ラウンジ離党の白須賀議員に「またか」の声。自民党“魔の世代”の不祥事総ざらい

◆銀座三兄弟の報道直後にラウンジ訪問の白須賀議員は問題児で有名だった

2月18日発売の週刊文春2月25日号にて、緊急事態宣言下にも関わらず午後8時以降に港区の接客を伴う高級会員制ラウンジを訪れたことをスクープされ、当雑誌が発売される前日の17日に自民党を離党した白須賀貴樹衆院議員。つい先日に週刊新潮で報じられた、自民党の松本純、大塚高司、田野瀬太道の3議員が銀座のクラブなどをハシゴ訪問した問題で、それに絡む虚偽説明を行ったことを謝罪し、離党したばかりのできごとだった。

この白須賀議員、ライターの私の知り合いの女性が働くラウンジにも度々訪れたり、その女性とインスタグラムを交換してはダイレクトメッセージを送ったりしていたようである。

また、松本純衆議院議員ら3人はネット上では“銀座3兄弟”と揶揄され、世論から猛批判を受けたのも記憶に新しいなか、白須賀議員の今回のスクープで、菅政権はまた世論からの批判を受けそうだ。

白須賀議員の余罪はほかにもある。2019年末にIR汚職で逮捕された秋元司衆議院議員の贈収賄事件などに絡み、中国の深にある500ドットコムの本社を訪れ、経営陣と面会して100万円を受け取り、関係先として地元印西市の事務所に東京地検特捜部の家宅捜索が入っていた。IRに関する職務権限がなかったため収賄罪での立件は見送られたが、別件では秘書の問題行動などで千葉13区域の自由民主党の県議会議員9人が白須賀議員に代わり、鎌ヶ谷市長の清水聖士氏を党候補者として擁立するように求める請願書を県連に提出する事態にもなっていたのだ。

◆魔の2回生、3回生問題

白須賀議員は、いわゆる「魔の3回生」で、ネット上では「またか」といったコメントも散見される。「魔の3回生」とは、2012年の第46回衆議院議員総選挙で初当選した自由民主党所属の衆議院議員のことだ。

この「魔の~回生」という表現、第46回で自民党が大勝した際に初当選した多数の議員が、第47回衆議院議員総選挙にも当選し「2回生」となった後、第3次安倍内閣において不祥事で離党や議員辞職に追い込まれる議員が続出したことから使われるようになったフレーズである。2017年の新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれた。この言葉を考案したのは産経新聞編集局整理部記者の森山志乃芙氏で、2017年4月20日の産経新聞朝刊において初めて使われた。

「安倍1強」「自民1強」と言われた時期が長く、首相の政策に支持を表明していれば党から追い出されたり、公認を外されたりすることもなく、選挙も安泰のため気が緩みやすく、不祥事を起こしやすいと言われている。また、いわゆる自民党への「風」に乗って当選し、汗をかかずに当選できた彼らには「自分の実力を勘違いしている」と後ろ指を指され、政治の実力は1回生程度のレベルしかないと言われる者も多い。

◆「魔の2回生、3回生」の功績

では、ここでほかの「魔の2回生、3回生」の功績(!?)を振り返っていきたい。

魔の3回生
・白須賀貴樹(千葉13区)
2019年12月25日、衆議院議員の秋元司が逮捕された贈収賄事件などに絡み、秋元とともに中国の深にある500ドットコムの本社を訪れ、経営陣と面会して100万円を受け取っていた。白須賀は100万円の受領を認めたが、白須賀にはIRに関する職務権限がなかったため収賄罪での立件は見送られた。

・田畑毅(愛知2区、比例復活、繰上当選含む)
知人女性への準強制性交・盗撮が報じられ、離党した後に2019年3月に議員辞職した。

・石崎徹(新潟1区、比例復活)
秘書への暴言と暴行、英語のレッスンで知り合った外国人女性に買春をもちかけたことなどが報じられ、2020年、自民党を離党。

魔の2回生
・武藤貴也(滋賀4区)
未公開株取引での金銭トラブルが報じられ、2015年8月19日に離党。また、同年8月26日、未成年男性の買春が報じられた。ほかにも、戦争を肯定するともとれる投稿をツイッターに書き込んで物議を醸した。結局、2017年の第48回衆議院議員総選挙は不出馬だった。

