大槌の山林火災、焼失1176ヘクタールに 23日の5倍超に拡大

岩手県大槌町で22日午後に発生した山林火災は24日も延焼を続け、焼失面積が同日午前6時現在で1176ヘクタールに達した。前日の同時刻(201ヘクタール)の5倍以上に拡大した。県や自衛隊などのヘリが24日早朝から消火活動をしているが、鎮火のめどは立っていない。
町は人口の4分の1に当たる2588人に避難指示を出している。これまでに4カ所に避難所が設置され、24日午前9時時点で321人が身を寄せた。
火災は22日午後1時50分ごろに小鎚(こづち)地区で発生し、午後4時半ごろに約10キロ離れた吉里吉里(きりきり)地区の山林でも起きた。地元消防によると、確認できた焼失面積は小鎚が105ヘクタール、吉里吉里が326ヘクタール。【奥田伸一】

盗撮や性暴力教員は免職 「原則」文言削除 文科省が指針改定

文部科学省は24日、性暴力から子どもを守る「教員による児童生徒性暴力防止法」に関する基本指針を改定した。2025年に発覚した教員による盗撮動画共有事件などを踏まえ、学校内での盗撮防止対策を明記。加害行為をした教員について「原則として懲戒免職」としていた従来の指針から「原則として」を削除した。
同法は施行後3年をめどとする見直し規定が付則に盛り込まれている。指針では、動画共有事件に触れて「極めて遺憾であり、強い危機感を抱くべき事態」と指摘した。その上で、教室やトイレ、更衣室などの定期的な点検や整理整頓によりカメラを設置できない環境を作ることや、学校所有の端末利用やデータ管理についてルールを明文化するなどの盗撮対策を明記した。
また、教員による児童生徒への性暴力などが起きた場合の懲戒処分の指針から「原則として」の文言を削除。公立校以外の学校設置者についても、厳正な懲戒処分を行うことを前提に就業規則などで懲戒処分基準の整備が必要だとした。
松本洋平文科相は閣議後記者会見で「児童生徒への性暴力根絶に向けて全力で取り組む」と述べた。【井川加菜美】

死亡リスクも──“最強クラス”の感染力、「はしか」急増のワケ ほぼ確実に予防できる方法は? ワクチン接種率は低下

全感染症の中で最強クラスの感染力があるとされる、はしか。今年は感染者数が急増し、すでに去年1年間の数を上回っています。その背景の1つに考えられるのが、ワクチンの接種率です。年代によって接種状況が異なるため、確認するのがおすすめです。
藤井貴彦キャスター
「まもなくゴールデンウィークですが、命に関わることもあるはしかの感染者数が急増しています。厚生労働省によると、今年は4月12日までに国内で299人が感染。去年1年間の感染報告者数(265人)を、この4か月ですでに超えています」
「去年の同じ時期と比べると3.8倍以上となっています。関係者の間に危機感が高まっているということです」
小栗泉・日本テレビ報道局特別解説委員
「はしかは39℃を超える高熱や全身に発疹が現れるなどが特徴の感染症で、重篤な合併症を引き起こせば死に至ることもある怖い病気です」
「その感染力はすべての感染症の中で最強クラスとされ、誰も免疫を持っていない状況では1人が平均12~18人に感染させる力があります。大阪大学医学部の忽那賢志教授によると、これはインフルエンザの約10倍、新型コロナウイルスの約3倍です」
「飛まつ感染や接触感染だけでなく空気感染もして、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症するといいます」
藤井キャスター
「今年はなぜ、これほど増えているのでしょうか?」
小栗委員
「感染症学が専門の忽那教授によると、今患者が増えているアメリカや東南アジアなどの海外と日本との往来が増えてウイルスが持ち込まれる機会も増えていること、そしてワクチンの接種率が少しずつ下がってきていることも理由の1つなのでは、といいます」
「はしかには特効薬がなく、感染力が非常に強いため、手洗いやマスクだけでは予防することができません。日本感染症学会によると、有効な予防法はワクチンだけで、ワクチンを2回接種することでほぼ確実に予防ができるということです」
藤井キャスター
「ワクチンを接種したことのある人の割合が下がってきているということですか?」
小栗委員
「そうです。はしかの流行を防ぐには、国内全体の接種率を95%以上に維持することが必要だということです。2022年度には95.4%でしたが、2023年度には94.9%、2024年度には92.7%と徐々に減ってきています」
小栗委員
「今の子どもたちは2回の定期接種を無料で打てますが、年代によって接種状況は大きく異なります。日本感染症学会によると、2回接種が制度化される前の世代、36歳くらいよりも上の年代では2回目を接種していない人が多く、確認するのがおすすめだといいます」
藤井キャスター
「私もその世代ですが、2回打ったかどうか記憶にないという方もいらっしゃると思います。どうすればいいのでしょうか?」
小栗委員
「忽那教授によると、母子健康手帳などを確認して2回の接種歴があれば、それ以上打つ必要はないということです。また医療機関では、はしかを防ぐ抗体があるかどうか検査できます。抗体が足りない場合には追加接種をすることもできるといいます」
藤井キャスター
「自治体によっては、はしかの検査や予防接種の費用を助成しているところもあります。確認してみてはいかがでしょうか」
(2026年4月23日『news zero』より)

