きのう(5日)夜、川崎市の東急田園都市線の梶が谷駅付近で、普通列車と回送列車が衝突し、車両が脱線した事故で、東急電鉄は回送列車の最後尾の車両が普通列車の進路上に残った状態だったため衝突したと明らかにしました。
東急電鉄によりますと、きのう(5日)午後11時すぎ、川崎市の東急田園都市線梶が谷駅に到着しようとした渋谷行きの普通列車が回送列車に衝突し、回送列車の先頭車両が脱線しました。
東急電鉄などによりますと、回送列車は車庫に向かっていたところでしたが、規定の速度を超えて走行したため、オーバーランなどを防ぐシステムが作動してブレーキがかかり、所定の位置よりも手前で停車しました。
この時、回送列車の最後尾の車両が普通列車の進路上に残ったままだったため衝突したということです。
回送列車は見習い運転士が運転していましたが、指導役の運転士も乗っていたということです。
国の運輸安全委員会は現地に事故調査官を派遣し、事故の原因などを調べることにしています。
この事故の影響で、田園都市線は始発から渋谷駅と鷺沼駅の間で運転を見合わせているほか、大井町線でも二子玉川駅と溝の口駅の間で運転見合わせとなっています。
運転再開のめどはたっておらず、東急電鉄は振り替え輸送を実施しています。
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茂木氏、重要閣僚で処遇=高市氏、自民四役の調整急ぐ
自民党の高市早苗総裁は6日、党役員と、首相に就任した場合の閣僚人事について検討を続けた。新たに、総裁選で争った茂木敏充前幹事長(69)を重要閣僚で処遇する見通しとなった。党四役のうち、幹事長に麻生派の鈴木俊一総務会長(72)の起用を固めており、政調会長などの調整を急いで7日にも党の新執行部を発足させたい考えだ。
高市氏は6日午前、東京・赤坂の衆院議員宿舎で過ごし、人事の検討を続けた。
茂木氏は旧茂木派の会長を務め、総裁選の決選投票では高市氏への投票を指示した。高市氏と保守的な政治姿勢を共有する同派の木原稔前防衛相(56)を、官房長官に充てる案も浮上している。
党役員人事では、麻生派会長の麻生太郎最高顧問(85)について、副総裁に再登板させることを検討している。ただ、麻生氏は態度を明らかにしておらず、高市氏周辺は「引き受けてくれるかどうかだ」と語った。
高市氏は派閥裏金事件に関与した議員の登用も排除しない意向。旧安倍派からは萩生田光一元政調会長(62)の処遇を求める声が出ており、世論や党内からの批判を見極め、慎重に判断する考えだ。
このほか、総裁選に出馬した小泉進次郎農林水産相(44)、小林鷹之元経済安全保障担当相(50)、林芳正官房長官(64)も要職で起用する方針。 [時事通信社]
焼けるような激痛に呼吸困難も…有毒「アカカミアリ」上陸を阻止できない輸入大国の弱点
特定外来生物の有毒アリ「アカカミアリ」が全国の港などで過去最多ペースで発見されている。今年7月には神戸市内の港で約1千匹が見つかった。貨物にまぎれて侵入したとみられる。ヒアリより毒性は弱いが、刺されると焼けるような痛みに襲われ、アレルギー反応によるアナフィラキシーショックなどを引き起こす。増え続ければ人的被害にとどまらず、日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがあり、関係機関は警戒を強める。
海外貨物に紛れたか
アカカミアリは、アリの一種で米南部から中南米にかけて分布。赤茶色で体長は3~8ミリ。頭部は大型で、四角い形状なのが特徴だ。今年7月15、17日には、神戸市のポートアイランドと、六甲アイランドのコンテナヤードでそれぞれ見つかった。ポートアイランドでは、中国・大連からの貨物を開封した際にコンテナ内で発見。コンテナヤードを含め約800匹が確認された。六甲アイランドでは、同様にフィリピンからの貨物のコンテナ内とコンテナヤードで約160匹が見つかったという。
神戸市によると、周辺への拡散はなかった。さらに一般人の立ち入りが禁じられた区域のため、人的被害もなかったという。市は、殺虫剤入りの餌(ベイト剤)をまく対策を施した。担当者は「水際対策をしっかりとしていきたい」と話す。
刺されるとアナフィラキシーショックも
もし刺された場合、20~30分程度は安静にしては体調に変化がないか注意する。刺された場合はアナフィラキシー症状で呼吸困難などを引き起こすことさえある。容体が急変したときは救急車を呼ぶか、すぐに医療機関を受診し、「アリに刺されたこと」「アナフィラキシー症状の可能性があること」を伝える。
アカカミアリの発見は各地で報告されている。 環境省によると、統計を取り始めた平成29年以降、令和6年の1年間は過去最多となる33例が確認された。今年は1~8月で、神戸市内だけでなく、東京都内、大阪市内、神奈川県内などでも17例が報告され、すでに昨年を上回るペースで推移している。
