“アラフォー”セレブ女はなぜヤクザを使って実父を拉致させたのか? 背景には「違法ビジネス」トラブル

かつて、骨肉の争いで注目を集めた大塚家具のお家騒動では、娘の大塚久美子氏が、プロキシファイト(委任状争奪戦)の末に創業者で実父の勝久氏を退任に追い込んだ。
しかし世の中には、実の父親から経営主導権を奪うためには手段を選ばない娘もいるようだ。
警視庁は1月23日、都内在住で中国籍の温雅然容疑者(37)を逮捕監禁致傷と強盗容疑で逮捕した。
経営権をめぐって対立していた父親を誘拐
温は、既に逮捕されている住吉会系暴力団幹部の男ら6人と共謀し、化粧品会社の経営権をめぐって対立していた父親で会社役員の60代男性を誘拐したのだ。
事件が起きたのは昨年8月18日午後5時過ぎ。被害男性は、銀座8丁目の自宅マンション駐輪場で、3人組の男らに催涙スプレーを吹きかけられて車に押し込まれた。捜査関係者の話によると、被害男性は車内で、ガムテープで目と口を塞がれたうえ、手錠を施された状態でスタンガンを押し当てられ「3000万円を払え」などと脅迫を受けたという。
拉致されてからおよそ5時間後、男性は浦安市内で解放され交番に駆け込んで保護された。
くっきりした目鼻立ちに長髪をなびかせた温の顔写真がニュース番組で放映されると、ネット上では「可愛い」「アラフォーには見えない」といった声も上がった。その美貌と、ヤクザを使って実父を拉致させるという冷酷な手口とのギャップに、戸惑いを覚えた人も多かったことだろう。
『爆買い』ブームに乗って個人輸入代行ビジネスを展開
しかし彼女は、今から10年近く前から、怪しいビジネスに手を染めていたという。20代後半から数年間、温と親しかったという知人女性M氏が明かす。
「広東省深セン市出身の彼女は、高校の時に単身で留学に来て以来、日本在住20年以上。私が彼女と出会った10年ほど前、確か彼女は日本人の男性と結婚していたんですが、30歳くらいまでに離婚しているはず。その後、彼女が始めたのが、『代購』(個人輸入代行ビジネス)です。ウェイボ―(中国SNS)やウィーチャット(中国チャットアプリ)で集客した中国人の注文を受けて、日本製の化粧品とか薬とかを仕入れて送っていました。ちょうど、『爆買い』という言葉がブームになり始めたころで、ビジネスを始めて2年目には、年収が1000万円に達したと言っていた。普通のワンルームマンションから、レインボーブリッジが見渡せる勝どきのマンションの高層階に引っ越ししたのもこの頃です。2LDKと一人暮らしには広々した部屋で、毎週末のようにホームパーティをしていました」
父を呼び寄せ、共同で法人を設立
温はその後、自身の事業をさらに拡大するためにある行動に出る。
「2013年に、深セン大学で建築学の教授をしていたお父さんを日本に呼び寄せ、共同で法人を設立したんです。それが、経営権を争うこととなったBISEI株式会社。法人化で、これまで個人でやっていた『代購』の規模を拡大すると同時に、化粧品を自社開発して『日本ブランド』として中国人に売る、という新規事業を行うことがその目的だったようです。法人設立から数年は、共同経営者としての仲も親子としての仲も悪くなかったはず」
しかしその後、2人の仲に亀裂が入り始める。M氏によると、その原因の1つとなったのが、温が主導で進めていた違法ビジネスだという。
温が手を染めた医薬品の違法転売
「温は、代購ビジネスの一環として、医薬品の違法転売も行っていたんです。例えば、日本製のヒト胎盤(プラセンタ)製剤。中国では、ヒト胎盤は漢方薬として美容やアンチエイジングに利用されてきた歴史があるのですが、2015年からヒト胎盤の売買が禁止されたんです。そこでヒト胎盤愛用者に代替品として注目されたのが、ラエンネックやメルスモンといった日本製のヒト胎盤製剤。これらは、医師にしか処方できないはずですが、温はどういうコネなのか医師から横流ししてもらい、中国の顧客に転売していた。マジンドールという向精神薬も、『やせ薬』として扱っていたと聞いています。ただ、社長を務める父親は、こうした違法なビジネスを嫌っていたようです。温が『もともと私が始めたビジネスなのに、途中から参画した父親がいろいろ指図してきてウザい』というような愚痴をこぼしていたのを聞いたこともあります」(M氏)
ちなみに2017年1月、温は女児を出産している。「子供の父親は、中国の富裕層を相手にした、小顔整体ビジネスを一緒にやっていた整体師の男性と聞いています。ただ、温が妊娠した頃から彼女とは疎遠になってしまったので、入籍したのかどうかは分かりません。2019年ころ、父親と民事裁判に発展したという話を人づてに聞いたのが最新の消息でした」(M氏)。
逮捕直前は猫、娘とタワマン住まい
その後の温については、逮捕直前まで更新していた彼女のインスタグラムで垣間見ることができる。
そこには、湾岸の夜景を一望できる、高級ホテルと見まがうようなタワーマンションでの、猫と娘との生活をとらえた写真が複数アップされている。M氏が明かした、ホームパーティをしていたマンションから、さらにランクの高い住まいに引越ししたようだ。
最後の投稿は1月20日、ニセコのスキー場で撮影された写真だ。その3日後、彼女は逮捕されている。自己紹介欄には「遊んで人生過ごす」と格言めいた文句を掲げていた彼女だが、それもしばらくはお預けになりそうだ。
(「文春オンライン」編集部)

