千歳市で女性が包丁で刺され死亡した事件で女性の死因が出血性ショックだと判明しました。
容疑を殺人未遂から殺人に切り替え検察庁に身柄を送られたのはインドネシア国籍のマハムディ・アグン・ラクサナ・アジ容疑者です。
容疑者は今月(2026年6月)4日、千歳市信濃1丁目の歩道で知人とみられるスリ・ラハユさんの腹を包丁で刺し殺害した疑いが持たれています。
警察によりますと、ラハユさんには、胸や腹に複数回刺された傷があり司法解剖の結果死因は出血性ショックだと判明したということです。
駆け付けた警察官やラハユさんの知人男性もけがをしましたが命に別条はありません。
容疑者は調べに対し「殺そうと思って刺しました」と容疑を認めていて警察が動機などを調べています。
「ニュース」タグアーカイブ
石破前総理「法理論的にあまり正しくない」 国旗損壊罪の制定めぐり疑問示す
与党が今の国会での成立を目指す「国旗損壊罪」の制定に関する法案について、自民党の石破前総理は6日、「法理論的にあまり正しくない」と疑問を呈しました。
与党が今の国会で成立を目指す国旗損壊罪の制定に関する法案では、人に著しく不快感や嫌悪感を抱かせるような方法で公然と国旗を傷つけることなどを処罰の対象にするとしています。
自民党のプロジェクトチームなどは1日、法案を大筋で了承していますが、石破前総理は6日、TBSラジオ「プチ鹿島 赤坂タイムス」に出演し、法律が守ろうとする利益や価値を意味する「保護法益」が明確でないと指摘した上で、「法理論的にあまり正しくない」との考えを示しました。
刑法では、外国国章損壊罪が制定されていることから、石破氏は「日の丸を損壊しても許せないと一般感情としてはなる」と一定の理解を示す一方、「外国の国旗を毀損すると、それがもとで国際紛争が起こったりする」と話し、「保護法益」の観点からも自国の国旗と外国の国旗の損壊に対する対応は区別する必要があるとの認識を示しています。
北海道、愛知、福岡も副首都化を 維新吉村氏、経済圏の多極分散
日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は6日、共同通信のインタビューに応じ、与党で進める「副首都」構想に関連し、大阪の他、北海道と愛知、福岡両県を候補地に挙げた。「切磋琢磨したい。中京、関西、九州、東北・北海道で強い経済圏をつくれたら、日本は個性的にもっと成長する」と述べた。「大阪都構想」の実現にも改めて意欲を示し、高市早苗首相とやりとりをして進めていると明かした。
吉村氏は経済圏の多極分散について「欧州に行くと九州だって一つの国ぐらいの単位だ」と指摘。「エリアの個性や価値観に基づき、いろいろなことにチャレンジできる経済財政政策、税制をつくることが成長につながる」とした。
大阪都構想を巡っては「首相とはしっかり話をしながら進めている」と説明した。都構想の制度案を作る法定協議会の設置に際し「都構想の実現を目指す」との趣旨を首相に伝えたという。首相から否定はされなかったといい、具体的な返答は「後日話せるときに話す」とした。
団地内の水道管が破損 水が高さ“約10m”噴き出し続ける 神奈川県相模原市
きょう(6日)午後、神奈川・相模原市にある、団地の敷地内で水道管が破損し、水が噴き出しました。およそ5時間たった現在も、水は噴き出し続けています。
きょう午後1時半すぎ、相模原市緑区下九沢の大沢団地で「水道管が破損、水が高さ10mぐらい吹き上がっている」と目撃者から110番通報がありました。
警察によりますと、団地の敷地内にある、給水施設の水道管が破損し、水が噴き出しているということで、およそ5時間がたった午後6時半現在も、水は止まっていないということです。
