同志社国際高“教育基本法違反”認定めぐり 文科相「教育現場を萎縮させるものではない」

文部科学省が同志社国際高校の研修旅行のプログラムを教育基本法違反と認定したことについて、松本文科相は「教育現場を萎縮させるものではない」との考えを述べました。
松本文科相
「政治的中立性を確保した上で、政治的教養の教育や平和に関する学習に取り組んでいただきたいと。特に萎縮効果を生むということは、私は全くないというふうに考えております」
今年3月、名護市辺野古沖での転覆事故で死亡した女性生徒が参加していた研修プログラムをめぐっては、文科省は先週、高校に対して政治的中立性を定める教育基本法に違反しているとする通知を出していましたが、一部で「教育現場を萎縮させる」などと懸念の声があがっていました。
松本文科相は26日の会見で、「平和学習の大切さは学習指導要領に示されていて、萎縮することなく進めていただきたい」とした上で、政治的中立性の確保をあらためて教育現場に求めました。

2月衆院選の「1票の格差」訴訟、広島高裁は2件とも「合憲」と判断…請求を棄却

「1票の格差」が最大2・10倍だった2月の衆院選は投票価値の平等を求める憲法に違反するとして、二つの弁護士グループがそれぞれ選挙無効(やり直し)を求めた2件の訴訟の判決が26日、広島高裁であり、末永雅之裁判長はいずれも「合憲」と判断し、請求を棄却した。
二つの弁護士グループが全国14高裁・支部に訴訟を起こしており、判決は6、7件目。全て「合憲」と判断されている。
2月の衆院選では、議員1人当たりの有権者数が全国で最も少ない鳥取1区と、最多の北海道3区の差が2・10倍だった。

ざわつく法廷…主犯格とされる男が証言拒否 裁判が約10分間中断 江別市大学生集団暴行死

【解説】死に直結する行為は誰が…暴行などに関与した程度は “量刑”が争点に 江別男子大学生暴行死
予想外の受け答えに、法廷はどよめきました。
男子大学生が集団暴行をうけ死亡した事件の裁判で、主犯格とされる男が証人として出廷しましたが、自身の裁判を控えているとして証言を拒否し、数分で退廷しました。
5月26日午前11時半ごろ、坊主頭で黒いスーツに身を包み、法廷に姿を現したのは、事件当時18歳の特定少年・川口侑斗被告です。
(川口侑斗被告)「宣誓はしません」
川口被告は主犯格とされていて、証人として出廷しましたが証言を拒否。
わずか数分で退廷し、法廷内はどよめきました。
起訴状などによりますと、川口被告は2024年10月、江別市の公園で、大学生の長谷知哉さんと交際していた八木原亜麻被告らと共謀し、長谷さんに暴行を加えて死亡させたうえ、現金やカードを奪うなどしたとされています。
(長谷知哉さん)「申し訳ないです。すみません」
(川口侑斗被告)「どうしたらいいの、この服は。血ついたじゃん。全額出せ」
服に血が付いたとして川口被告が弁償を求めたことから、暴行はエスカレート。
川口被告は積極的に殴る・蹴るなどしていました。
26日に開かれたのは、強盗致死などの罪に問われている川村葉音被告21歳と当時18歳で特定少年の滝沢海裕被告、少年のあわせて3人の裁判員裁判です。
主犯格とされる川口被告は検察の証人として出廷しましたがー
(裁判長)「名前は?」
(川口侑斗被告)「川口侑斗です」
(裁判長)「宣誓書を読んでください」
(川口侑斗被告)「宣誓はしません。もう少しで自分の裁判があるからです。その時に証言します。ただ、やってしまったことは本当に申し訳ありませんでした」
(裁判長)「場合によっては処罰もありますが、それでも宣誓しないということですか?」
(川口侑斗被告)「宣誓しません」
裁判長が証言で偽りを述べない旨を誓う“宣誓”を求めましたが、川口被告はこれを拒否。
わずか数分で法廷を後にしました。
突然の発言に法廷はざわつき、およそ10分間、裁判が中断されました。
3人が起訴内容を認めている今回の裁判。
量刑が最大の争点となっています。
検察側は「金品を要求してからの暴行は圧倒的で執拗なものである」と指摘。
一方、弁護側は「川口被告に同調しただけで、積極的に加害する意識がない」と主張しました。
26日の裁判で何も語ることが無かった、主犯格とされる川口被告。
27日の裁判では川村被告と滝沢被告の被告人質問が行われる予定です。
当時の状況などについて何を語るのか注目されます。