【独自】18・19歳の呼称は「特定少年」…少年法改正案、民法と異なる位置付け明確化

法務省は今国会に提出予定の少年法改正案について、適用年齢は現行通りの20歳未満を維持した上で、18、19歳の呼称を「特定少年」とする方針を固めた。来年4月から成人年齢が18歳に引き下げられる民法とは異なり、刑事手続き上は「少年」としての位置付けを明確化した。政府は改正案を月内にも閣議決定する見通し。
少年法を巡っては、2017年から3年半にわたって、法制審議会(法相の諮問機関)で改正議論が行われた。
当初は、来年4月から成人年齢を18歳に引き下げる民法との整合性を重視し、少年法の適用年齢も18歳未満に引き下げる前提だったが、昨年10月の法相への答申では、20歳未満の全事件を家庭裁判所に送致する現行の仕組みを維持。一方、18、19歳は家裁が検察官へ送致(逆送)して刑事裁判にかける対象犯罪を拡大するなど、一定の厳罰化を図る内容となった。
ただ、18、19歳を少年法の対象に残すかどうかや、どのような呼称にするかは、「立法プロセスにゆだねる」として判断を見送っており、法制審の答申後、法務省が検討を重ねていた。
その結果、改正案では、現行の少年法と同様に20歳未満を「少年」と定義。18、19歳の取り扱いについては、独自の条文を設けた上で、両年齢を「特定少年」と呼ぶことにした。

