東急田園都市線は5日夜に起きた脱線事故の影響で、6日の始発から渋谷―鷺沼間の上下線で運転を見合わせている。東急大井町線でも二子玉川―溝の口間の上下線で運転を見合わせており、午前7時半現在で再開の見通しは立っていない。他の区間でも運行本数を大幅に減らしている。
事故は5日午後11時5分ごろ、川崎市高津区の田園都市線梶が谷駅構内で発生。中央林間発渋谷行きの上り列車(10両編成)が、停車中の回送列車(10両編成)に衝突した。東急電鉄によると、回送列車の先頭車両が脱線したが、けが人はいなかった。【茶谷亮】
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「おわびします…自分の取材が甘かった」…自民党「総裁選」高市早苗氏「当選」…「モーニングショー」田崎史郎氏が謝罪「進次郎さんが勝つだろうと話をしてきた」
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は6日、石破茂首相の後任を選ぶ自民党総裁選が4日、都内で投開票され、高市早苗前経済安全保障担当相が第29代総裁に選出されたことを特集した。
スタジオに政治ジャーナリストの田崎史郎氏が出演。司会を務める羽鳥慎一アナウンサーから高市氏が当選したことへの見解を求められた田崎氏は「まず、おわびします」と頭を下げ謝罪を切り出し「自分は、(小泉)進次郎さんが勝つだろうと思って話をしてきて…取材ではそうだったんですけど、自分の取材が甘かったですね」と明かした。
羽鳥アナから「取材をしていれば、いる人ほど、みんな小泉さんだって言っている」とフォローすると、田崎氏は「それは、なぐさめにならないんで。間違ったことは間違ったんで本当に申し訳なかったです」と繰り返し謝罪した。
ラグビー元日本代表選手を逮捕 無免許酒気帯び運転疑い
千葉県警我孫子署は5日、我孫子市内で酒を飲んで無免許運転したとして、道交法違反(酒気帯び、無免許運転)の疑いで、ラグビー選手のフェツアニ・ラウタイミ容疑者(32)=同市=を逮捕した。元日本代表で、リーグワン2部「NECグリーンロケッツ東葛」に所属していたが、チームは6日、容疑者との契約を解除したと発表した。
逮捕容疑は5日午前2時20分ごろ、自家用車を酒気帯び状態で無免許運転した疑い。署によると、運転席で寝ている容疑者を発見した署員が声をかけると、車を発進させ数十メートル運転後に停止。呼気検査で基準値超のアルコールが検出された。
NEC東葛によると容疑者はトンガ出身。前所属のトヨタヴェルブリッツを経て、今年8月、現チームに加入した。日本代表として少なくとも3試合に出場した経験がある。
NEC東葛は取材に「所属選手が逮捕されたことは大変遺憾であり、チームを応援、ご支援いただいている全ての皆さまに深くおわび申し上げる」とコメントした。
公然わいせつで逮捕の草間リチャード敬太容疑者を送検、同容疑者を乗せたと思われる車が留置先を出発
4日に公然わいせつの疑いで逮捕された「Aぇ!group」の草間リチャード敬太容疑者が6日、警視庁三田署から送検された。午前9時30分頃、報道陣約40人が見守る中、草間容疑者を乗せたと思われるシルバーのワンボックスカーが署を出発。車内はカーテンで覆われ、中の様子をうかがうことは出来なかった。
同グループは3日、初の全国ネット冠番組のフジテレビ系「Aぇ!groupのQ&Aぇ!」(12日スタート、月曜・深夜1時25分)の番組開始を記念した特番がオンエアされたばかりだった。フジテレビは初回放送の有無に関して「対応を検討中」と回答。その他に草間が出演予定だった番組は差し替えや内容の変更が行われるなど、各局は対応に追われている。
草間容疑者の逮捕を受けて、見逃し配信サービスのTVerでは草間容疑者が出演した番組が相次いで配信を停止。起用されていたCMの公式サイトでもグループ画像や動画を削除されるなど、スポンサーへの影響も生じている。
【逮捕】下着を盗み見つかる→追いかけてきた家族の腕に噛みつく… 16歳の高校生を事後強盗容疑で逮捕~下関警察署
女性用の下着を盗んだところが見つかり捕まえられた家族の男性の左腕にかみつくなど暴行を加えたとして下関市の自称高校生の少年が事後強盗の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは自称・下関市の16歳の高校生の少年です。
