石川県七尾市で12日朝、道路が広い範囲にわたって崩落しました。警察は、大雨の影響とみて、詳しい状況を調べています。
12日午前5時頃、石川県七尾市中島町の国道249号で、2車線の道路が40メートルから50メートルに渡って崩落、道路を通行していた大型車や乗用車など3台が、20メートルから30メートル下の斜面に転落しました。
車に乗っていた70代の男性が大けが、30代男性と60代男性が軽いけがをしましたが、いずれも意識はあるということです。
現場の担当者は…
中能登土木総合事務所・西村 秀樹 次長:
「事故発生当時は雨はあがっていた状況です。1車線分が崩落して、その後、2車線も崩落したという状況で、そのあとは崩落の拡大はない状況です」
現在、国道249号は現場付近の2キロの区間で、通行止めとなっています。
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元AKB村山彩希さん殺害予告か 脅迫疑い26歳男逮捕
アイドルグループAKB48の元メンバー村山彩希さん(28)の殺害予告をインターネットに投稿したとして、警視庁新宿署は12日までに、脅迫の疑いで、大阪市住吉区、無職村田裕一朗容疑者(26)を逮捕した。署によると昨年7月、村山さんに殺害予告をしたとして大阪府警に脅迫容疑で逮捕され、その後、同罪で有罪判決を受け執行猶予中だった。
今回の逮捕容疑は今年8月、村山さんや親族を名指しして「虐殺するから楽しみにしとけや」などとネット掲示板に投稿して脅した疑い。「以前逮捕された時から村山さんのファンに誹謗中傷を受けており、怒りに身を任せて投稿した」という趣旨の説明をしている。
日航機墜落事故から40年「御巣鷹の尾根」で遺族らが慰霊登山
520人が犠牲となった日航機墜落事故から、きょうで40年です。墜落現場の「御巣鷹の尾根」では、遺族らが黙祷を捧げるための慰霊登山を行っています。中継です。
40年前のきょう、乗客乗員524人を乗せた羽田空港発大阪行きの日本航空123便が操縦不能になりました。
そして、山が「U」の字に見える場所がわかるでしょうか。あの場所で、123便の翼が接触しました。そして、午後6時56分、私たちが立っているこの場所、「御巣鷹の尾根」に墜落しました。
事故を起こした123便は、お盆シーズンでほぼ満席となっていて、520人が死亡、生存者はわずか4人でした。
現場では、けさから遺族らおよそ220人が犠牲者へ黙祷を捧げるための慰霊登山を行っています。
事故でおじを亡くした小林隼也さん(35) 「生まれる前の事故ですけど、おじさんに唯一会える場所。事故のことを忘れないように広めていっていただけたら」
事故で兄を亡くした竹永利明さん(60) 「20歳でちょうどその当時、(今は)60で定年。いま継続で働いていますけど、もう定年まで来たんだって、40年すごく早かったなって思います」
事故から40年が経ち、ご遺族の高齢化も進んでいます。午後には、ふもとにある上野村で慰霊式典が行われる予定です。
電気工事をしていた作業員の男性が倒れ意識不明の重体 工事中に感電したか 福岡市博多区の工場
12日午前、福岡市博多区の工場で電気工事をしていた作業員の男性が倒れ、意識不明の重体となっています。
警察は、男性が感電した可能性が高いとみて事故の原因を調べています。
12日午前10時半ごろ、博多区金の隈にある工場の関係者から「変圧器電気工事中に倒れた。65歳男性。意識呼吸なし。感電の恐れあり」と救急通報がありました。
駆けつけた救急隊や警察が現場で倒れている作業員の男性1人を発見。
すぐに病院に運びましたが、意識不明の重体です。
警察によりますと、作業員の男性は1人で電気工事をしていて、配電盤には工具が繋がったままだったということです。
警察は、男性が電気工事中に感電した可能性が高いとみて事故の原因を詳しく調べています。
京都・貴船の名物「川床」崩れる、客の男女2人が川に転落しけが 自力で岸に上がったか
12日午前11時10分ごろ、京都市左京区鞍馬貴船町の貴船川沿いにある飲食店の従業員から「川床が崩れた」と119番があった。京都市消防局によると、客の40代男性と70代女性の2人が川に転落したが、いずれも自力で岸に上がるなどしたとみられる。男女2人はけがをしているといい、同市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。京都府警下鴨署などが、床が崩れた原因など当時の状況を調べている。
現場は「貴船神社」近くにある飲食店。「川床」は夏季に観光客らが多数訪れる京都の夏の風物詩として知られる。