『TikTok』で死亡事故・いじめ・わいせつ事件が多発、子を守るため保護者がすべきこと

若者に人気のアプリ「TikTok」に関連した事件・死亡事故が多発している。
TikTokとは、15秒~60秒程度のショートムービー(動画)を共有できる中国発のアプリだ。ダンスや口パク動画のほか、料理やヘアメイクの仕方を伝授するお役立ち動画など、さまざまなジャンルの動画をサクサクと手軽に閲覧できることから、若者から人気を得ている。
昨年には中国がデータを不当に抜き取っているとして世界中で騒動になったが、具体的な証拠は示されていない。それよりも現実として、さまざまな脅威が、子どもたちを危険に晒(さら)している。
実際にどんな事例が発生しているのか。
1月20日にイタリアで、TikTokで流行している「失神チャレンジ」に挑戦した少女が、首にベルトを巻きつけて窒息死する事故が発生した。
「チャレンジ動画」とは、TikTok上のお題のようなもので、挑戦者はお題に沿った動画を撮影して投稿すれば気軽に参加することができる。
このチャレンジ動画をめぐっては昨年にもアメリカで「ベナドリル・チャレンジ」と呼ばれる、薬を大量摂取して幻覚を楽しむ企画が流行し、15歳の少女が亡くなる悲劇が起きた。
こうした危険について、ネット教育アナリストの尾花紀子さんは、
「チャレンジ企画には、安心して楽しめるものもたくさんあります。しかし、ひどい使い方をすれば人の命も奪ってしまう。
思春期はチャレンジ精神が触発される時期ですが、踏みとどまれる理性を養えるよう、こうしたニュースが流れたときに保護者が食卓でさりげなく会話して、未然に防いでほしいです」
と防止策を訴える。
TikTok では、投稿された動画に問題がないか運営者が24時間体制で審査しており、規約違反となるものは警告・削除しているという。それでも事故が絶えないのが現状だ。
危険なのは事故だけではない。
ITジャーナリストの鈴木朋子さんによると、
「いじめの問題もあります。動画のコメント欄にブスだとか誹謗(ひぼう)中傷が書き込まれることも。いじめている動画が投稿され、それが複製されてネット上で拡散した事例もあります」
動画が悪用されることも……。
「女性の動画を勝手にキャプチャー(切り取り)をして、まとめサイトで“ブスまとめ”というタイトルで晒されるといった被害が発生しています。
少女の写真を勝手に出会い系サイトで使用されるといった被害も。ネット上で流用されると2度と消せないので、理解したうえで利用する必要があります」(以下、鈴木さん)
さらには、子どもが性犯罪に巻き込まれるケースも後を絶たない。
昨年9月には、TikTokのDM(ダイレクトメッセージ)を通じて出会った小学5年の女児を誘い出し、ホテルでわいせつ行為をした男が逮捕される事件が発生している。
「脅されて追い詰められて、会ってしまう子もいる。この事件では男が“会ってくれないと家の前で死ぬ”と言っていたようです」
そもそもTikTokは13歳未満の利用を禁じているが、少女は親の端末を使っていたという。
「TikTokは動画の中に個人情報が含まれやすい。背景の公園やコンビニ、電柱などから住んでいる地域を割り出されてしまいます。
制服姿で投稿すれば、学校名もわかる。悪い人が見ていて会いに来たよと脅されることもあるので、注意が必要です」
ほかにも、少女になりすました男がDMで「裸の写真を送り合おう」と持ちかけて送らせた事件などが発生している。
「子どもはSNSを始めたてのころ、DMに返事をしなければと思ってしまいがち。怪しいアカウントや人物を見抜けるように、リテラシーを磨きましょう」
現在、TikTokでは16歳未満のDM送信機能を禁止しており、年齢認証を厳格化している。それでも家族のアカウントを使用して事件に巻き込まれるケースが多発しており、注意が必要だ。
正しく安全にTikTokを使うにはどうすればいいのか。TikTokのフォロワー数が100万人を超える人気ティックトッカーの渡辺リサさん(18)が自らの体験を明かす。
「私もDMで“学校ここでしょ”“ここに住んでるでしょ”といったメッセージを受け取ったことがあります。今は個人情報を特定されないように、自宅の中で撮影をしたりなど気をつけるようにしています」
トラブルに巻き込まれたこともあるようで、
「私があたかも人をいじめているかのようなSNSの投稿を捏造(ねつぞう)されて炎上したことがあります。そのときは家族に相談しました」
しかし、いざトラブルに巻き込まれた子どもが親に相談するのは勇気がいることだ。
「子どもは怒られたり、自分のやっていることを否定されたりするのを怖がるものです。
TikTokも、親が普段から一緒に楽しむことができたら、何かあったときに相談してみようかという気になると思います」(渡辺さん)
前出の尾花さんも、こう続ける(以下、尾花さん)。
「親がトラブルにどう気づいてあげるか。普段から、“何かあったらパパには言わないから、ママにだけ話して”といったふうに、家族に1人だけでも相談できるようにしてあげることが大切です」
子どもを守るため保護者がやるべきことについては、
「TikTokにはペアレンタルコントロールという機能があり、子どものアカウントと親のアカウントをひもづけて管理することができます。
子どもの使用時間の制限や、不適切なコンテンツ表示の制限、DMやコメント書き込みの範囲を制限して見知らぬ人との接触を防ぐことができます。思春期になると親がどうこう言えなくなるので、代わりに見守ってくれる機能を利用してほしいです」
この機能はアプリの設定画面から簡単に登録することができ、犯罪に巻き込まれるリスクは大きく減少する。
そのほかにも、
「子どもは賢いので、おじいちゃん、おばあちゃんのところに行って制限のないスマホを使わせてくれるよう頼んだりします。各携帯電話会社に“安心フィルター”というサービスがあり、問い合わせれば危険な機能を制限できます。
“大事なものだから、ちゃんと設定してからね”と言って、安全な環境を整えてから貸すようにしましょう」
設定が難しい場合は、親が代わりにやってあげるなどして、確実に対策することが必要だという。
「最後の砦(とりで)は保護者。手間を惜しまずに設定してほしい。犯罪に巻き込まれてからでは、悔やんでも悔やみきれません」
子どもはTikTokを自己表現の場として楽しんでおり、頭ごなしに否定してはならない。渡辺さんが指摘したように、家族でコミュニケーションしながら安全を守ってあげる努力が必要だろう。
※トラブルに巻き込まれたときの問い合わせ先 ■インターネット違法・有害情報相談センター(総務省支援事業) 自分の写真を無断で転載されて削除したいとき、個人情報を無断で公開されたとき、誹謗中傷を書き込まれたときなどに相談ができる。(https://ihaho.jp/) ■各地域の警察本部WEBサイト。ネットのトラブルに関する相談ができる。

彫刻家・橋本堅太郎さん死去 文化功労者、木彫界を代表

日本の木彫界を代表する彫刻家で文化功労者の橋本堅太郎(はしもと・けんたろう)さんが1月31日午前10時44分、誤嚥性肺炎のため東京都目黒区の病院で死去した。90歳。東京都出身。葬儀は近親者で行う。喪主は妻芳子(よしこ)さん。
東京芸大で平櫛田中に師事。東京学芸大教授として教壇に立ちながら優れた作品を発表し、芸術文化の振興発展に寄与した。日展理事長などを歴任し、2011年に文化功労者に選ばれた。日本芸術院会員。
主な作品に日本芸術院賞を受賞した「竹園生」がある。