旅券手数料、7月から9000円=改正法が成立

有効期間10年のパスポート(旅券)の申請手数料を、現行の約1万6000円から約9000円に引き下げる改正旅券法が24日の参院本会議で可決、成立した。7月1日から施行される。
現在、18歳以上が取得できる旅券は有効期間に応じて「10年用」と「5年用」がある。これを10年用に統一し、5年用を廃止。18歳未満の旅券は従来の5年用のみとし、手数料(現行12歳以上で約1万1000円、12歳未満で約6000円)は一律で約4500円に引き下げる。 [時事通信社]

岩手山火事2600人避難指示 住宅のすぐ近くにまで…「津波も火事も」住民疲弊

岩手県大槌町の山火事の被害が拡大し住宅地に迫っています。これまでに200ヘクタール以上を焼き1229世帯2588人に避難指示が出ています。
【画像】中心市街地では灰のようなものが降り…煙に包まれ霧の中のように
消防団の活動に同行
延焼の範囲は23日、ますます拡大しました。
火事の現場から3キロほど離れた大槌町の中心市街地では、灰のようなものが降り始めました。枯れ葉のようなものも降ってきていました。
市街地は煙に包まれ、まるで霧の中のようです。赤浜地区では避難指示が出されていますが、許可を得て消防団の活動に同行しました。
消防車両は山に入れないため、ホースを伸ばし消火作業を行います。
消防団員のすぐ目の前に赤い炎が。さらに別の方向からも火の手は迫っています。
消防団員

「(火が)下がってこないように“防火帯”。消すというより、それ以上火を下げない」
「津波も火事も」住民疲弊
200ヘクタール以上を焼いた大規模な山林火災。1229世帯2588人が避難の対象になっています。
山肌では炎と煙がくすぶっていました。1時間後に撮影された映像では住宅のすぐ近くまで煙が迫っています。
「後発地震注意情報」が出ている中で、迫られる避難。
「3日前にも津波騒ぎで、そこの上に逃げた。またまただから」

「踏んだり蹴ったり、津波だ火事だ、大変だ」
夕方になると、新たにまた火が出てきました。消防団はギリギリの状態で消火活動にあたっています。
大槌町消防団 東谷輝一さん

「きのうの夜に消火栓も貯水槽もほぼ使い切ってしまった状態。家庭用の水道水は使えるので水を補充してやった」
背負い式の消火水のうを装備し山へ向かいますが…。
消防団員

「背負い式消火水のうで対応できる火の勢いではない。後は消防に任せたいと思う」
東谷さん

「消防団員として消火にあたれない、すごいもどかしさがあった」
(2026年4月24日放送分より)

