題発覚後の8~9月、今回逮捕された女を含む2人を懲戒解雇したという。

母から金の無心「惨め、母じゃないと思った」 山上被告の妹が証言

安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)の裁判員裁判が19日、奈良地裁(田中伸一裁判長)であり、証人出廷した被告の妹は母親から金の無心をされ、「惨めだった。私の母じゃないと思った」と証言した。
母親は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に入信し、総額約1億円を献金。うち5000万円は分割で返金されていた。母親は教団本部がある韓国への渡航を繰り返していた。
妹は弁護人から「母から金の無心があったか」と問われると、「多々ありました」と答え、さらに続けた。「家賃の2~3カ月分を払ってほしいと必死の形相で言われた。私の腕にしがみつく母を引きずって歩いたこともある」
「とても恥ずかしく惨めでつらかった」と振り返った妹。「母のふりをした統一教会の信者だと思った。でも母親だから突き放せなかった」と揺れた心情を明らかにした。
妹は18日にも証人として出廷していた。旧統一教会に入信した頃の母親について「家の中に写真を飾り、祭壇のようなものを作った。朝晩、お祈りをしていた」と証言。教団のイベントに連れて行かれたこともあるとし、「母は私に無関心だった。児童養護施設に入ればよかった」などと述べていた。【田辺泰裕】

柏崎刈羽原発、再稼働容認へ=新潟知事、21日にも表明

東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)6号機について、同県の花角英世知事が再稼働を容認する方向で検討していることが19日、関係者への取材で分かった。21日にも記者会見を開いて表明する。東電の原発に関し、県レベルで再稼働を容認するのは、東日本大震災後で初めてとなる。
花角氏は19日の定例記者会見で、再稼働の是非を判断するための手続きに関し、「判断する前に聞いたり見たり、考えておいた方がいいと思っていたものはもうない」との認識を示した。
2011年3月の東電福島第1原発事故により、安全性への懸念から柏崎刈羽原発は12年3月以降全基が停止した。6号機と7号機は再稼働に必要な原子力規制委員会の審査に合格しており、うち6号機は今年10月に再稼働のための準備を完了。花角氏の判断が焦点になっていた。 [時事通信社]

猟銃で撃たれた痕あるクマ死骸、群馬県藤岡市の男性襲ったクマか…体重100キロの雄

狩猟をしていた群馬県藤岡市の男性(60)がクマに襲われて重傷を負った事故で、地元猟友会や市は18日、現場近くの同市三波川で雄のクマの死骸を発見し、回収した。死骸には猟銃で撃たれた痕や、男性がナタで抵抗した際にできた傷があり、市は襲ったクマとみている。
市の発表によると、猟友会や市職員ら計約15人が18日午前7時半からクマを捜し、同9時10分頃に崖下の沢で体長約1メートル、体重約100キロのクマの死骸を見つけた。
藤岡署の発表によると、男性は狩猟解禁日の15日、仲間5人と狩猟中にクマに襲われたという。
市森林課は「山林には他の個体もいるので注意してほしい」と呼びかけている。

占い師の女が4度目の逮捕 9200万円をだまし取ったか 取り調べに対し「黙秘します」

高級腕時計を横領したなどとして逮捕・起訴された占い師の女が、知人の女性から合わせて9200万円をだまし取ったとして再逮捕されました。
4度目の逮捕になります。
詐欺の疑いで再逮捕されたのは、占星術師として活動していた福岡県飯塚市に住む無職の春山こと田斉法子容疑者です。
田斉容疑者は、2022年2月と2023年1月、福岡市早良区に住む知人の女性に「腕時計の買い付けの現金を預けてくれれば3パーセントのマージンが付いて返金される」などとうその説明をし現金あわせて9200万円をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、田斉容疑者は、振り込まれた現金をほぼ即日、他の被害者への返済や車や貴金属の購入代などに充てていたということです。
取り調べに対し田斉容疑者は「黙秘します」と供述しています。
田斉容疑者は、9月から先月にかけて詐欺や横領の疑いで逮捕・起訴されていて、警察は、およそ70人から20億円程度をだまし取ったとみて詳しく調べています。

「“秘書の娘”に計83万円で発注を…」元グラドル・佐々木りえ議員(43)にも“身内に公金”問題が発覚《維新で相次ぐ》

藤田文武共同代表側が、藤田氏の公設秘書が代表の会社に「ビラ印刷費」などの名目で、約2000万円を支出していたことで揺れている日本維新の会。同党の佐々木りえ議員(43)も秘書の娘にビラ印刷などを発注していたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。
佐々木氏は、小倉優子らが所属していた事務所でデビューした島根大卒の“国立大卒グラドル”。その後、大阪維新の会に入り、2015年から大阪市議として活動し、今夏の参院選で見事に国会議員となっていた。
秘書の娘にポスターやビラの印刷を計83万円で発注
だが彼女の政治資金にも、疑惑の発注がある。大阪市議選があった2023年の選挙運動費用収支報告書を見てみると、立候補準備の「ポスター印刷代」77万2194円と「ビラ印刷代」6万1840円を、デザイン関係の事業者「H」のA氏に支出しているのだ。いずれも公費負担の支出分だ。
「実はこのA氏は、佐々木氏の公設第一秘書の娘さんなのです」(市政関係者)
そして、彼女は参院議員になった7月にも、Hに支出をしているのだ――。
11月19日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」並びに20日(木)発売の「週刊文春」では、佐々木氏による7月のHへの支出の中身、佐々木氏との一問一答、藤田共同代表の疑惑の発注に関わる“新事実”などについて詳報している。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年11月27日号)