福岡県篠栗(ささぐり)町で5歳男児を餓死させたとして母親と知人女性が逮捕された事件で、知人の赤堀恵美子容疑者(48)が2020年4月の男児死亡後も母親の碇(いかり)利恵容疑者(39)から生活費を搾取していたことが、捜査関係者への取材で判明した。搾取された生活費には公的扶助として支給された男児の葬儀代約20万円も含まれていたとみられ、県警は碇容疑者が男児の死後も赤堀容疑者を信頼し続け、要求されるままに金を渡していたとみて調べる。
碇、赤堀両容疑者は、19年8月ごろから碇容疑者の三男の翔士郎(しょうじろう)ちゃんの食事の量や回数を減らし、20年4月18日に餓死させた疑いで今月2日、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された。
捜査関係者によると、両容疑者は16年4月ごろ、子供たちが篠栗町内の同じ幼稚園に通う「ママ友」として知り合った。しかし、碇容疑者は次第に赤堀容疑者の言いなりになり、貯金を取り崩すなどして多額の生活費を渡すようになった。19年5月には夫が浮気しているという赤堀容疑者のうそを信じ、離婚。翔士郎ちゃんと小学生の兄2人との生活が苦しくなると19年9月に生活保護を申請した。
関係者によると、碇容疑者は、19年10月から翔士郎ちゃんが死亡する20年4月までの7カ月間で生活保護や児童扶養手当などに加え、家賃滞納による強制退居で支給される臨時の引っ越し費用など計約230万円の公的扶助を受給。同5月には事後払いの約20万円の葬儀代を含む50万円以上が口座に振り込まれた。
しかし、これら収入の大半は、元夫に慰謝料を求める裁判や浮気調査の費用という名目で赤堀容疑者がだまし取ったとみられ、碇容疑者の手元に生活費はほとんど残らず、ガスが止められるほどだった。
捜査関係者によると、赤堀容疑者は「(元夫に慰謝料を請求した)裁判で勝つためには質素な暮らしをしないといけない」などと言って19年8月ごろから碇容疑者と子供たちに過酷な食事制限を指示。一家は赤堀容疑者が時折差し入れる米やパン、菓子などを分け合ったが、翔士郎ちゃんは10日間水しか与えられないこともあったという。
県警は、翔士郎ちゃんの死亡時の体重が平均の半分の10キロほどしかないなど不審な点があったことから捜査に着手。碇容疑者は20年6月以降に事情聴取を受けて初めて元夫の浮気調査や裁判が赤堀容疑者のでっち上げだったと知り、調べに対し「だまされた。絶対に許せない。(翔士郎ちゃんを)守ってやりたかった」と話したという。【浅野孝仁、中里顕】
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GoTo、月内再開は「困難」 緊急宣言延長で全国停止継続
赤羽一嘉国土交通相は5日の記者会見で、緊急事態宣言を21日まで延長する政府の方針に合わせ、観光支援事業「Go To トラベル」の全国停止を8日以降も継続する考えを示した。菅義偉首相は参院予算委員会で、3月中の事業再開は「現時点ではなかなか難しいだろう」との見通しを述べた。立憲民主党の白真勲氏の質問に対する答弁。
赤羽氏は「宣言が延長される状況では、すぐには事業再開とはならない」と説明した。
政府は21日の緊急事態宣言解除を目指すが、その場合でも地域の感染状況を見極める必要があるなど、すぐにトラベル事業を再開するのは困難な状況だ。
福田元首相秘書が懸念「国会でモラルハザードが起きている」東北新社、NTTの高額接待問題は氷山の一角
意図的な虚偽答弁が確認された場合は何らかの罰則が必要なのではないか。このままだと国権の最高機関である国会は「嘘八百」がまかり通ることになるだろう。
菅義偉首相の長男が勤める東北新社接待問題をめぐり、同社以外からの違法接待は「受けていない」と国会で強弁していたものの、わずか2日でウソがばれた総務省の谷脇康彦総務審議官のことだ。
谷脇審議官は1日の衆院予算委で、野党議員から、東北新社以外の衛星放送事業者や通信会社からの接待の有無を問われた際、「業界団体の立食パーティーなどの場で懇談、あるいは勉強会でご一緒するケースはあった」などと説明し、個別接待については全否定していた。
ところが、3日付の「週刊文春」(文芸春秋社・電子版)がNTTの澤田純社長も同席していた高額接待の様子を詳細に報道すると態度を一変。総務省の調査に対して接待の事実関係を認めたというから呆れてしまう。
