個人情報漏えい 2025年度は1万9000件超で過去2番目の多さ 不正目的のおそれあるものが全体の2割超

2025年度に企業や行政機関から個人情報が漏えいしたケースは1万9417件にのぼり、過去2番目の多さとなりました。
きょう閣議決定された政府の個人情報保護委員会の年次報告によりますと、▼2025年度の民間事業者による漏えいは、2024年度の1万9056件から1万7139件に減少した一方、▼行政機関による漏えいが1951件から2278件に増加しました。
民間事業者から病歴などの「要配慮個人情報」が漏えいした事案が全体の6割を上回る1万603件で、多くが病院や薬局で書類を誤って交付してしまったことなどによるものでした。
次いで多かったのが不正を目的とした漏えいで、そのおそれがある事案は全体の2割を超える3822件でした。
松本尚サイバー安全保障担当大臣 「不正の目的で漏えいしてしまったケース、これは組織的に何か悪いことをしようというふうに思っていることも考えられますので、指導をきっちりと行っていく」
松本サイバー安全保障担当大臣はきょう、閣議後の会見でこのように述べ、“再発防止を徹底していく”と強調しました。

外国人の雇用装い8200万円脱税か 東京国税局が中国籍の社長を刑事告発

多数の外国人を雇用しているように装うなどして、法人税など計約8200万円を脱税したとして、東京国税局が、法人税法違反と消費税法違反の罪で、情報システムソフト開発会社「シーテクホールディングス」(東京都中央区)と中国籍で同社の宮沢大海こと倪大海社長(47)を東京地検に告発したことが7日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、同社は企業向けシステムの導入支援などで利益を得ていたが、令和5年3月期までの2年間で所得約1億4300万円を隠し、法人税約4000万円を脱税したほか、3年4月~5年3月、消費税約4200万円を免れた疑いが持たれている。
実在する外国人の名前を利用し、架空の給与手当を計上したほか、取引先にの請求書を作成させて外注費を送金した後、現金で回収。脱税で得た資金は、倪社長の個人の預金口座や証券口座に保管し、資産形成に充てていたという。

「議員定数の削減案、取り下げるものではない」維新・吉村代表 高市首相と与党党首会談

速報です。高市首相と日本維新の会の吉村洋文代表による党首会談が7日夕、終わりました。衆議院の定数削減法案と副首都法案の審議が野党の反発でこう着状態となる中、引き続き、事態の打開へ向け協議を続けていくことになりました。
高市早苗首相
「今国会の会期が残り少なくなる中で、残る議員法案の取扱いなど今後の進め方について、自民党総裁として意見交換を行いました。その詳細についてはお答えを差し控えさせていただきます」
日本維新の会・吉村洋文代表
「中身について、ここでお伝えすることはできませんが、明日以降、野党との関係もあります。国対委員長間で国対レベルでですね、協議を進めていくということになりました」
Q.(議員定数削減法案について)取り下げるのか?
「今時点で当然取り下げるものではない。議員定数の削減、これは改革のセンターピンだと思いますし、そしてこれは公約にも掲げました。これは当然やり切るべきだと思っています。その考え方には今も変わりはありません」

