小沢一郎氏が批判、配布見送りの自治体相次ぐ「おこめ券」…「こんなに国民を馬鹿にした政策はない」

立憲民主党の小沢一郎衆院議員が2025年12月21日にXで、政府が配布を推奨する「おこめ券」を、多くの自治体が配らないと表明していることに言及、自民党を批判した。
「いい加減、自民党農政を終わらせるべき」
12月16日に成立した国の補正予算のうち、物価高対策として2兆円拡充された「重点支援地方交付金」。うち、4000億円は食料品価格高騰に対応する特別加算となっており、使い道や対象の決定権は自治体にある。
一方、農林水産省は「おこめ券」の配布を推奨。鈴木憲和農林水産相は「米だけでなく食料品全般を買うことができる」と明かしているが、おこめ券の配布をしないことを表明している自治体も多い。
小沢氏はXでこのニュースを引用し、「こんなに国民を馬鹿にした政策はない」と批判。「全てがその場しのぎで、家計の苦しさも生産現場の厳しさも全く考えていない」と厳しい言葉をつづった。また、「いい加減、自民党農政を終わらせるべき」と断じていた。
このポストに小沢氏の元には、「1回こっきりで給付したとやってる感出されてもね」「明確に中抜きが見えているのに、馬鹿馬鹿しくで、やってられませんね」といった声のほか、「お米券以外の選択肢を自治体に与えたことは良かったと思います」「検討してるだけで何もしない人よりよっぽど良い」という声も寄せられていた。

【おこめ券 配布しない自治体相次ぐ】 こんなに国民を馬鹿にした政策はない。 全てがその場しのぎで、家計の苦しさも生産現場の厳しさも全く考えていない。 いい加減、自民党農政を終わらせるべき。 https://t.co/GLUspDyyjT

生活困窮者に期限切れ食品配布 徳島市、同意書にサインも

徳島市は22日、生活保護受給者ら生活困窮者計59人に、賞味期限切れの食品や飲料を配布していたと発表した。市によると、配布の際に同意書にサインさせていたという。最大で14カ月期限を経過したものもあった。健康被害は確認されていないとしている。
配布していたのは2023年5月~25年12月。生活保護費の支給日までに生活費が足りない受給者に対し、防災対策課から譲り受けたコメやパンなどの備蓄品を配っていた。
生活福祉課は「困窮者の方を精神的に傷つけてしまい、深くおわび申し上げる。尊厳を守るべきで、信頼回復に努めたい」とコメントした。

H3ロケット8号機、第2段エンジン不具合で打ち上げ失敗 準天頂衛星「みちびき」失う

日本の主力大型ロケット「H3」8号機が、2度にわたる延期を経て22日午前10時51分30秒、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられた。だが、上空で第2段エンジンに不具合が発生。燃焼が計画より早く終了して予定の軌道に到達できず、搭載する国の準天頂衛星「みちびき」5号機の分離・軌道投入ができなかった。打ち上げは失敗した。
燃焼が計画とは異なる早期終了となった原因は不明で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が確認を急いでいる。H3の打ち上げ失敗は、令和5年3月の初号機以来、2度目となる。
みちびきは、カーナビゲーションシステムなどに使われる米国の衛星利用測位システム(GPS)の日本版を担い、現在は5機で運用している。今回で6機に拡充した上で、本格的な運用が可能となる7機体制を、令和7年度中に完成させる計画だった。
8号機は当初、7日の打ち上げを予定していたが、準備段階で機体の部品に不具合が見つかり、17日に延期された。17日は発射台に機体が置かれた状態で打ち上げを待っていたが、予定時刻直前に発射台側の装置に不具合があると判明し、再度延期されていた。これらの不具合と、今回の打ち上げ失敗との関連は分かっていない。
H3は、6月に引退した先代の主力大型ロケット「H2A」の後継機。民間企業の衛星打ち上げなど、急拡大中の宇宙輸送需要の獲得を狙い、顧客にとって打ち上げ費用が安く使いやすいロケットとして開発された。

