宮城県栗原市では、クマに襲われ行方がわからなくなったとみられる女性の捜索が続いていますが、発見には至っていません。
栗原市の栗駒山では今月3日、キノコ採りに入った志水春江さん(75)がクマに襲われて死亡、一緒にいた70代の女性もクマに襲われたとみられ行方不明となっています。
警察はけさから捜索を再開していますが、危険なため山林の奥深くには入れず女性の発見には至っていません。
また、市はきょう、クマの捕獲に向けて箱わなを新たに一か所設置したということです。
宮城県内では、おとといも自宅の庭で農作業していた女性がクマに襲われけがをするなど、各地でクマの出没が相次いでいます。
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回送列車の一部車両が普通列車の進路上にはみだしたまま停車し衝突 回送列車は“見習い運転士” 東急田園都市線・列車衝突事故
東急田園都市線で列車同士が衝突し、脱線した事故で、衝突された回送列車が普通列車の進路上にはみだしていたことが分かりました。現場から中継です。
先ほど、国の運輸安全委員会の事故調査官3人が現場に到着し、調査を開始しています。
きのう夜、川崎市の東急田園都市線・梶が谷駅に到着しようとした普通列車が停車中の回送列車に衝突し、回送列車の一部の車両が脱線しました。
普通列車の乗客149人や運転士にけがはなかったということですが、午前11時50分現在も、▼田園都市線では渋谷から鷺沼駅で運転を見合わせていて、▼大井町線では二子玉川から溝の口駅で運転を見合わせています。
利用客 「娘の誕生日でサンリオピューロランドまで行く予定で。渋谷までとまってるのでタクシーで最寄りの駅まで」
東急電鉄などによりますと、回送列車の運転士は見習いで、規定の速度を超えオーバーランのおそれがあるとの警告信号を受けて、所定よりも手前で停車。その際、一部の車両が普通列車の進路上にはみだしていたということです。
国の運輸安全委員会は事故の原因などを調べています。
田園都市線の脱線事故 林官房長官「国交省が原因究明など指示」
林芳正官房長官は6日の記者会見で、川崎市の東急田園都市線で起きた列車同士の衝突・脱線事故について、国土交通省が東急電鉄に対し、原因究明と再発防止策の検討を指示したと明らかにした。
林氏は「輸送の安全確保は鉄道事業者にとって最も重要な使命だ。今後、国交省において東急電鉄からの事故原因などについての報告も踏まえ、鉄道の安全、安定輸送に向けて、必要な指導を行っていきたい」と述べた。
6日午前10時時点で負傷者はいないものの、全線再開のめどは立っていないという。【竹内望】
東急田園都市線・大井町線、運転再開の見通し立たず…梶が谷駅での衝突・脱線事故で始発から一部で見合わせ
5日午後11時5分頃、東急電鉄田園都市線・梶が谷駅(川崎市高津区)で列車同士の衝突、脱線事故があった。けが人はなかった。事故の影響で同線は6日の始発から鷺沼―渋谷駅間、並走する東急大井町線の溝の口―二子玉川駅間で運転を見合わせている。これらの区間については午後3時現在、運転再開の見込みは立っていない。
東急電鉄などによると、梶が谷駅の留置線にとどまっていた回送列車(10両編成)に、中央林間発渋谷行きの上り列車(10両編成)が衝突。回送列車の最後尾の車両が脱線した。列車の乗客・乗員151人と、回送列車の乗員3人にけがはなかった。
回送列車は事故の直前、留置線に向けて走行し、所定の停車位置より手前で停止していた。その際、車両の一部が留置線上からはみ出した状態だった。列車の運転士は回送列車が通常より近い位置に止まっていることを確認して非常ブレーキをかけたが間に合わなかったという。本来なら列車側の自動列車制御装置(ATC)が作動して衝突前に停止するはずで、何らかの理由でATCが正常に作動しなかった可能性がある。
国の運輸安全委員会は6日、鉄道事故調査官を現場に派遣した。
千葉県庁内に不審物…実は「水」でした 本庁舎1階閉鎖、特殊災害車両駆けつけ一時騒然
千葉県の県庁本庁舎(千葉市中央区)で6日、不審物が発見され、一時騒然となった。県によると、同日午前8時20分ごろ、本庁舎1階の県民ホールで「透明な液体が入ったポリ袋がある」と守衛から県管財課に不審物の連絡があり、県は110番通報した。
県警のほか、千葉市消防局の特殊災害対応車など計10台が出動し、本庁舎1階の出入りを封鎖する厳戒態勢となったが、液体を調べた結果、水だったことが判明した。県は午前9時50分ごろ、閉鎖を解除した。
