愛知県豊川市で2002年、当時1歳10カ月の男児が海に落とされ殺害された事件で、殺人などの罪で懲役17年の有罪判決が確定し、服役後に出所した田辺(旧姓河瀬)雅樹さん(59)の再審請求で、最高裁第2小法廷(尾島明裁判長)は田辺さんの特別抗告を棄却する決定をした。16日付。請求を退けた名古屋高裁の決定が確定した。
田辺さんは公判で否認に転じ、無罪を主張。有力な物証はなく、捜査段階の自白の信用性が最大の争点だった。一審名古屋地裁は信用性を否定して無罪としたが、二審名古屋高裁は逆転有罪を言い渡し、08年に最高裁で確定した。 [時事通信社]
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元プロ野球投手で龍谷大コーチの男逮捕 酒気帯び運転で車2台と衝突 車には空のビール缶と焼酎ボトル
元プロ野球選手で、龍谷大学硬式野球部コーチの男が、大津市内の国道で酒を飲んで車を運転したうえ、車2台と衝突する事故を起こしたとして逮捕されました。
酒気帯び運転の疑いで逮捕されたのは、元プロ野球のヤクルトスワローズの投手で、龍谷大学で硬式野球部のコーチを務める古野正人容疑者(39)です。
警察によりますと古野容疑者は17日午後8時すぎ、滋賀県大津市の国道で、酒を飲んで車を運転し、対向車2台に衝突する事故を起こしました。けが人はいませんでしたが、古野容疑者の車からはビールの空き缶や焼酎のペットボトルが見つかり、呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されたということです。
古野容疑者は調べに対し、「酒を飲んで運転したことに間違いありません」と容疑を認めていて、龍谷大学は「本学として誠に遺憾であり、重く受け止めております。学生及び関係各位の皆さまにご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くおわび申し上げます」としています。
店長自殺、過労と暴行が原因=運営側に1億円賠償命じる―名古屋地裁
ポーカー店店長が自殺したのは過重労働や運営会社代表から受けた暴行が原因だとして、遺族が運営会社JOLT(名古屋市)や同社の長谷川淳代表らに損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁(松田敦子裁判長)は18日、原告の訴えを認め、約1億円の支払いを命じた。
原告は、2020年11月に亡くなった「じゃんけんポーカー」店長の井上遥樹さん=当時(25)=の両親。自殺する約1カ月前に長谷川氏からの暴行や過労により適応障害を発症していたと訴えた。運営側は長時間の残業はなく、暴行も傷害を負わせるものではないと因果関係を否定していた。 [時事通信社]
雑誌記事をネットに無断転載疑い 「ニュースまとめサイト」摘発
新潮社や講談社など出版5社が著作権を持つ雑誌の記事を、運営する「ニュースまとめサイト」に無断で転載し不特定多数が閲覧できる状態にしたとして、山形県警は18日、著作権法違反の疑いで、サイト運営会社の男性社長(38)=福岡市=を書類送検したと明らかにした。17日付。
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、サイトでは2024年時点で記事約2万本が閲覧できる状態だった。雑誌記事を無断転載したとする容疑の摘発は珍しいという。
書類送検容疑は20年10月~23年8月、新潮社や講談社、小学館、光文社、文芸春秋の5社のウェブサイトに掲載された雑誌記事をまとめサイトに転載し、著作権を侵害した疑い。多くは芸能関係のニュースという。山形県警は、この間に1億円を超える広告収入があったとみて調べている。
県警によると、サイトは16年ごろに立ち上がった。23年9月の1カ月間でアクセス数は約480万件に上った。
特定失踪者・杉山朋也さんを国内で発見 北朝鮮による拉致とは無関係と確認 神奈川県警