【速報】タイの当時12歳少女が帰国へ 都内マッサージ店で働かされる 日本政府が最終調整 警視庁

タイ国籍の当時12歳の少女が都内のマッサージ店で違法に働かされていた事件で、日本政府が少女の帰国に向けて最終調整に入ったことがわかりました。
この事件は、東京・文京区のマッサージ店経営・細野正之被告(52)がタイ国籍の当時12歳の少女を違法に働かせたとして児童福祉法違反などの罪に問われているものです。
関係者によりますと、日本政府が少女の早期帰国に向けて最終調整に入ったことがわかりました。少女は今年6月に29歳の母親と一緒に来日し、個室マッサージ店で性的なサービスをさせられ、今年6月末からのおよそ1か月半で70人ほどの接客をさせられていたとみられています。
少女は現在、関係機関に保護されていて、「タイに帰りたかったが、母には言えませんでした。私が働かなければ家族が暮らしていけないと思い、我慢して働いていました」などと話していました。
少女を店に紹介した母親は渡航先の台湾で売春に関与したとして拘束されましたが、タイ警察の幹部によりますと、母親は今週にもタイに送還される見通しだということです。タイ警察は母親が帰国した後に人身売買などの容疑で逮捕する方針です。

教え子の男性に性的暴行で有罪 バトン元指導者の男が控訴 被害男性の父「事件と向き合っていない」

京都市内でバトントワリングの教え子の男性に性的暴行を加えたとして、強制性交などの罪で懲役6年の判決が言い渡された元指導者の男。弁護人が判決を不服として、19日付で控訴していたことが分かりました。

判決などによりますと、バトントワリングの元指導者・ 小城桂馬被告(41)は2023年、当時住んでいたマンションの自宅で、高校生だった教え子の男性に3度にわたって性的暴行を加えました。

今年3月に京都地裁で開かれた初公判で小城被告は「抵抗できない状態だとは思っていませんでした。無理やり行為をしたつもりもありませんでした」と起訴内容を否認、弁護側は無罪を主張していました。

▼「指導者として信頼する被告から受けた被害で、精神的苦痛は大きい」

京都地裁は今月15日、「指導者として信頼する被告から受けた被害で、精神的苦痛は大きい」として、小城被告に懲役6年を言い渡していましたが、19日に弁護人が控訴したということです。

▼被害男性の父「被告は事件と向き合っていない」

控訴を受けて被害にあった男性の父親はMBSの取材に対し、「被告は事件と向き合っていない。控訴は反省していないことの表れで、二次被害は終わらない」とコメントしています。

男児画像8万点以上保存か=児童ポルノ製造容疑で元塾講師再逮捕―警視庁

東京都あきる野市の河川敷で小学生の男児(12)の裸の動画を撮影したとして、警視庁少年育成課は22日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)などの容疑で、元塾講師田中耕一郎容疑者(75)を再逮捕した。同課によると、事件前に河川敷にいた男児らに声を掛け、後日バーベキューをする約束をして現場に呼び出していた。「児童を全裸にさせ動画撮影した」と容疑を認めている。
同課はこの男児の下半身を触った不同意わいせつ容疑で9日に同容疑者を逮捕。押収したハードディスクから、男児の裸などの静止画や動画が8万点以上見つかった。2007年以降に撮影され、大半は同じ河川敷だったとみられる。
同容疑者は11年まで小学校教諭で、同課は当時から同様の行為を繰り返していた可能性があるとみて、画像の解析などを進める。 [時事通信社]

容疑者「信号青だった」=14人死傷の盗難車暴走―東京・足立の国道で実況見分・警視庁

東京都足立区梅島で盗難車が暴走し14人が死傷した事故で、赤信号を無視して事故を起こしたなどとして自動車運転処罰法違反(危険運転致死)容疑などで再逮捕された横尾優祐容疑者(37)が「信号は全て青だった。冷静に運転していた」と供述していることが22日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁交通捜査課は同日午前9時半ごろ、同庁西新井署の敷地内で、横尾容疑者を盗難車と同じ車種の車に乗せ、運転席から見える視界の確認などを行った。同容疑者はうつむきがちで表情を変えず、黙って捜査員の指示に従っていた。
約1時間後には、現場となった国道4号で実況見分を実施。同容疑者は立ち会わず、捜査員らが横断歩道で車と歩行者がぶつかる様子を再現するなどした。 [時事通信社]