全国で新たに2673人の感染確認 東京は633人、3日連続で1000人下回る

新型コロナウイルスの感染者は31日、全国で新たに2673人が確認された。死者は65人増えて5766人。厚生労働省によると、重症者(31日午前0時現在)は前日より1人少ない973人となった。
全国の1日当たりの新規感染者数は1月中旬以降は減少傾向にあるが、毎日新聞の集計で1月の月間合計は約15万4200人となり、最多だった昨年12月(約8万6800人)を大幅に上回った。
東京都の新規感染確認は633人で、3日連続で1000人を下回った。北海道旭川市は12月の発表に重複があったとして、累計感染者数を1人減らした。【まとめ・大島祥平】

太宰府暴行死事件の主犯格ら、2日初公判 遺族と深まる溝 県警は再調査せず

福岡県太宰府市で2019年10月に発覚した主婦暴行死事件を巡って、遺族と佐賀県警の溝が深まっている。遺族は、事件前に再三県警に相談したが被害届を受理されなかったと主張。県警は、対応に不備はなかったとして遺族が求める再調査をしない姿勢を貫いている。事件直前から主婦と同居し、傷害致死などの罪で起訴された男女の初公判が2日、福岡地裁である。なぜ主婦が命を落としてしまったのか。司法の場での審理が始まる。
事件は19年10月20日朝、太宰府市内の駐車場に止めてあった車内から主婦の高畑(こうはた)瑠美さん(当時36歳)の遺体が見つかり発覚した。遺体にはバタフライナイフなどで刺されたり、木刀で多数回殴られたりするなど激しい暴行を受けた痕があった。福岡県警は、事件直前から同居していた山本美幸(42)、岸颯(つばさ)(25)両被告=いずれも同市の無職=らを逮捕し、2人は傷害致死などの罪で起訴された。
2人は別の恐喝事件でも逮捕され、高畑さんとは違う被害者3人に対する恐喝罪(未遂含む)を先に審理した福岡地裁は、いずれも有罪認定した。その公判で見えてきたことがある。
山本被告は専門学校を中退後、介護職などに就いたが、15年ごろから無職だったという。岸被告は山本被告の交際相手。山本被告は二十数年前に暴力団員だった田中政樹被告(47)=恐喝未遂罪で1審は有罪判決=と知り合い、11年ごろに田中被告が暴力団を抜けた後も周囲に田中被告が背後にいるとちらつかせて、恐喝事件を繰り返した。
被害者3人のうち山本被告の知人男性(当時36歳)は、好意を抱いていた女性から紹介された山本被告に「女性がホストにはまり借金がある。助けてほしい」との相談を受けたと証言。通帳を山本被告に預け、岸被告に紹介された建築関係の現場などで働いて、たまに山本被告から小遣いをもらっていたという。仕事に行ったかどうかは毎日無料通信アプリ「LINE」で報告するよう「山本被告に指示されていた」。
男性は、給料が少なかったり、仕事を無断で休んだりすると「模造刀で刺されたり、走行中の車の窓から頭を出されたりした」と証言。時には「兄貴にかけるよ」と言った山本被告と電話を代わると、田中被告から「原発に行くか? マグロ(漁)に行くか?」などと怒声を浴び続けたという。暴力と監視で山本被告らに肉体的、精神的に支配された男性は公判で「金をどうにかしないと本当にやばいと思った」と凄絶(せいぜつ)な日々を振り返った。
被害者3人の中には高畑さんの夫裕(ゆたか)さん(36)もいた。裕さんへの恐喝未遂事件の審理では、十数年前に高畑さんの兄を介して山本被告と知り合ったことが明かされた。当初は兄が飲み屋で作った借金で暴力団とトラブルになったと聞かされ、その間に入ってくれた「味方」だと思っていたという。だが、高畑さんが亡くなる約7カ月前から山本被告と行動を共にするようになって高畑さんは様子がおかしくなり、家族に金を無心するようになった。
九州最大の歓楽街、中洲(福岡市博多区)では、山本被告と高畑さんが一緒にいる姿が目撃されていた。山本被告が利用していたホストクラブの男性スタッフは、山本被告と高畑さんの様子を「仲よさそうな感じでしたよ」と話す。ただ一方で、山本被告がキャビアを口にする横で、高畑さんは大盛りの即席ソース焼きそばを食べさせられ、ホストに笑われていたという証言もある。
幼い子供2人を育て、時には仕事もして家計を支えた高畑さんも、恐喝事件の被害者と同じように山本被告らにマインドコントロールされていったのか。遺族は真相究明を求めている。【一宮俊介、浅野孝仁、中里顕】
県警本部長は「直ちに身に危険が及ぶ可能性は認められなかった」
高畑瑠美さんが死亡した事件を巡り佐賀県警が事件前に被害届を受理しなかった問題で、県警の杉内由美子本部長は1月29日の定例記者会見で「直ちに身に危険が及ぶ可能性は認められなかった」と従来通りの見解を繰り返した。遺族が求める再調査は実施しない姿勢を改めて示した。
杉内本部長は、高畑さんの夫裕さんが脅迫された通話の録音データを持って相談に来た際は、携帯電話に記録されていたため別の媒体に移して、日中の再訪を依頼したと説明。地裁がそのデータを証拠に有罪認定した点は「(当時は)事件性を判断するのは難しい状況だった」と述べた。
杉内本部長の会見を受けて遺族は同月30日「信用できない。県公安委員会は第三者委員会を立ち上げて、双方の話を聞いた上で、適切な判断をしてほしい」とのコメントを出した。【高橋広之、一宮俊介】

