【ヨハネスブルク共同】高市早苗首相は、南アフリカ・ヨハネスブルクで臨んだ20カ国・地域首脳会議(G20サミット)初日の22日、中国の李強首相と接する機会がなかった。同行した尾崎正直官房副長官が同日夜(日本時間23日未明)、記者団に説明した。首相がイタリアのメローニ首相と抱き合うなど、18の国、国際機関の首脳らと握手や立ち話で交流を深めたとも紹介した。
高市首相と李氏との接触に関しては「そもそも調整するものではない。現時点で何ら決まっていない」と述べた。G20サミット出席に加え、個別会談の予定もあり、日程が過密だと言及した。
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田久保真紀・伊東市前市長 再出馬の理由は「負けないでほしい」という声
23日放送の「サンデージャポン」(TBS系)で2度の不信任決議で失職したが市長選(12月7日告示、14日投開票)に出馬を表明した静岡・伊東市の田久保真紀前市長を直撃した様子を放送した。
田久保氏は自身の車の助手席にサンジャポの記者を乗せ質問に答えた。失職したことについて「ちゃんと期待に応えられなかったことについては非常に申し訳ないなと思っていますし、心残りもあります。逆に選挙でもう一度皆さんにその辺を考えていただくというか結論を出していただこうかなと思っています」と回答した。
再出馬を決めた理由についても「『負けないでほしい』という声が結構多くてですね。もう1度頑張ろうかなというところではあります。やりかけのことがたくさんありますので」と説明した。
“止まらないニセ電話詐欺の被害” 過去最悪ペースで急増 被害額は前年同期比で3倍以上に 福岡県警が発表
福岡県では今年ニセ電話詐欺の被害が過去最悪のペースで増加し、10月末までの被害額は約45億円に上っています。
11月21日に発表された福岡県警のまとめによりますと、10月末までに確認されたニセ電話詐欺の認知件数は1075件、被害額は約45億円に上りました。
被害額は過去最悪だった去年1年間を大幅に超えていて、前の年の同じ時期と比べると3倍以上となっています。
被害額の8割以上を占めるのがオレオレ詐欺で、警察官などになりすましニセの逮捕状や差押許可状を提示する手口が増えているということです。
「客が待っていたので」はねて死亡させた男性をそのままに逃走した疑い、タクシー運転手を逮捕
タクシーで男性をはねて死亡させ、そのまま逃走したとして、滋賀県警大津署は23日、タクシー運転手の男(59)(大津市)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。
発表では、男は22日午前5時55分頃、勤務でタクシーを運転中、大津市小関町の市道で、イベント業松原眞路さん(60)(同市三井寺町)をはねて死亡させ、逃走した疑い。
男は調べに「縁石など硬いものに引っかけたと思っていた」と供述。「(警察に)届け出ないといけないことはわかっていたが、客が待っていたので早く行かないといけないと思った」と供述しているという。
介護施設敷地内で送迎車同士が追突 乗車の85歳女性が死亡 栃木
22日午後1時半ごろ、栃木県足利市大前町の介護施設敷地内で利用者らを乗せた送迎車が、前方を走行していた別の送迎車に追突した。追突した車両に乗っていた同市松田町、無職、下山ミイ子さん(85)が出血性ショックのため搬送先の病院で死亡した。
県警足利署によると、車両は2台ともワンボックスカーで、追突した車両には運転の介護福祉士の男性(29)=同市=ら5人が、前方の車両には運転していたケアマネジャーの男性(44)=佐野市=ら6人が乗車していた。いずれも施設利用者を送迎中だったとみられる。同署が事故原因を調べている。【池田一生】
大分大規模火災 発生から6日目も鎮火に至らず
大分県大分市の大規模火災は、発生から6日目を迎えた23日も鎮火には至っていません。23日は、火が燃え移った離島で上空から熱源の確認を行っているほか、消火活動が続けられています。
大分市佐賀関で今月18日に発生した大規模な火災は、23日で発生から6日目ですが、いまだ鎮火には至っていません。
現場では、火が燃え移った離島でヘリコプターを使って上空から熱源の確認が実施されているほか、消火活動も行われています。
市は23日朝、この火事で焼けた建物の数をおよそ190棟と発表しましたが、その後、およそ170棟の誤りだったと訂正しています。
74歳男性が自宅の庭先でクマに襲われけが 妻が大声をあげてクマは逃げ出し、その後猟友会が駆除 栃木・鹿沼市
栃木県鹿沼市で、74歳の男性が自宅の庭先でクマに襲われ、けがをしました。男性を襲ったとみられるクマは、その後、駆除されたということです。
きょう午前11時20分ごろ、栃木県鹿沼市上永野で、自宅の庭先にいた74歳の男性が体長およそ1メートルのクマに襲われました。
警察によりますと、男性は上半身の左側や顔をひっかかれるけがをして病院で治療を受けているということです。
当時、男性の妻は昼食の準備をしていて、夫の声を聞いて様子を見に行ったところ、倒れている夫の上にクマが覆いかぶさっているのを見つけました。妻が大声をあげるとクマは逃げ出し、妻は隣の家に駆け込んで助けを求め、隣の家に住む女性が消防と地元の猟友会に通報しました。
クマはその後、猟友会によって駆除されたということです。
赤坂女性刺傷 容疑で逮捕の自衛官、犯行前後で服を着替えたか 周到に準備とみて捜査