花火大会開催中止も…兵庫・横浜2夜連続事故の余波続く 専門家は「たまたま重なった」
横浜港(横浜市)で4日に開かれた花火大会で、花火を打ち上げる台船上で暴発する事故が起き、前日の3日にも淡路島(兵庫県淡路市)の大会で地上爆発が起きるなど、事故が相次いだ。札幌市では安全性への懸念を理由に23日に予定していた大会の中止を決めるなど、一連の事故の余波が続いている。花火大会への不安が高まる中、専門家の冴木一馬氏は「事故がたまたま重なった」と分析する。その根拠と事故原因などについて、冴木氏に見解をたずねた。(聞き手 外崎晃彦)
――横浜港での今回の事故原因をどう見ているか
状況を撮影した動画を見る限り、「過早発」もしくは「筒ばね」と呼ばれる事故だろう。過早発は花火が筒から発射直後、筒ばねは花火が筒内で暴発してしまう事故。その後、台船上で火の手が上がり、同じ位置からプログラムに関係ない玉が打ち上がったり低空で開いたりする花火が増え、延焼の範囲が広がっている。
――過早発や筒ばねとなった原因は
いずれも製品不良であろうと考えられる。通常、花火玉の中では点火した導火線が燃え進み、上空に上がりきったところで中央に達してバーンと開くという仕組み。だが、導火線に隙間があるなど製品不良の場合、一気に中心に火が通ってしまい、筒の中や発射直後に開いてしまう。
命の危険もあった緊迫状況
――製品不良による事故は防げないのか
昔は筒の横に花火師が一人一人、シントルと呼ばれる種火をマッチのように擦って投入し、一発ずつ打ち上げていた。だが、この方法ではひとたび事故が発生すると、巻き込まれる可能性が高い。そのため1990年代以降は当時の通産省の指導によって、遠隔点火方式に切り替わっていった。いまはコンピュータ管理で、数十メートル離れた場所からボタンを押して打ち上げている。
――安全性が高まった
しかし、弊害もある。筒の周りにたくさん配線が設置されるようになった。配線はビニールで巻かれているので燃える。今回の横浜のケースでは、台船の火災の原因はそれだとみられる。
――遠隔点火はどう行われていた
花火師たちは台船の上に設置されたコンテナの中から点火作業をする。コンテナ内には花火師が5人いた。火が燃え広がった当初は、消火しようにも誘爆があまりにも続き、コンテナから出て行けば命の危険もあった。それで花火師らはコンテナの中で様子を見て、1時間ぐらいが過ぎてから、安全なタイミングを見計らって海に飛び込んだ。
――消防艇はすぐに消火しなかった
花火が次々と点火している間、近づいたら船に火がつく可能性があるので、近づけない。花火師たちはすでに海に飛び込んで助けられているので、あとは全部燃え尽きるまで待った方がいいと判断したのだろう。消火活動が翌日まで長引いた理由もその点にありそうだ。
国内で年1万1000回開催
――花火大会は危険との認識が広まったのでは
火災の規模が大きかったことで注目度が高まったが、観客も大丈夫だったし、花火師も1人が軽傷を負ったが、ほかにけが人はなく、亡くなった人もいなかった。二重三重の安全対策のおかげだと考えられる。
――前日には淡路島でも事故が起きている
淡路島の件も「筒ばね」が原因で、状況としては横浜と全く一緒だ。花火の事故は現在、年に2,3件起きているが、私がこの仕事に携わった約40年前は年20件ほどだったことを考えると安全性が飛躍的に向上している。開催自体も増え、日本国内では現在、花火大会が年に約1万1000回開かれている。テーマパークでのイベントなども含め、365日ほぼ毎日どこかで花火が上がっているという状態。事故が2日続けて起きたのは本当にまれなことだと考えられる。
――今回の花火師の事故対応をどう見る
今回は花火師の判断が本当に良かった。花火師がすぐに出て消火しようとしたら、死亡事故にもつながりかねなかった。観客とも保安距離が600メートル取ってあった。花火玉が開いた時の半径は約150メートル。観客まで450メートルもの余裕がある。花火師がコンテナの中に身を隠し続けたのも良い判断だった。
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【プロフィル】冴木一馬氏(さえき・かずま)
1957年生まれ、67歳。山形県鶴岡市出身。報道カメラマンを経て87年に花火の撮影を開始。97年、花火師(煙火打揚従事者)の資格を取得。ハナビストと名乗り、国内外の花火を撮影しながら、花火の歴史や文化の研究を続けている。
【速報】イギリス軍機とみられる飛行機が「予防着陸」 誘導路に停止 空の便に乱れ 鹿児島空港