被告ら撮影…全裸で謝罪動画 女子高校生「やだ」と叫ぶ声 橋から落下させ殺害か 旭川地裁

【解説】転落寸前の動画存在せず…ハードルの高い弁解に 殺人の“実行行為”が争点に 旭川女子高校生転落死
北海道旭川市で女子高校生を橋から転落させ、殺害したなどの罪に問われている女の裁判で、橋の欄干で女子高校生が被告らに対し、全裸で謝罪する動画の音声が法廷に流れました。
殺人などの罪に問われているのは内田梨瑚被告23歳です。
起訴状などによりますと、内田被告は2024年4月、旭川市の神居大橋で留萌市に住む女子高校生を全裸にしたほか、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」と言うなどして川に落とし、殺害したとされています。
5月26日の裁判では、橋の欄干で女子高校生が被告らに対し、全裸で謝罪する動画の音声が法廷に流れました。
動画は内田被告らが撮影したもので、高校生の「やだ」と叫ぶ声も残されていました。
内田被告は25日の初公判で殺人などの罪を否認した一方で、検察は「被害者を橋から突き落としていないとしても、転落させるに至った行為が殺人罪の実行行為にあたる」と主張しました。
27日には、同じ殺人などの罪に問われ、すでに懲役23年の判決が確定している小西優花受刑者が証人として出廷する予定です。

「母を殺そうと思ってハサミで刺した」26歳会社員を殺人未遂の疑いで逮捕 47歳の母親は顔から出血し病院搬送 札幌市白石区

25日深夜、札幌市白石区の集合住宅で、26歳の会社員の男が、47歳の母親の顔をハサミで刺して殺そうとしたとして、26日逮捕されました。
殺人未遂の疑いで緊急逮捕されたのは、札幌市白石区の会社員、柿島海斗容疑者(26)です。
柿島容疑者は、25日午後11時55分頃、札幌市白石区の集合住宅の一室で、47歳の母親の顔や頭部をハサミで刺して殺そうとした疑いが持たれています。
警察によりますと、柿島容疑者が、母を刺したことについて知人に連絡し、消防を通じて警察が駆けつけると、柿島容疑者がその場にいて、母親は床に倒れて顔から出血していたということです。
母親は、病院搬送時は意識はあったものの、会話はできない状態だったということです。
警察の調べに柿島容疑者は「母を殺そうと思ってハサミで刺した」などと、容疑を認めているということです。
現場からは、凶器とみられる長さ20センチのハサミが押収されています。
警察が動機や経緯をさらに詳しく調べています。

横浜港でヒアリ100匹確認、国内で今年初

環境省は26日、横浜港本牧ふ頭(横浜市)のコンテナヤードで、「要緊急対処特定外来生物」で強い毒を持つヒアリが計約100匹見つかったと発表した。国内でのヒアリの確認は2017年以降172例目で、今年初めて。
発表によると、同省が全国の港湾を対象に毎年実施している調査で23日に発見し、専門家がヒアリであることを確認した。

「緑の募金」など124万円横領か 町職員を懲戒処分 福岡・篠栗

福岡県篠栗町は26日、業務で管理していた124万4400円を横領したとして、産業観光課(当時)の20代の男性主事を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。全額弁済しており、刑事告訴はしないという。
町によると、男性は2025年11月~26年3月、緑化推進で町内の全21区から集めた「緑の募金活動」の一部75万6400円を横領。25年10月と26年1月、3月には粕屋地区鳥獣被害防止対策協議会からの交付金48万8000円を横領した。
男性は今春に別の部署に異動し、4月20日に猟師が「鳥獣の捕獲活動費が支給されていない」と町に問い合わせ発覚した。横領金は遊興費などに充てたといい「取り返しのつかないことをして後悔している」と話しているという。
町は監督責任を問い、当時の課長ら上司3人を26日に文書訓告した。三浦正町長は「町民の信頼を裏切り深くおわびします。再発防止を徹底し信頼回復に努めます」とコメントした。【荒木俊雄】