国は、数年前から国内で発見事例があるヒアリなどとともに蔓延(まんえん)した場合、生態系に重大な影響を及ぼす恐れがある「要緊急対処特定外来生物」に指定している。
輸入大国・日本、外来生物対策の難しさ
なぜアカカミアリの発見事例が増えているのか。
生物学者で、国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇(ごか)公一特命研究員は増加の背景は「日本の貿易体制にある」と指摘する。五箇氏によると、日本には60以上の貿易港があり、日々外国からの多くの貨物が運び込まれている。「日本は輸入大国のためオーストラリアやニュージーランドのような厳格な外来生物対策を実施することが難しい」。
ヒアリの9割は中国南部の貨物にまぎれて侵入したとみられるのに対し、アカカミアリの侵入ルートは様々な国や地域を経由している。五箇氏は、アカカミアリが日本に侵入した場合、人的被害のみならず生態系にも影響があると危機感を示す。アリ類を含む昆虫類や爬虫(はちゅう)類など在来の小動物への影響による生態系システムの攪乱(かくらん)が予想されるという。
五箇氏は、各国が外来生物の侵入阻止のみならず、自国から出さないよう努力をする強制力を伴うシステムの構築が急務だとし、「国際的な枠組みや条約の整備が必要だ」と訴える。
そのうえで「まずは日本が輸入依存国であることを自覚し、輸入に伴って危険な外来生物も流入し続けているのだということを考えてもらいたい」と語った。(浦柚月)
クマに襲われたか1人死亡、1人行方不明 捜索再開もいまだ発見に至らず 宮城・栗原市
宮城県栗原市では、クマに襲われ行方がわからなくなったとみられる女性の捜索が続いていますが、発見には至っていません。
栗原市の栗駒山では今月3日、キノコ採りに入った志水春江さん(75)がクマに襲われて死亡、一緒にいた70代の女性もクマに襲われたとみられ行方不明となっています。
警察はけさから捜索を再開していますが、危険なため山林の奥深くには入れず女性の発見には至っていません。
また、市はきょう、クマの捕獲に向けて箱わなを新たに一か所設置したということです。
宮城県内では、おとといも自宅の庭で農作業していた女性がクマに襲われけがをするなど、各地でクマの出没が相次いでいます。
回送列車の一部車両が普通列車の進路上にはみだしたまま停車し衝突 回送列車は“見習い運転士” 東急田園都市線・列車衝突事故
東急田園都市線で列車同士が衝突し、脱線した事故で、衝突された回送列車が普通列車の進路上にはみだしていたことが分かりました。現場から中継です。
先ほど、国の運輸安全委員会の事故調査官3人が現場に到着し、調査を開始しています。
きのう夜、川崎市の東急田園都市線・梶が谷駅に到着しようとした普通列車が停車中の回送列車に衝突し、回送列車の一部の車両が脱線しました。
普通列車の乗客149人や運転士にけがはなかったということですが、午前11時50分現在も、▼田園都市線では渋谷から鷺沼駅で運転を見合わせていて、▼大井町線では二子玉川から溝の口駅で運転を見合わせています。
利用客 「娘の誕生日でサンリオピューロランドまで行く予定で。渋谷までとまってるのでタクシーで最寄りの駅まで」
東急電鉄などによりますと、回送列車の運転士は見習いで、規定の速度を超えオーバーランのおそれがあるとの警告信号を受けて、所定よりも手前で停車。その際、一部の車両が普通列車の進路上にはみだしていたということです。
国の運輸安全委員会は事故の原因などを調べています。
田園都市線の脱線事故 林官房長官「国交省が原因究明など指示」
林芳正官房長官は6日の記者会見で、川崎市の東急田園都市線で起きた列車同士の衝突・脱線事故について、国土交通省が東急電鉄に対し、原因究明と再発防止策の検討を指示したと明らかにした。
林氏は「輸送の安全確保は鉄道事業者にとって最も重要な使命だ。今後、国交省において東急電鉄からの事故原因などについての報告も踏まえ、鉄道の安全、安定輸送に向けて、必要な指導を行っていきたい」と述べた。
6日午前10時時点で負傷者はいないものの、全線再開のめどは立っていないという。【竹内望】
東急田園都市線・大井町線、運転再開の見通し立たず…梶が谷駅での衝突・脱線事故で始発から一部で見合わせ
5日午後11時5分頃、東急電鉄田園都市線・梶が谷駅(川崎市高津区)で列車同士の衝突、脱線事故があった。けが人はなかった。事故の影響で同線は6日の始発から鷺沼―渋谷駅間、並走する東急大井町線の溝の口―二子玉川駅間で運転を見合わせている。これらの区間については午後3時現在、運転再開の見込みは立っていない。
東急電鉄などによると、梶が谷駅の留置線にとどまっていた回送列車(10両編成)に、中央林間発渋谷行きの上り列車(10両編成)が衝突。回送列車の最後尾の車両が脱線した。列車の乗客・乗員151人と、回送列車の乗員3人にけがはなかった。