下関警察署によりますと5日午後1時すぎ少年は下関市内の30代の男性の家の外に干してあった男性の家族の女性用下着を盗んで逃走、犯行に気づいて追いかけた男性に羽交い絞めにされたことから男性の左腕にかみつくなどの暴行を加えた疑いがもたれています。
家族からの110番通報を受け駆け付けた警察官が犯行からおよそ1時間で少年を逮捕しました。
調べに対し少年は「間違いないです」と容疑を認めています。
警察は詳しい動機など捜査を進めています。
JR京都駅前ホテル火災 モバイルバッテリー発火か 約2千人宿泊、一時避難 けが人なし
6日午前1時40分ごろ、京都市南区西九条院町にある「都ホテル京都八条」で2階客室から出火、従業員の119番で駆けつけた消防隊員がまもなく消しとめた。この客室には、中国籍の30代女性2人が宿泊していたが、けがはなかった。室内のモバイルバッテリーが燃えたとみられ、警察や消防が詳しい出火原因を調べている。
京都府警や消防などによると、ホテルは地上10階、地下2階の鉄骨鉄筋コンクリート造。出火当時は約2千人が宿泊し、府警や消防が一時避難させた。
ホテルはJR京都駅前にあり、出火当時、出入口は避難した宿泊客らであふれかえり、周辺には火災報知機の音が鳴り響いた。
宿泊していたオーストラリア国籍の60代男性は「寝ていたら火災報知機の『2階から火事』という音声が聞こえ、慌てて逃げてきた。パスポートや荷物を持ち出す余裕がなかった」と話していた。
5歳女児虐待死、争う姿勢 青森地裁、交際相手の男
青森県八戸市の自宅浴室で2024年1月、交際相手の長女=当時(5)=に冷水を浴びせて放置し死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた関川亮被告(33)は6日、青森地裁(蔵本匡成裁判長)の裁判員裁判初公判で「水をかけ、放置したことは違う」と述べ、起訴内容を争う姿勢を示した。
起訴状などによると24年1月7日午後5時過ぎ、同居する宮本菜々美受刑者(23)=同罪で懲役9年が確定=と共謀し、望愛ちゃんを浴室に連れて行って服を着せたまま冷水を浴びせて放置し、低体温症による急性循環不全で死亡させたとしている。
東急田園都市線“列車衝突・脱線事故”規定の速度超え“制御システム”が作動…所定位置より手前に停止が原因
きのう(5日)夜、川崎市の東急田園都市線の梶が谷駅付近で、普通列車と回送列車が衝突し、車両が脱線した事故で、東急電鉄は回送列車の最後尾の車両が普通列車の進路上に残った状態だったため衝突したと明らかにしました。
東急電鉄によりますと、きのう(5日)午後11時すぎ、川崎市の東急田園都市線梶が谷駅に到着しようとした渋谷行きの普通列車が回送列車に衝突し、回送列車の先頭車両が脱線しました。
東急電鉄などによりますと、回送列車は車庫に向かっていたところでしたが、規定の速度を超えて走行したため、オーバーランなどを防ぐシステムが作動してブレーキがかかり、所定の位置よりも手前で停車しました。
この時、回送列車の最後尾の車両が普通列車の進路上に残ったままだったため衝突したということです。
回送列車は見習い運転士が運転していましたが、指導役の運転士も乗っていたということです。
国の運輸安全委員会は現地に事故調査官を派遣し、事故の原因などを調べることにしています。
この事故の影響で、田園都市線は始発から渋谷駅と鷺沼駅の間で運転を見合わせているほか、大井町線でも二子玉川駅と溝の口駅の間で運転見合わせとなっています。
運転再開のめどはたっておらず、東急電鉄は振り替え輸送を実施しています。
茂木氏、重要閣僚で処遇=高市氏、自民四役の調整急ぐ
自民党の高市早苗総裁は6日、党役員と、首相に就任した場合の閣僚人事について検討を続けた。新たに、総裁選で争った茂木敏充前幹事長(69)を重要閣僚で処遇する見通しとなった。党四役のうち、幹事長に麻生派の鈴木俊一総務会長(72)の起用を固めており、政調会長などの調整を急いで7日にも党の新執行部を発足させたい考えだ。
高市氏は6日午前、東京・赤坂の衆院議員宿舎で過ごし、人事の検討を続けた。
茂木氏は旧茂木派の会長を務め、総裁選の決選投票では高市氏への投票を指示した。高市氏と保守的な政治姿勢を共有する同派の木原稔前防衛相(56)を、官房長官に充てる案も浮上している。