2月は荒天でスタート 週明けは全国的に風雨が強まるおそれ

2月スタートは全国的に荒天となるおそれがあります。低気圧や前線が日本列島を通過する影響で、広い範囲で雨や雪が降り、風も強まる見込みです。
低気圧や前線が日本列島を通過
2月1日(月)夜の予想天気図
明日2月1日(月)は日本海北部に前線を伴った低気圧が発達しながら進んできます。低気圧や前線の接近により、日本海側の早い所では明日の午後から雨や雪が降り出す見込みです。低気圧に向かって強い南風が吹き込み、日本列島の上空には暖かな空気が流れ込みます。東北や北海道でも雪ではなく、雨で降り出す所が多い予想です。前線周辺は大気の状態が不安定で、雨雲が発達しやすくなりますので、短時間の強い雨や落雷、突風などに注意が必要です。
気温上昇による融雪に注意
ここ数日の冬の嵐で積雪が増加した北陸や北日本でも、暖かな南風によって気温が上がります。各地の最高気温は今日15時の段階で積雪が236cmの新潟県十日町市で8℃、162cmの秋田県横手市で5℃など、平年を大きく上回る予想です。融雪が急速に進んで山沿いでは雪崩の危険性が増し、市街地では屋根からの落雪や路面状況の悪化が考えられます。外出や除雪作業を行う場合は十分に注意をしてください。
全国的に南よりの強風 関東など交通機関への影響も
2日(火)早朝の風の予想
明日の午後から2日(火)の午前中をピークに全国的に風が強まります。特に関東南部の東京湾周辺で風が強く、2日(火)の朝は瞬間的には20m/sを超えるような風が吹く見込みです。沿岸部を走る電車が遅延するなどの影響が出る可能性がありますので、最新の交通情報や運行情報の確認が必要です。風による飛来物の危険性もありますので、飛びやすいものは予め室内に取り込んでおくようにしてください。