介護施設元職員に懲役20年=2人死亡、殺人罪1件は無罪―判決まで210日、過去2番目・水戸地裁

茨城県古河市の介護老人保健施設「けやきの舎(いえ)」で2020年、入所者2人の体内に空気を注入し殺害したとして、殺人などの罪に問われた元職員赤間恵美被告(40)の裁判員裁判の判決が7日、水戸地裁であった。山崎威裁判長は「被告が犯人と考えるには合理的な疑いが残る」として、入所者1人の殺害について無罪とした上で、懲役20年(求刑無期懲役)を言い渡した。弁護側は控訴する方針。
公判では、2人が他殺なのかという「事件性」と、被告が関与したかの「犯人性」が争点だった。山崎裁判長は2件とも殺人と認定したが、鈴木喜作さん=当時(84)=の死亡については、被告が鈴木さんの居室に入るのを目撃したとの元同僚証言について「変容した疑いが強い」と判断。犯行時間帯に他の職員が入室した可能性が残るとした。
一方、吉田節次さん=同(76)=については、被告がシリンジ(注射器の筒)で静脈内に空気を注入したと認定。「犯行のいきさつや理由は不明な点が多い」とした上で、「医学的知識を悪用し、殺人と発覚しにくいやり方で悪質。相手を選ばない無差別的な犯行だ」と述べた。
昨年12月の初公判から判決までは210日で、最高裁によると裁判員裁判では過去2番目に長かった。
被告は黙秘権を行使し、被告人質問に応じなかった。水戸地裁は今年4月、鈴木さんの事件について、被告の勾留を取り消す異例の決定をしていた。
判決によると、赤間被告は同施設で働いていた20年7月、点滴チューブを介して吉田さんの静脈内に空気を注入し、空気塞栓による急性循環不全で死亡させるなどした。
水戸地検の石田正範次席検事の話 内容を精査し、上級庁とも協議の上、適切に対応したい。 [時事通信社]

唇を縫われた女性…紙に「助けて」の文字 同居の49歳女逮捕 「怖くて逃げられなかった」監禁事件の可能性も

茨城県古河市で女性の上下の唇を糸で縫い合わせたとして、女性と同居する女が逮捕されました。被害者の女性は、唇が縫われた状態で近くのお店に駆け込み「助けて」と書かれた紙を見せたということです。
7日朝、カメラに気づき、顔をそらす女。送検された櫻井政恵容疑者(49)です。
容疑は同居していた42歳の女性にケガをさせた傷害の疑い。櫻井容疑者は女性の上唇と下唇を、糸を通した針で縫い合わせたとみられているのです。
警察によりますと、事件が起きたのは先週月曜日(6月29日)の昼過ぎ。櫻井容疑者は、この家で同居していた女性の唇を複数回、縫い合わせたといいます。翌日、女性は、櫻井容疑者が外出した隙を見て、部屋を脱出。そして…
守下綾乃(every.取材班)
「被害者の女性は現場から歩いて5分ほどのお店に助けを求めに行ったということです」
口が開けられないほど唇が縫われた状態で近くの店に駆け込み、切れ端のような紙に「助けて」と書いた文字で助けを求めたといいます。
助けを求められた店の人によりますと、女性はマスク姿で店の中へ。紙には他にも「警察を呼んでください」「話せません」と書かれていたということです。
女性のケガの程度はわかっていません。
警察に対し女性は「容疑者が怖くて逃げられなかった」と話しているということです。
櫻井容疑者から逃げ出せないほどの恐怖を感じていたのでしょうか。
去年4月から同居していたという櫻井容疑者と被害者の女性。近所の人は、1か月ほど前、“異様な光景”を目撃していたといいます。
先月、現場となった住宅の敷地内を撮影した写真には、外で膝を抱えて座る女性の姿が。
近隣住民
「夜中から朝までずっと座っていた。雨の中、土砂降りの中、自分が仕事行く時、座っている。ドア開けるとこっち向くけど、うずくまっている感じ」
──やらされている感じ?
近隣住民
「そうですね」
その光景は一度ではなかったといいます。
近隣住民
「最初は(女性が)土砂降りの中、寝ていた。外で。それが1週間ぐらい続いた。いつも5時ごろ仕事出るけど、雨の時でもそこに座っている。夜も帰ってくればそこにいる」
近所の人によると、付き合いがあまりなかったという櫻井容疑者。
近隣住民
「(櫻井容疑者が)引っ越してきた時から近所との付き合いがないから、どういう人が入ってきて何の仕事をやっているのか(わからない)。普通は大体しゃべる。そういうことがない」
近隣住民
「挨拶も何にもないから、どういう人だかなんだか。大体話したこともないから、変わった人だなと思っている」
一方で、被害女性以外の同居人を目撃していたといいます。
──何人ぐらい住んでいる?
近隣住民
「4・5人はいたんで」
──4・5人?
近隣住民
「男が2人とか女が3人とか。『複雑な関係なのかな』とみんなが言っていた。だから『なんだか変な人が来たね』と」
近所でも会話になるほど異様だったという櫻井容疑者と同居人の関係。櫻井容疑者と以前、飲食店で働いていたという人は…
同じ店で働いていた人
「トラブルが多かった。SNSにお客様のことを勝手に載せたり、本人に注意するけど1回では済まなかった。いろんなトラブル起こして最終的にやめていただきました。あることないことウソをつく感じでした。怖いものを秘めているという印象は受けたことはある」
警察は、被害女性が「櫻井容疑者のことが怖くて逃げられなかった」と話していることから、監禁事件の可能性もあるとみて捜査しています。

