台風9号、先島諸島から大陸へ=沖縄県で12人がけが

大型で強い台風9号は11日午前に沖縄県・先島諸島の宮古島付近を通過し、午後は中国大陸に向けて北上した。同諸島は大荒れとなり、気象庁は引き続き高波に警戒し、強風に注意するよう呼び掛けた。9号は12日未明には中国大陸に上陸し、14日午後までに熱帯低気圧に変わる見込み。
沖縄県によると、飛来物が衝突したり、風にあおられて転倒したりして、県内でけが人が相次いだ。県のまとめでは、11日午後3時時点で計12人が軽傷という。
県内の最大瞬間風速は、久米島空港で11日午前9時25分すぎに45.3メートル、宮古島で同10時20分ごろに42.7メートル、石垣島で同9時半ごろに34.9メートルを観測した。宮古島市・下地島では午後1時半までの24時間雨量が194.0ミリに上った。
9号は午後6時、与那国島の北約300キロの海上を時速35キロで北西へ進んだ。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートル。北東側560キロ以内と南西側220キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径750キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 [時事通信社]

高市首相「批判あっても挑戦」 「安倍氏の志継承の集い」で決意

高市早苗首相は11日、保守系有志が東京都内で開いた「安倍晋三元総理の志を継承する集い」であいさつし「どんなに批判があっても、挑戦しない国に未来はない」と述べ、政策実現への決意を示した。第2次安倍政権の経済、外交・安全保障政策に触れ「安倍氏は国論を二分するような課題に果敢に挑戦した」と強調。「安倍氏のように『闘う政治家』でありたい」と語った。
防衛装備品の完成品輸出を非戦闘目的に限る「5類型」の撤廃や、「国家情報会議」創設法成立などを高市政権の成果として列挙。「たくさんの批判をいただきながら、何とか成し遂げた」とアピールした。
自民党の萩生田光一幹事長代行は「高市政権を全力で支えたい」と訴えた。

登山道の全面開通後最初の週末となった富士山で遭難救助相次ぐ(静岡・富士山)

登山道の全面開通後最初の週末となった富士山ではきょう、遭難救助が相次ぎました。
警察と消防によりますと、午後1時30分すぎ富士山の宝永山第一火口付近で「足首をねんざして立てなくなった」と一緒に登っていた女性から消防に通報がありました。
けがをしたのは京都府の50代の女性で仲間と富士宮口から宝永山を経由し、登っていたところ岩に足をとられたということです。
このほかにも、11日、富士山では20代から50代の男女3人が救助されるなど遭難救助が相次ぎました。

障害者施設の入所者死亡=殺人未遂容疑で別の入所者逮捕―群馬県警

障害者支援施設の入所者を殺害しようとしたとして、群馬県警は11日、殺人未遂容疑で、同施設入所者の武田浩志容疑者(40)を逮捕した。「殺すつもりはない」と殺意を否定しているという。
逮捕容疑は同日午前4時30分~同41分ごろ、障害者支援施設「しきしま」(群馬県渋川市)の2階の廊下で、入所者の福岡正隆さん(40)の腹や首を踏みつけたり、馬乗りになったりして、殺害しようとした疑い。
県警によると、福岡さんは同日午前6時ごろ、廊下で倒れていたところを職員に発見され、病院に搬送されたが死亡が確認された。病院からの通報で警察官が施設に駆け付けた時、武田容疑者は自室にいたといい、県警はいずれも2階の部屋に入所していた2人の間にトラブルがあったとみて調べる。
施設では当時、職員4人が当直勤務をしていたが、事件を目撃した人はいなかった。消防によると、最初に119番をした職員は「午前4時ごろには福岡さんの無事を確認していた」という趣旨の話をしたという。 [時事通信社]

台風9号(バービー) 大陸に上陸後は温帯低気圧に変わりながら日本海へ

7月11日(土)21時現在、大型で強い台風9号(バービー)は東シナ海を北西に進んでいます。沖縄や奄美は引き続き強風や高波に注意・警戒してください。

台風は大陸に上陸したあと勢力を落としながら進路を北東に変え、温帯低気圧に変わりながら黄海から朝鮮半島北部、沿海州を通って日本海に進む予想です。
▼台風9号 7月11日(土)21時