神奈川県警が、北朝鮮による拉致を排除できない特定失踪者として捜査していた杉山朋也さんを国内で発見したことがわかりました。
杉山朋也さん(当時38)は1978年ごろ、神奈川県小田原市内の自宅から行方不明になり、神奈川県警は北朝鮮による拉致を排除できない特定失踪者として行方を調べていました。
神奈川県警によりますと、その後、捜査をしていたところ、杉山さんが国内にいるという情報を把握したため、去年12月までに杉山さん(85)に本人確認をしたうえで、北朝鮮への渡航歴もないことを確認したということです。
発見された状況はプライバシーがあるとして公表していませんでしたが、北朝鮮による拉致とは無関係と確認されました。
杉山さんの発見により、全国の特定失踪者は870人となり、神奈川県内の特定失踪者は42人です。
神奈川県警は残る42人の行方についても引き続き捜査しています。
西条市長、失職か議会解散へ 愛媛、パワハラで不信任
愛媛県西条市の高橋敏明市長(67)が市職員に対しパワーハラスメント行為をしていた問題で、市議会は18日、市長の不信任決議を賛成多数で可決した。高橋氏の事後の対応に問題があったとし、在任している限り公正で信頼ある市政運営の回復は不可能だとした。高橋氏は10日以内に議会を解散しなければ失職する。
高橋氏は市民におわびするとした上で進退については「未定」とした。
高橋氏は市職員との協議中に「ばかやないんか」「出て行け」などと怒鳴った2件の言動について2日、弁護士による調査委員会からパワハラに当たると認定された。
“承諾殺人”31歳男「間違いない」起訴内容認める…別の被害者の存在も 検察側、座間事件きっかけと主張
承諾を得て女性2人を殺害した罪などに問われた男。初公判で起訴内容を認めました。検察側は、神奈川県座間市で9人が殺害された事件が犯行のきっかけになったと主張しました。
2018年、承諾を得て当時21歳の女性Aさんを睡眠薬で眠らせた上、ロープで首を絞めて殺害した承諾殺人の罪などで起訴されている斎藤純被告(31)。
18日に開かれた初公判で起訴内容を問われ「間違いありません」と、はっきりした口調で認めました。
実は、18日の裁判では、2015年にも当時22歳の女性Bさんを承諾を得て殺害した罪で追起訴されていたことが明らかにされ、斎藤被告はこれについても認めたのです。
検察側はまず、犯行に至る経緯について、冒頭陳述で…。
検察側の冒頭陳述
「斎藤被告には小学生の頃から人を殺したい願望があり、自殺志願者であれば抵抗されずに殺せると考え、インターネットの掲示板で自殺志願者を探すようになった」
そして2015年、メッセージをやりとりしていた当時22歳の女性Bさんの自宅を訪れたといいます。
そこでBさんに遺書を書かせると、睡眠薬を飲ませたという斎藤被告。眠るのを待ち、自殺に見せかけて殺害したといいます。
2日後、斎藤被告はBさんの死亡を確認するため再び自宅を訪れ、Bさんの家族に気づかれたため逃走したということです。
検察側は、斎藤被告がこの事件で女性が亡くなったことを確認できなかったため、次は死亡したことを確認したいと考えたと指摘。
さらに…。
検察側の冒頭陳述
「神奈川県座間市で9人が殺害されたニュースを見て、自宅で人を殺害し遺体を解体することを思いついた」
2017年に神奈川県座間市で白石隆浩元死刑囚が男女9人を殺害し遺体を切断するなどした事件から、自分も同じような事件を起こすことを思いついたと主張しました。
そして2018年、当時21歳の女性Aさんから殺人や遺体を解体する同意を得た上で、やりとりの証拠を残さないため携帯電話の初期化などを指示。
ナイフや消臭剤などを準備し、自宅でAさんを殺害して遺体を切断したといいます。
斎藤被告の自宅の収納台からはAさんの頭蓋骨が、冷蔵庫からはプラスチックの容器に入った人骨が見つかっています。
女性2人に対する承諾殺人の罪などに問われている斎藤被告。
18日の裁判では、2015年に殺害されたBさんの父親の供述調書が読み上げられました。