給水施設の建物の側面に沿って、敷設された水道管は、高さがおよそ4メートルで、その先についていたバルブが付近に落ちていたことから、何らかの原因でバルブが破損して、そこから水が噴き出したとみられています。
午後5時半ごろから、水道業者による復旧作業が行われていて、これまでに断水は確認されていないということです。
現場は、JR橋本駅からおよそ2キロの団地です。
明日は西日本の太平洋側で激しい雨 鹿児島県は線状降水帯による大雨のおそれも
今日6日(土)は熱帯低気圧から変わった低気圧が梅雨前線上を北東に進み、南西諸島では激しい雨の降ったところがありました。
今夜から明日7日(日)にかけては低気圧が九州南部から四国・本州の沿岸を進み、西日本の太平洋側では非常に激しい雨となるおそれがあります。
今日は南西諸島で雨雲が発達
今朝の雨雲の様子
今日6日(土)は南西諸島周辺で雨雲が発達しました。鹿児島県の喜界島で10時04分までの1時間に59.0mm、徳之島の伊仙町で5時34分までの1時間に50.5mmの非常に激しい雨を観測しています。喜界島では3時間雨量が142.5mmに達し、6月の1位の値を更新しています。
この後も沖縄や奄美、種子島・屋久島では断続的に激しい雨となるおそれがあります。明日7日(日)にかけて、土砂災害や道路冠水、低い土地の浸水に注意が必要です。風も強くなる吹くため、横殴りの強い雨や高波にも要注意です。
九州南部は明日の昼前まで厳重警戒を
雨雲の予想 7日(日)3時
前線上の低気圧は、今夜から明日にかけて九州南部に近づいた後、西日本の南海上を東北東に進む予想です。
気象庁は「鹿児島県では7日未明から昼前にかけて、宮崎県では7日明け方から昼前にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある」として「線状降水帯半日前予測」を発表しています。鹿児島県の薩摩、大隅、種子島・屋久島地方や宮崎県では、明日27日(水)の昼前にかけて雨雲が発達し、1時間に50mmから70mmの雷を伴った非常に激しい雨の降るおそれがあります。
線状降水帯が発生した場合は、さらに雨量が増えるおそれがあります。土砂災害や河川の増水、低地の浸水、桜島では土石流の発生に警戒が必要です。
西日本は広い範囲で雨が強まる
宮崎県や大分県や四国の太平洋側、紀伊半島でも明日は1時間に50mm以上の非常に激しい雨となるおそれがあります。土砂災害や河川の増水・氾濫、道路冠水などに警戒が必要です。西日本のその他の地域でも局地的な激しい雨となる可能性があります。
総雨量は多いところで200mmに達し、場合によっては300mm近くとなるおそれがあります。台風6号による大雨により土壌水分量が多くなっている地域もあるため、災害の発生に注意が必要です。
東日本も段々と雨が降り出し、沿岸部を中心に強く降る心配もあります。東日本も、明日のお出かけは雨具が必須です。
「あんな事故、二度と」遺言通り約1億8千万円、神奈川・逗子市の崖崩れ対策に寄付 斜面崩落死亡事故に心痛め
神奈川県逗子市内で2020年、マンション敷地斜面が崩落し、県立高校3年の女子生徒=当時(18)=が土砂に巻き込まれて死亡した事故を巡り、同市在住で昨年亡くなった主婦・川上米子さん(享年89)の遺産約1億8千万円が今年5月、崖崩れ対策のため市に寄付された。事故に心を痛めた川上さんは、悲劇を繰り返すまいと「安心して市民が住むことができる街づくりのため使用すること」と遺言状に残した。その遺志を継ぎ、市は危険性が指摘される崖地の対策工事に乗り出す。
知人らによると、川上さんは東京都内の私立大学理事を務めた夫と会社員の娘を持ち、若いころに都内から逗子に引っ越して親子3人で暮らしていたという。