とりあえずは知らぬ存ぜぬ。動かぬ証拠を突き付けられて初めて事実関係を認め、形ばかりの謝罪はするものの、後は知らんぷり。2012年の第二次安倍政権誕生以降、国会で繰り返されてきた光景だが、もういい加減にしてほしいというのが国民の思いだろう。
国会で閣僚や官僚が平気で嘘をつくようになれば、審議は成り立たない。法律も政策もすべてが出鱈目になってしまうのだ。
福田赳夫元首相の秘書を務めた中原義正氏はこう言う。
「第二次安倍政権以降、国会の場でモラルハザードが起きている。バレなければ何をしてもいいと政治家も官僚も考えているのではないか。東北新社の問題も、今回のNTT接待の問題も氷山の一角。まだまだ大きな問題はあると思う」
総務省接待問題の闇は深い。
【独自】突然姿を消した北の漂着船、代わりに増えたのは中国船…日本海漁場の緊張続く
秋から冬にかけて北海道の沿岸で相次いでいた、北朝鮮製とみられる木造船の漂着・漂流の確認件数が、昨年はゼロだったことがわかった。海上保安庁が統計を取り始めた2013年以降、初めて。専門家は、新型コロナウイルスの感染拡大で北朝鮮が出漁を控えているためとみているが、日本海では中国漁船の違法操業が増えており、漁場の緊張は続いている。(金井智彦)
第1管区海上保安本部によると、13~16年、道内沿岸や近海での木造船の漂着・漂流は年に1、2件だった。しかし、深刻な食糧危機の改善を目指す北朝鮮が、国家ぐるみで日本海への出漁を奨励する中、遭難した無人の木造船が増えていった。
17年11月には、松前町沖の松前小島に有人の木造船が漂着。船長らが島内の避難小屋から物品を盗むなどの事件が起きた。18年には無人船の漂着が71件と急増し、自治体や海保は対応に追われた。19年も14件あり、同年は日本海の好漁場・
大和堆
( やまとたい ) で、水産庁の漁業取締船と木造船が衝突する事故も起きた。
しかし、北朝鮮製とみられる木造船は昨年、突如として日本海から姿を消した。大和堆でイカ釣り漁船を操業している函館市の漁業会社「天海」の西谷憲夫社長(63)は「2、3年前は海を埋め尽くすかのように数千隻が操業していたが、昨年は全く姿を見せなかった」と語る。
全国的にも漂着・漂流の確認件数は激減している。まれに沖合で発見される無人の木造船は、数年前から漂流しているとみられている。
北朝鮮情勢に詳しい島根県立大の福原裕二教授(朝鮮半島地域研究)は「北朝鮮は昨夏から、コロナ禍で出漁を禁止している」と状況を明かす。北朝鮮漁船は日本海で取ったイカやカニを自国に持ち帰るだけでなく、海上で中国やロシアなどの外国船に売り、外貨を稼ぐケースもあった。
「コロナ感染者ゼロ」を主張する北朝鮮は、コロナ対策を厳格化する中、外国人と接触する可能性のある日本海への出漁を禁止しているという。
ただ、木造船に代わって大和堆に押し寄せているのが、北朝鮮から日本海の漁業権を買っているとされる中国の漁船だ。
西谷社長は「中国船はほとんどが中型以上の大きい船。木造船よりもはるかに大量の漁業資源を取っていく」と頭を抱える。
海上保安庁や水産庁が、ときには放水などをしながら警告しているが、中国船の勢いが衰える気配はない。漁業関係者は、北海道近海の漁業資源にも影響が出かねないとして危惧している。大和堆や北海道近海で取れるスルメイカは、日本の南西沖から日本海を北上して来るからだ。
北海道いか釣漁業協会の千葉伸一専務理事(63)は「外国船の乱獲が続けば、日本海の資源は枯渇してしまう。大和堆は日本人が大切に開拓してきた漁場なのだから、国は強気で取り締まり、漁業資源を守ってほしい」と訴えている。
尾身茂会長 緊急宣言延長に「国・自治体の一体感のあるリーダーシップ、メッセージがないと」
政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長が5日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)にVTR出演。政府が5日夜に新型コロナウイルス対応の改正特別措置法に基づき、首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言の再延長を決定することについて語った。
