木原稔官房長官は4日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令を維持した東京高裁決定を受け、「国側の主張が認められたと受け止めている」と歓迎した。その上で、被害者救済に必要な対応を徹底するよう関係省庁に指示したと明らかにした。
木原氏は「清算手続きが適切に進められ、速やかに被害者の救済がなされることを期待している」と語った。
政府は4日、旧統一教会問題に関する関係閣僚会議幹事会を東京都内で開き、被害者への賠償などが円滑に行われるよう(1)清算手続き開始の周知(2)清算人への情報提供(3)清算妨害への対応―などに取り組むことを申し合わせた。信者を親に持つ「宗教2世」など被害者を対象とした相談・支援体制も強化する。 [時事通信社]
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「被告人の立場からようやく解放…」2歳女児死亡 父親の無罪確定へ 最高裁が検察側の上告を棄却
当時2歳の義理の娘に暴行を加え死亡させた罪などに問われ、二審で逆転無罪となった父親について、最高裁は、検察側の上告を退けました。父親の無罪が確定することになります。
今西貴大さん(37)は2017年、当時2歳だった義理の娘の希愛ちゃんの頭に何らかの方法で暴行を加え死亡させたとして傷害致死などの罪に問われていました。
今西さんは逮捕直後から一貫して無罪を主張し、一審の大阪地裁は、懲役12年の判決を言い渡しましたが、二審の大阪高裁は、「虐待していたことを示す事情を見出せない」として、逆転無罪を言い渡しました。
大阪高検は、判決を不服として上告していましたが、最高裁はきのう(3日)付で、上告を退ける決定をしました。検察側が主張した内容について、「上告理由に当たらない」としています。
今西貴大さん
「7年以上もの間おかれてきた被告人という立場からようやく解放されました。今はほっとした気持ちでいっぱいで言葉も見つかりません」
茂木外相「イランの行動を非難」=ホルムズ海峡緊迫化など受け
茂木敏充外相は4日、カタールのムハンマド首相兼外相と電話で会談し、イランがホルムズ海峡封鎖に言及したことなどに触れ「イランの行動を非難する」と語った。日本政府は米国とイスラエルによるイラン攻撃後、イランに地域を不安定化させる行動の中止などを求めるにとどめ、「非難」との言葉は使っていなかった。
茂木氏は会談で「実際にホルムズ海峡やその周辺海域で民間船舶が攻撃を受けている」と指摘。カタールを含む周辺国の民間施設や外交施設にまでイランの攻撃が及び、民間人の死者が出ていることも非難の理由に挙げた。ムハンマド氏は「事態の早期沈静化、地域の平和と安定のために日本とも連携していきたい」と応じた。 [時事通信社]
岡田克也氏ポスターに「中国」張り紙 公選法違反容疑で男性書類送検
2月に投開票された衆院選で落選した中道前職の岡田克也氏(72)の選挙ポスターに「中国」と記載された紙を貼るなどしたとして、三重県警桑名署は4日、桑名市の50代男性を公職選挙法違反(自由妨害)の疑いで書類送検した。県警は捜査に影響を与えるとして認否や動機を明らかにしなかった。
容疑は1月27日と2月3日、岡田氏の選挙ポスター計13枚に「中国」「中国のため」と書いた紙を貼ったり、黒色のスプレーでポスターに落書きしたとされる。
県警によると、1月28日に通行人が発見し、桑名署に通報。2月6日に岡田氏の事務所からの被害届を受理し、防犯カメラなどの映像で50代男性を特定した。
旧民主党代表で外相などを歴任した岡田氏は2月の衆院選で13期連続の当選を目指していた。岡田克也事務所は「公正な選挙の実施を損なう行為であり、今後、同様の事件が起きないよう厳正な対処を求めます」とコメントした。【渋谷雅也、長谷山寧音】
流経大ラグビー部員を逮捕 不同意性交疑い、茨城県警
路上で面識のない20代女性に性交したとして、不同意性交の疑いで茨城県警が流通経済大1年のラグビー部員の男(19)=同県龍ケ崎市=を逮捕していたことが4日、関係者への取材で分かった。逮捕は3日。大学は取材に「学生が逮捕された事実は把握しているが、詳細は確認中」としている。