自転車のミカン箱で発見された乳児の遺体がすべてのはじまりだった…「鬼夫婦」の産院で何が起きたのか

もらい子殺しは戦前にもあった。東京・板橋区岩の坂のスラムで起きた事件が名高い。今回は戦後混乱期のもらい子殺しだが、戦前とはっきり違うのは、そこに戦争が色濃く影を落としていること。さらに、死亡した子どもが80人以上と異常に多いうえ、それが地域で地位も名誉もある産婆(助産婦)による犯罪だった点に問題の奥深さがある。
時代を動かした大きな出来事は最も弱い部分にしわ寄せがいく。もらい子殺しはその典型で、被害者は女性と子どもだろう。ひるがえって、現代にそんな事件はないかと考えると、代わって実の子に対する虐待、ネグレクトなどが頻発。死に至る事件も珍しくない。それらは直接的には親ら個人の責任だが、背景には社会の混乱と民心の荒廃という重い現実がある。今回も必要上、「差別語」や「使用禁止語」が登場する。
自転車のミカン箱に乳児の遺体!?
それは敗戦から約2年5カ月後の1948年1月12日のことだった。最も早く報道した1月15日付毎日2面(当時新聞は朝刊のみ2ページ建て)3段、「みかん箱にも五個 奇怪な嬰(えい)児廿(二十)数死体 葬儀屋に疑惑深まる」が見出しの本文部分を見よう。
〈 12日午後7時30分ごろ、同(早稲田)署員が管内弁天町20先を密行中、自転車に乗った榎木町、某葬儀屋(54)=特に名を秘す=が通りかかったので検問すると、自転車の後ろのミカン箱に嬰児の死体1個がメリヤス(ニット)のシャツとおむつに包まれて入れてあり、さらに追及の結果、既に同日、このほかにも4個の死体をいずれも新宿区、無職某(55)と産婆の同人妻(51)=特に名を秘す=方から運び出していると語り、さらに昨年8月以来二十数個の別の嬰児死体をここから運んだことがあるとも語っているところから、この3名に対する怪事件の疑いを持つに至ったものである。なお、この葬儀屋は死体の処置について「きょうは遅いから、あす火葬場に持って行くつもりだった」と語っていて、その扱いに相当不審な点があるので、同署では確証をつかむまで内偵を続ける一方、一応葬儀詐欺により令状を請求したもので、その後の内偵によると、この死体を出した産婆方では、これまで何回も田舎から雇った女中はなぜかすぐに暇を出している事実や、近所の話では、嬰児の扱いについていろいろと疑わしい風評もあるので、今後調査の進展によっては怪奇極まる事件に発展するものとみられている。〉
「警視庁史昭和中編(上)」によれば、男は3体分の埋葬許可証を持っていた。しかし、「報告を聞いた井手(勇・早稲田)署長は「1日に5体もの乳児の死体を同じ産院から運び出すのはおかしいと直感した。しかも、葬儀屋が同じ産院から既に30体以上もの死体の火葬を取り扱っていることはただごととは思えない。これは深く掘り下げてみる必要があると判断した」という。
肺炎、栄養失調、凍死…「つぎつぎに死ぬ子」
毎日は「特に名を秘す」としたが、朝日は翌16日付2段で3人の実名を出し、詳しく報じた。
〈 つぎつぎに死ぬ子 産院と葬儀屋に疑い
早稲田署では、もらい子殺しの疑いで15日、新宿区柳町27、壽(寿)産院、牛込産婆会長・石川みゆき(52)、その夫・石川猛(58)の両名、及び詐欺の疑いで新宿区榎木町15、葬儀社長・長崎龍太郎(54)を取り調べている。〉
朝日の記事は毎日と同様の事件発覚の模様を述べた後、こう続けている。
〈 石川夫妻は昨年7月から新聞、雑誌などに広告し、1人につき5000~6000円養育費を取って赤ん坊をもらい受けていたこと、うち既に39名が死亡しており、死体はいずれも前記長崎が1人500円の埋葬料で埋葬していたこと、また最近5、6日間にも9名が死亡してたことから疑いが濃くなったもので、うち5つの死体を15日午前、国立第一病院・浅野小児科部長が診断したが、3つは肺炎と栄養失調、2つは凍死と診断され、また同日午後、この死体は慶応病院で解剖されたが、解剖医の話では、これらの死体の胃袋には食物の入った形跡を認めないと言っている。なお、同家にはいまなお7名のもらい子がおり、3畳間の竹製のベッドにやせた赤ん坊が転がっている。〉
「私は最善の保育をしている。なんらやましいところはありません」
当時の5000~6000円は2017年換算で約5万1000~6万1000円。500円は同約5100円。16日付毎日の続報も「総計四十名も死亡」の見出しで3人の名前を公表したが、石川みゆきは「さん」付け。「私は最善の保育をしている。なんらやましいところはありません」との本人の談話も載せている。
乳児5人の住所、氏名、誕生日も書いているが、新宿区役所戸籍係長は「壽産院の申請で12日までに23名の死体埋葬許可証は下付したが、その申請書に基づいて死亡届を本籍地に送ると、その大部分が該当者がないと返ってくる始末で非常に困り、再三石川さんに注意もした」と語ったとある。
さらに早稲田署柳町派出所談として次のような記述も。