Bさんの父親の供述調書
「娘から『死ぬんじゃなくて殺される』と連絡が来ていたと妻から聞いた。犯人のことは絶対に許せません」
次回の裁判は来月27日。被告人質問で斎藤被告は何を語るのでしょうか。
楽天・浅村栄斗選手ら3人不起訴 オンラインカジノ賭博疑い
仙台地検は18日、オンラインカジノで賭博をしたとして賭博容疑で書類送検されたプロ野球楽天の浅村栄斗選手(35)と球団関係者2人をいずれも不起訴とした。理由について「諸般の事情を考慮した」としている。
宮城県警は4日、スマートフォンを使って海外のオンラインカジノサイトに接続し賭博をした疑いで書類送検していた。
浅村選手は、大阪桐蔭高から2009年にドラフト3位で西武に入団し、19年に楽天に移籍。昨年5月、平成生まれの選手で初めて通算2千安打を達成した。
セクハラで辞職の前福井県知事、退職金1500万円返還へ
福井県の杉本達治前知事(63)が、複数の県職員へのセクシュアルハラスメントに当たるメッセージの送信を認めて辞職した問題で、退職金約6000万円のうち1500万円が返還される見通しとなった。
また、知事ら特別職も対象にした県のハラスメント防止条例が18日、県議会本会議で可決、成立した。特別職も対象にしたハラスメント防止条例は、都道府県では初めての制度という。4月1日に施行される。
杉本氏が辞職した時、知事の退職金は拘禁刑以上の刑が確定していると支給を差し止めることができた。ただ、杉本氏の事例はこれに当たらないため、2025年12月に6162万円が支給された。
だがその後、県議らから退職金の返還を求める声が相次いだ。こうした状況を踏まえ、県は今年2月に返還を依頼し、杉本氏が1000万円を返還する意向を示していることを明らかにした。
それでも、退職金の返還を求める声はやまなかった。このため、石田嵩人(たかと)知事(36)は今月9日、杉本氏と面会し再検討を要請。杉本氏は「退職金は業務の対価で、法的にも適正な手続きに従って支払われた」という考えで、これ以上の返還を拒否した。
これに対して、石田氏は「1000万円は実質的に(セクハラの)調査費用分を弁償したに過ぎず、到底県民が納得できるものではない」として、1500万円の返還を提案して別れた。杉本氏はその日のうちに「県がこれ以上求めない」ことを条件に、提案を受け入れる意向を示した。
県議会2月定例会でも審議され、金額について県議らが「県民感情から到底納得できない」と批判した。しかし、県側は「法的根拠がない中で、これ以上の返還要請をすることは法的な問題が生じる可能性があり、受け入れざるを得ない」と説明。最終的に県議会側も容認した。
一方、ハラスメント防止条例には、ハラスメント防止に向けて知事や副知事、教育長らの責務が明記された。知事の言動がハラスメントに当たる場合、副知事が改善を求めることなどが定められた。【萱原健一】
個人事業主の「国保逃れ」で対策=業務実態ない役員認めず―厚労省
厚生労働省は18日、個人事業主らが一般社団法人の役員就任によって高額な国民健康保険料などの納付を避ける「国保逃れ」を是正するための対策を公表した。業務実態がないのに法人役員に就き、保険料負担が抑えられるサラリーマン向け健康保険(健保)や厚生年金に加入するケースがあると指摘。業務実態の有無を判断する基準を明確化した上で、法人で働いていると認められない場合、健保などからの脱退を求める。
個人事業主らは本来、国保と国民年金の保険料を支払う必要がある。国保逃れは、個人事業主が保険料負担を軽くするため、法人役員に形式的に就いて健保や厚生年金に加入することを指す。役員報酬を低く設定すれば、保険料を年数十万円抑えられるケースもある。
厚労省の対策では、業務実態の有無を判断する基準を提示。業務が勉強会参加にとどまるなど法人役員としての実態がなければ、健保や厚生年金の加入を認めない。未納となっていた国保などの保険料を改めて納めてもらう。 [時事通信社]