部下に「バカ」「アホ」「殺す」と暴言、バインダーを机にたたきつける…陸自1佐を懲戒処分

陸上自衛隊明野駐屯地(三重県伊勢市)は10日、航空学校の50歳代の1佐を同日付で停職5日の懲戒処分にしたと発表した。
発表によると、1佐は昨年3月~今年1月頃、勤務していた青森駐屯地で7人の部下に対し、作成した資料の内容が不十分だとしてバインダーを机にたたきつけたほか「バカ、アホ、殺す」と暴言を吐き、精神的苦痛を与えたとされる。
被害を受けた隊員がハラスメント担当に相談して発覚した。1佐は「深く反省している」と話しているという。

紛失防止タグの悪用も規制対象に ストーカー規制法改正案を閣議決定

政府は11日、「紛失防止タグ」を無断で取り付け、位置情報を取得する行為を規制対象に加えるストーカー規制法改正案を閣議決定した。被害拡大を防ぐため、被害者からの申告がなくても警察が職権で加害者に警告を出せる規定も盛り込んだ。政府は、改正案を開会中の臨時国会に提出し、早期成立を目指す。
紛失防止タグは、所持品に付けることで、なくした後の所在を無線通信でスマートフォンから把握できる。2000~3000円で市販され、2021年ごろから普及し始めた。
それに伴い悪用も進んでいる。警察庁によると、紛失防止タグを使われて居場所を特定されるなどのストーカーに関する相談は、22年の113件から24年に370件へと約3倍に急増。25年は9月までで、24年の1年分を上回った。
改正案では、紛失防止タグの無断取り付けやタグによる位置情報の取得を禁止する。位置情報を取得できる全地球測位システム(GPS)機器の悪用は21年の改正で規制されており、警察庁は「対象外だった紛失防止タグが使われるようになった」とみて対策を強化する。
また、ストーカー被害を訴えていた川崎市の女性(当時20歳)が殺害された事件を受け、被害者の申し出がなくても警察の職権で加害者に警告できるようになる。
より重い行政処分の「禁止命令」は現行法でも警察の権限で出せるが、証拠集めに時間がかかる。このため、数日で出せる警告にも職権が及ぶようにした。
このほか、警察は探偵業者らに対して、ストーカー行為をする恐れのある人物に、相手の個人情報を提供しないよう求めることができる規定も追加する。違反すると業者は行政処分の対象となる。
また、被害者の雇用主が被害の拡大防止の観点から、テレワークを認めるといった勤務形態への配慮や、ホームページからの個人情報の削除などに取り組むことも努力義務として盛り込んだ。【深津誠】

車にはねられた男性「ボンネットにしがみついている」と通報、振り落とし逃げた運転手を殺人未遂容疑で逮捕

三重県警伊賀署は10日、中国籍で東京都小金井市、タクシー運転手包健将容疑者(38)を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。
発表によると、包容疑者は10日午後9時頃、三重県伊賀市の名阪国道の伊賀サービスエリア(SA)の駐車場で、奈良県天理市の会社員男性(46)をはね、ボンネットに男性を乗せた状態で約50メートル走行した疑い。
男性は携帯電話で「相手の車のボンネットにしがみついている」と110番した。包容疑者は急発進や急停車、蛇行運転をして男性を振り落とし、そのまま逃げた。男性はひじに痛みを訴えているという。
県警は逃げた車を捜索し、約30分後、高速道路を走行していた包容疑者を見つけた。伊賀SAから約40キロ・メートル離れていた。
包容疑者は勤務時間外で、マイカーでSAを訪れ、駐車位置を巡って男性と口論になった。調べに対し、「相手の男をボンネットに乗せて走ったが、殺そうとしたわけではない」と話しているという。

高市首相「各国首脳を射止めた」外交術が凄いワケ

首相就任から、次々と外交デビューを果たしてきた高市早苗氏。その多くが賞賛を集める結果となっている。
【写真】「これは日本人はなかなかできない」高市首相の“凄い外交術”がわかるシーン
たとえば、2025年10月末のASEAN首脳会議の壇上。男性リーダーたちの間に漂う硬質な空気の中で、高市早苗首相は、入場からわずか数秒で会場の視線を集めた。その立ち居振る舞いには、空気を変える力があった。
日本初の女性首相として世界の注目を浴びる中、彼女の振る舞いには常に、「自らが場の中心に立つ存在である」という確信があった。
「世界の真ん中で存在感を示す日本外交を取り戻す」という明確な意志が、その一挙手一投足ににじんでいるのだ。
高市首相の「姿勢」が印象づけるもの
一方、2024年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)で、同じく外交の舞台に立った石破茂前首相の所作は、その対極にあった。
会場に入ると、椅子に腰を下ろしたまま手元のスマートフォンや資料に視線を落とし続け、挨拶に訪れた各国首脳に対しても、立ち上がることなく座ったまま握手を交わした。
その姿勢は無作法として受け取られるだけでなく、相互理解の機会を自ら閉ざしているようにも見える。こうした振る舞いが重なると、場の流れは停滞し、会話の熱が失われていく。
国際交渉の現場では、ほんのわずかな表情や動きが空気を左右する。そしてリーダーの所作は、発言以上にその国の姿勢を語る。
最近、ASEAN首脳会議、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議と続いた、外交シーンでの高市氏の立ち居振る舞いを手がかりに、リーダーが持つべき“存在感”について考えてみたい。

