高市早苗首相(自民党総裁)は9日夕、衆院選の大勝を受け、党本部で記者会見した。公約で「検討加速」を掲げた2年間の食料品消費税ゼロの「早期実現に知恵を絞る」と表明。野党に対して社会保障改革に関する国民会議への参加を呼び掛け、「少なくとも夏前には中間取りまとめを行いたい」との認識を示した。
自民単独で衆院定数の3分の2を獲得したことを受け、「憲法改正に挑戦する」と宣言。「少しでも早く国民投票が行われる環境をつくっていけるよう粘り強く取り組む覚悟だ」と決意を語った。
首相は、連立政権を組む日本維新の会からの入閣に期待を示した。これに関し、維新の吉村洋文代表も9日の会見で「打診があれば前向きに考えていきたい」と踏み込んだ。
首相は「引き続き政策実現に前向きな野党に協力をお願いする」とも強調。国民民主党の連立入りについて「意向があればぜひとも追求していきたい」と訴えた。
自民派閥の裏金事件に関しては「今回の選挙で国民の理解を得られたと申し上げる考えはない」と説明。一方で、関係議員に「全力で働いてもらう」とも述べた。
補正予算を前提とした予算編成の在り方を転換し、「必要な予算は当初予算で措置する」と打ち出した。「責任ある積極財政」に対する「放漫」批判を踏まえ、「市場からの信認確保」を重視する立場をアピール。円安圧力が続く為替市場の動向を「常に注視している」と指摘した。
外交・安全保障を巡っては、3月に米国を訪問してトランプ大統領と会談する意向を明らかにした。台湾問題に関する自身の発言で冷え込む日中関係にも触れ、「意思疎通を継続し、冷静、適切に対応する」と語った。
次期国会に国家情報局の設置法案を提出する方針も示した。 [時事通信社]
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強盗実行役の男、懲役14年 東京と埼玉、闇バイト事件
首都圏で相次いだ闇バイトによる強盗のうち、東京都国分寺市と埼玉県所沢市の事件で実行役を担ったなどとして、強盗致傷や住居侵入の罪に問われた森田梨公哉被告(26)の裁判員裁判で、さいたま地裁は9日、懲役14年(求刑懲役17年)の判決を言い渡した。
室橋雅仁裁判長は、被告を含む面識のない複数人が交流サイト(SNS)の高額バイト募集を通じて集まったと指摘。指示役に命じられ強盗に及んだと認定し「組織的、計画的で、匿名性が高い犯行だ」と認定した。
被告側は、指示役らに脅されたと主張。判決では被告が国分寺の事件後、追加の報酬欲しさから、所沢の事件にも加担した経緯などを踏まえて退けた。
高校生ら8人死亡の那須雪崩事故の控訴審 引率の教諭3人は無罪主張 1審は禁錮2年の実刑判決 東京高裁
2017年、栃木県那須町で登山訓練中の高校生ら8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、業務上過失致死傷の罪に問われた引率の教諭3人の控訴審が始まり、3人は改めて無罪を主張しました。
この事故は2017年3月、那須町のスキー場近くで、登山訓練中の県立大田原高校の生徒ら8人が雪崩に巻き込まれて死亡したものです。
猪瀬修一被告(59)ら引率の教諭3人が業務上過失致死傷の罪で起訴され、1審の宇都宮地裁は3人に禁錮2年の実刑判決を言い渡しています。
きょう、東京高裁で始まった控訴審で、被告側は「1審の判決には事実誤認がある」などと改めて無罪を主張し、即日結審しました。
息子を亡くした高瀬晶子さん 「息子たちに責任を転嫁する姿に私たち遺族は深く傷つき、強い憤りを覚えました。息子たち、私たちに心から謝罪をしてほしい気持ちは今でも変わりません」
判決は、来月4日に言い渡される予定です。
玉木代表「最も頼れる野党に」、神谷代表「国会の門番の役割果たす」…国民民主・参政ともに連立入り否定
国民民主党と参政党は、衆院選で与党が大勝した中でも、それぞれ公示前より議席を増やした。両党幹部は9日、自民党と日本維新の会との連立政権入りの可能性を相次いで否定した。
国民民主の玉木代表は大勢判明後の記者会見で「最も頼れる野党として国会の中で存在感を発揮していかなければいけない」と述べ、自維政権には加わらない意向を示した。参政党の神谷代表も記者会見で、「我々の数は(与党にとって)そんなに必要ない」と否定的な考えを示した。「政策ごとに是々非々で向き合う。国会の門番としての役割を果たしたい」とも語った。
高市首相「逃げる理由ない」=討論番組欠席を説明【2026衆院選】
高市早苗首相(自民党総裁)は9日の記者会見で、手の治療を理由に1日のNHK討論番組を欠席したことに関し「逃げる理由は何もない。チャンスと捉え、しっかり準備し、洋服も決めていた」と強調した。木原稔官房長官から医務官の治療を受けるべきだと強く説得されたため、急きょ出演を中止したという。
首相は番組に出演しなかったものの、1日に岐阜、愛知両県で予定通り衆院選の応援演説を行った。これについて首相は、候補者から「遊説のキャンセルだけは勘弁してくれという話もあった」と説明した。 [時事通信社]
泉健太氏や小川淳也氏が代表選出馬に意欲…118議席失った中道、13日に野田・斉藤両氏の後任決定
中道改革連合の野田、斉藤両共同代表は9日の党執行役員会で、衆院選惨敗の責任を取って辞任すると表明した。後任を決める代表選は、12日告示、13日投開票の日程で実施する方針。
両氏は執行役員会で、公示前から118議席減の49議席に終わった衆院選を巡り、「歴史的な大敗の責任を取り、辞任したい」と述べ、了承された。