・宮崎謙介(京都3区)
育休期間中の不倫を報じられ、2016年2月16日に議員辞職。引退後の昨年末も二度目の不倫を報じられた。妻の金子恵美氏(新潟4区)は2017年の第48回衆議院議員総選挙で落選した。

・中川俊直(広島4区)
2017年4月に不倫や重婚スキャンダルなどを報じられ、同年4月21日に離党。その後、秘書時代に「集団レイプ」まがいの行為をして事件になりそうになったのを父・中川秀直氏の力でもみ消していたことが報じられた。同年の第48回総選挙には不出馬。

・豊田真由子(埼玉4区)
2017年6月、「このハゲー」など秘書への暴言や暴行が報じられ、同年8月10日に離党。同年の第48回総選挙は無所属で立候補したが落選。現在では、良識ある専門家として復活を遂げている。

・中川郁子(北海道11区)・門博文(和歌山1区、比例復活)
2015年3月に二人の不倫および路上キスが報じられた。中川氏は2017年の第48回総選挙で敗北、比例復活もならずに落選。門氏は、第48回総選挙は比例復活当選を果たし、現在3選目。

◆今年必ず行われる衆議院選挙、これまでの風はもう吹かない!?

以上の報道が、まだ記憶に新しく残っている人も多いだろう。衆議院の任期満了は、今年の10月21日。それまでに必ず衆議院選挙が行われる。緊急事態宣言下で外出の自粛や営業自粛を要請される中、菅政権の政策や議員の行動に批判の目をむける国民は多い。

これまで自民党の風に乗って当選できていた魔の世代にとっては、初めての逆風が吹くかもしれない。
〈取材・文/kk_newswatcher〉

【kk_newswatcher】
大手メーカー勤務の会社員の傍ら、日頃よりウェブニュースや週刊誌等を幅広くウォッチ。テレビや新聞の報道記者や週刊誌記者との会食での情報収集も欠かさず、情報通な点に一目置くマスコミ関係者も多い。最近では、自身のユーチューブチャンネルを開設し、ニュースの解説を行っている。Twitter→@kk_newswatcher

原発事故、東京高裁が国の責任認める 千葉避難者訴訟、高裁2例目

東京電力福島第1原発事故に伴い、福島県から千葉県に避難した住民ら43人が東電や国に計約18億7300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(白井幸夫裁判長)は19日、国と東電双方の責任を認め、東電に計約2億7800万円、うち約1億3500万円を国とともに支払うよう命じた。高裁で国の責任が認められたのは2例目。
原発事故の国の責任が問われた訴訟では、2020年9月の仙台高裁判決が国の責任を認めた一方、21年1月の東京高裁判決は否定した。東京高裁でも判断が割れる形となった。
白井裁判長はまず、原発事故の国の責任について「当時の科学技術の水準に照らして、対策を命じなかったことが著しく合理性を欠いていたと言える場合に違法となる」と指摘した。
地震や津波の発生予測としては、福島沖で巨大な地震が起き得るとした「長期評価」と、津波が低く算出される「津波評価技術」がいずれも02年に公表されたが、その科学的信頼性は同等だったと認定。津波評価技術に基づいて対策を講じた国の判断について「同程度の信頼性がある長期評価の知見を判断の基礎としないことは、著しく合理性を欠く」とした。
その上で、防潮堤の設置やタービン建屋に水が入らないようにする措置を講じていれば、事故原因となった原発の全電源喪失は避けられたとし、長期評価の公表から遅くとも1年後には東電に対策を求めることができたと判断した。
住民側は、故郷の人間関係や豊かな自然を失ったとして「ふるさと喪失慰謝料」も求めていた。白井裁判長は、生活環境が基盤から失われた場合や、避難先での生活を継続したり、帰還を断念したりすることによる精神的損害を認め、避難生活による慰謝料とは別に賠償すべきだとした。1審・千葉地裁判決(17年9月)は東電のみに約3億7000万円の支払いを命じていた。【遠山和宏】