延長について「正しい選択だ」としている尾身氏は、延長の根拠は2つあると指摘。1つは「解除する時は医療態勢、保健所の負荷というものがより重視されるべき」と言い、医療の負荷はステージ4を脱却してステージ3になっているが、「もう一歩さらに安定したところにいってほしい」と述べた。もう1つは「首都圏におけるいわゆる人々の匿名性。実は感染の元となるクラスターの元があるんですけど、これが今言った首都圏の特徴で他の地域に比べたら分かりにくいというのがある」とし、「首都圏の特徴があるためにリバウンドの可能性、感染拡大の可能性が他の地域より高いということです」と説明した。なぜ匿名性が高いとリバウンド、感染拡大の可能性が高くなるかには「今回の特徴は食を介してということを申し上げてきましたが、ある飲食店、これは飲食店が悪いわけではなくて、このウイルスの特徴でそういう所で、地方だとその店にクラスターが起これば誰がどういう人たちが行ってというリンクが分かるが、東京を中心の首都圏は見つけにくい。クラスターを見つけにくいという特徴がある」と答えた。
そして、リバウンドさせないための準備するということが「今回の延長の最も重要な役割だし、やるべきこと、あるいは目的と言ってもいいかも知れない」と自身の考えを述べ、「この国・自治体の一体感のあるリーダーシップ、メッセージがないとなかなか一般市民はついて行こうという気にならない」と菅義偉首相らのリーダーシップに期待。リバウンド防止のためには「国と自治体が連携したまん延防止策」「リスクの高い所での定期的な検査」「感染ルートを徹底的に洗い出す疫学調査」を挙げた。
「津波が!いま到達してるよ、テレビ朝日!!」震災から10年語り継がれる地方局アナ、生放送中にキー局に怒鳴った理由【#あれから私は】
東日本大震災から10年。昨今はコロナ報道について日々賛否湧きあがっているが、震災報道に関しても、当初から様々な意見が寄せられていた。そんな中、いまだネット上で称賛の声が相次ぐアナウンサーがいる。岩手朝日テレビの山田理さんだ。震災直後のニュースで、津波の接近に気づかないテレビ朝日に岩手から怒鳴りの声を上げ、中継がつながるとすぐさま冷静に現地の状況を伝えたのだ。昨年、当時の様子を初めて語ってくれた山田さんのインタビューを改めて紹介する。また、新たに昨今のコロナ報道に対する意見も併せて聞いた。
【写真】「真のメディアの姿」「アナウンサーの鑑」10年に渡り称賛続く山田理さん
■放送中の記憶がなく、特番を見て怒鳴っている自分を見て「言葉を失った」
震災直後、各放送局で緊急ニュースに切り替えられた。当然テレビ朝日系でも全国放送されていたが、情報カメラに映る岩手県宮古市の沿岸に今まさに津波が押し寄せている映像に覆いかぶさるようにテロップが乗っており、スタジオでは津波の接近に誰も気づいていなかった。その様子を見て、山田さんは岩手県から画面を通して「なんでここでその状況を伝えているんですか!いま来てますよ、津波が!いま到達してるよ、テレビ朝日!!」とデスクを叩き怒鳴った。
当シーンはニュース内では放送されておらず、一連のやり取りはその年の4月の報道特番『つながろう!ニッポン』で舞台裏として放送され、彼はその年のANNアナウンサー賞大賞を受賞した。昨年も3月11日に投稿された「これこそ真のメディアの姿」という視聴者のツイートには13万近くのいいねがつき、「アナウンサーの鑑」「何度見ても鳥肌が立つ」「涙が出た」などのコメントが寄せられた。6年前に社内異動があり、現在は営業職の山田理(さとる)さんが当時の様子を語った。
――2011年のANN報道特番では、山田さんが一刻も早くこの津波の状況を伝えなければいけないと心から叫ばれている姿が印象的でした。実際には放送されていない部分が特番で公開されることに対してはどのような思いがありましたか。
【山田理】正直驚きました。実は、放送中の記憶があまりないんです。とにかく必死で。特番のVTRを見て、言葉を失いました。小さい地方局がキー局のテレビ朝日に何を文句言っているんだっていう話ですよね。「本当にすみませんでした」という思いでした。
――それでも10年近く経った今でも、あの時の山田さんの対応が語り継がれています。特番放送当時の反響はいかがでしたか。
【山田理】実は、放送直後はそんなに反響はなかったんです。当時は、「あれでよかったのか?」「あの放送をしたからといって命を救えたのか?」と悶々と考えたりしていました。後輩からネットでの反響を聞いても見ないようにしていて、あの部分だけ切り取られても決して褒められることではないという思いはすごくありましたね。