飲酒運転でバック走行し女性2人死傷、「危険運転」成立認める…福岡高裁が元ホスト側の控訴棄却

熊本市で昨年、飲酒運転のうえ、バックで高速走行して女性2人を死傷させたとして自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)などに問われた元ホストクラブ従業員松本岳被告(25)の控訴審判決が22日、福岡高裁であった。岡部豪裁判長は「危険運転」の成立を認め、懲役12年とした1審・熊本地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
判決によると、松本被告は昨年6月15日未明、酒気を帯びて軽乗用車を運転してトラックに追突。飲酒運転の発覚を免れるためにその場から逃走しようと、時速約70~74キロでバック走行し、歩道上を歩いていた市職員の女性(当時27歳)ら2人に衝突し、女性を死亡させ、別の女性(同)に2週間のけがを負わせた。
1審では、バック走行が危険運転の適用要件の一つである「進行を制御することが困難な高速度での走行」に含まれるかどうかが主な争点だった。判決はバック走行も含まれると判示した上で、ハンドル操作のわずかなミスで事故が発生する危険があった速度だったと指摘し、危険運転が成立すると判断。被告側が控訴していた。
控訴審で弁護側は「操縦不能の状態ではなかった」として危険運転は成立せず、「過失運転」にとどまると主張していた。

【速報】広末涼子さん 過失運転傷害の罪で略式起訴 傷害容疑は不起訴処分に(静岡地検)

4月、俳優の広末涼子さん(45)が静岡・掛川市内の新東名高速で起こした事故を巡り、静岡地検は22日、過失運転傷害の罪で広末さんを略式起訴したと公表しました。一方、逮捕・送検されていた傷害容疑については不起訴処分としています。
俳優の広末涼子さんは、4月、掛川市の新東名で乗用車を運転中、大型トレーラーに追突する事故を起こし病院に搬送されました。
その後、搬送された島田市内の病院で看護師にけがをさせたとして傷害容疑で逮捕・送検されました。その後、処分保留で釈放され在宅で捜査が進んでいました。
また、この事故で、車に同乗していたマネージャーを名乗る男性に、骨折のけがをさせたとして、広末さんは11月、過失運転傷害の疑いで書類送検されました。
静岡地検は22日、この2つの事件について処分結果を公表。掛川区検は過失運転傷害の罪で、広末さんを掛川簡易裁判所に略式起訴しました。一方、傷害容疑について、地検浜松支部は不起訴処分としました。
静岡地検の小長光健史次席検事は、過失運転傷害の罪で略式起訴した理由ついて「現場付近の道路状況などのほか、過失の内容、被害者の意向、同種再犯の防止に向けた被告人の対応など、様々な事情を考慮して略式命令をするのが相当と判断した」と説明。
一方、傷害容疑が不起訴の理由について、「軽重や犯行後の情況を含めた関係証拠の内容を踏まえた」と説明しています。
捜査関係者によりますと、広末さんは事故を起こす直前、新東名高速を時速185キロに近い速度で走行していたとみられ、警察は広末さん立ち合いのもと事故現場などで実況見分を実施。
また、広末さんは釈放された後、都内の病院に入院。公式サイトで「双極性感情障害」および「甲状腺機能亢進症」と診断されたことを公表していました。

JAXA「全力で原因究明を」 H3ロケット8号機、打ち上げ失敗

22日午前、H3ロケット8号機が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられましたが、準天頂衛星を軌道に投入できず打ち上げは失敗しました。
22日午前10時51分すぎ、H3ロケット8号機は種子島宇宙センターから打ち上げられました。
しかし、その後第2段エンジンが正常に燃焼せず予定より早く停止。搭載していた準天頂衛星「みちびき5号機」を所定の軌道に投入できず、打ち上げは失敗しました。
JAXA打ち上げ実施責任者・岡田匡史理事
「我々がやるべきことは全力での原因究明。これに尽きる。まずは全力でそこに取り組んだうえで今後、信頼性の高いロケットとして役目を果たせるように全力で取り組みたい」
8号機は当初、今月7日に打ち上げ予定でしたが、搭載している機器の不具合で17日に延期。さらに17日は地上設備の異常により、発射およそ17秒前で緊急停止していました。