「昨年8月以来、産院の付近の人々から、あそこの産院では夏なのに赤ちゃんを一度も入浴させず、蚊がいるのに裸のまま床の間にごろりと転がしっぱなしで、赤ちゃんは一日中泣き叫んでいる。そのうえ、死んでもお経一つあげているところを見たことも聞いたこともない。そんなくらいなら、高い新聞広告料を出して赤ちゃんをもらい集めることはないでしょう、などという注意が再三、再四ありました」
「生き残っているわが子を抱いて泣く母親」
1月17日付では朝日が「子を取りもどす母親 死児も寝床に魔の産院」の見出しに「生き残っているわが子を抱いて泣く母親」の説明が付いた写真を載せ、詳しくルポしている。
〈“もらい子殺し”が伝えられた16日、壽産院と警察には子を預けた母親たちがびっくりして駆け付けた。横浜市港北区、喫茶店経営某女(27)は壽産院に来て、押し止められるのを構わず2階に上る。火の気もない破れ障子の3畳の部屋。竹製のベッドに8つの頭が並んでいる。左から3人目がさる11日に預けたばかりの赤ん坊だ。わっと泣いてかき抱いた。オッパイをやろうとしたが、赤ん坊は飲まない。飲み方を忘れたのだと女はますます激しく泣き、オデキのできた赤ん坊の頭をなでた。右端(写真の一番奥)にガーゼをかむって寝ている子は、15日に死んだばかりの死体だと聞かされてビックリ。「ここには一時も置けない」と子どもを抱いて横浜へ引き揚げたが、同女は語る。「男には捨てられ、親元には帰れず、私は新聞広告でこの産院を知り、6000円の預け賃を出してこの子の処理を頼んだのです」。京橋区湊町、某女(27)は一昨年5月、産院の世話で養子に出した女の子の生死が心配だと警察へ泣き込んできた。また、新宿区、画家・某男(37)。「僕の場合は正妻の間に生まれた正しい子だが、死んだ子の骨がどこへ処理されたか、それを聞きたい」と言う。
この壽産院の死体は餓死と診断されたのが多いにもかかわらず、同家からはミルク10ポンド(約4.5キロ)、砂糖1貫500匁(約5.6キロ)、米1斗5升(約22.5キロ)が押収され、また夫婦は「良心的にやっていた」「慈善事業だ」と述べているが、「子どもが死ぬと葬儀酒が2本来る。1本をヤミに流して1本をワシがいただく」と夫の猛が付近の薬局で語った事実もあるという。また、産院にはさほどの設備もないのに大々的に新聞広告を出していた点、夫が無職で、産院だけの収入で最近は目立つほどのぜいたくをしていた点、みゆきが区会議員選挙に立候補した点にも疑問を持たれている。〉
当時は敗戦後の深刻な食糧難で、米も酒もミルクも自由には買えず、世帯の人数などに応じた配給制。違法なヤミ売買が日常的に横行していた。
「199名の赤ん坊をもらい、169名を死亡させていたことが分かった」
朝日には別項で「死亡百六十九名」という見出しの記事も。担当の東京地検・平山検事が早稲田署に出張。3人を本格的に取り調べた結果、「石川夫婦は199名の赤ん坊をもらい、うち約85%、169名を死亡させていたことが分かった」という。また「井手署長は、石川みゆきが、もらい子に対し殺意があったことを認めたと言明した。これでこの事件は、大量のもらい子殺しという残虐事件に発展する可能性が出てきた」とも書いている。
同じ1月17日付で毎日の1面コラム「余録」はこの事件を取り上げ、「これは国家や公共団体の社会政策的欠陥によって、こういう事業が慈善的美名の下に営利的に経営されるために違いない」と核心を突いた。
2面では「いけにえ既に85名」の見出しで「同産院は昭和19(1944)年4月開業。預かった嬰児は19年が24名、20年34名、21年41名、22年100名、23年13名で、いずれも不義の子が大半を占め、広告を見て預けたものが多い。預かり料としては1人につき5000円から8000円を受け取り、22年だけでも約90万円の手数料を入手していた模様である」と記述。朝日と同一人物と思われる横浜市港北区の女性が「こんなにやせて……」「お母さんが悪かった」と泣き崩れたと書いている。
また、「某新聞に載った寿産院の広告」がカットで掲載されている。
〈「男女児1ケ月(より)三歳迄(まで)貰度方有(もらいたき方あり)相談應(応)省線(国鉄)飯田橋降三分新宿牛込柳町二七柳町電停前壽産院」〉
90万円は2017年換算で約900万円超だが、ちょっと巨額すぎる気も。同じ日付の読売も、情報源が同一なのか「犠(いけに)えの嬰児八十余」とほぼ同じ人数を挙げ、「赤ん坊を預けた母親はダンサー、女給、戦争未亡人などが多く」と記している。「引取手を待つ五人の赤ん坊」の説明付きで、あどけない表情をした乳児たちの写真が添えられている。
「自分たちが与えていた養育量では子どもが死に至ることを知っていた」
また、「朝日グラフ」の同年2月11日号には、子どものもらい手を求める広告も載っており、「差上女児一歳三歳男児五歳三歳・来談」(以下同じ)となっている。
1月18日付朝日は「石川夫妻は殺人罪 葬儀屋も“幇(ほう)助”で収容」の見出し。これ以前から毎日、読売は「石川ミユキ」とカタカナ表記。この段階で朝日も同調(「警視庁史昭和中編(上)」もカタカナ)したが、その後も表記は混在する。
