カムチャツカ半島付近を震源とする地震について、この地域の地震に詳しい北海道大の高橋浩晃教授(地震学)は「典型的な海溝型地震(プレート境界型地震)だ」と語る。同半島沖では、太平洋プレートが陸側のプレートの下に沈み込んでいて、地震はプレートの境界部分がずれ動いて発生したとみられる。同半島沖では、今月20日にもマグニチュード(M)7・4の地震が発生しており、高橋教授は「地震活動が活発化していた中で、より大きな地震が発生した」と指摘する。
過去に同半島付近で発生した地震の影響で、北海道などに津波が到達した事例もあるといい、高橋教授は「影響は長時間続く可能性がある。第1波より数時間後、半日後に来る波の方が大きい場合もあるため、警報や注意報が解除されるまで海に近づかないでほしい」と話した。
東北大災害科学国際研究所の今村文彦教授(津波工学)は「地震が日本から離れた同半島沖で発生しても、津波は千島列島沿いに日本まで伝わってくるので注意が必要だ」と呼びかけた。
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カンボジア特殊詐欺 日本人容疑者29人の逮捕状請求へ 愛知県警
カンボジア北西部で特殊詐欺グループのメンバーとみられる日本人の集団が現地当局に拘束された事件で、愛知県警は拘束した29人全員について、詐欺容疑で近く逮捕状を請求する方針を固めた。捜査関係者への取材で判明した。8月にも日本に移送し、逮捕する方針。
捜査関係者によると、29人は10~50代の男女で、いずれもうその電話をかける「かけ子」役だったとみられる。29人は5月下旬、タイ国境に近いポイペトにある拠点で、警察官などを装いうその電話を関東地方の住人にかけ、現金をだまし取った疑いがある。
愛知県警はこの拠点にいた県内の男性から特殊詐欺が行われているとの情報を入手。警察庁などを通じ、現地当局に拘束を要請していた。5月27日に現地当局が拠点に踏み込み、29人を拘束し、首都プノンペンの収容施設に移送した。【丘絢太】
なぜ津波警報にかわった?気象庁が説明 今後半日から1日警報が解除されない可能性も 京大・西村卓也教授は「東日本大震災、あるいは南海トラフ地震と似た海溝型地震」
気象庁は午前10時10分から会見を開き、地震と津波警報について説明しています。
当初の津波注意報から津波警報に切り替わった理由について、気象庁は、地震発生当初にはマグニチュードを8.0と推定していましたが、その後、アメリカなど海外の調査機関からの情報が入り、マグニチュードを8.7に修正したことから、9時40分に「警報」に切り替えたということです。
津波警報の解除の見通しについても言及しています。
2010年のチリ中部地震の際は津波警報の発表から解除まで1日程度かかったことから、半日から1日は解除されない可能性があるということです。
また、実際に津波を観測した場合は、警報の継続が長くなることも考えられるということです。
■南海トラフ地震などの誘発は?西村卓也教授に聞く
京都大学防災研究所の西村卓也教授に今回の地震と津波、その後の関連について話を聞きました。
――地震の原因、規模の特徴は?
西村教授 今回の地震は太平洋プレート(海のプレート)が北米プレート(陸のプレート)の下に沈み込むタイプの地震で、海溝型地震と呼ばれるタイプの地震です。同じタイプとしては東日本大震災の規模の地震で、あるいは南海トラフ地震などもこのようなタイプの地震ということが知られています。
西村教授 特徴としては、地震がマグニチュード8.7ということで非常に大きな規模だったということです。これはマグニチュード9.0だった東日本大震災に匹敵するような規模で、非常に規模が大きかったので震源から離れた日本でも実際震度1や2の揺れがありました。津波も日本の方に来ている状況です。
――日本近海での地震が誘発される可能性はあるのでしょうか?
西村教授 誘発的な地震の可能性がゼロというわけではないんですけれども、ただ震源の距離を考えますと、これがすぐ直ちに南海トラフ地震に繋がるとか、あるいは他の想定されている活断層の地震に繋がるということはあまり考えにくいのかなと思っております。
――ロシアで起きた地震ですが、日本まで津波の影響が来たというのは、やはりそのエネルギーの大きさということなんでしょうか?
