宣言解除要請「妥当」「複雑」 関西3府県、歓迎と不安が交錯

大阪、京都、兵庫の3府県が2月末での緊急事態宣言解除を政府に要請した23日、大阪・ミナミの道頓堀では、解除要請を歓迎する声が上がる一方、新型コロナウイルスの感染拡大の「リバウンド」を恐れ、困惑する意見も聞かれた。
兵庫県加西市の加藤悠人さん(48)は、衣料品を買いに中学生の長男と訪れた。運送会社に勤めており、コロナ禍で配達依頼が増えて人と接する機会が多くなり、感染リスクへの不安もあるが、「感染者数も減少の一途をたどっており、これから暖かくなるので解除は妥当なのではないか」と話した。大阪市西区から散歩で訪れた会社員の男性(54)は解除要請を「賢明な判断だ」と評価。仕事で付き合いのある大手飲食店からは「援助が薄い」との声を聞くといい、「一刻も早く通常の経済状態に戻してほしい」と語った。
一方で、慎重な意見も相次いだ。すし店を営む男性(71)は、これまでの行政による時短要請に「何度も振り回された」。売り上げは昨年同時期と比べて8割減り、人出の復活を待ち望むが、「ここでまた感染がぶり返したら、目も当てられない。解除してほしい気持ちと、早かったのではという思いで、複雑な感情だ」とため息をついた。買い物に訪れた堺市の高校教師の男性(41)は宣言解除で「生徒と会う機会が増えるので、個人的にはうれしい」としつつ、「昨年は4月から感染者が目立った。まだ、気温も低い。解除は先送りにすべきだ」と話した。【隈元悠太】
京阪神の人手は1月中旬から増加
ソフトバンクの子会社「アグープ」がスマートフォンの位置情報を基に推計したデータによると、京阪神の主要駅周辺の人出は、1月中旬以降、おおむね増加傾向がみられる。
毎日新聞が大阪メトロ梅田駅(大阪市北区)▽同なんば駅(同中央区)▽JR三ノ宮駅(神戸市中央区)▽阪急京都河原町駅(京都市下京区)――の周辺4地点について分析。日曜だった2月21日午後3時台の人出を1週間前の14日と比べると、4地点とも1割増だった。特に、梅田、なんば両駅では午後9時台は2割ほど増えていた。
21日の人出を緊急事態宣言の再発令直前の日曜(1月10日)と比べると、4地点とも午後3時台は1~2割増えていた。一方、午後9時台は2~3割減少していた。飲食店の営業時間短縮の影響とみられる。【高瀬浩平】

首都圏、時短強化の命令「視野」 緊急宣言解除巡り西村氏

西村経済再生担当相は23日の記者会見で、首都圏の感染状況について、千葉県や神奈川県で新規感染者が増加に転じたとして、飲食店に対する営業時間の短縮要請を一層強める必要があると述べた。新型コロナ対応の改正特別措置法に基づく命令などの適用も「視野に入る」と強調した。
関西3府県と中部2県の緊急事態宣言解除については「専門家の意見を聞いて適切に判断したい」と述べた一方、首都圏では3月7日の期限を長引かせないため「取り組み強化が必要だ」と訴えた。
西村氏は宣言を解除する場合、繁華街などで感染増加の兆しを検知するためのモニタリング検査を幅広く実施すると説明した。

愛子さまは「頼もしくなった」天皇陛下が語られた愛娘への期待

「大学での勉強に意欲的に取り組んでいることを私と雅子もうれしく思い、また、少し頼もしくなったように感じております」

61歳の誕生日を前に行われた記者会見で、天皇陛下は愛子さまについてこのように述べられた。昨年4月に学習院大学文学部に入学された愛子さまは、現在も多くの学生と同じようにオンラインで授業を受けられている。

これまで愛子さまが登校されたのは、昨年10月に行われた新入生ガイダンスの一度きりとなっている。キャンパスに通うことができない日々が続いているが、愛子さまの意欲的なご様子に陛下は安堵されているようだ。

陛下は、雅子さまとご一緒に、愛子さまが受講される様子をそばでご覧になる機会があることも明かされた。その感想として「新たな知見を得ることができたり、何か学生時代に戻ったような気持ちになりました」と述べられている。