〈 17日に至り両名(石川夫妻)とも「自分たちが与えていた養育量では子どもが死に至ることを知っていた。母のある子どもが死亡した場合は、母のない子どもが死亡したことにして配給ものを取った」と殺意を認めたので、同日正午、平山検事は両名を殺人罪で、葬儀社の長崎龍太郎(54)を殺人幇助で強制収容に付した。なお検察当局では殺人罪のほか詐欺、食管法違反、死体遺棄の疑いも濃厚で、この方面も追及する模様である。〉
「強制収容」とは検察送致のことか。
「こちらは300円ですが、こっちは器量がいいから500円いただきます」
朝日の記事はさらに「死亡は百三名」の見出しで「壽産院のもらい子と死亡数は、17日夕刻までに分かったところでは、昭和19年から現在までに、もらい子204名、死亡は103名で(昨報数は誤り)、19年、20年は死亡率が低かったが、21年暮れごろから率を高め、22年には実に80%となっている」とある。
さらに「死亡せずに同院の手を離れた残り101名の子らのうち、再び親に引き取られた少数の子を除く大部分は、広告によってもらいに来る希望者に、1児について400~500円の謝礼を受け取り、結局母親と希望者から二重に金をとるという方法をとっていた」と記述。
同産院から女児をもらったという女性は「女の子が欲しいと言ったら、産婆は2人の子を見せ、こちらは300円ですが、こっちは器量がいいから500円いただきますと、まるで店で品物でも売るような様子でした」と語ったという。
最終的に寿産院で死亡した子どもの数ははっきりしない。「警視庁史昭和中編上」は毎日と同じ85人としているので、最低の人数という意味でこれに従うしかない。のちには「元某侯爵、某子爵に関係ある者が2名いたといわれる」(同年2月18日付読売)という報道も。
憲兵だった夫、地元の産婆会の会長も務めた妻
朝日には石川夫妻の経歴も載っている。それによれば、石川ミユキは宮崎県生まれで18歳で上京。東京帝大(現東大)病院付属産婆講習所を卒業し、23歳で猛と結婚した。日本橋、牛込で開業。空襲前から現住所に移り、1947年、自由党(当時)から新宿区議に立候補して落選した。
夫の猛は茨城県生まれ。農学校を2年で中退し、18歳で現役(兵役)志願して、憲兵軍曹で除隊した。1919年、警視庁巡査に。谷中署、王子署などに勤務。1926年に退職した。
ミユキは地元の産婆会の会長も務めており、表面的には社会の表通りを堂々と歩く夫婦だった。
「粉乳2サジ、砂糖3サジと水を1日6回与えるだけでした」
同じ1月18日付の毎日は「産院は“いい商賣(売)”」という見出しで東京都公衆衛生課の見解を紹介している。内容は驚くほど正直だ。
〈 現在都内に産婆は3480人おり、産院を開業しているものは昨年12月現在で768軒ある。しかも、その産院とは、産婆が助産の目的で妊産婦を収容、分娩させた後、数週間嬰児を保育する所をいうもので、産室、診断室などを備え、法規上では3人以上預かるものは許可を要するが、2人までのは、ただ所轄区役所へ届け出れば営業できることになっている。原則として他で分娩した嬰児を取り扱うことは板橋の都立養育院や済生会など、公営の乳児院以外にはできないことになっているが、慣例で見逃されて今日に至った。こんなことから、昨年1月の産院数567軒に対し同年12月には201軒も増加していることは、この商売のうまみを物語っている。産婆や産院が「男女児1歳から3歳まで貰度方有相談に応ず」などの広告や立て看板をすることは東京都令の「産婆及び産院取締規則」によってできないことになっているが、法律の不備や取り締まり制度の変更などで放置されている。都令ぐらいでは違法として取り締まることはできないのが実情である。〉
さらに同日付読売の「乳児院十ケ所を増設」という記事は当時の実情を説明している。「都立の乳児院は世田谷と清瀬村(当時)の2カ所で、収容能力はわずか200名にすぎないが、これに対し、母親死亡や生活難などの事情のため、乳児院に預けねばならない乳児の数は1万4000~1万5000名にも上り、これが都立の乳児院に収容しきれず、いきおい私設産院へ預けることになる」。
そのため4月以降は都営乳児院10カ所の増設を計画。「緊急措置としては、私設産院及び、最近しばしば広告を出すもぐり産院を徹底的に調査して、設備不十分な産院の乳児は国立病院や小児科病院に収容する」という。
読売の別項記事では、寿産院で働いていた女性が「子どもに与える食事は先生(みゆき)が厳格に量を決め、粉乳2サジ、砂糖3サジと水を1日6回与えるだけでした。この量は普通の子どもの半分です」と証言している。
家宅捜索では石油缶の中から「幼児の骨つぼ」が…それでも犯人が「親と私、どっちがひどいんですか」といった理由 へ続く
(小池 新)

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新型コロナ感染防止のため、大会は出席者を限定し、オンライン形式で実施した。活動計画では、菅政権の新型コロナ対策を「後手後手の場当たり的対応」と非難。「国民の命と暮らしを守る政治に転換」するとの方針を掲げた。