■「誰もちゃんと想定ができていなかった」決してテレ朝の対応が悪かったわけではない
――改めて、震災直後に緊急ニュースが放送された当時の状況を教えていただけますか。
【山田理】あの時、地震によって東北各地の情報カメラが停電で動かなくなったんです。唯一動いていたのが、岩手県宮古市のカメラだった。でも、あのような大地震が起きると、緊急特番になってローカル放送はできなくなる。岩手県内の皆さんに伝えたい情報があっても、こちらで放送内容をコントロールすることはできないんです。
――そんな中、津波が沿岸に押し寄せている映像に覆いかぶさるように、津波到達予想時刻を知らせるテロップが乗っていたんですよね。
【山田理】映像を見ていて、さきほど6メートルを観測した津波に次ぐ第2波だと気づきました。しかし当然のことなのですが、その時テレビ朝日は情報収集のために各所と連絡をとっていて、電話もインカムも混線しており、それに気づいていなかった。思い返してみると、そんな中で、僕のマイクなら誰か聞いてくれているのでは!?と思って叫んだような気がします。
――それで、山田さんの声に気づいたテレビ朝日がすぐに中継を繋いでくれた?
【山田理】いえ、正確には私の映像をチェックしていたテレビ朝日のデスクが怒鳴ってくれたことで、中継がつながったそうです。これまで、津波の生中継って世界でどこもやっていなかったと思うんです。2004年のスマトラ島沖地震でも、津波の様子は、襲来後に視聴者映像がニュースに流れただけだと思います。もちろん訓練は何度も重ねていましたが、生中継で大津波が放送されるなんて、誰もちゃんと想定できていなかったのではないでしょうか。
――あの時のテレビ朝日の対応が必ずしも悪かったわけではない?
【山田理】私はテレビ朝日を批判しているわけでもなければ、当時スタジオにいたアナウンサーを批判しているわけでもありません。あのような状況の下、どうしたらいいか考える上で、必死に訴えたというだけです。キー局では30ほどのモニターを同時にチェックしていて、岩手だけでなく宮城からも福島からも、その他、全国各地から一気に情報が寄せられていたと思います。そんな中、私の叫びに気づいた方がいて、私を映してほしいと訴えたつもりはなかったですが、すぐに岩手に中継を繋いでいただいたのはありがたかったです。
――岩手県だけにあの津波の映像を緊急放送で流す、という選択肢もあったわけですよね。
【山田理】あの津波の映像を全国に流しても西日本の人は分からないといっても、関西から宮城に行っている友人や働いている人もいたかもしれない、と考えると、あの映像を全国に見ていただけたのはありがたかったと思っています。
――東日本大震災を受けて、仕事への意識の変化はありましたか。
【山田理】ありましたね。こんなんじゃだめだなと、今まで以上にやらなくてはいけないと強く思いました。訓練で鍛えられた部分はありましたが、圧倒的に足りないと感じました。震災以降に入ってきたアナウンサーには、地震を想定した原稿を渡すのではなく、当時の映像を見せて、スタジオでどう話せばいいか考えてもらう訓練を行っています。結局コメントを覚えても、実際の状況描写は見えているものを話さなければいけない。それなりにただ冷静に話せばいいということではなくて、岩手なら岩手、宮城なら宮城、福島なら福島で話すことは違う。それは映っている映像が違うからであって、そのことを理解してもらえるように指導しています。
■コロナ感染者に対する差別や偏見も… 震災から10年、今求められる報道の姿とは
――改めて昨年の山田さんのインタビューを掲載させていただきました。あれから1年、コロナ禍が続いていますが、昨今の新型コロナウイルスに関する報道に対してのご意見を伺えますでしょうか。
【山田理】岩手県は、昨年7月まで感染者がゼロで注目を浴びていました。当時は実直な県民性などが高く評価されるなどしたため、個人的にも誇らしく感じていました。しかしこの状況が長く続いたことが、のちに感染者が出た時の差別や偏見を助長した可能性も否定できません。飲食店を利用する人が激減する中、夜間に営業をしているお店を利用することが、悪いことをしているように見られるのも本当はおかしいですよね。真面目な県民性が、逆に正義感の強い人同士の結束力にも繋がっているのかもしれません。普段の生活の中で気をつけるべき行動は何か。その日の感染者の数ばかりに目がいってしまう報道は避けた方が良いと感じています。感染ルートを特定しすぎるのも、微妙な思いで見てしまいます。改めて「新型コロナウイルス」というものについて、研究で何が判明されたのか。そして私たちはどのような生活を心がけるべきか、それに徹することではないかと考えます。