東京・赤坂のビルで女性が刺され重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された自衛官の大津陽一郎容疑者(43)が、犯行の前と後の2回、服を着替えていたとみられることが23日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査1課は、容疑者が警察の追跡捜査を免れるため、周到に準備していたとみて調べている。
大津容疑者は事件当日、直線距離で約20キロ離れた職場の陸上自衛隊朝霞駐屯地と現場のビルを自転車で往復していたとみられる。
捜査関係者によると、防犯カメラなどの映像を解析した結果、大津容疑者とみられる人物は事件当日の16日午前6時ごろに駐屯地を訪れ、約30分後に出発。駐屯地を出る際には青っぽい上着を着用していた。
一方、赤坂の現場周辺のカメラの映像では、黒っぽい上着を着用しており、途中で着替えたとみられる。
犯行直前には手袋を着用しており、靴にポリ袋のようなカバーをつける様子も映っていた。犯行後、逃走する途中で、再び青っぽい上着に着替えていた。
警視庁は23日、大津容疑者を送検した。調べに対し、引き続き容疑を否認しているという。
「贅沢なメシ」をエサに寮費をピンハネ…上野で横行する“貧困ビジネス”の恐るべき手口
〈 「お兄さん、今って仕事してます?」炊き出しに並ぶときは要注意…「給料25万円」を掲げて近づく“作業服の男”の正体 〉から続く
炊き出しで配られるのは、やけに豪華な弁当――しかし、その背後には“ある意図”が潜んでいた。上野で密かに行われる“貧困ビジネス”の実態を、ライターの國友公司氏の新刊『 ルポ 路上メシ 』(双葉社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/ 最初から読む )
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「うまい弁当が食えるぞ」
中には手配師自身が炊き出しを行っていることもある。2021年の路上生活体験取材中、上野公園の炊き出しでもらった食パンをジャムもバターもつけずに水で流し込みながら食べていると、私のことを不憫に思ったのか、70代のホームレスがこんなことを教えてくれた。
「水曜日の13時、上野駅入谷口の前に行ってみろ。うまい弁当が食えるぞ」
その日は火曜日だったので、さっそく翌日訪れてみると、上野駅の東側と西側を繋ぐ歩行者用のスロープに80人近い行列ができていた。
先頭にいるのは作業服を着た角刈りの50代男性。すでに食料の配布も始まっているので、私も最後尾に並んでみる。
「はい、どうぞ。はい、どうぞ」
男は袋に詰めて持ってきた弁当を次々に渡していく。その際、顔を一瞥するのだが、いつも来ている人や高齢者であることを確認すると、すぐに後ろの人間に目線を移す。
そして、私の順番が来たときだった。男は弁当を渡す手をピタッと止め、今までベルトコンベアのように進んでいた行列を止めて勧誘をしてくるのだ。
「兄ちゃん、ここ来るのは初めてだよな。今は仕事してるのか? 自分でメシ食うには、働いて自分で金稼がないとな」
この近くにあるという男の会社は解体現場のみで、道路工事はほとんど請け負っていない。寮に入ってもいいし、日雇いでもいい。「働く気があるなら、この弁当を食って明日からでも来い」と言う。そんなことを言われた手前、弁当だけもらって逃げるのは非常に後ろめたい。
「ちょっと考えて、また来週ここに来ます」
ひとまずそう答えて、その場をやり過ごした。
生活保護申請のターゲットを探す業者も
弁当はなんと、大手弁当屋チェーン『ほっともっと』の「特のりタル弁当」だった。白飯の上に味付けこんぶと海苔が敷かれ、その上には鶏の唐揚げと白身フライとメンチカツがのっている。薄めにスライスされたたくあんと、きんぴらゴボウも添えられている。
率直にいえば、『ほっともっと』の弁当は、いつも炊き出しでもらっている料理と比べると抜群にうまかった。きっと買ってきたばかりなのだろう。揚げ物にはサクサク感が残っていて、ご飯もまだホカホカなのだ。
「毎週やっているわけじゃないけど、ここの炊き出しはいつも『ほっともっと』の弁当だから優しいよな」
そう言って弁当を受け取った人たちが、そのへんの道端に立ちながら食べ始めた。
せっかく温かいのだから、温かいうちに食っておきたいのだ。その気持ちはよくわかる。ただ、『ほっともっと』の弁当を配るワケについては、あまり関心がないようである。
結局、この上野駅入谷口前で行われている炊き出しの目的は、あくまで労働力の確保なのだ。
また、貧困ビジネスを生業としている団体が炊き出しを行うこともある。
贅沢な料理で人を集めて…
やはり、炊き出しにしては妙に贅沢な料理で多くの人を集め、自らが運営する「無料低額宿泊所」へと誘導する。そして後日、生活保護の申請をさせ、支給額の大半を「寮費」という名目でピンハネするのだ。
代々木公園や上野公園において善意で行われている炊き出しに寄生し、生活保護申請者のターゲットを探す貧困ビジネス業者もいる。
名の知れたNPO団体が行っている炊き出しに行くと、「生活保護の勧誘は一切していません。声をかけられても付いていかないように」といった注意喚起が実際にされている。
(國友 公司/Webオリジナル(外部転載))
山陽道で2件の交通事故、10人搬送…3台玉突き事故で渋滞中に7台が絡む事故
23日午前10時30分頃、広島県東広島市の山陽自動車道小谷サービスエリア近くの上りで、乗用車3台の玉突き事故が発生した。約50分後には、事故で渋滞していた約5キロ手前の高屋インターチェンジ(IC)―西条IC間で乗用車やトラック計7台が絡む事故が起きた。広島県警高速隊によると、2件の事故で計10人が救急搬送されたが、いずれも意識はあるという。