回送列車は事故の直前、留置線に向けて走行し、所定の停車位置より手前で停止していた。その際、車両の一部が留置線上からはみ出した状態だった。列車の運転士は回送列車が通常より近い位置に止まっていることを確認して非常ブレーキをかけたが間に合わなかったという。本来なら列車側の自動列車制御装置(ATC)が作動して衝突前に停止するはずで、何らかの理由でATCが正常に作動しなかった可能性がある。
国の運輸安全委員会は6日、鉄道事故調査官を現場に派遣した。
千葉県庁内に不審物…実は「水」でした 本庁舎1階閉鎖、特殊災害車両駆けつけ一時騒然
千葉県の県庁本庁舎(千葉市中央区)で6日、不審物が発見され、一時騒然となった。県によると、同日午前8時20分ごろ、本庁舎1階の県民ホールで「透明な液体が入ったポリ袋がある」と守衛から県管財課に不審物の連絡があり、県は110番通報した。
県警のほか、千葉市消防局の特殊災害対応車など計10台が出動し、本庁舎1階の出入りを封鎖する厳戒態勢となったが、液体を調べた結果、水だったことが判明した。県は午前9時50分ごろ、閉鎖を解除した。
県によると、脅迫めいた文書やメールは同日午前時点で届いていない。県担当者は「何かを冷やす氷入りのポリ袋を誰かが置いたままにしたのではないか」と推測する。
高騰狙い?ベトナムからコメ45トン密輸か 容疑で夫婦を逮捕 大阪
ベトナムからコメを密輸したなどとして、大阪府警は6日、食品輸出入販売会社を経営するベトナム国籍の女性と、日本人の夫を植物防疫法違反(輸入の制限など)と関税法違反(無許可輸入未遂)の疑いで逮捕した。府警は国産米の価格が高騰する中で、容疑者らが他の食品と偽って不正に国内に運び入れたコメを販売していた可能性があるとみて、流通の実態解明を進める。
逮捕されたのは、食品輸出入販売会社「フレッチ」を経営するチャン・ティ・トゥ・フェン(36)=東大阪市=と、夫で自営業の武重智之(47)=同=両容疑者。武重容疑者が輸入に必要な日本での手続きを担当していたとみられる。
2人はベトナム国内の協力者と共謀し、6月中旬から下旬にかけてコメ約45トンを緑豆と偽り、ベトナムから日本国内に密輸した疑いが持たれている。
府警生活環境課によると、海外からコメを輸入する際は植物防疫所に対し、輸出国側が発行した検査証明書などを届け出る必要がある。しかし容疑者らはこれらの手続きをせず、日本で必要な検査も受けていなかったとされる。
大阪税関には輸入品は大量の緑豆だと申告していた。緑豆はコメに比べて関税が低いことから、府警は高額な税金の支払いを免れるために虚偽の申告をしたとみている。
密輸されたのは、日本のコメと同じ短粒種「ジャポニカ米」とみられる。2200個以上の段ボールが二つのコンテナに積まれ、貨物船で大阪市内の大阪港に運ばれてきた。
6月25日に大阪税関による貨物検査で密輸が発覚。通報を受けた府警が関わった人物の特定を進めていた。
国内では2024年夏ごろからコメ不足が深刻になり、25年にかけて国内産の価格が高騰。農林水産省によると、25年5月中旬に全国のスーパーで販売された5キロ当たりの平均価格は4285円で、過去最高値を記録した。
その後、政府が備蓄米を市場に放出するなどの対応を取ったが、依然として高い水準で価格が推移している。
府警が調べたところ、容疑者らの会社は25年に入って以降、6月までに20回以上にわたって大量の緑豆をベトナムから輸入したとする記録があった。
府警は輸入された緑豆が実際にはコメだった疑いがあるとみている。価格高騰に伴いコメ不足が深刻化していた時期と重なっており、府警は容疑者らが海外から密輸したコメを国内産と偽って販売していた可能性も視野に調べる。【井手千夏】
【速報】「Aぇ! group」草間リチャード敬太さん釈放 謝罪し報道陣に頭を下げる「お騒がせして申し訳ございませんでした」目には涙
旧ジャニーズ事務所のタレントらが所属する「STARTO ENTERTAINMENT」の、アイドルグループ、Aぇ! groupの草間リチャード敬太さんが、先ほど釈放され、報道陣の前に姿を見せました。
捜査関係者によりますとAぇ! groupのメンバー、草間リチャード敬太さんは、今月4日の午前5時半ごろ、東京・新宿区のビルの出入口付近で、下半身を露出したとして、公然わいせつの疑いで逮捕されていました。
草間さんは6日午後、身柄が置かれていた警視庁・三田警察署で釈放され、集まった報道陣を前に「このたびはお騒がせして申し訳ございませんでした」と目に涙を浮かべながら謝罪し頭を下げました。
さらにもう一度「申し訳ございませんでした」と頭を下げ車に乗り込みました。
草間さんが所属するSTARTO社は「深くお詫び申し上げます」「本件の社会的影響を重く受け止め、草間の活動を休止させていただくことと致します」とコメントしています。
今後は、在宅での捜査が続けられることとなります。