――「山田アナは今どうしているのだろう」というコメントが昨年も多く見られました。6年前に営業部へ異動されたとのことですが、報道への思いは今もありますか。
【山田理】もちろんあります。先月13日にも、深夜に東日本大震災の余震とみられる大きな地震がありました。報道特別番組を見るたびに、この状況ではどのように伝えるべきなのか。どのような原稿が必要なのか、どのような映像が適切なのかと考えてしまいます。ただ、営業部に所属していても部署間を跨いで業務する制度も新しくできたため、夏には高校野球の実況も手伝っていますし、番組制作に携わる機会もありました。今年の3月11日には、当社の報道特別番組に出演することになり、かつて取材した方々のもとを再び訪ねる予定です。10年という時間の経過と日々の生活や気持ちの変化について、お話を伺えればと考えています。
――昨年は「町の復興が進んだとしても心の復興が進まないこともある」と話されていました。今年で震災から10年、今後の目標を教えてください。
【山田理】これまでも災害報道とはどうあるべきかについて、社内でもたびたび議論を重ねてきました。何よりも津波の怖さを伝承していくことが我々の責務だと感じていますが、私は同時に、もっと「テレビが出来ること」を追求していきたいと考えています。今、岩手県が主催する三陸の水産加工品を集めた「オンライン商談会」の実施に向け、所属部署で準備を進めています。私はZoomで使用する参加企業のPR動画の制作と、商談会当日の進行を担当します。報道とは違う形で、震災の被害を受けた企業を取材する貴重な機会となりました。これからも被災された方々に寄り添いながら、地元のテレビ局として復興の道筋を記録し全国に発信していく一方で、この地域に暮らす人たちの役に立つことは何か、「もっとテレビが出来る事は何か」を追求し、新たな形にしていきたいです。
東京・日野の病院で82人クラスター、介護施設では29人
東京都日野市は4日、市内の民間病院と介護老人福祉施設で新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生したと発表した。
民間病院では2日時点で患者64人、職員18人の計82人が感染している。同市健康課は都と南多摩保健所の指導を受けながら感染拡大防止対策を実施しているとし、個別の病院名は公表せず、現状で外来患者を受けているかどうかも含めて答えられないとしている。
また、介護老人福祉施設では3日時点で利用者18人、職員11人の計29人で陽性が確認された。
飲酒運転で男性を3キロ引きずり、死亡させた被告に求刑上回る判決…「検察は悪質性軽視」
飲酒運転の車で男性を約3キロ引きずり、死亡させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死)に問われた無職緒方茜被告(33)の裁判員裁判で、福岡地裁は4日、求刑(懲役8年)を上回る懲役8年6月の判決を言い渡した。中田幹人裁判長は「検察官は悪質性を軽視している」などと述べた。
判決によると、緒方被告は昨年3月28日未明、酒を飲んで前照灯をつけずに車を運転。福岡市早良区の道路に座り込んでいた会社員男性(当時31歳)を車の底に巻き込んで同市西区まで約3キロ引きずり、死亡させた。
判決は、被告は事故の1か月前から仕事帰りに飲酒運転を繰り返していたと認定。飲酒運転の危険性が広く周知される中、「悪質で、厳しい非難に値する」と指摘した。男性側の落ち度などを考慮した検察官の求刑について「悪質性や非難の強さをやや軽視したと言わざるを得ない」と判断した。
最高裁によると、全国の裁判員裁判で求刑を上回る判決が出た被告は2012年には19人に上り、13年は14人。14~19年は0~4人で推移している。
小室圭さんの釈明会見はあるのか 問題は「眞子さまが出席なさるか」