「地下銀行」で犯罪収益を不正送金…中国籍女を逮捕「日本の法律知らなかった」と一部否認

海外に不正な手口で資金を送る「地下銀行」を営んだとして、京都府警は26日、銀行法違反(無免許営業)の疑いで、中国籍で、大阪市生野区中川西の無職、李思佳(リ・スージャ)容疑者(36)を逮捕した。「日本の法律を知らなかっただけで違法な行為とは思っていません」などと供述し、容疑を一部否認している。
逮捕容疑は何者かと共謀し銀行業の免許を受けずに令和6年12月~昨年11月ごろ、8回にわたり、30~40代の中国籍の男女3人から日本国内の銀行口座に計1228万円を振り込ませ、元に換算した金額を中国国内の口座に振り込み、送金したとしている。
府警によると、不正送金分のうち約1000万円は客が窃盗事件などで得た犯罪収益で、捜査の過程で今回の容疑が発覚した。李容疑者は客からは手数料を受け取っていたとみられる。約3年前から同様の手口で計約40人から依頼を受け計約6000万円を不正送金していたとみられ、府警は余罪などを詳しく調べる。
府警は「地下銀行は海外への送金時の審査や身元確認がないことをうたっているケースが多い。事件になれば送金分が戻らないこともあり絶対に利用しないでほしい」と呼びかけている。

