運転手「カーブで荷崩れ起きて」…国道に冷凍サバ6トン散乱

8日午前8時50分頃、和歌山県串本町津荷の国道42号で、「道路に魚が落ちている」と110番があった。
駆け付けた串本署員が、大量の冷凍サバが道路上に散乱しているのを確認。近くで停車していた大型トラックの運転手に事情を聞いたところ「冷凍サバを積んでいたが、カーブで荷崩れを起こし、はずみで荷台の扉が開いた」と説明。全部で12トンを積んでいたが、約6トンが落ちたという。けが人はなかった。
現場は片側1車線で、サバを回収するまでの約2時間、片側通行規制した。

ラニーニャ現象 春の間に終息か 夏は平常の状態である可能性が高い

気象庁は9日、「エルニーニョ監視速報」を発表しました。今後、春の間にラニーニャ現象が終息する可能性が高く、夏は平常の状態である可能性が高くなっています。
3月の実況
3月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より低い値で基準値との差は-0.6℃、ラニーニャ現象発生の判断に使用している5 か月移動平均値の1月の値は-0.8℃となり、7か月連続して、-0.5℃以下となりました(ラニーニャ現象の基準は6か月以上)。太平洋赤道域の海面水温は中部から東部にかけて平年より低く、西部で平年より高くなりました。海洋表層の水温は東部で平年より低く、西部から中部にかけて平年より高くなりました。太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、中部の大気下層の東風(貿易風)は平年より強くなりました。このような海洋と大気の状態はラニーニャ現象の特徴を示していますが、太平洋赤道域中部を中心に海面水温の平年との差は小さくなってきており、海洋表層では東部まで暖水が進みつつあることから、ラニーニャ現象は弱まりつつあると考えられます。
今後の見通し
太平洋赤道域の西部から中部に海洋表層を東進する暖水が見られ、今後も暖水が東進して、東部の海面水温が平年より低い状態は解消に向かうと考えられます。エルニーニョ予測モデルでは、エルニーニョ監視海域の海面水温は春の間に次第に基準値に近づき、夏にかけて基準値に近い値で推移すると予測しています。以上のことから、ラニーニャ現象は春の間に終息する可能性が高く、夏は平常の状態である可能性が高くなっています。
西太平洋熱帯域及びインド洋熱帯域の状況
西太平洋熱帯域: 3月の西太平洋熱帯域の海面水温は、基準値より高い値でした。今後、春の間に次第に基準値に近づき、夏にかけて基準値に近い値で推移すると予測されます。 インド洋熱帯域: 3月のインド洋熱帯域の海面水温は、基準値に近い値でした。今後、春から夏にかけて基準値より低い値か基準値に近い値で推移すると予測されます。
ラニーニャ現象とは

ラニーニャ現象が発生している時は、太平洋赤道域で吹く東風が、平常時よりも強くなります。その結果、太平洋赤道域の西部では、強い東風によって吹き寄せられる「暖かい海水の層」がより厚くなり、インドネシア近海の海上では、積乱雲がより盛んに発生します。 一方、太平洋赤道域の東部では、冷たい水の湧き上がりが、平常時より強くなります。このため、太平洋赤道域の中部から東部では、平常時よりも海面水温が低くなるのです。このラニーニャ現象が発生すると、世界中の天候に影響を及ぼします。

福島第1原発処理水、海洋放出へ 政府、13日にも閣僚会議

東京電力福島第1原発で汚染水を浄化した後の処理水の処分に関し、政府が海洋放出の方針を固めたことが分かった。13日にも関係閣僚会議を開いて正式決定する。関係者が9日明らかにした。
決定すれば2013年から続く処理水の扱いを巡る議論の大きな節目となる。しかし、原発事故に加え二重の風評被害が出るとして地元や漁業者の懸念は大きい。全国漁業協同組合連合会(全漁連)は「海洋放出は絶対反対」としており、放出には風評対策や補償制度の具体化が課題になる。
東電は風評被害が出れば賠償を検討する方向で、額が膨らめば経営に痛手となる可能性もある。