事態は最終局面を迎えた。じきに緊急事態宣言も終わる。天皇陛下のおことばがあってもなお、小室圭さんが「沈黙」を守るのならば、秋篠宮家の長女・眞子さまもお許しにならないだろう。小室さんの次なる一手が、結婚の行方を決めうる。
眞子さまと小室さんの結婚の行方がいよいよ不透明になっている。天皇陛下は2月19日、ご自身の誕生日会見で、眞子さまのご結婚について《ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております》と発言された。多くの人がこのご結婚を祝福するには、小室さんが抱える問題を解決する必要があるだろう。そのためには、小室さんが会見を行い、しっかり自分の言葉で説明することが最善策だと言える。
小室さんは現在、米フォーダム大学に留学中。5月に同大学を卒業し、7月に司法試験を受験するとみられる。
「帰国は難しいでしょうから、オンライン会見もあり得ます。ただ、形式はどうあれ大切なのは、小室さん本人が自身の言葉で説明し、誠意を見せること。一方的に話し終えるのではなく、記者からの質問も受け付けるといった、誠実な姿勢が必要です」(皇室ジャーナリスト)
もう1つ重要なのは「眞子さまも出席なさるか」だ。
「宮内庁長官が公の場で指摘したのですから、今後は宮内庁がご結婚に介入し、小室さんの代理人と水面下で調整を進めていくのでしょう。当然、会見も打ち合わせのもとで進めるはずです。ただ、宮内庁は眞子さまを同席させたくはない。プライベートな会見の警備で税金を投入するのは避けたいでしょうし、眞子さまが矢面に立つことになりかねません」(前出・皇室ジャーナリスト)
しかし、小室さんにとっては、眞子さまの同席は“最重要事項”だという。
「母・佳代さんの元婚約者は金銭トラブルを“過去のこと”と割り切り、返金を求める気もないそうです。きっかけは、眞子さまがお気持ち文書を出されたこと。つまり、小室さんに有利な状況を、眞子さまが作り上げたのです。
眞子さまが会見に出られる“メリット”を小室さんは充分に理解しているはず。小室さんが会見を開くと決めたなら、次に練る計画は“眞子さまを引っ張り出すこと”でしょう」(皇室関係者)
すでに緊迫の3月に突入している。
※女性セブン2021年3月18日号
女性作家にセクハラ行為 「ギャラリーストーカー」の実態
ギャラリーで作品を展示する女性作家が、男性客から性的な言葉をかけられたり、食事に誘われたりする被害に悩まされている。「アートストーカー」「ギャラリーストーカー」とも呼ばれ、ギャラリーも対応に追われている。写真家のマキエマキさんは、わざといやらしい言葉を言ってきたり、長時間つきまとってきたりする客に悩まされてきた。「嫌だと女性が伝えても、相手は耳を貸さない」と頭を抱える。こうした客に対し、東京都板橋区の画廊喫茶「カフェ百日紅」は、店長がきぜんと対応することで作家を守っている。悪質な客の実態とは--。【中嶋真希】
「性的なことを言ってきたり、プライベートなことを聞いてきたり……。ほかにも、女性に写真は撮れないと思っているのか、セルフポートレート展だと銘打っているのに『旦那さんが撮ったんでしょ』と言ってくることもあるんですよ」
そう憤るのは、自らを「自撮り熟女」と名乗り、昭和を思わせる作風のセルフポートレートの撮影を続けている写真家のマキエマキさんだ。初めてポートレート作品を展示した2016年1月から、ギャラリーストーカーの存在に悩まされてきた。グループ展に参加していた女性作家を捕まえては話しかけていた男性客が、マキエさんのぬれたシャツを着たセミヌードの作品について、わざと「乳首が見えていますよ」と声をかけてきた。からかったつもりだったのだろう。「はい、そうですよ」と答えると、相手は黙ってしまったという。
その後もグループ展や個展で、似たような男性客が頻発した。「乳首が見えている」と声をかけてくる男性は、何人も続いた。
「性的な下心を持って、タダでギャラリーに入って相手をしてもらおうと思っているのでは」。500円の入場料をとるようになると被害はぐっと減ったが、それでもゼロにはならない。
今年2月に開いたグループ展では入場料を徴収したが、ほかの女性作家が男性客からしつこく食事に誘われたり、「もっと肌の露出の多い作品を撮らなくちゃだめだ」ということを直接的な表現で言われたり、まとわりつかれるのを目撃した。マキエさんが「やめてください」とはっきり伝えたが、嫌がらせは続き、その日は夜まで在廊予定だったのを切り上げ、ほかの女性作家たちと一緒に帰った。