党役員人事では、麻生派会長の麻生太郎最高顧問(85)について、副総裁に再登板させることを検討している。ただ、麻生氏は態度を明らかにしておらず、高市氏周辺は「引き受けてくれるかどうかだ」と語った。
高市氏は派閥裏金事件に関与した議員の登用も排除しない意向。旧安倍派からは萩生田光一元政調会長(62)の処遇を求める声が出ており、世論や党内からの批判を見極め、慎重に判断する考えだ。
このほか、総裁選に出馬した小泉進次郎農林水産相(44)、小林鷹之元経済安全保障担当相(50)、林芳正官房長官(64)も要職で起用する方針。 [時事通信社]
焼けるような激痛に呼吸困難も…有毒「アカカミアリ」上陸を阻止できない輸入大国の弱点
特定外来生物の有毒アリ「アカカミアリ」が全国の港などで過去最多ペースで発見されている。今年7月には神戸市内の港で約1千匹が見つかった。貨物にまぎれて侵入したとみられる。ヒアリより毒性は弱いが、刺されると焼けるような痛みに襲われ、アレルギー反応によるアナフィラキシーショックなどを引き起こす。増え続ければ人的被害にとどまらず、日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがあり、関係機関は警戒を強める。
海外貨物に紛れたか
アカカミアリは、アリの一種で米南部から中南米にかけて分布。赤茶色で体長は3~8ミリ。頭部は大型で、四角い形状なのが特徴だ。今年7月15、17日には、神戸市のポートアイランドと、六甲アイランドのコンテナヤードでそれぞれ見つかった。ポートアイランドでは、中国・大連からの貨物を開封した際にコンテナ内で発見。コンテナヤードを含め約800匹が確認された。六甲アイランドでは、同様にフィリピンからの貨物のコンテナ内とコンテナヤードで約160匹が見つかったという。
神戸市によると、周辺への拡散はなかった。さらに一般人の立ち入りが禁じられた区域のため、人的被害もなかったという。市は、殺虫剤入りの餌(ベイト剤)をまく対策を施した。担当者は「水際対策をしっかりとしていきたい」と話す。
刺されるとアナフィラキシーショックも
もし刺された場合、20~30分程度は安静にしては体調に変化がないか注意する。刺された場合はアナフィラキシー症状で呼吸困難などを引き起こすことさえある。容体が急変したときは救急車を呼ぶか、すぐに医療機関を受診し、「アリに刺されたこと」「アナフィラキシー症状の可能性があること」を伝える。
アカカミアリの発見は各地で報告されている。 環境省によると、統計を取り始めた平成29年以降、令和6年の1年間は過去最多となる33例が確認された。今年は1~8月で、神戸市内だけでなく、東京都内、大阪市内、神奈川県内などでも17例が報告され、すでに昨年を上回るペースで推移している。
国は、数年前から国内で発見事例があるヒアリなどとともに蔓延(まんえん)した場合、生態系に重大な影響を及ぼす恐れがある「要緊急対処特定外来生物」に指定している。
輸入大国・日本、外来生物対策の難しさ
なぜアカカミアリの発見事例が増えているのか。
生物学者で、国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇(ごか)公一特命研究員は増加の背景は「日本の貿易体制にある」と指摘する。五箇氏によると、日本には60以上の貿易港があり、日々外国からの多くの貨物が運び込まれている。「日本は輸入大国のためオーストラリアやニュージーランドのような厳格な外来生物対策を実施することが難しい」。
ヒアリの9割は中国南部の貨物にまぎれて侵入したとみられるのに対し、アカカミアリの侵入ルートは様々な国や地域を経由している。五箇氏は、アカカミアリが日本に侵入した場合、人的被害のみならず生態系にも影響があると危機感を示す。アリ類を含む昆虫類や爬虫(はちゅう)類など在来の小動物への影響による生態系システムの攪乱(かくらん)が予想されるという。
五箇氏は、各国が外来生物の侵入阻止のみならず、自国から出さないよう努力をする強制力を伴うシステムの構築が急務だとし、「国際的な枠組みや条約の整備が必要だ」と訴える。
そのうえで「まずは日本が輸入依存国であることを自覚し、輸入に伴って危険な外来生物も流入し続けているのだということを考えてもらいたい」と語った。(浦柚月)