核ごみ「受け入れる状況にない」 青森知事、フランス局長に伝達

【パリ共同】青森県の宮下宗一郎知事は7日、フランス政府で原子力政策を担当するローラン・クエニー局長とパリで面会し、使用済み核燃料の再処理委託先のフランスで出た低レベル放射性廃棄物を、少量の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)に交換して日本へ返還する計画を巡り「受け入れる状況にない」との考えを伝えた。
日本はこれまで使用済み燃料の再処理を英仏に委託。このうちフランス分の再処理で生じた廃棄物は2033年までに日本へ返還される計画だったが、日本原燃が同県六ケ所村に建設中の貯蔵施設の完成が遅れ、実現のめどが立たなくなっていた。
輸送量を減らし早期返還につなげるため、電気事業連合会が24年10月に高レベル廃棄物への交換方針を表明し青森県側に打診したが、宮下氏は「理解も協力もできない」と拒否。今回「貯蔵施設の認可が下りていない」などとして、改めて現時点での受け入れに難色を示した。
クエニー氏は会談後、取材に「制約が解決され、取り決め通り33年までの返還が実施されることを期待する」と述べた。

物的証拠乏しく裁判員苦悩「動機を知るために話してほしかった」 茨城の介護施設殺人判決

茨城県古河市の介護老人保健施設で入所者に点滴器具から空気を注入して殺害したとして殺人罪などに問われた元職員、赤間恵美被告(40)に対する7日の裁判員裁判判決は、検察側の有罪の主張が一部退けられる内容となった。物的証拠が乏しい裁判を担当した裁判員からは審理の難しさを指摘する声が上がった。
懲役20年判決に動揺なく
水戸地裁ではこの日、16席の一般傍聴席に対し11倍超の186人が傍聴を希望し、裁判への注目の高さをうかがわせた。
殺人罪に関し全面否認してきた赤間被告は、黒いスーツ姿に白いマスクを付けて入廷した。判決文が読まれる直前まで、何かを考えていたのか、じっと動かずに一点を見つめたままだった。懲役20年の判決を言い渡されても、動揺はうかがえなかった。
山崎威裁判長は、死亡した吉田節次さん=当時(76)=については赤間被告が殺害したと認定する一方、鈴木喜作さん=当時(84)=に対する殺人罪に関しては無罪とした。赤間被告が起訴内容を認めた窃盗罪については有罪とした。
「モヤモヤした感じ」
裁判は約7カ月に及び、計132人の証人が出廷した。一方、赤間被告は「黙秘します」と口を閉ざす場面が多かった。
判決後に記者会見した裁判員の40代女性会社員は「動機を知るためには話してほしかったが、権利なので仕方がないというモヤモヤした感じはあった」。50代女性も「裁判に差し支えのない何かは話してほしかった」と語った。40代の男性会社員は「事件を起こすような人には見えず、動機を考える上ですごく悩んだ」と明かした。
物的証拠が乏しいため、証人の説明に依拠せざるをえないという事情もあった。
別の40代女性会社員は「誰がどんなことを言ったか覚えきれず難しかった」と語り、女性の補充裁判員は「記憶が薄れていたり、前と言ってることが違っていたりして、難しかった」と振り返った。(飯田耕司)