西村教授 このクラスの規模の地震はなかなか世界的に見ても10年に1回とかそのぐらいの間隔でしか発生しないような規模になってきます。今回日本から1000キロ以上離れた地域なんですけれども、太平洋沿岸に津波が押し寄せるぐらいの規模の地震だったということです。
西村教授 津波の特徴としては、第1波だけではなく第2波、第3波で、割と長い間、何度も押し寄せたり引いたりすると、いうようなことが予想されますので、しばらくの間、津波の避難というのは続いていただきたいと思っています。
――半日から1日というふうにも言われていますけれども。
西村教授 そうですね、今のところ言えるのはそのぐらいの時間規模です。気象庁が警報注意報を発令してる間に避難を続けておくということが必要だと思います。
――過去の同地域での地震で日本に被害があった例はあるんですか。
西村教授 カムチャツカではM9という地震が1952年にもありまして、そのときには日本の三陸地方などで特に高い津波がありまして、津波による避難被害が出たということがあります。規模が大きいと、カムチャッカ地震であっても日本でこういう被害が出るということは過去にあったということです。
今は第1波、第2波がの観測中ということなんですけれども、この後さらに高い津波が来る可能性もありますので、今の状況だけで、安心とか、津波が高くないっていうふうに判断せずに、この後も警戒を続けていただきたいと思います。
大荒れの自民両院議員懇談会、音声「盗録」に「呆れ果てております」 退陣要求?の小野田紀美議員が怒り
自民党の小野田紀美参院議員が2025年7月29日、非公開の党内会議が「盗録」、放送されたとして、Xで憤った。
「非公開の会議を盗録したあげく、マスコミに売るような人間がいる」
20日投開票の参院選の結果を受け、自民・公明の連立与党が衆参両院で過半数割れした一方で、参政党など新興勢力が議席を伸ばす展開となった。
選挙戦での大敗をめぐり、自民党内からは党総裁である石破茂首相の続投をめぐる賛否の声が上がっている。28日には、新当選者を含む党所属国会議員による両院議員懇談会が開かれた。
懇談会では、石破氏は続投の意向を改めて表明。党の発表によると、森山裕幹事長は冒頭、選挙結果を踏まえて結果の分析と課題の洗い出しを行った上で、「8月中に報告書を取りまとめたい。まとまった段階で幹事長としての自らの責任を明らかにしたい」と明かしたとしている。
こうした中、小野田氏は「非公開の会議を盗録したあげく、マスコミに売るような人間が我が党の関係者にいるということが確定したようで。呆れ果てております。残念です」とXで怒りをにじませた。
「8月末とは言わずに、政治空白を作らないためには即座に辞任を」
同日放送のフジテレビ系のニュース番組では、「懇談会4時間半の全容 恨み節に涙も」として、非公開であったはずの懇談会の一部音声が放送された。フジ系のニュースサイト「FNNプライムオンライン」でも、懇談会中の様子を伝えている。
公開された動画は音声のみだったが、声の加工などはされておらず、発言者の特定が可能な状況だった。
音声には、小野田氏とみられる人物による「8月末とは言わずに、政治空白を作らないためには即座に辞任をすればいい話です。ぐだぐだ足の引っ張り合いをしているように見えるのは、自ら降りないからです」との発言も収められていた。発言後には、「そうだ!」と同調する男性の声も入っている。
小野田氏の投稿には、「音声変えずに流されてたのは観た瞬間酷いと思った。提供する方も放送する方も…」「非公開なのに…どこから漏れたのだろう?と思ってました。。。」などとする声が上がった。
一方で、「でも真面目に当然のことを主張しているのが分かって良かったです。公開ОKだとパフォーマンスになりかねないので、盗録の方がリアルだった」といった声もある。
非公開の会議を盗録したあげく、マスコミに売るような人間が我が党の関係者にいるということが確定したようで。呆れ果てております。残念です。
警報受け鉄道、航空で運休相次ぐ 高速道路3区間で通行止め
日本列島の太平洋側を中心に、広い範囲で出た津波警報・注意報を受けて30日、鉄道や空の便などは混乱が生じた。林芳正官房長官は午前の記者会見で、高速道路は3区間で通行止め、鉄道41路線で運転見合わせ、仙台空港で滑走路が閉鎖中だと説明した。
JR東日本によると、運転見合わせは東北線や常磐線で、首都圏でも東海道線、横須賀線など。JR北海道は、函館駅など数駅を閉鎖し、海岸沿いの駅では乗客や駅員らを避難させた。JR東海とJR西日本も一部在来線の運転を見合わせた。
国土交通省によると、仙台空港は滑走路の使用を中止。発着便に欠航が出た。施設内で働く作業員や旅客は避難した。
東日本高速道路によると、津波警報を受けて北海道や宮城県内の高速道路で通行止めや出口封鎖を実施した。
ガソリン減税、年内実施で合意=与野党6党、秋の法案成立目指す
自民、立憲民主両党など与野党6党の国対委員長が30日、国会内で会談し、ガソリン税の暫定税率廃止について「今年中のできるだけ早い時期に実施する」とした合意文書を交わした。秋に想定する臨時国会で廃止のための法案の成立を目指す。