小池百合子都知事、橋本聖子新会長は「尊敬されるべき存在」…五輪開催へスピーディーに物事進める

東京都の小池百合子知事(68)は19日の定例会見で、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の新会長に橋本聖子五輪相(56)が就任したことについて「橋本会長は長年の友人であり、人となりを考えましても、また何よりアスリートとして夏冬計7回五輪に出場し、世界的にも稀有(けう)で尊敬されるべき存在。天命だと思う」と期待を示した。
東京五輪開幕まで半年を切っている中での異例の組織委トップ交代には「組織委員会は実務的にいろいろ進める組織。組織の長として決めるべきことは決め、都としっかり連携とっていただきたい」と注文を付けた。
大会開催に向けては「スピーディーに物事を決めて進めていく。時間を有効に使いコロナ対策を進め、ともに大会を成功させていきたい。まさにラストスパートですので、真剣にしっかりと手を合わせ進めていきたい」と連携を強化し開催に前向きな姿勢を強調した。

東京、新たに353人が感染 新型コロナ、減少傾向続く

東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者が新たに353人報告されたと明らかにした。累計は10万9135人となった。
都内の感染者数は減少傾向が続き、直近7日間を平均した1日当たりの感染者数は政府が緊急事態宣言解除の目安としている500人を既に下回っている。一方、重症化リスクの高い高齢者層の占める割合が増加。1日当たりの死亡者数の発表は2桁の日も目立つ。

保育園にトラック突っ込む 静岡、園児にけがなしか

19日午前11時40分ごろ、静岡市清水区長崎の「長崎おひさまの森保育園」にトラックが突っ込んだ。
静岡県警によると、当時、園内に園児や職員がいたが、けが人が出ているとの情報はない。トラック運転手は軽傷とみられる。
保育園の隣に住む無職男性(77)は「ものすごい音がして外に出たら、トラックが突っ込んでいた」と驚いた様子で話した。
通行人が110番した。

娘2人車内放置死、母親に懲役6年の実刑判決…高松地裁

高松市内で昨年9月、女児2人が乗用車内に約15時間放置されて死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の無職竹内

麻理亜
( まりあ ) 被告(27)(高松市)の裁判員裁判が19日、高松地裁であり、近道暁郎裁判長は求刑通り懲役6年の実刑判決を言い渡した。
起訴状では、竹内被告は昨年9月2日午後9時15分~3日午後0時20分頃、高松市内の駐車場に止めた乗用車内に、長女の

真友理
( まゆり ) ちゃん(当時6歳)と次女の

友理恵
( ゆりえ ) ちゃん(同3歳)を放置し、熱中症で死亡させたとしている。

総務省幹部、衛星放送発言認める 2人更迭、首相長男も「自分だ」

菅義偉首相の長男と会食した総務省の秋本芳徳情報流通行政局長は19日の衆院予算委員会で、会食時の録音とされる音声のうち「記憶にない」としていた衛星放送に絡む話題について「今となっては発言があったのだろうと受け止めている」と一転して認めた。武田良太総務相は19日、長男と会食した4人の総務省幹部のうち、秋本氏と湯本博信官房審議官を20日付で官房付に異動させると発表した。事実上の更迭。
予算委での総務省の報告によると、放送事業会社に勤める長男も「自分だと思う」と話した。武田氏は谷脇康彦、吉田真人両総務審議官を含め、懲戒処分を視野に入れていることも明らかにした。