逮捕容疑は昨年8月22日午前1時10~20分ごろ、同市の歩道で性交した疑い。同日中に女性の関係者が竜ケ崎署に通報した。署によると「やったことは間違いありません」と容疑を認めている。
流通経済大を巡っては、男子サッカー部の部員5人が違法薬物の使用を認め、同部の寮が麻薬取締法違反の疑いで県警の家宅捜索を受けたと大学が3日に発表した。
11年前に逮捕状…米NY在住の男逮捕 香取神宮に“油”かけたか
11年前に逮捕状が出ていた男が、日本に向かう機内で逮捕されました。
記者
「午後6時です。金山容疑者が羽田空港に到着しました。捜査員に囲まれ、ゆっくりと歩いてきています」
11年に及ぶ男の海外逃亡が、終わりました。
日本時間3日夜、アメリカ・ニューヨークの空港に姿を現した金山昌秀容疑者(63)。
警察によると、2015年に国の登録有形文化財である千葉県の香取神宮の拝殿などに、油のような液体をかけた建造物損壊の疑いで4日に逮捕されました。
金山容疑者はニューヨークに住む医師で、捜査関係者によると、キリスト教系宗教団体の創立者。
事件前、団体の集会で、ある別の国内の史跡について、こう発言をしていました。
金山容疑者
「多く人が無実の罪で殺された場所で、ここにも油を注いで清めました」
千葉県警は事件後、金山容疑者の逮捕状を取っていましたが、金山容疑者は事件直後に出国し、ニューヨークへ逃亡。
その直後には…。
記者(2015年5月/ニューヨーク)
「重要文化財に液体がまかれた事件、関与の疑いがありますけど、お心当たりは?」
金山容疑者(2015年5月/ニューヨーク)
「ありません」
日本側はアメリカ側に身柄の引き渡しを求め、アメリカの裁判所はそれを認める決定を下しましたが、金山容疑者は上訴。
引き渡しの交渉が長期化する中、2月25日にニューヨークで金山容疑者を直撃すると…。
記者
「建造物損壊(の疑い)で逮捕状が出てますが、どうお考えですか?」
問いかけには答えず、足早に建物の中へ姿を消しました。
そして3月3日、ニューヨークの空港で、千葉県警に身柄が引き渡され、日本に向かう飛行機内で4日午前4時ごろ逮捕されました。
調べに対し金山容疑者は「異議ありません、間違いない」と言っているといいます。
警察は2015年、成田山新勝寺で起きた“油かけ事件”についても、同様の容疑で逮捕状を取っています。
「残念な判決で失望した」 長男亡くした遺族は涙 那須雪崩事故
栃木県那須町で2017年、部活動で登山講習会に参加していた県立大田原高の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた当時の教諭3人に対し東京高裁は4日、いずれも禁錮2年の実刑とした1審・宇都宮地裁判決(24年5月)を破棄した。雪崩事故の予見可能性を認めて3被告全員を有罪としたものの、うち2人は刑の執行を猶予し実刑を回避した。
東京高裁判決を受けて、雪崩事故で亡くなった生徒と教諭計4人の遺族が記者会見し、一部の被告の刑の執行が猶予され「残念な判決で失望した」と憤った。
高校1年生だった長男公輝さん(当時16歳)を亡くした奥勝さん(54)は事故から間もなく9年を迎えることに「3人が過失を否定し、裁判に長い時間が費やされた。強い悔しさと理不尽さを感じている。今日を区切りにしたかったが、消化しきれていない」と涙ながらに語った。
一方で、登山経験が豊富な教諭が引率する中での事故に、部活動での安全確保がクローズアップされた。奥さんは「部活動に参加した子どもたちの命は、本来は守られるべきもの。3人の判断の誤りを司法は明確に認めた」とも述べた。
ただし、訓練開始後の過失がより重視され、被告の間で実刑か執行猶予かが分かれた。遺族側代理人の石田弘太郎弁護士は「訓練自体を中止すべきだったとの教訓につながらないのではないか」と危惧した。
栃木県高校体育連盟の大牧稔会長は「責任の重さを改めて深く受け止めている。安全対策の徹底に断固たる決意で取り組んでいく」とのコメントを出した。【安達恒太郎】