代表選の詳細は11日の議員総会で正式に決める。立候補に必要な推薦人は10人とする方向で、立憲民主党元代表の泉健太氏や元幹事長の小川淳也氏が出馬に意欲を示している。
架線断線、宇都宮線の一部運休=19万人影響―JR東日本
JR宇都宮線の茨城、栃木両県境付近で8日深夜、架線が断線し、9日も始発から午後4時半ごろまで一部区間で運転を見合わせた。湘南新宿ラインを含め192本が運休するなどし、約19万人が影響を受けた。
JR東日本によると、宇都宮線下りで8日午後11時15分ごろに停電が発生し、古河(茨城県)―野木(栃木県)間で架線の断線が判明。駅間に列車2本が停車し、乗客を線路上に降ろすなどして、一時は東京―宇都宮間の全線で運転を見合わせた。
9日始発以降も東京―小山間で見合わせが続いたが、午前9時前に上野―久喜(埼玉県)間で、午後4時半ごろ全線での運転を再開した。 [時事通信社]
きのうに続き関東各地で雪 東京23区でも5センチ降雪予想 大学では入学試験の開始時間を繰り下げる対応も
関東地方の各地はきのうから雪が降り続き、けさまでに東京都心でも3センチの積雪が観測されています。
こちらは午前6時ごろの栃木県宇都宮市内の様子です。あたり一面が真っ白となり、車の屋根が見えなくなるほど雪が積もっています。
関東地方は、きのうからの雪で各地で雪が積もっていて、午前5時現在、▽宇都宮市で13センチ、茨城県水戸市で4センチ、千葉市で3センチ、東京都内でも、千代田区で3センチの積雪を観測しています。
気象庁によりますと、あす午前6時までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、▽関東北部の山間部で40センチ、▽平野部で7センチ、関東南部の平野部で8センチ、▽東京23区でも3センチなどとなっています。
きょうは衆議院選挙の投票や大学入試も予定されていて、気象庁は、交通障害や路面の凍結などへの注意や警戒を呼びかけています。
衆院選投票進む=与党過半数が焦点―深夜に大勢判明【2026衆院選】
第51回衆院選は8日、全国各地で投票が進んだ。一部を除き午後8時に投票が締め切られ、深夜にも大勢が判明する。消費税減税などの経済対策や物価高への対応、外国人政策が主な争点で、2025年10月に発足した高市政権に審判が下る。連立与党の自民党、日本維新の会が過半数(233議席)を確保できるかが最大の焦点だ。
衆院選は24年10月以来約1年3カ月ぶり。小選挙区289、比例代表176の計465議席に対し、小選挙区1119人、比例165人(小選挙区との重複を除く)の計1284人が立候補した。9日未明にも全議席が確定する見通し。 [時事通信社]
《小野田紀美大臣がとんでもない表情に…》「男女平等って言うけど、結局オトコが一番だ」自民党・沖縄県議の発言に「時代錯誤も甚だしい」と批判殺到
「男女平等って皆さん言いますけどね、結局『オトコが一番だ』って男性陣の皆さんは思っていますよね。私もそのひとりですよ」──壇上で演説する男性県議の発言に、同席した小野田紀美・経済安全保障担当相(43)もさすがに驚いたのだろう。目を丸くし、口をぽかんと空けていた。
この発言は、2月8日に投開票が行われる衆議院議員総選挙で沖縄4区から立候補している自民前職の西銘恒三郎氏(71)のための総決起大会で、島袋大県議(53)から出たものだ。島袋氏は、自由民主党沖縄県支部連合会の会長を務めている。
総決起大会の壇上で西銘氏の応援をするなかで、前出の発言はこのような流れで飛び出した。
「(高市早苗総理は)女性が日本国の初めてのリーダーとなりました。そして小野田大臣も女性のリーダーとして、閣僚の一員です。いまや変革の時代です。日本も女性のリーダーを擁立している。
男女平等って皆さん言いますけどね、結局『男が一番だ』って男性陣の皆さんは思っていますよね。私もそのひとりですよ。しかし女性がリーダーになりますと、女性がバシッと、『あんた何やってんの! しっかりしなさい!』と言う。そのときに男性はピシッとなるわけですよ。
いま国民も高市早苗総理総裁が『国民の皆さん、頑張りましょうよ! 私たちの生活をしっかり守りますよ!』と言うと、国民も『この人に託してみよう、この人ならやってくれそう』と思うわけです」
すぐに笑顔に
全国紙の政治部記者が解説する。
「おそらく島袋氏としては、政界で女性たちが活躍する現状をポジティブに表現するなかで、ある種のイジリというかジョークのつもりで、『男が一番だ』と言ったのでしょう。その意図が伝わったからか、とんでもない表情をしていた小野田氏もすぐに笑みを見せています。
ただ、全体の趣旨は女性リーダーを持ち上げるものだったとしても、不用意な言葉ともとられかねません。
2021年、東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会会長を務める森喜朗氏が、会合のなかで委員会の女性らについて褒める流れで、『(普通は)女性がたくさんいる理事会は時間がかかる』『わきまえておられる』などと話した際は、国内外から批判が殺到し、その後、発言を撤回し謝罪。さらに会長を辞任しました」
島袋氏の発言に対して、SNS上では、〈ありえない〉や〈時代錯誤も甚だしい〉、〈こういう人がいるから、日本のジェンダー平等は進まない〉など厳しい意見が相次いでいる。
島袋氏は批判をどのように捉えているのか、そしてどのような意図での発言だったのか。問い合わせ中のため、回答があり次第あらためて報じる。