県によると、脅迫めいた文書やメールは同日午前時点で届いていない。県担当者は「何かを冷やす氷入りのポリ袋を誰かが置いたままにしたのではないか」と推測する。
高騰狙い?ベトナムからコメ45トン密輸か 容疑で夫婦を逮捕 大阪
ベトナムからコメを密輸したなどとして、大阪府警は6日、食品輸出入販売会社を経営するベトナム国籍の女性と、日本人の夫を植物防疫法違反(輸入の制限など)と関税法違反(無許可輸入未遂)の疑いで逮捕した。府警は国産米の価格が高騰する中で、容疑者らが他の食品と偽って不正に国内に運び入れたコメを販売していた可能性があるとみて、流通の実態解明を進める。
逮捕されたのは、食品輸出入販売会社「フレッチ」を経営するチャン・ティ・トゥ・フェン(36)=東大阪市=と、夫で自営業の武重智之(47)=同=両容疑者。武重容疑者が輸入に必要な日本での手続きを担当していたとみられる。
2人はベトナム国内の協力者と共謀し、6月中旬から下旬にかけてコメ約45トンを緑豆と偽り、ベトナムから日本国内に密輸した疑いが持たれている。
府警生活環境課によると、海外からコメを輸入する際は植物防疫所に対し、輸出国側が発行した検査証明書などを届け出る必要がある。しかし容疑者らはこれらの手続きをせず、日本で必要な検査も受けていなかったとされる。
大阪税関には輸入品は大量の緑豆だと申告していた。緑豆はコメに比べて関税が低いことから、府警は高額な税金の支払いを免れるために虚偽の申告をしたとみている。
密輸されたのは、日本のコメと同じ短粒種「ジャポニカ米」とみられる。2200個以上の段ボールが二つのコンテナに積まれ、貨物船で大阪市内の大阪港に運ばれてきた。
6月25日に大阪税関による貨物検査で密輸が発覚。通報を受けた府警が関わった人物の特定を進めていた。
国内では2024年夏ごろからコメ不足が深刻になり、25年にかけて国内産の価格が高騰。農林水産省によると、25年5月中旬に全国のスーパーで販売された5キロ当たりの平均価格は4285円で、過去最高値を記録した。
その後、政府が備蓄米を市場に放出するなどの対応を取ったが、依然として高い水準で価格が推移している。
府警が調べたところ、容疑者らの会社は25年に入って以降、6月までに20回以上にわたって大量の緑豆をベトナムから輸入したとする記録があった。
府警は輸入された緑豆が実際にはコメだった疑いがあるとみている。価格高騰に伴いコメ不足が深刻化していた時期と重なっており、府警は容疑者らが海外から密輸したコメを国内産と偽って販売していた可能性も視野に調べる。【井手千夏】
【速報】「Aぇ! group」草間リチャード敬太さん釈放 謝罪し報道陣に頭を下げる「お騒がせして申し訳ございませんでした」目には涙
旧ジャニーズ事務所のタレントらが所属する「STARTO ENTERTAINMENT」の、アイドルグループ、Aぇ! groupの草間リチャード敬太さんが、先ほど釈放され、報道陣の前に姿を見せました。
捜査関係者によりますとAぇ! groupのメンバー、草間リチャード敬太さんは、今月4日の午前5時半ごろ、東京・新宿区のビルの出入口付近で、下半身を露出したとして、公然わいせつの疑いで逮捕されていました。
草間さんは6日午後、身柄が置かれていた警視庁・三田警察署で釈放され、集まった報道陣を前に「このたびはお騒がせして申し訳ございませんでした」と目に涙を浮かべながら謝罪し頭を下げました。
さらにもう一度「申し訳ございませんでした」と頭を下げ車に乗り込みました。
草間さんが所属するSTARTO社は「深くお詫び申し上げます」「本件の社会的影響を重く受け止め、草間の活動を休止させていただくことと致します」とコメントしています。
今後は、在宅での捜査が続けられることとなります。
東急田園都市線“列車衝突・脱線事故”普通列車の運転士が非常ブレーキかけるも時速48キロで衝突
きのう(5日)夜、川崎市の東急田園都市線の梶が谷駅付近で、普通列車と回送列車が衝突し、車両が脱線した事故で、衝突時、普通列車の速度が時速48キロだったことがわかりました。
東急電鉄によりますと、きのう午後11時すぎ、川崎市の東急田園都市線・梶が谷駅に到着しようとした渋谷行きの普通列車が回送列車に衝突し、回送列車の最後尾の車両が脱線しました。
東急電鉄などによりますと、回送列車は規定の速度を超えて走行したため、オーバーランなどを防ぐシステムが作動してブレーキがかかり、所定の位置よりも手前で停車しました。