県内配分ワクチン少なくて…接種対象者の絞り込み迫られ、自治体は「本末転倒だ」

65歳以上の高齢者に対する新型コロナウイルスのワクチン接種が、埼玉県内で来週から始まる。ただ、4月中に届くワクチンの量は、優先的に割り当てられる11市町でも1460人分、その他の市町村では485人分しかなく、各自治体は接種対象者の絞り込みを迫られている。本来は国が全ての接種対象者分のワクチンを確保すべきだが、自治体担当者からは「わずかなワクチン量に合わせて対象者を限定するのは本末転倒だ」との声も上がっている。
県などによると、ワクチンは県内に今週から3週間をかけて、まずは9市2町に975人分ずつ、計1万725人分が届く予定だ。最も早いさいたま市には8日にも届く。26日の週には、これら11市町も含め、全63市町村に485人分ずつが届くという。
さいたま市は県内で最も早く、12日にも高齢者向けにワクチン接種を始める予定だ。市内には65歳以上の高齢者は30万人以上いるが、配分されるワクチンは1460人(0・5%)分しかないため、市は高齢者施設の入所者を優先して接種することにした。だが、市担当者は「施設入所者に絞っても約2万人の高齢者がいる。配分された量では全く足りない」と頭を抱える。
川口市も19日から、高齢者福祉施設の入所者を対象に接種を始める。それでも対象者は約1万人に上るため、市内に住民票がある入所者が多い7~8施設を優先して接種する。
三郷市も高齢者福祉施設の入所者にまず接種するが、従業員も接種対象とする。市担当者は「入所者だけでは十分な感染対策にならないため」と説明する。
一方、接種対象者の年齢を「65歳」よりも引き上げて、対象者の数を絞り込む自治体も多い。
19日の週に接種を始める戸田市は、接種対象者を「85歳以上」と設定し、8日から接種券の発送を始める。これにより、高齢者施設入所者も含め、接種対象者は約4000人にまで絞れるという。ワクチン量は1460人分しかないため、それでも足りないが、市担当者は「予約が殺到する事態をある程度は避けられるだろう」とみている。
春日部市と寄居町は「90歳以上」にまで年齢を引き上げた。寄居町内の90歳以上の人は約600人。このほか高齢者福祉施設の入所者のうち、希望者約600人にも接種する。町担当者は「85歳以上だと、4月中のワクチン量の1460人を上回るおそれがあった。様々な試算を重ね、収まるようにした」とした上で、「ワクチンの量に接種する人数をあわせるという、本来とは逆の対応をせざるを得なかった」と話した。

教え子との私的SNS禁止 密室指導も、文科省通知へ

教員の児童生徒へのわいせつ行為を防ぐため、文部科学省は9日、会員制交流サイト(SNS)での教え子との私的なやりとりを禁止するといったルールの厳格化を求める通知を、都道府県教育委員会などへ同日中に出す方針を決めた。密室での一対一の指導を避けることも明記。文科省関係者によると、こうした通知は初めて。
文科省関係者によると、通知では、私的な連絡を行わないことを教委の指針で明確化するよう要請する。
人目に付かないように子どもと一対一の状況をつくってわいせつ行為に及ぶ事例もあるとして、教室の窓に掲示物を張らないようにするなど密室状態にしない工夫を求めた。

元交際相手の家近くで待ち伏せ、ポストに食べ物投入…中学英語講師を逮捕

元交際相手の女性(26)につきまとったとして、兵庫県警長田署は7日、大阪府茨木市立中学校の英語講師(29)(大阪府吹田市)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。
発表では、英語講師は今月4、5日、神戸市内の女性宅近くの駐車場に車を止めて待ち伏せしたり、女性宅の郵便ポストに食べ物を入れたりするなどした疑い。「駐車場にいたのは偶然だ」と容疑を一部否認しているという。

割り込んで急ブレーキ2度、あおり運転の男性に罰金30万円

あおり運転をした疑いで書類送検された愛知県一宮市の会社員男性(50)について、一宮区検は道路交通法違反(あおり運転)で一宮簡裁に略式起訴し、同簡裁は3月29日付で罰金30万円の略式命令を出した。
男性は、稲沢市の県道で昨年9月、軽乗用車の前に乗用車で割り込み、急ブレーキを2度かけるなど、約170メートルにわたって故意に運転を妨害した疑いで、12月に書類送検されていた。