「一緒にいるのが嫌に」「初めて嫌いと言われ」内縁の夫との同居が動機に影響か 長女殺害の疑いで逮捕の母親 福岡

福岡の福祉施設に入居していた幼い姉妹が死亡し、母親が殺人の疑いで逮捕された事件で、母親が、隠れて同居していた内縁の夫と「一緒にいるのが嫌になった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。
水沼南帆子容疑者(30)は3月、福岡県嘉麻市の母子生活支援施設で、長女の二彩ちゃん(4)の首を絞めるなどして殺害したとして、逮捕されました。
逮捕前の任意の調べでは、二女の三華ちゃん(3)の殺害もほのめかしていました。
この事件をめぐり、水沼容疑者は過去に暴力をふるわれた内縁の夫と施設の部屋に3年間隠れて同居していたことが分かっています。
水沼容疑者は事件当時、首にケガをしていましたが、捜査関係者によりますと、逮捕前の任意の調べに対し、事件の前、内縁の夫から叱責され、「交際以来初めて『嫌い』と言われ、死のうと思った」などと話していたということです。
また、「夫と一緒にいるのが嫌になった」という趣旨の供述もしていることが分かりました。
警察は、内縁の夫が姉妹の殺害には関与していないものの、同居が水沼容疑者の動機に影響を与えたとみて慎重に調べています。

「葬儀のお金を準備できなかったのでそのまま放置した」母親の遺体を自宅に放置か 無職の男(59)を逮捕 死体遺棄の疑い 福岡

母親と見られる遺体を自宅に放置したとして福岡市の59歳の無職の男が逮捕されました。
23日午後、福岡市博多区東那珂に住む男が「母親が3週間前に亡くなった。そのまま放置している。」と警察に通報しました。
警察が調べたところ男のマンションの部屋で女性の遺体が確認されました。
女性は3月下旬に死亡したとみられています。
このため警察は24日通報した無職の赤崎隆二容疑者(59)を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
取り調べに対し、赤崎容疑者は「葬儀のお金を準備できなかったのでそのまま放置していた」などと話し容疑を認めているということです。
警察は遺体の身元の確認を進めるとともに亡くなったいきさつなど詳しく調べています。

【独自】旭山動物園の焼却炉に30代妻の遺体を遺棄か 警察は死体遺棄の疑いで動物園勤務の30代男性から事情聴く 男性は23日も普段どおり出勤 北海道旭川市

北海道旭川市の旭川市旭山動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄したとして、旭川市職員の30代の男性が警察から任意の事情聴取を受けていることがHBCの取材でわかりました。
旭山動物園には、24日午後から、警察が鑑識に入っています。
30代男性職員「焼却炉に妻の遺体を遺棄した」という趣旨の供述
事情聴取を受けているのは、北海道旭川市の職員で、旭川市旭山動物園に勤める30代の男性です。
捜査関係者によりますと、23日、女性に関する安否確認の通報が関係者からあり、警察が女性の夫に事情を聞いたところ「旭山動物園の焼却炉に、30代の妻の遺体を遺棄した」という趣旨の供述をしたということです。
男性は23日も普段どおり出勤
また、別の関係者によりますと、男性は23日も、普段どおり出勤していました。
警察は、死体遺棄の疑いで男性から引き続き任意で事情を聴き、供述をもとに園内を調べるなど、慎重に捜査しています。
旭山動物園は、夏の営業に向け4月8日から28日まで休業しています。