愛子さまが進学された学習院大学文学部は、陛下が学ばれた学部でもある。’80年2月、在学中だった陛下は成年式を前に行われた会見で次のように語られている。

《青春ってものはやはり、あらゆるものに挑戦し、それから自分の力を試す、自分の中のもの、外のものに限らずそういった力を試す時期であり、また、模索する時期じゃないかなって考えるんです》

「陛下は幼い頃から奥州街道などの道に興味を持たれ、大学では中世の交通史や流通史を学ばれました。いっぽうで音楽部などクラブ活動にも精力的でした。多方面でさまざまな学生と交流できたことは、陛下にとってかけがえのない経験だったようです。ご卒業時の会見では、『学生たちが自分なりの生き方を見出そうと一生懸命努力していることを学びました』と回想されていました」(皇室担当記者)

あらゆるものに挑戦し、自分の力を試す――。当時抱いた陛下のお気持ちは、今でも変わらないようだ。陛下は会見で、今年20歳を迎える愛子さまに向けて「いろいろな方からたくさんのことを学び、自らの考えを深めていき、また、今まで以上に、様々な経験を積み重ねながら視野を広げていってほしい」とエールを送られている。

学習院大学では4月から少人数の講義に限って、対面授業を再開する予定だ。長期にわたるコロナ禍では感染防止に配慮しつつも、陛下は愛娘が充実した大学生活を送ることを願われている。

鳩山由紀夫氏、菅首相長男の接待問題に「自助でも公助でもない身内に甘い政官業の馴れ合い共助でしょうか」

鳩山由紀夫元首相(73)が23日、自身のツイッターを更新。菅義偉首相(72)の長男が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題について、首相の姿勢を批判した。
この日、「菅総理、李下に冠を正さずですよ。総務大臣の力を利用して長男を関連の企業に入社させたと疑われています」と書き始めた鳩山氏。
「また、JR東日本に昵懇なあなたは実弟の自己破産後、JR東日本の子会社の役員に入社させたとも疑われています。これは自助でも公助でもありませんね。身内に甘い政官業の馴れ合い共助でしょうか」と厳しく続けていた。

関西3府県が緊急事態の解除を要請 西村担当相「今週中に判断」

大阪、京都、兵庫3府県の知事は23日、西村康稔(やすとし)経済再生担当相とオンラインで会談し、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言について、3月7日までの期限を前倒しして今月末をめどに解除するよう要請した。宣言期間中に営業時間短縮の要請に応じた飲食店に支給する1日6万円の協力金について、宣言解除後も1日4万円の財政支援を継続するよう求めた。
大阪府の吉村洋文知事によると、西村氏は宣言解除の可否について「今週中に専門家の意見を聞いて判断する」と述べた。同時に、時短要請を段階的に緩和する必要があるとの認識を示し「知事が対策を取れるように財政支援はしっかりやりたい」と語った。
3知事は連名の要請文で「3府県では新規陽性者が減少し、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)状況も改善され、緊急事態を脱した状態となっている」として、今月末をめどに宣言の対象から除外するよう要請。時短要請の協力金について「国の財政支援の上限を1日4万円に堅持する」ことを求めた。
3知事は西村氏との意見交換に先立つオンライン会議で、感染再拡大を防ぐために時短要請の段階的な緩和が不可欠であることを確認した。

橋下徹氏、菅首相長男の接待問題で官僚に怒り「民間の人とお酒を飲みながら話をするというのは政治家の役割です」

23日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、菅義偉首相(72)の長男が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題で、既に判明している幹部4人以外に9人、計13人の総務省職員が計39件の接待を受けていたことを報じた。13人の中には、山田真貴子内閣広報官が含まれている。
コメンテーターで出演の元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)は割り勘での会食は許される点に触れ、「割り勘の会食でも僕は接待だと思います。倫理規定の何が問題かと言うと、利害関係者とも割り勘にすれば、夜、食事してお酒が飲めること。ここがそもそもおかしい」と問題提起。
「民間の人とお酒を飲みながら話をするというのは政治家の役割です。(今回、接待を受けたのは)選挙で首を切られるわけではない身分保障のある公務員なんですから…。公務員の人たちが民間の話を聞いて、感覚を得るというのは重要なんですけど、それはお酒を飲む場でなく、役所の中できちんとルールに基づいてやればいい」とし、「公務員の人は『それじゃ本音の話が聞けない』とか言うんですけど、それなら政治家になりなさいってことです。政治と行政はきちんと区分けをしていくべきと僕は思うけど、今の国会でいろいろしゃべっている人たちはそういう感覚じゃないんです」と続けていた。