千葉・茂原で民家火災、焼け跡から刃物刺さった女性遺体 殺人事件か
4日午前2時半ごろ、千葉県茂原市茂原の民家で「家が燃えている。爆発音がして炎が見える」と近所の住民から119番があった。木造2階建ての住宅が全焼し、焼け跡から女性の遺体が見つかった。遺体には刃物のようなものが刺さっており、県警は殺人容疑を視野に捜査を始めた。
県警茂原署によると、この家は親子とみられる80代の女性と60代の男性の2人暮らしで、いずれも連絡が取れていないという。遺体はこの母親の可能性があり、男性が何らかの事情を知っているとみて行方を捜している。【石塚孝志】
「冷たい海の絶望、想像したか」 知床沈没事故公判、遺族が涙の質問
26人が荒れた冷たい海に落ちて、苦しくて恐怖で絶望し、無念のなかで命を落とした。情景を想像したか――。知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没し、乗客乗員全26人が死亡・行方不明となった事故を巡る運航会社「知床遊覧船」社長の桂田精一被告(62)=業務上過失致死罪で起訴=に対する釧路地裁での公判で、被害者家族は4日、直接質問で涙の訴えをぶつけ、被告は苦しい応答に終始した。【谷口拓未】
息子を亡くした男性が冒頭の質問を投げかけると、被告は「夢に出てくる」と語った。事故から約2年4カ月後の2024年に息子のデジタルカメラが発見されたことに触れ、「奇跡的で息子の執念。事務所前の客が多く写っていた」と問うと、被告は「心が痛くなった」と答えた。
7歳の長男や元妻が行方不明になった男性が「医師によれば、水温3度の海中に転落すると十数分間しか生きられない。逆に言うと十数分間苦しんだ。どのような苦しみを味わい、どのようなことを考えると思うか」と涙を流すと、「想像がつきません」と話した。
長男の小柳宝大(みちお)さん(当時34歳)が行方不明になった父親(67)は、法廷での被告の証言を非難。「『覚えていない』『分からない』という答えが多々あるが、申し訳なく思う人の態度か。金もうけ優先だから大しけの予報の中で出航判断をしたのでは」と指弾した。
これに被告は「(証言は)正直に言ったつもり。金もうけ優先のつもりはないが、誤解があったら不愉快な思いをさせて申し訳ない」と返答した。
事故直後の被告の不誠実な対応も批判した。家族らは事故直後、被告が経営する施設で被害者の帰りを待ち、一般客には用意された食事が家族らには用意されず、被告から「レシートか領収書を持ってきたら金をわたす」と言われたと指摘した。
被告と対話するのは約3年10カ月ぶりだったといい、父親は「本心かは分からないが謝罪を聞けたのは良かった。息子に報告したい」と振り返った。
家族を支援する弁護士も質問し、出航判断の前提となった気象予報について寒冷前線や気圧を含め確認していたのかを問うと、被告は「そうしたものは読み取れないが、良くなる、悪くなるは流れで分かる」と弁明した。
前線の影響を受けた知床半島周辺の海象変化の特徴に関しては「寒冷前線については全然分からない」とした。当時の低水温での落水の備えについては「板状のいかだのような救命浮器があるので、それで何とかなると思った」と話した。
2日から続いた被告人質問はこの日で終わり、論告求刑公判は4月、判決は6月に言い渡される予定。
中道・国民代表、国民会議への参加に前向き=自民、立民にも打診
中道改革連合の小川淳也、国民民主党の玉木雄一郎両代表は4日のBS日テレ番組で、食料品消費税ゼロなどを議論する超党派の「社会保障国民会議」への参加に前向きな姿勢を示した。小川氏は「参加を前提に検討したい」と表明。玉木氏も「情報公開が担保されるなどの条件が整えば参加したい」と述べた。
両党は先月26日の初会合を欠席したが、与党は引き続き出席を呼び掛けていた。野党では現在、チームみらいが唯一、同会議に加わっている。
一方、自民党は4日、立憲民主党に参加を打診した。立民は5日の執行役員会で対応を協議する。自民は公明党にも参加を呼び掛けており、立公は前向きに協議する方針だ。 [時事通信社]