【解説】母娘殺害事件 指名手配の男の足取りは 犯行後“隣”の元実家に一時滞在か 兵庫・たつの市

(足立夏保 アナウンサー)
全国指名手配されている大山容疑者についてですが、新しいことがわかってきました。
16日時点の所持金が約550円だったということなんです。そして約10年前まで住んでいた事件現場の横にあります元実家に、犯行後一時滞在していたとみられています。
大山容疑者の足取りについてわかってきているのが、事件後の数日間、たつの市内の複数の駅で防犯カメラに大山容疑者の姿が映っているということなんです。
また、元兵庫県警刑事部長の棚瀬さんは
「所持金約550円でも無賃乗車で逃亡の可能性もあり、公共交通機関の防犯カメラなどから捜査をしていくのでは」
ということなんです。
(高岡達之 特別解説委員)
私、手配の直後からご覧の皆さんにお話をしているんですけれども、決して私は皆さま方に怖がってくださいと申し上げるつもりはさらさらないんですけれども、今回の兵庫県警察本部の手配が公開捜査だということです。明らかにこの人間だと分かっている、普通は親戚、元の職場、友達、立ち寄り先といいますが、そういうところを警察がつかんでいたら、これは全国の警察本部に指名手配をしますけれども、世の中一般にはお知らせしないということをやるんですね。
今回は世の中一般にお写真を出して、『この人間を見たら電話をしてください』ということを言っているわけなので、そういう意味ではどこで現れるか本当に分からないんです。ですから、兵庫県とも限りませんし、今回のこのニュース、ご自分が兵庫県でご覧になっていない方でも関心を持って、こういった人物がいたら、ご近隣の警察でも結構ですので通報いただければと思います。
(足立夏保 アナウンサー)
そして大山容疑者の行方を追っている警察なんですが、指名手配以前に大山容疑者と接触していたことが分かっています。
まず、13日頃にこの田中さん親子が亡くなられたとみられていますが、19日に遺体が発見されていまして、23日に全国指名手配となっているんです。
この指名手配後に分かったことなんですが、16日、亡くなられたとみられる13日頃の約3日後ですね、高砂市の路上で警察がこの大山容疑者と接触していたということです。「人を殺した」という旨の話をしているということなんですが、警察署で話を聞くも逮捕には至らなかったということです。
そして所持金が約550円ということもあり、事件現場付近に警察が送っていたことも明らかになりました。
この一連の警察の対応について、棚瀬さんはこのように話しています。
この16日の接触については、
「あくまでも保護対象だった。人を殺したと聞き、保護対象から職務質問となり、ただここで具体的な話が出てこなかったので、また保護対象となり、その対応をしたんだと。また具体的な話がわからないのであれば、容疑者認定は困難なのでは」
ということなんです。
棚瀬さんも凶器がなかったら、ここで逮捕には至らない、身柄を拘束することは難しいということです。
そして周辺の方、非常に不安な思いをされていると思いますが、たつの市教育委員会によりますと、小中学校では集団登下校を指示、また中学校では部活動の朝の練習を中止、そして不要不急の外出自粛を呼びかけているということです。
容疑者が逃走している中、今後の注意点について、棚瀬さんはこのように話されています。
「容疑者は犯行後、自暴自棄になることも。不用意に玄関を開けないなど注意が必要だ」
ということです。
(高岡達之 特別解説委員)
この棚瀬さんの指摘なんですけれども、これは昨日のことになりますが、私どもは取材班がいます。お答えをいただいた現場周辺のあるご家庭で、玄関の石段のところに座り込んでいたということを言っていました。
力が尽きたのか、あるいは行くあてがないのか、それは分かりませんが、今、足立さんが説明したように歩いている姿ですが、どこに行ってどうするかというのを逃亡している人間が自分で決めるものなので、今の不用意に開けないでくださいというのは、やはり、逃げている容疑者が危害を加える気があろうがなかろうが、いきなり目の前に現れるという危険性はあるわけです。
もう一つ、私がさっき現場周辺あるいは兵庫県にかかわらず、ニュースをご覧の皆さんにお気をつけいただきたいと申し上げたのは、お金を持っていないという話があります。お金がなくなったから自首する容疑者もいます。ただ、逆に足りないものをお金に限らず、自分で盗んでまで入手しようとする容疑者もいます。広島の話でしたけれども、着替えがないということになると、洗濯物を干しておられる。自分の、男性だったらサイズに合うようなものが干してあると、それを取る。靴を取る。で、鉢合わせをする。
また、新たな被害を生むということも、実際、過去にはありましたので、戸締まりだけではなくてですね、「不安に怯えながら暮らしてください」というのは違いますが、しかしながら、どこにいるかわからないというのは、現場の周辺の方だけの思いではないと、皆さんも、その警戒心は、ぜひ持っていただきたいと思います。
(足立夏保 アナウンサー)
改めて、大山容疑者の情報ですが、事件後は、このような服装をしていました。また、たつの市内の複数の駅で、防犯カメラに容疑者の姿が映っています。特徴として、身長が約160センチ、痩せ型の黒髪だということです。
情報提供は、兵庫県警、たつの警察署(0791-63-0110)までお願いします。

「モームリ」元社長ら罪認める=利用者に弁護士あっせん―東京地裁

「退職代行モームリ」サービスを巡る弁護士法違反事件で、利用者を提携先の弁護士に有償で紹介したとして同法違反罪などに問われた運営会社「アルバトロス」(横浜市)元社長谷本慎二(37)、妻で元従業員志織(31)両被告と法人としての同社の初公判が26日、東京地裁(林欣寛裁判長)であり、被告側はいずれも起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、顧問契約を結んでいた弁護士法人「オーシャン」代表、梶田潤被告(45)=同法違反罪などで起訴=の提案を受け、利用者1人当たり1万6500円を労働組合への賛助金などの名目で受け取ることで合意したと指摘した。
被告人質問で谷本被告は「同業他社から聞き、自分たちもできるのではないかと考えた。違法性の認識はあったが、弁護士が言うならと安易な対応をしてしまい反省している」と説明。志織被告は「利用者の役に立ち、売り上げになればと考えた。グレーなお金だと思っていたが、深く考えていなかった」と述べた。 [時事通信社]