10日午前、鹿児島空港にイギリス軍の戦闘機とみられる飛行機が着陸し、誘導路に停止しています。この影響で一部の飛行機の離着陸ができず、遅れが出ています。
【画像で見る】イギリス軍の戦闘機とみられる飛行機が着陸
10日午前11時半頃、イギリス軍の戦闘機とみられる飛行機が鹿児島空港に「予防着陸」しました。
イギリス軍の戦闘機とみられる飛行機は、滑走路わきの誘導路に停止したままになっています。この影響で、一時、鹿児島空港を発着する便に遅れが出ました。
その後、鹿児島空港に緊急着陸したのは、イギリスの戦闘機F35Bと分かりました。
空港事務所によりますと10日午前11時半ごろ、イギリス空軍の「F-35B」戦闘機1機が機体のトラブルで鹿児島空港に緊急着陸しました。
防衛省によりますと戦闘機は日本やアメリカなど6か国の共同訓練に参加していて、韓国から、イギリス海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」に戻る途中の洋上で何らかの不具合が起きたということです。防衛省はイギリス軍に対し不具合の原因を報告するよう求めています。
12日午後1時現在も戦闘機は鹿児島空港にとどまっています。
(追記)当初「米軍機とみられる」としていましたが、その後の取材で「イギリス軍機とみられる」に変更しています。
女性の車の塗装を剥がした疑い 配達業の男を逮捕 香川
高松市のアパートの駐車場で、女性の車の塗装を剥がしたとして、市内の配達業の男(49)が12日、器物損壊の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、男は2025年6月1日午前0時45分ごろ、高松市のアパートの駐車場で、女性(39)が駐車していた軽自動車のボンネットなどに剥離剤をかけ、塗装を剥がした疑いです。被害(修理)額は約60万円です。
女性は男と面識がないということです。
女性からの110番通報で警察が捜査し、現場近くの防犯カメラの映像などから男の関与が強まりました。
警察の調べに対して男は「間違いありません」と容疑を認めています。
総裁選前倒しに賛否=自民青年局が意見聴取
自民党青年局(局長・中曽根康隆衆院議員)は12日、大敗した参院選の総括に関し、47都道府県連の青年局幹部らからオンラインで意見を聴取した。衆参両院で過半数を失ったことを踏まえ、「これまでの体制、体質では先はない」などと党の刷新を求める声が続出。一方で、総裁選の前倒し実施に対しては賛否両論が上がった。
意見聴取は約1時間半行われた。参院選について「どういう政策、国家像を訴えるのかが不明瞭だった」「国民政党として再出発するには『自民らしさ』を出すことだ」といった意見が出た。
総裁選前倒しを巡っては8日の党両院議員総会で、党所属国会議員と都道府県連に意思確認することになった。中曽根氏は記者団に「慎重論と推進論があった」と説明。「総裁だけの責任ではないとの意見は共通しているが、どこかでけじめをつけ、リセットした上で再出発しなければいけないとの声は出た」と語った。 [時事通信社]
東京の特殊詐欺被害、過去最悪150億円超 前年同期比3.2倍
警視庁は12日、2025年上半期(1~6月)に都内で発生した特殊詐欺の被害状況を発表し、被害額は約150億7000万円と過去最悪だった24年上半期(約46億6000万円)の3・2倍となった。警察官をかたる手口が横行しているのが特徴だという。
警視庁によると、認知件数は前年同期比で625件増の2163件に上った。被害額は前年同期の約46億6000万円より約104億1000万円増えた。これに対し、上半期だけで1006件を摘発したという。
警察官をかたって「あなたは事件の容疑者となっている」などとうその電話をかけてくるケースが多く、件数では全体の半分近い1053件、被害額では全体の3分の2の約97億5400万円を占めた。また、犯罪グループが国際電話の番号を悪用し、ネットバンキングによる現金の振り込みを求めてくるケースが目立つという。
特殊詐欺の被害者はこれまで高齢者が目立っていたが、警察官をかたる手口の場合は、若者の被害が顕著となっている。被害者1053人を年代別でみると、30代が224人と最多で、60代までが9割以上を占める。
警視庁は、金融機関や仮想通貨(暗号資産)の事業者と連携した高額取引に対するモニタリングや、交流サイト(SNS)を通じた若者世代への啓発活動を強化しており、「警察を名乗る電話が来たら、いったん電話を切ってから警察署に相談して」と注意を呼びかけている。【山本康介】