週間天気予報 週後半から低気圧が次々通過 西・東日本は雨や曇りが続く

■この先1週間のポイント■

週後半は広く雨や雪に 関東山沿いも雪の可能性
明日24日(水)までは、西日本・東日本では晴れるところが多くなりますが、25日(木)からは南岸低気圧が西から接近してきます。そのため、26日(金)にかけて、全国的に雨や雪の降るところが多くなる予想です。西日本の早いところでは25日(木)から雨が降り、26日(金)になると東日本にも広範囲に広がっていきます。平野部では日中は雨となるところが多いと予想しており、内陸の地域や山沿いでは雪の可能性があります。随時最新の天気予報を確認するようにしてください。
週末は再び低気圧が接近
予想天気図 28日(日)9時
週末になると、新たな低気圧が再び西から接近し、九州から中四国、近畿を中心に28日(日)まで雨が降りやすい天気が続きます。さらに、週明けの3月1日(月)には低気圧が北日本方面にやってきます。気圧の谷の影響で全国的に天気が崩れるため、雨や風の強まりに注意が必要です。また、気温のアップダウンも大きくなるので、体調管理にもご注意ください。
北日本は週後半から穏やかに 雪崩に警戒
北海道や東北の日本海側は、だんだんと冬型の気圧配置が弱まり、25日(木)からは晴れるところが多くなります。週末は広く晴れて、特に日曜日は気温も上がる見込みです。山では雪崩の発生に警戒が必要です。

松本人志さんを「トンカチでぶっ殺します」、投稿の男を再逮捕…「おぎやはぎ」にも殺害予告

お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(57)の殺害予告をインターネット掲示板に投稿したとして、警視庁新宿署は23日、東京都三鷹市井の頭、システムエンジニアの男(25)を脅迫と威力業務妨害の容疑で再逮捕した。
発表によると、男は1月下旬、ネット掲示板で松本さんや家族を名指しし、「トンカチでぶっ殺します」と書き込み、脅すなどした疑い。容疑を認め、「騒ぎを起こして注目を集めたかった」と供述している。
書き込みに気づいた松本さんが、2月になって新宿署に相談した。男は今月3日、お笑いコンビ「おぎやはぎ」に同様の殺害予告をしたとして、脅迫容疑などで逮捕されていた。

8月に感染した患者、半年過ぎてまた感染…県「一定期間過ぎると抗体減る」

滋賀県は22日、新たに14人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。重症者はいない。県内の感染者の累計は2398人。県内で入院中の70歳代男性が死亡し、死者は計44人となった。
大津市の医療機関で発生したクラスター(感染集団)では、この日10人の感染がわかり、計17人に。このうち、昨年8月に感染し、陰性となった後に入院してきた患者1人が再び陽性となった。県は最初の感染から約半年が過ぎている状況などから、県内初の再感染とみている。担当者は「一度感染しても一定期間が過ぎると抗体が減り、再感染することがあり得る」としている。

天皇陛下61歳、祝賀行事は縮小 皇居一般参賀、2年連続とりやめ

天皇陛下が61歳の誕生日を迎えられた23日、秋篠宮ご夫妻や菅義偉首相らが皇居・宮殿「松の間」で、陛下に祝意を伝える行事が行われた。新型コロナウイルス禍で、行事は例年より規模を大幅に縮小。皇居での一般参賀は昨年に続き、とりやめられた。
午前に皇族を代表して、秋篠宮ご夫妻が陛下にあいさつ。続いて、菅首相ら三権の長と外交団長が祝意を伝えた。マスク姿の陛下は菅首相に「深く感謝します。いろいろ大変なことがあると思いますが、体に気を付けて仕事を続けてください」と応じた。外交団長に対しては英語でお礼を述べた。
宮内庁は、例年行われていた祝宴と茶会も、今年は見送った。