「展示会場でモデルや女性作家に粘着したり、食事に誘うのはやめてください。展示会場はキャバクラではありません」「エロい目で見るのは心の中だけにとどめてください。楽しくクリエーティブに交流しましょう」--。マキエさんは、ツイッターに投稿し、注意喚起した。
セクハラ被害だけではない。マキエさんは、作家としてのチャンスが奪われることも危惧する。「作家は、作品を売るために、出展料を払っている。ギャラリーは、作品を買ってもらうための場所」とマキエさんは言う。「しつこく拘束されることで、ほかの作品を買いたいという人や、仕事を依頼したいという人が話しかけられなくなることもある」
一方で、作品を買ったのだからと食事に誘ったり長時間話しかけたりしてくる人もおり、マキエさんは頭を悩ませる。
「はっきり嫌だと伝えるしかないが、女性が言っても耳を貸さない。ギャラリー側に、こうした客を強制的に退場させてもらうのが最も効果的」とマキエさんは言う。「もし作家が長い時間捕まっていたら、周囲の人も一声かけてほしい」と訴える。
迷惑行為に注意 ギャラリーも取り組み
ギャラリーも、悪質な客を黙って見過ごしているわけではない。東京都板橋区の画廊喫茶「カフェ百日紅」は、作家に嫌がらせをする客にはきぜんと対応している。店長でイラストレーターの目玉堂さんは、女性作家に性的なことを言う人には「これ以上失礼なことを言ったら警察を呼ぶ」と伝えたり、再度入店させなかったりなどの対応をとっている。
目玉堂さんは、「ほとんどのお客さんが紳士的。ほんの一部の人のせいで、みんなの居心地が悪くなってしまう」とため息をつく。目玉堂さんは09年に店を開く前からギャラリーストーカーが存在すると聞いていたが、自分の店を持ってその実態を目の当たりにした。これまで、女性作家がポストカードを買った客に握手を求められ、応じたら手だけでなく腕をなでられた、ほかの客がいないすきを狙って食事に誘われた、作家とすれ違うふりをして手の甲で体を触られた--といった事例があった。
同店は、定員10人ほどで、展示を見ながらハンドドリップのコーヒーや、スコーンなどのデザートが楽しめる。エロチックやゴシック、耽美(たんび)系の作品展示が中心。「このジャンルは、受け入れてくれるギャラリーが多くはない。ここなら展示ができると口コミで広がり、女性作家の利用が多い」と目玉堂さん。「女性がエロチックなアートを楽しめないのはおかしい。性別に関係なく、アートを楽しんでもらう空間にしたい」という目玉堂さんの願いが込められた空間となっており、常連客が「この写真いいよね」と語り合ったり、近所の人がふらっとお茶を飲みに来たりと、アットホームな雰囲気が魅力だ。
「安心して一息つける場所にしたい」と思うからこそ、「作家に対する卑劣な行為は、相手を人間と思っていないのではないか」と怒りをあらわにする。
目玉堂さんは、悪質な客を見つけたらすぐに注意するが、キッチンにいて気づけないこともある。常連客がこっそり教えてくれることもあり、すぐに「やめてください」と注意しているという。作家が客に長時間つきまとわれているのを見たら、「ちょっとお買い物行ってきてもらっていい?」と作家に頼み、外に逃がすこともある。事前に、作家から「よく展示を見に来るストーカーがいる」と聞かされることもあり、入店させないように注意深くチェックしているという。
「発表する場がない、あったとしても、展示をするとギャラリーストーカーの被害にあってしまうという作家は、うちに来てほしい」と目玉堂さんは言う。「女性作家が展示をする場合は、ギャラリーがストーカー対応をすべきだ。また、周囲の男性も、女性が何か言われて固まっていたら、嫌なことを言われたんだと気づいてほしい。割って入って助けてあげて」と訴えていた。
「ギャラリーストーカー」テーマにトークイベント
マキエマキさんは27日午後2時、元AV女優でアーティストの大塚咲さんとギャラリーストーカーをテーマにしたトークイベントを開催する。東京・高円寺の「高円寺パンディット」で、前売り2500円。配信チケットも販売中。詳細は、http://pundit.jp/events/5292/?fbclid=IwAR3icasq0qXSBpBSSUjxRj5TXQOjHc7sBk7HkmdTXJn0bIKE0AJyiLlIkXU