この時、回送列車の最後尾の車両が普通列車の進路上に残ったままで、普通列車の運転士は回送列車の位置が普段よりも近いことに気づき非常ブレーキをかけましたが、間に合わずに時速48キロで走行中に衝突したということです。
この事故を受け、国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官が午前11時前に現地に到着し、事故原因などの調査を開始しました。
列車は現場に残されたままで、運輸安全委員会から移動の許可が出ると動かすことができ、その後、東急電鉄による復旧作業が行われる予定ですが、復旧や運転再開のめどは立っていません。
出産直後の赤ちゃんをゴミ箱に 殺人未遂の23歳母親に執行猶予判決
出産直後の赤ちゃんをゴミ箱に捨てたとして、殺人未遂罪に問われた北川望歩(のあ)被告(23)の裁判員裁判で、東京地裁(宮田祥次裁判長)は6日、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑・懲役4年)の有罪判決を言い渡した。赤ちゃんは、デートなどの見返りに金銭を受け取る「パパ活」を繰り返した末に生まれた子どもだった。被告は遺棄した翌日に「推し」の男性アイドルのライブに足を運んでいた。
北川被告は初公判で起訴内容を認め、「赤ちゃんにひどいことをして本当に申し訳ない」と謝罪した。弁護側は、問題を抱えた際に物事の優先順位を適切につけることができない「境界知能」という特性が被告にはあり、量刑で考慮するよう主張していた。
被告は2024年6月、東京都練馬区の居住するマンションの湯船で男の子を出産。裸のままビニール袋に入れて近くのアパートに設置された蓋(ふた)付きのゴミ箱の中に入れて立ち去り、殺害しようとしたとして逮捕・起訴された。
赤ちゃんは約12時間後にアパートの住人に発見され、新生児集中治療室(NICU)に救急搬送された。低体温症や肺炎を発症していたが、一命は取り留めた。
検察側は公判で新生児の生死を確認することなく、ゴミ同然に扱ったと指摘。「そのまま放置すれば、死に至らしめる危険性が高い悪質な行為」と非難した。
これに対し、弁護側は、家族らのサポート体制が整っているとし、再犯の可能性は低いと主張。懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の判決を求めていた。【安達恒太郎】
三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗、元支店長代理に懲役9年…東京地裁判決「まれにみる悪質な犯行」
三菱UFJ銀行の貸金庫から顧客の金品を盗んだとして、窃盗罪に問われた元行員の山崎由香理被告(47)に対し、東京地裁は6日、懲役9年(求刑・懲役12年)の判決を言い渡した。小野裕信裁判官は「安全と信じて貸金庫を利用した被害者に落ち度はない。まれにみる悪質な犯行だ」と述べた。
判決によると、山崎被告は2023年3月~昨年10月、同行練馬支店と玉川支店の貸金庫から、顧客が預けた現金約6000万円と金塊29個(約3億3000万円相当)などを盗んだ。
判決は、山崎被告が支店長代理などの立場で貸金庫の予備鍵を使って窃盗を重ねていたとし、「限られた者にしかできない手口でセキュリティーを無力化して犯行を繰り返しており、強く非難されるべきだ」と指摘した。
さらに、山崎被告がFX(外国為替証拠金)取引や競馬で生じた損失の穴埋めのために貸金庫内の金品に手を付けたとし、その発覚を免れるため、来店頻度が低い別の利用者の金品を移し替える工作も行っていたと言及した。盗んだ金をFX取引で増やそうとして被害を拡大させたとも述べ、「短絡的に犯行を続けた経緯に酌むところはなく、刑も見合ったものにすべきだ」とした。
三菱UFJ銀行によると、事件の被害者は起訴事実の犯行を含めて約70人に上り、被害総額は約14億円。判決は、山崎被告が銀行の調査や警察の捜査に余罪を含めて包み隠さず説明したことで一部の被害回復につながったとしつつ、「回収できた金額は一部にとどまり、過大に評価できない」とも述べた。
小野裁判官は判決言い渡し後、「どこに問題があり、どう引き返すべきだったのか、深い考察をしていくことが、先の社会復帰に必要になる」と説諭した。
貸金庫を巡っては、他の金融機関でも同種事案が相次いで発覚したことを受け、金融庁が5月、金融機関への監督指針を見直し、貸金庫での現金保管の禁止や管理の厳格化などを求めた。