川上さんは糖尿病を患っていた夫のために毎朝、医師と相談して健康に気を遣った弁当を作るなど献身的に看病していたが、夫は21年に亡くなった。愛娘は20年にがんが再発し亡くなった。夫と娘を失った川上さんは身内もおらず、市内に事務所を構える司法書士の小保内(おぼない)洋子さんを頼り、遺言執行者を託した。
小保内さんは21年、川上さんの自宅で遺言状について聞いた際、川上さんは20年の崩落事故に言及し「あんな事故は二度と起こしてはいけない。崖崩れ対策に使ってほしい」と夫と娘が残した遺産を含め、自らの遺産全額を市に寄付する意向を示した。
18歳の命が奪われた悲劇への思いを川上さんは生前、周囲に繰り返していた。30年近く通っていた美容店「It‘s SEIKO」の小林鉄也店長は「『若い命が失われるのはつらい』と話していた。川上さんも娘さんを失って、重なって見えていたのかもしれない」と振り返った。川上さんは店に来るとアップルパイやお米を店員に差し入れたといい、小林店長は「多くの愛をかけてくれる人だった」と故人をしのんだ。
【独自】国旗寄せ書きは処罰の対象外 自民、損壊罪法案で想定例
自民党が議員立法で今国会成立を目指す日本国旗損壊罪法案を巡り、処罰対象になる場合と、ならない場合の想定例をまとめたことが分かった。関係者が6日、明らかにした。
対象外と想定する例として、寄せ書きや実写映画のほか(1)イベントで配った小旗を回収して廃棄(2)イベント会場で感電や落下の危険がある国旗を切って除去(3)古くなり、汚れた国旗を人目に付く屋外で焼却(4)自室で汚損した国旗を屋外で掲げる―を挙げた。
一方、処罰対象として(1)人通りの多い場所で持参した国旗を引き裂いたり、燃やしたり、切り刻んだりする(2)国・自治体の庁舎に掲揚された国旗を引きずり降ろして投げ捨てる(3)公園や公道などで国旗を勢いよく踏みつけてどろどろにする場合やふん尿などを擦り付ける(4)自室で切り刻んで燃やす状況を撮影し配信―を例示した。
ただ、いずれも典型例としており、処罰対象かどうかのグレーゾーンは依然として残りそうだ。
東名高速でトレーラー切り離しETC料金安くした疑い 逮捕の男、車種区分約300回偽ったか 手口教わったと説明
高速道路の自動料金収受システム(ETC)料金を安くするために車種区分を偽ったとして、運送業の50代の男が電子計算機使用詐欺容疑で神奈川県警に逮捕された事件で、同様の不正が昨年6月以降、神奈川県内外で約300回繰り返されていたことが関係者への取材で分かった。いずれも同じETCカードが使われていたといい、県警が男の関与について調べている。男が県警に対し、同業者から手口を教わったと説明していることも判明した。
男は昨年11月、東名高速道路の綾瀬バス停(神奈川県)でトラックからトレーラー部分を切り離した後、隣接する綾瀬スマートインターチェンジ(IC)で下車。同ICから入り直して再びトレーラーを連結することで、通行料金が最も高い「特大車」ではなく「中型車」と偽って静岡県の浜松西ICまで走行したとして、今月1日に逮捕された。
中日本高速道路によると、東名高速のETC料金は車種によって五つの区分があり、入り口のICで測定したタイヤの数や重量、車両の搭載機器などで判定している。事件では、この仕組みが悪用されていた。
なぜマイナンバーカードはこんなにも”使えない”のか…韓国はできたのに日本が「デジタル化」できない構造的欠陥【マイナカード3選】
今年で交付開始から10年の節目を迎えるマイナンバーカード。行政手続きにおける利便性や「マイナポイント」の付与といった大々的な後押しもあり、2025年12月時点で普及率は80%超に達しています。一方で、個人情報の漏洩や公金受取口座の誤登録などのトラブルが相次いだこともあり、国民の間に広がった根強い不信感はいまなお拭いきれていません。
そこで今回は、現代のビジネスパーソンが知っておくべき「日本のデジタル化の真実とマイナンバーカード」をテーマに、プレジデントオンラインのヒット記事から編集部が厳選した3本をご紹介します。