合意文書に署名したのは自民、立民両党に加え、日本維新の会、国民民主党、公明党、共産党。合意文書では与野党の実務者協議の場を8月1日召集の臨時国会中に設置し、閉会後も財源確保策などについて検討を進める方針を明記した。
会談後、自民の坂本哲志国対委員長は記者団の取材に対し、秋の臨時国会で暫定税率廃止法案を審議し、成立させる考えを示した。「参院選で民意が明確になった。それに従い政策作りをしていく」とも語った。
与野党合意を受け、衆院議院運営委員会は30日の理事会で、1日召集の臨時国会の会期を5日までの5日間とすることを決めた。 [時事通信社]
津波警報受け、都バス内でNHKの緊急放送 乗客「緊張感伝わった」
カムチャツカ半島付近でマグニチュード(M)8・7を観測した地震で、津波警報が発令されたことを受け、東京都内を走る都営バスでは、車内放送でNHKラジオの緊急警報放送を流し、通勤や移動途中の乗客に情報提供を行った。
通勤途中だった会社員女性によると、放送が流れたのは午前9時45分ごろ。「突然ピーピーという音に続いて、津波警報が発令されたというニュースが流れた。普段聞いたことのない車内放送で、女性アナウンサーの緊迫した声から、緊張感が伝わった」と話した。
東京都交通局によると、都バスには業務用の無線機にNHKラジオの緊急警報放送を受信する機能があり、緊急警報放送が始まると自動的に車内放送が始まり、乗務員や乗客に緊急事態を伝える仕組みだという。
「最大の津波遅れて来る」 東北大・今村教授、遠地津波の特徴指摘
30日午前8時25分ごろ、ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震があった。地震の規模はマグニチュード(M)8・7と推定される。気象庁は北海道から和歌山県の太平洋沿岸に津波警報を出した。
東北大の今村文彦教授(津波工学)は、地震の規模が巨大な上に震源が浅いことから「津波を発生させやすい」と指摘する。
今回の津波は揺れを感じないほど離れた場所で発生した地震による津波が日本にまで到達する「遠地津波」だという。特徴について「最大の津波が遅れて来る。津波が沿岸部や海底で反射するため、さまざまな場所に到達するほか、意外な方向から次の津波が来るなどして継続時間が長くなる傾向にある」と説明する。【大野友嘉子】
太平洋側沿岸に津波警報=宮城50センチ、北海道40センチ観測―カムチャツカの大地震で・気象庁
日本時間30日午前8時25分ごろにロシア・カムチャツカ半島付近で大地震(推定される地震の規模=マグニチュード8.7)があり、気象庁は同9時40分に北海道から紀伊半島にかけての太平洋側沿岸と伊豆・小笠原諸島に津波警報を発表した。
津波の高さは最大3メートルと予想される。正午までに宮城県石巻市で50センチ、北海道広尾町と青森県八戸市、仙台市、福島県いわき市、茨城県大洗町で40センチなど、各地で津波を観測した。
林芳正官房長官は臨時記者会見し、ライフラインや原子力施設への被害の報告は受けていないと話した。
同8時35分すぎ発表の津波注意報は警報に切り替えられた。北海道のオホーツク海側と日本海側、青森県の日本海側、東京湾、四国や九州の太平洋側、奄美、沖縄などの沿岸には新たに津波注意報が発表された。
同庁の清本真司・地震津波対策企画官は記者会見し、「沿岸部や川沿いにいる人はすぐに高い所へ避難してほしい」と呼び掛けた。津波は繰り返し押し寄せる恐れがあるため、既に安全な場所にいる人には「警報・注意報解除まで避難の継続をお願いする」という。
この大地震では北海道の釧路市などで震度2の揺れがあったほか、北海道から九州にかけて震度1を観測する所があった。 [時事通信社]
「何もないよう祈るしか」 津波警報の福島県相馬市では防災無線が響き、海水浴場には旗
ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード(M)8・7の地震により津波警報が出た福島県相馬市の海岸では30日午前、防波堤の工事に従事していた作業員や地元住民らが高台に避難し、心配そうに海面を見守っていた。
午前11時前、普段であれば海水浴客らでにぎわう同市の原釜尾浜(はらがまおばま)海水浴場に、人影はなかった。好天で波も静かな海岸に、防災無線の自動音声が「津波警報。ただちに高台へ避難してください」と繰り返し響く。監視タワーには、「遊泳禁止」の幕と、津波を知らせる赤と白の格子柄の津波フラッグが掲げられ、緊急事態を告げていた。
高台には、地元消防団の消防車が待機。乗っていた消防団員は「海面を目視している。何か変化があったらすぐに報告する」と目をこらしていた。
また、防波堤のかさ上げ工事中に津波注意報が出たことを知り、高台に避難したという男性(30)は「津波をニュースで聞いたことはあったが、海の近くで実際に遭遇して怖かった」と話し、「注意報が警報になったが、解除を待つしかない。クレーンなどの機材があるので、何もないよう祈るしかない」と心配そうに海を見つめていた。