中心位置 東シナ海

大きさ階級 大型

強さ階級 強い

移動 北西 30 km/h

中心気圧 950 hPa

最大風速 40 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 55 m/s
15日(水)~16日(木)頃に間接的な影響か
台風9号は大陸に上陸したあと勢力を落としながら進路を北東に変え、温帯低気圧に変わりながら黄海から朝鮮半島北部、沿海州を通って日本海に進む予想です。

台風から変わる低気圧が直接日本に向かうことはない予想ですが、この低気圧に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響を受けることや、低気圧からのびる前線が通過することで、15日(水)~16日(木)頃に間接的な影響を受ける可能性があります。

北日本ではこの台風とは別に、梅雨前線や湿った空気の影響ですでに大雨となっている所があり、13日(月)頃にかけてさらに雨が強まる可能性があります。目先の大雨に加えて、その後の台風から変わる低気圧の影響にも注意してください。
沖縄は高波や強風の影響続く
沖縄は台風の暴風域から抜けましたが、まだ各地で強い風が吹いています。沖縄本島では11日(土)夜にかけて、先島諸島では12日(日)朝まで瞬間風速で20m/s以上の強風が続く見込みです。暴風による倒木などの影響が相次いでいます。片付けをする場合も周辺の状況には十分注意をしてください。

また、天気が回復したあとも海上は波の高い状況が続きます。12日(日)も先島諸島や沖縄、奄美の周辺海域では5m以上が予想されていて、九州の沿岸部でも3m前後となる見込みです。天気が回復して暑さが戻りますが、海は危険な状態が続きますので、マリンレジャーは控えるようにしてください。

宮古島地方を中心に雨量がかさんで、土砂災害の危険度が高くなっているところがあります。引き続き、危険な場所には近づかないでください。
本格的な台風シーズンの幕開け
平年の台風発生数
7月の台風発生数の平年値は3.7個で、一気に発生数が増える時期であることがわかります。本格的な台風シーズンの幕開けですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。

なお今年は1月から7月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から7月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風9号の名前「バービー(Bavi)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の山の名前からとられています。

瀬戸内海に二つの海底活断層 産総研、M7地震発生の恐れ

産業技術総合研究所(茨城県つくば市、産総研)の研究チームは、瀬戸内海中央部の燧灘全域を調査し、二つの海底活断層の全体像を明らかにした。チームによると、燧灘は今まで詳細な調査がない「空白域」。二つの活断層が動いた場合、それぞれマグニチュード(M)7以上の地震を引き起こす可能性があるという。
産総研によると、燧灘に活断層が存在するという報告は2000年代前半にあったが、調査範囲が限定的で、国による長期評価でも活断層は示されていなかった。
チームが燧灘全域を調査したのは25年10~11月。船の上から海面に探査装置を延ばして音波を出し、海底面やその下の地層境界で反射して戻ってきた音波を記録する方法で、地形や地質構造を調べた。
その結果、燧灘のうち香川県寄りの東部にある活断層は長さ25キロ以上と確認。愛媛県寄りの西部にある活断層は35キロ以上と分かった。
チームは26年度、活断層のボーリング調査をし、過去に起こった地震の履歴を調べる予定だ。

「3回殴った」グループホーム内で入所者の男性殴る アルバイト従業員の男(23)を逮捕 滝川市

北海道・滝川警察署は2026年7月9日、滝川市のアルバイト従業員の男(23)を傷害の疑いで逮捕しました。
男は7月8日午後11時半ごろ、滝川市滝の川町東3丁目のグループホームで、同じ入所者の男性(57)の顔面を手拳で数回殴り、けがをさせた疑いが持たれています。
警察によりますと、男性は右目が腫れるけがをしたということです。
被害にあった男性が来署したことで事件が発覚。
警察によりますと、男は騒音が原因でトラブルとなり暴行に及んだということで、調べに対し「3回殴った」と容疑を認めています。
警察は犯行の経緯などを詳しく調べています。