文科省、校外活動の「政治的中立性」調査を開始 辺野古転覆事故で初の試み 全国の小中高

沖縄県名護市辺野古沖で今年3月、船2隻が転覆し、平和学習を実施していた同志社国際高校(京都府)の2年、武石知華(ともか)さん(17)ら2人が死亡した事故を巡り、文部科学省は7日、全国の小中高校を対象に政治的中立性を確保して校外活動を実施したかどうかを確認する調査を開始したと明らかにした。安全確保策についても確認する。7月末までに回答を求め、結果は後日公表する方針だ。
調査は6月26日から全国の国公私立の小中高校や教育委員会などを対象に開始した。研修旅行を含む校外活動の実施にあたり、政治的中立性を確保し、意見の割れるような政治課題を巡り、多様な見解を生徒に提示しているかなど学校側の自己点検や見直しについて回答を求めている。文科省が全国の学校を対象として、教育の政治的中立性の状況を調べるのは初の試みとなる。
また、学校保健安全法で作成が義務付けられている「危機管理マニュアル」の点検、改定を実施したか▽行程などを保護者に十分説明したか▽十分な引率教職員を確保したか-なども調べる。
松本洋平文科相は7日の閣議後記者会見で「(4月に要請した)適切な教育活動の実施に関して、取り組み状況のフォローアップを行う」と述べた。
同志社国際高が沖縄県で実施した平和学習については、文科省が5月に調査結果を公表し、教育基本法違反だと認定している。

定数削減法案を先送り、与党党首会談で一致…「皇室典範」「副首都」成立へ野党に譲歩

高市首相(自民党総裁)と日本維新の会の吉村代表は7日、国会内で会談し、今国会中の成立を目指していた衆院議員定数削減法案を秋の臨時国会に先送りする方針で一致した。皇室典範改正案と「副首都構想」関連法案の成立を確実にするため、野党が反発する定数削減で譲歩する。8日の与野党国会対策委員長会談で方針を提示し、野党側の理解を得たい考えだ。
首相と吉村氏の会談は7分間行われた。両氏とも詳しい会談内容は明らかにしていないが、複数の与党関係者によると、定数削減を継続審議とし、皇室典範と副首都の成立を優先することを確認した。17日の会期末を前に与野党対立を早期に解消し、空転が続く国会の正常化を目指す。
首相は吉村氏との会談後、記者団に「詳細については答えを差し控える」などと述べるにとどめた。国会の会期延長は議論しなかったと説明した。吉村氏は、定数削減法案を取り下げる意向があるか記者団に問われ、「今の時点で当然、取り下げるものではない」としつつ、審議の進め方は「野党との関係もある。国対レベルで協議を進めていく」と語った。
終盤国会では、定数削減と副首都の2法案に野党が反発し、皇室典範改正案の審議入りができない状況が続いている。自民は皇族数の確保策を盛り込んだ典範改正を最優先したい考えだが、維新が連立政権合意書に明記した2法案も今国会で成立させるよう求めてきたことから、与党間の調整が焦点となっていた。
定数削減法案は、与野党で作る「衆院選挙制度に関する協議会」で1年以内に結論が出ない場合、比例選45議席を自動削減する内容だ。比例選での議席獲得を頼りとする中小政党に打撃となる。2法案のうち特に反発が大きく、秋の臨時国会に先送りすることで野党の軟化を促したい考えだ。
参院では7日、首相出席の予算委員会開催で合意したことを受け、野党が法案審議に復帰した。衆院でも与野党対立が解消すれば、国会は全面的に正常化することになる。政府・与党は会期内の典範改正を図るため、週内の衆院通過を目指す。

「金を出せ」新天町商店街で男子高校生が5人組の男に殴る蹴るの暴行受ける 1人は警棒のようなもの所持 警察が強盗傷害事件として捜査

5日夜遅く、福岡市天神の新天町商店街で男子高校生が5人組の男から「金を出せ」と脅され、殴る蹴るの暴行を受けました。
5日午後10時半ごろ、福岡市の新天町商店街のアーケードで、17歳の男子高校生が友人とゲームセンターから出てきたところ5人組の男に呼び止められました。
男らは高校生に対し「金を出せ」と脅したうえ、殴る蹴るなどの暴行を加えてそのまま逃走しました。
高校生は現金を奪われなかったものの、頭から出血するけがをしました。
逃げた男らは、いずれも20代とみられ、Tシャツに黒やグレーのズボン・短パン姿で1人は警棒のようなものを持っていたということです。
警察は強盗傷害事件として逃げた男らの行方を追っています。