「居住実態」の決め手は 市議の当選無効 司法と選管で正反対の判断

2020年3月の山形県南陽市議選を巡り、次点で落選した男性が当選議員の居住実態に関連して当選無効を求めた訴訟。仙台高裁は今年1月、原告の訴えを認めて当選無効を言い渡し、男性は繰り上げ当選を果たした。申し立てを受けた市と県の両選挙管理委員会は棄却したが、司法は逆の結論を示した。なぜ判断は分かれたのか。その背景を探った。【佐藤良一】
県・市選管「光熱費・食費など増加」
「選挙の3カ月以上前に住民票を選挙区に移していても、無効になるのか……」。今回の司法判断に、有権者の1人は不思議そうに話した。根拠となったのは公職選挙法だ。
<3カ月以上市町村の区域内に住所を有する者は、その属する地方公共団体の議会の議員および長の選挙権を有する>
同法はこう記している。市議選の投票日は20年3月22日で、その規定から計算すると、19年12月22日から3カ月間の居住が問われることになる。
敗訴して市議を失職した男性は、19年11月21日に、妻と暮らす高畠町の住宅から母親が1人で住む南陽市の実家に住民票を移し、同24日から転居した。ただ、妻は高畠にそのまま居住しており、引き払っていない。裁判の争点は「生活の本拠はどこか」だった。
市選管が男性の生活実態を南陽市と高畠町に出向いて調べ、県選管が追加の検証を行った。市選管は、水道、電気などの使用量が転居後に増えているとし、近隣住民の目撃証言も得た。県選管は、宅配で届く食料品の購入費が南陽の住宅で増えている事実などを確認。市選管同様、居住実態は南陽にあったと結論づけ、申し立てを退けた。
仙台高裁「表札、郵便転送届なし」
これに対し、仙台高裁は疑問を投げかけた。判決文によると、選挙前の3カ月間の初期に4割以上も高畠町に宿泊している▽住民票の移転後も南陽市に男性の表札がない▽郵便の転送届を出していない――などと指摘。「高畠町から南陽市に生活の中心が移った証拠がない」として、両選管と逆の判断をした。住民基本台帳法で「住所は一つ」と定めていることが、判断を左右したといえる。
次点で落選した原告の山口裕昭氏(55)は、13日に当選証書を受け取り、当選が確定した。記者団に「選管と裁判所で、なぜ結論が逆になったのか、議会活動を通じて明らかにしたい」と語った。
こうした居住実態が問題になるケースは少なくない。山形大の和泉田保一・准教授(行政法)は「公選法は、客観的な生活の本拠であることを求めている」と指摘。「立候補の際は住民票の届け出だけでなく、自動車免許の住所変更やインターネット、新聞購読などで、生活実態を裏付けできるかどうかが問われる」と説明する。

橋本会長、自民離党を否定 「疑念持たれないよう行動」

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は19日、自民党を離党せずに議員活動を続ける考えを示した。中立性を保つとした上で「疑念を持たれないよう五輪憲章にのっとった行動を心がけたい」と述べた。自民党本部で記者団の取材に答えた。
これに先立ち二階俊博幹事長と面会し「五輪相から立場は変わったが、支援をお願いしたい」と要請した。二階氏は「全面的にバックアップする」と応じた。
立憲民主党の安住淳国対委員長は、あいさつに訪れた橋本氏に対し、自民党を離党するべきだとの考えを伝えた。

維新の大阪府議を傷害容疑で書類送検 弟を殴りけがさせる 府警

弟(48)を殴って軽傷を負わせたとして、大阪府警が大阪維新の会の岡沢龍一府議(53)を傷害の疑いで書類送検したことが、捜査関係者への取材で判明した。不動産を巡るトラブルがあったといい、府警は起訴を求める意見を付けた。
捜査関係者によると、送検は15日付。送検容疑は2018年11月、同府枚方市内のマンションで、弟に陶器製の灰皿を投げたり殴ったりし、顔や頭に約10日のけがをさせたとされる。岡沢府議は当時、枚方市議だった。
父親で元府議会議長の健二氏(20年1月に死去)の不動産を兄弟のどちらが引き継ぐかで口論になっていたという。弟が20年9月に告訴していた。岡沢府議の代理人弁護士は「けがをさせたのは事実で、示談交渉を進めている」と話した。
岡沢府議は枚方市議を3期務め、19年4月に府議に初当選した。【土田暁彦】