「政府の広報は2、3周遅れている」佐伯耕三内閣広報官が語った高市政権「SNS戦略」の中身【独占インタビュー】

高市政権の広報を担当する佐伯耕三内閣広報官が開設したX(旧Twitter)アカウントが、議論を呼んでいる。
このアカウントは今年5月1日に「内閣広報官室試行アカウント」として開設。6月1日からは内閣広報官の佐伯耕三氏本人が「中の人」とカミングアウトし、「内閣広報官(色々投稿試し中)」として発信を続けている。以前の首相官邸アカウントなどのSNSやホームページを使った発信とは違う、新たなネット戦略だ。フォロワー数は約14万人(7月2日現在)。
このアカウントを開設した狙いとは何か。佐伯広報官が、月刊「文藝春秋」8月号の ノンフィクション作家・高木徹氏の取材 に応じ、開設経緯や狙いについて語った。
「こうした変化は、チャンスなんじゃないかと思った」
開設した経緯を佐伯氏は次のように明かす。
「ネット社会が広がり、今や検索ではなくAIに直接尋ねる時代。通信環境も良くなってテキストより動画で情報を取る時代です。まず、その変化のスピードに既存のやり方ではついていけない。今の政府の広報は、僕のイメージでは2、3周遅れているから、新しい発信の仕方をもっと考えなきゃいけないなと思ったことです。
一方でこうした変化は、政府がやろうとしていることをしっかり国民に伝える上で、チャンスなんじゃないか、と思ったこと。発信するツールが増えたなら、より積極的に使おうという思いもありました」
ほぼ一人でアカウントを運営しているという佐伯氏。開設時に高市早苗首相や木原稔官房長官に説明した後は、特に指示もなく、自由に任せてもらっているという。
G7では炎上案件も
その広報官アカウントが“炎上”したのは、6月中旬にフランスで行われたG7サミットの時だった。会合前のフォトセッションで、高市首相を真ん中にフランスのマクロン大統領、カナダのカーニー首相の3人が笑顔で語らっているように見える写真を、同アカウントが投稿。「撮影前に近くの首脳たちと歓談」とコメントを付けた。
ところが、動画を見ると、会話はマクロン大統領とカーニー首相の間のもので、高市首相は参加しているようには見えない。このことがネットを中心に「印象操作だ」と指摘されたのだ。
これについて佐伯氏は、次のように語った。
「でも、あの表情ですよ。あの顔は何の顔だと思います? 僕も実際の音は聞けないのでよく分かりませんけれども、会話に参加してなかったらあの表情になりますかね」
高木氏が、「会話に入っていないのに、破顔一笑の表情をしてしまうのが高市首相」という指摘があることを伝えると、次のように反論した。
「そういう見解を持つ方がいるのはいいんですが、あれを素直に見たら歓談なのでそう書きました。反証する人も『違う』という決定的証拠を持っているわけではないですよね。つまり、人それぞれ『見たい世界』があるわけです。例えば、ある方向の『見たい世界』がある人は、G7のランチセッションで他の首脳より先に座っている総理の動画(高市首相が一人ポツンとテーブルに座っている動画が拡散された件)をポストするんですよね」
佐伯氏は他にも、メディア記事を論評しているとの批判や高市首相の記者対応が少ないとの指摘への反論、安倍政権と高市政権の共通点などについて語っている。
高市官邸のSNS戦略をアメリカのトランプ政権の手法と比較した高木徹氏の論考「高市官邸『SNS戦略』徹底解剖」と、佐伯広報官のインタビュー「 『中の人』佐伯内閣広報官の告白90分 」は、7月10日発売の文藝春秋8月号(文藝春秋の 電子版「文藝春秋PLUS」 でも公開中)に掲載されています。
(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2026年8月号)