1本目は、地方自治総合研究所特任研究員の今井照さんが、マイナンバーカードが不人気である理由を日本の「構造的欠陥」の側面から解き明かします。行政のデジタル化に成功した韓国との比較を通じて、日本特有の原因を浮き彫りにします。
2本目は、ジャーナリストの大門小百合さんによるフィンランド政府のデジタル化レポート。日本のマイナンバーカードがまだ便利とはほど遠い一方で、デジタル先進国フィンランドではあらゆる役所手続きを「スマホ1台」で完結することができます。両国のデジタル化の成否を分けた決定的な違いに迫ります。
3本目は、経済ジャーナリストの磯山友幸さんが「マイナ保険証」移行の裏側にフォーカスした記事です。マイナンバーカードがなくても受診できる代替案があるにもかかわらず、なぜ政府は「時代遅れのプラスチックカード」を押し付けるのか。その本当の目的に切り込みます。
行政の効率化や国民の利便性を追求するはずのデジタル化が、なぜ国民の負担になってしまうのか。私たちが直面しているデジタル社会の不都合な真実を、専門家やジャーナリストの視点から鋭く解き明かします。
(2026年2月1日公開)
なぜマイナンバーカードは不人気なのか。地方自治総合研究所特任研究員の今井照さんは「便利に見えて、かえって国民の負担が生じているからだ。デジタル化で行政の効率化が進まないのには、日本特有の原因がある」という――。<続きを読む> ※本稿は、今井照『自治体は何のためにあるのか』(岩波新書)の一部を再編集したものです。
(2023年10月25日公開)
行政のデジタル化を進めるために導入されたマイナンバー制度だが、情報の誤登録や個人情報漏洩などのトラブルが相次ぎ、活用はなかなか進んでいない。ジャーナリストの大門小百合さんは「5月に訪問したフィンランドでは、個人番号制度に基づいた行政サービスのデジタル化がかなり進んでおり、役所に行かなくてもほとんどの手続きがスマホで完結する。情報管理の透明性が高く、制度に対する国民の信頼が高いことが、日本との大きな違いではないか」という――。<続きを読む>
(2026年1月14日公開)
従来の健康保険証が2025年12月1日に廃止され、マイナンバーカードを使った「マイナ保険証」に切り替わった。実際は、「医療現場の混乱を避けるため」という理由で、有効でなくなった健康保険証でも2026年3月末までは保険医療が受けられる。また、マイナンバーカードを持っていない人には、加入する健康保険組合などから自動的に「資格確認書」が無償で交付され、これまで同様、それを病院の窓口で見せれば、保険診療が受けられる。<続きを読む>
———-
———-
(PRESIDENTまとめ)
〈江別・集団暴行死〉「ウケル!…笑いとれればいいや」と2度“ライダーキック”をした18歳、ドンっと腹を殴打、全裸にしてタバコも近づけた16歳…注目される少年たちの量刑
〈〈江別・集団暴行死〉「いい感じに燃えてきたぞ」と全裸にさせ体毛を燃やし暴行…鬼畜少年たちの壮絶リンチと「もっとやって」女子2人は笑って被害者を踏みつけた…裁判の争点は〉から続く
「これまでの審理を踏まえて評議した結果、強盗致死が成立する」2024年10月、北海道の江別市で千葉県の大学生・長谷知哉さん(20)が集団暴行を受けて死亡した事件。強盗致死などの罪で起訴された男女6名のうち、川村葉音被告、当時18歳の元高校生・瀧澤海裕被告、当時16歳の少年の3人の公判が5月25日から行われているが、札幌地裁は6月3日、強盗致死罪の成立を認める中間判断を下した。
〈画像多数〉「調子乗るな」と被害男性を踏みつけた川村被告と17歳の年下彼氏のラブラブ写真、長谷さんが放置された真っ暗な公園
注目が集まる、18歳の特定少年と16歳の少年の量刑