岩手・大槌の山林火災、焼失面積1100ヘクタール超に拡大…「この生活いつまで」「町の壊滅が怖い」

岩手県大槌町の2か所で起きた山林火災は、発生から3日目となった24日も延焼が続いている。町によると、焼失面積は同日午前6時現在、前日の5倍超に当たる約1176ヘクタールに拡大した。新たに倉庫1棟の建物被害が判明し、これまでに住宅など計8棟が全焼した。地上では夜を徹して放水が行われ、上空からは県と自衛隊のヘリコプターが朝から散水している。町内4か所の避難所には午前6時現在127世帯325人が身を寄せている。
町によると、小鎚地区で228ヘクタール、吉里吉里地区で948ヘクタールが焼失し、延焼範囲が大幅に拡大。町の人口の4分の1にあたる1229世帯2588人に避難指示が発令されている。
同日からは地元消防の消火活動に宮城県の緊急消防援助隊が加わり、今後は青森、秋田、山形3県の援助隊も駆けつける予定だ。自衛隊のヘリ6機に加え、岩手、宮城、秋田3県の防災ヘリが空中から散水するという。
平野公三町長は24日午前の記者会見で、「延焼状況は厳しい。昨日以上に煙がもくもくと立っている。安全安心に向けて消防と連携していく」と述べた。吉里吉里地区で水不足が発生しており、節水を呼びかけているという。
大槌町役場裏手の高台にある避難所の城山公園体育館では、24日も早朝から避難者が外に出て白煙が上る山の様子を見守った。息子と2人で避難所に身を寄せる女性(76)は「ヘリコプターの音が聞こえると『消火してくれている』と安心できる。ただ昨日はなかった風が吹いていて怖い」とさらなる延焼を危惧した。
昨年2月に岩手県大船渡市で発生した大規模山林火災では、鎮圧までに10日間以上かかり、避難の長期化が懸念される。慣れない避難所生活で疲れも出てきており、「この生活がいつまで続くのだろうか……」とこぼした。
23日に新たに避難指示が出た沢山地区の会社員女性(38)は避難所となっている吉里吉里学園小学部に身を寄せ、「昨日より煙が下りてきている」と心配そうな表情を浮かべた。消防団員の夫(43)は夜を徹して消火活動にあたっており、同校に通う長女(8)を連れて2人で避難した。夜になると山の赤い炎が見え、未明までなかなか寝付けなかった。女性は「火の範囲が広がって町が壊滅したらと思うと怖い。夫には無事に活動してほしい」と早期の鎮圧を願った。

【速報】F-2の墜落事故、3年7か月前の“不適切整備”のまま飛行が原因 空自が事故調査結果公表

F-2戦闘機 墜落事故 エンジン約3年7か月間適切な整備行われていなかった
航空自衛隊は、去年、F-2戦闘機が茨城県沖で墜落した事故について、機体のエンジンがおよそ3年7か月にわたって適切な整備が行われていなかったとする調査結果を公表しました。
森田航空幕僚長「大変申し訳なく思っております」
森田雄博航空幕僚長 「航空幕僚長として本事故が発生した事実を重く受け止めるとともに、百里基地周辺の住民の皆様をはじめ、多くの国民の皆様にご心配をおかけし、大変申し訳なく思っております」
この事故は去年8月、茨城県の百里基地に所属するF-2戦闘機が訓練中に茨城県沖に墜落したもので、当時、操縦していた隊員は緊急脱出をして命に別状はありませんでした。
空自はきょう(24日)事故の調査結果を発表
空自はきょう(24日)、この事故の調査結果を発表し、当時、戦闘機に搭載されていたエンジンがおよそ3年7か月の間、適切な整備が行われなかったことでエンジン内部で異常が発生したとする調査結果を公表しました。
空自では航空機のエンジンを定期的に点検・検査することになっていますが、3年7か月前に部品が適切に取り付けられていない状態が見落とされ、以降、そのままの状態だったということです。
このエンジンは3年7か月の間に空自のF-2戦闘機のうち5機で使用
このエンジンは3年7か月の間に空自のF-2戦闘機のうち5機で使用され、全国で飛行を繰り返していました。
空自トップの森田空幕長は臨時の記者会見を開き、「今回の事故から得られた教訓を重く受け止める」として、今後、再発防止策を徹底するとしています。