れいわ山本太郎氏が政界引退 会見でフリー記者とバトル「やめましょう、地縛霊は」

れいわ新選組の山本太郎代表が9日、都内で記者会見を開き、代表辞任と政界からの引退を発表した。
山本氏は今年1月の衆院選直前に多発性骨髄腫の一歩手前と診断された。療養のために議員辞職したが、代表は続投していた。また、昨年10月に大分市内の東九州自動車道を法定速度80キロのところを149キロで走行し、道路交通法違反で検挙されていたことが発覚。
スピード違反について山本氏は「言い逃れできるものではありません。申し訳ありませんでした」と頭を下げた。続けて「国会で活動する国政政党の代表、そして国会議員を目指すという取り組みから引退します」と代表辞任と政界引退を発表。健康問題も辞任理由の1つだという。
山本氏の代表辞任に伴い大石晃子氏も共同代表を辞任し、離党すると発表した。代表選を17日告示、31日投開票の日程で行う。山本氏は「過去の亡霊、地縛霊にはなりたくない。新体制にすべてを委ねると決めた」と述べ、党名も変更する。
れいわをめぐっては山本氏のスピード違反以外にも、秘書給与搾取疑惑などが週刊誌に報じられるなどゴタゴタ続き。会見ではフリーの記者とバトルを繰り広げる場面があった。フリーの記者の質問に対して「大丈夫ですか? ネタ元。私と一緒に永田町を去った方がいいんじゃないですか。やめましょう、地縛霊でいるのは。一緒に辞めましょう」と呼びかけた。
会見終了後も記者から「辞職とスピード違反が結び付いていたのではないか」と投げかけられると「スピード違反をもって議員辞職をする人なんているんですか? 過去にもいませんでした。私もそれに当たらないということです」と持論を展開した。
議員生活を振り返り「やり残したことしかない。実現できなかったことの方が多い」と語った山本氏だが、強烈なインパクトを残し、山本劇場の幕を下ろした。

【解説】今年の夏休み「外出しない」4割超、理由は5年連続「暑さ」と深刻化する「物価高」

ある民間企業の調査で、今年の夏休みに「外出しない」と答えた人が4割を超え、その理由の1位が5年連続で「暑さ」だったことがわかりました。物価高の影響も大きく、夏休みの過ごし方に変化が出ているようです。日本テレビ報道局・小栗泉特別解説委員が解説します。
ある民間企業が全国の20代から50代の1120人に、7月から9月の期間にまとまった休みを取得して旅行や帰省など外出をする予定があるか尋ねたところ、「外出しない・自宅等で過ごす」と答えた人が41.6%にのぼったことがわかりました。その理由の1位は「暑いので外出したくない」で、5年連続でトップでした。
巣ごもり傾向を強めるもう一つの理由が、2位の「物価高で家計が厳しいため」です。「物価高」を理由にあげる人は年々増えており、2022年の21.4%から今年は40.6%まで増加しています。
物価高は夏休みの予算にも大きく影響しています。一世帯当たりの平均予算は今年は8万5145円で、去年よりおよそ2万円も減っています。これは4人家族で計算すると1人あたり2万円余りとなります。
夏休みの予算はコロナ禍が明けてから増加傾向にありましたが、今回5年ぶりに減少に転じました。また、外出すると答えた人も行き先は国内が中心で、海外旅行は円安などの影響もあり、去年から半減しているということです。
――かなり節約志向の夏休みとなりそうですね。
小栗さん
「はい。旅行に行くと答えた人でも節約するため、様々な工夫をしているようです。去年の旅行との違いを聞いたところ、『旅行の日数を減らす』『宿のグレードを下げる』『お土産を減らす』などの回答が去年より多く、極力費用を抑えながら楽しもうという傾向が見られました」
このアンケートでは、およそ3人に2人が「旅行プラン」を考えるときに生成AIを活用していることもわかりました。旅行の計画や旅先でのリサーチを行うツールとして、生成AIが使われているようです。
そこで、4人家族を想定して生成AIに「予算8万5145円で、暑さや物価高の影響を受けないおすすめの夏休みの過ごし方は?」と質問してみました。すると、様々なプランが提案され、例えば「夏の酷暑を避けるなら、一気に標高を上げるのが正解です」として栃木県の那須高原を紹介したり、より費用のかからない近場で、エアコンがきいている博物館や科学館などがおすすめされたりしたということです。
(7月9日放送『news zero』より)