事件を巡って起訴されたのは、長谷さんの交際相手の八木原亜麻被告(当時20)とその友人の川村被告(当時20)、当時18歳の元アルバイトの川口侑斗被告、同じく当時18歳の元高校生・瀧澤海裕被告、そして当時17歳、16歳だった少年2名の計6名。
「川村被告ら3人は川口被告らと共謀の上、24年10月25日から26日にかけ、江別市の公園で長谷さんに殴る蹴るなどの暴行を加えた上、『全部、出せ』などと言って現金やクレジットカードを奪い、長谷さんを外傷性ショックで死亡させるなどしたとされます。3人は、いずれも起訴事実を認めています」(社会部記者)
法廷では犯行時に少年らが撮影した動画や、長谷さんが遺した音声データ、事件当日のLINEのやり取りが公開され、その残虐さが浮き彫りになった。
検察側は、金品を要求してからの被告らの暴行は約2時間にも及ぶ執拗なものであり、この長時間の暴行によって長谷さんが死亡したため、「強盗致死罪」に該当すると主張。一方、弁護側は、3人の被告は主犯格とされる川口被告に同調しただけで従属的な立場だったことを強調してきた。
「裁判長は『詳細は終局で話すが、解剖医の証言や被害者の遺体の状況から金品を要求したあとの暴行で死亡したと認定できる』と、検察側の主張である『強盗致死罪』の成立を認めました。強盗致死罪は原則、死刑か無期拘禁刑と定められている極めて重い罪です」(同前)
特に注目が集まるのが、当時18歳で特定少年の瀧澤海裕被告、そして当時16歳の少年(以下、D)への量刑だ。
「特定少年は2022年の改正少年法でできた新しい定義で、『犯罪行為に及んだ18歳、19歳の少年』を指す。17歳以下と同様に少年法が適用されるものの、重大犯罪をおかした場合は実名報道、厳罰化の対象となり、20歳以上と同様の刑罰が科される可能性が高くなる」(同前)
瀧澤被告は「キター!」って言って喜んでいた
瀧澤被告は主犯格とされる川口被告の中学時代の同級生で、少年Dは川口被告の中学時代の後輩にあたるという。
「事件当日、瀧澤被告とDは川口被告と川村被告、川村被告の彼氏である17歳の少年とともに、千歳空港で食事をしていた。午後10時頃、八木原被告から川村被告に長谷さんとの別れ話についての相談の電話があり、これに川口被告も介入。
『逃げたりしたら捜すからな』などと言って長谷さんを公園へ呼び出すと、5人は川村被告の車で江別へ向かった」(事件記者)
午後11時頃に5人と八木原被告と長谷さんが合流。川口被告が長谷さんの主張に腹を立て、「なめてるのか」と言って腹を殴ったことから、集団リンチに発展した。当時の心境を瀧澤被告は「えっと思ってびっくりしたし、やばいなと思った」と語っている。
「川口被告は何度も長谷さんを殴りつけ、それを見た川村被告はDに、『次!』などと促した。この時点では瀧澤被告とDは暴行には加わらなかったが、二人は川口被告を止めるどころか『ウケる』『笑いが止まらない』などと言いながら笑って傍観していた」(同前)
その後、川村被告も長谷さんの顔を踏みつけるなどして暴行に加わり、さらに「服に血がついた」ことを理由に、金銭の要求が始まった。
「長谷さんのリュックをひっくり返す川口被告らの横で、瀧澤被告も『小銭入れは俺にちょうだい』などと同調。被告人質問でこの時のことを尋ねられると、瀧澤被告は『キター!って言って喜んだ。
罪悪感が少しあったが、クレカ取ったのは川口被告でしたし、お金をもらうのは僕だけではないと安心して、罪悪感より喜びを感じた』と話していた」(同前)
八木原被告と川村被告は長谷さんのクレジットカードを使い、コンビニでタバコ32箱と八木原被告の弁当を購入。八木原被告が現場に戻り、「反省してない、もっとやって」などと焚きつけたことで暴行は再開され、さらにエスカレートしていった。