〈独自〉「拳銃を奪って自殺したかった」 交番襲撃の少年供述

大阪府東大阪市の交番で3月、警察官に刃物を突き付け拳銃を奪おうとしたとして、当時高校生だった少年(18)が強盗殺人未遂容疑などで逮捕された事件で、少年が大阪府警の調べに「拳銃を奪って自殺したかった」と供述していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。
大阪地検は同日にも、強盗未遂容疑などで少年を大阪家裁に送致。保護観察や少年院送致を求める「保護処分相当」の意見を付けるとみられる。
捜査関係者によると、少年は3月20日午後4時35分ごろ、府警河内署若江交番で男性警部補に小刀を突き付け、拳銃を奪おうとしたとされる。当初「警察官を殺してでも拳銃を奪おうとした」と供述。さらに「拳銃を奪って自殺したかった」と動機を説明した。進路や家庭のことで悩んでいたという。
府警によると、少年は「財布を拾った」と交番を訪問。拾得物の手続きをしている警部補に、突然所持していた小刀(刃渡り約13センチ)を示した。警部補が拳銃を構えて制止しようとすると、少年は小刀を手放した。いずれもけがはなかった。

クラスター発生の大学野球部、新たに部員30人感染判明…大半が寮で生活

福島県いわき市の清水敏男市長は8日夜、臨時記者会見を開き、新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生していた東日本国際大硬式野球部で、新たに部員の男性30人の感染が判明したと発表した。県が同日発表した新規感染者22人と合わせると52人で、読売新聞が集計している1日当たりの感染判明としては過去最多。県内の累計感染者は2751人となった。
県によると、同日までの発表で、いわき市の高齢者施設職員5人の感染が確認され、今月7件目のクラスターと認定された。22人の内訳は、いわき市9人、南相馬市3人、相馬市、郡山市、白河市各2人など。半数近い10人が感染経路不明だった。
一方、いわき市によると、同大野球部のクラスターは計42人に拡大した。いずれも軽症か無症状だという。
これまでの市や大学の発表によると、42人のうち2人は自宅通学で、40人が学生寮で生活していた。学生寮では朝晩、共用スペースの食堂で一緒に食事を取る場面があったとみられ、市の担当者は記者会見で「まだ断定できないが、学生寮が感染経路という可能性も考えないといけない」と説明した。
清水市長は「3月下旬から感染者が急増し、病床が

逼迫
( ひっぱく ) している。市民には、感染しない、させないよう危機感を持った対応をお願いしたい」と呼びかけた。
また、県は8日に対策本部会議を開き、幹部が「4月に入ってからの上昇カーブは、1月上旬のカーブに酷似している」と報告。県感染症対策アドバイザーの金光敬二・県立医大教授は、間もなく始まる高齢者向けワクチンの接種日程をにらみ、「4月、5月、6月の3か月を重点的に、今の数字が悪化しないよう一丸となって感染対策を実行してほしい」と訴えた。

日本画家の稗田一穂さん死去 100歳 文化功労者

伝統的な花鳥画や風景画の枠を超え、現代日本画のありようを追究した文化功労者の日本画家、稗田一穂(ひえだ・かずほ)さんが3月23日、老衰のため亡くなった。100歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主は長女稗田由季(ゆき)さんと次女田中麻琴(たなか・まこと)さん。
和歌山県田辺市生まれ。東京美術学校(現・東京芸術大)を卒業後、山本丘人(きゅうじん)に師事した。1948年、日本画の革新を目指して結成された団体「創造美術」(創画会の前身)の第1回展から出品し、奨励賞を受賞。以後、同会を中心に発表を続けた。
幻想的で、力強さを備えた独自の画風を確立。88年MOA岡田茂吉賞・大賞、91年日本芸術院賞・恩賜賞を受賞。2001年文化功労者。母校や女子美術大で後進の指導にも尽力した。東京芸術大名誉教授。