「この最後の暴行は1時間以上続き、八木原被告以外の全員が関与したことが分かっている。瀧澤被告が証言台で語ったところによれば、Dは長谷さんの顔や腹部、背中などを数えきれないほど蹴っていたといいます。
長谷さんに馬乗りになって腹パン(腹を殴打)をした際には、太鼓のようなドンとした音が響いていたとも話している。その時には、長谷さんはもう、あまり動いていなかったそうです」(同前)
右腎臓の損傷は瀧澤被告の“ライダーキック”によるものの可能性がある
さらに、Dは「指紋が残るから」という理由で、長谷さんの服を脱がせて、全裸にしたという。
「瀧澤被告によれば、Dは長谷さんのパンツを脱がせるために、横をターボライターで炙って、切ったということだ。
その後、川口被告は長谷さんの頭髪、身体、陰毛などにも火をつけ、『いい感じに燃えてきた』などと囃し立てた。瀧澤被告自身も、川口被告に『根性焼きすれ』と促され、吸っている煙草を長谷さんに近づけたそうだ」(同前)
さらに瀧澤被告は、坂道で助走をつけ、「ライダーキック!」と言いながら長谷さんに二度の跳び蹴りをしている。これについて、瀧澤被告は、「ガチでやりたくなかったけど、笑い取れればもういいやと思って、暴力が終わると思ってやった。(川口被告が)動画撮りたいからもう1回やってと言ったので、もう一回やった」と話している。
この頃にはすでに長谷さんの顔面は腫れあがり、抵抗する力は残っておらず、言葉を発するのがやっとの状況だった。
その後、少年らは長谷さんからキャッシュカードを奪取し、暗証番号を聞き出すと、気温3度の公園に長谷さんを全裸のまま放置。コンビニで金をおろすと、全員で金を山分けし、ラーメンを食べに向かっている。
翌朝、心肺停止の状態で発見された長谷さんの死因は、外傷性ショック。全身の血液の20%~30%程度が失われ、損傷していないところがないほどのダメージを受けていた。
「解剖医によると、最も出血の多かった部位は頭部と顔面で、脳には急性硬膜下血腫やくも膜下出血もみられたそうです。髪の毛の一部は焼かれ、全身には円形のやけどと思われる部分もあったと言います。
解剖医は、瀧澤被告やDも加わった、最後の暴行によるダメージが最も大きく、映像などから急速に顔などの出血が広がり、弱っていく様子が見て取れたとも語っている。
長谷さんの背中側には、右腎臓の損傷も見られたが、これについて、瀧澤被告の“ライダーキック”によって損傷した可能性があるとも証言している」(同前)
「行きたくないけど、逆らうと面倒だから行ってくる」
Dは公判で、恩がある川口被告を「裏切りたくなかった。逆らえなかった」と語っている。だが、そのようにしてDたちが及んだ暴行が、長谷さんを死に至らしめる要因になったことは疑いようがない。さらに、解剖医は公判でこうも証言している。
「速やかに救急の専門的な病院に運ばれて、輸血などが行われていれば、十中八九、高い確率で助かっていた。ただし、脳機能には障害が残った可能性はあります」
6人のうち、誰か一人でも良心の呵責を覚え、行動に移していれば、長谷さんの命は救われていたのかもしれないのだ。
瀧澤被告の知人は、集英社オンラインの取材に対し、こう語った。
「瀧澤被告は事件当日、川口被告からドライブに誘われたことを家族に話して、『行きたくないけど、(逆らうと)面倒だから行ってくる』と出かけて行ったと聞きました。でもいくら川口被告に逆らえないからと言って、あんな野蛮な行為が許されるわけがない。重い罰が課せられても仕方ないと思います。彼にはきちんと罪を認め、償ってほしいですね」
5日には川村被告への被告人質問、そして川村被告への論告求刑が予定されている。
※「集英社オンライン」では、今回の事件について情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班