高市首相の印象を決定づけているのは、まず姿勢である。
会場に入る際、耳と肩のラインが横から見て一直線に揃い、胸が自然に開いている。腕を前後にしっかり振る歩き方は、堂々としていながらも力みがない。背筋の伸びた姿勢は、観察する側に「落ち着き」「能力」「信頼」を感じさせる。
これらは心理学やリーダーシップ研究でも繰り返し示されてきた傾向だ。

姿勢とは内面の秩序を映すサインである。高市首相の身体の安定感は、「揺るぎのない判断軸を持つ人」という印象を瞬時に生み出していた。
その安定感は、あらゆる動作の端々にも一貫して見られた。
動作に無駄がなく、相手と対話するときも、身体の軸をぶらさずに毅然とした姿勢を保ちながら自然な距離で向かう。その構えが、安心感だけでなく存在の厚みを生み出している。
行動の目的が明確で、無駄な動きが少ない人ほど、内面にぶれがない印象を与える――その視覚的効果を、彼女は自然に体現していた。

「相手の目線を離さない」アイコンタクト
各国の首脳との挨拶で、彼女は相手の視線が自分を捉える前にまっすぐ視線を送る。挨拶を終えるまで相手の目線を離さず、終えた瞬間には次の首脳とすぐにアイコンタクトを交わす。
ほんの数秒で相手が入れ替わる中で、1人ひとりと密度の高い視線を保つのは容易ではない。別れ際まで視線を交わすその丁寧さが、形式を超えた誠実さと主導的な姿勢を同時に印象づけている。

発言の冒頭や挨拶の転換点では、眉をふわりと上げる、いわゆる「アイブロウ・フラッシュ」が見られた。心理学では、関心と親しみを示すサインとして知られている。
多くの日本人にとっては照れくさく、意識して行えば不自然に見えがちだが、彼女の場合、その一瞬が自然で温度を帯びている。その微細な表情が、相手に安心感を与えながら対話を前に進める力になっている。
さらに、口元のわずかな動きが、感情のニュアンスをよく伝えている。発言に合わせて口角がしっかりと動き、頬と目元が同時に反応する。
心理学の研究では、日本のように目元から感情を読み取る文化もあれば、口元の変化を重視する文化もあることが知られている。
高市首相は、そのどちらにも自然に対応できる表情を備えている。理性的でありながら温かみを感じさせるその表情は、どの国の相手に対しても安心感と信頼をもたらす。この柔軟さこそ、国際社会で評価されるリーダーの特徴である。

「絶妙すぎるタッチ」で相手の領域へ踏み込む
外交の現場で問われるのは、発言内容だけではない。どの距離で、どの角度で、どのように相手に向かうか。その一瞬の動作が、交渉の温度を決める。
高市首相は相手の領域に踏み込みすぎず、しかし自然に能動的に踏み込む。
たとえば、相手国の首脳が座るテーブルに近づく際、相手の椅子やそのテーブルの端に軽く手を添えて言葉を交わす。わずかな所作だが、相手の領域に敬意を払いながら、自分の存在を場の中心へ自然に溶け込ませる絶妙な動きである。

また、相手の反応に合わせて身体の角度や動きを細やかに変える。相手が膝を折って慎ましやかに挨拶すれば、自らも同じ姿勢で応じ、リラックスしている相手には軽やかな身振りでテンポを合わせる。

こうした柔軟な反応は、単なる礼儀ではなく、関係構築の一部である。外交では、自国の立場を主張することと同じくらい、相手の文化や距離感に合わせて“歩み寄る柔軟性”を見せることが重要だ。その「合わせる力」が、日本という国の印象を硬直ではなく協調として伝える。
1人のリーダーの身のこなしが、国家全体の“関係の姿勢”を映し出す。それを体現しているのが高市首相の非言語戦略である。

また、会議開始前の控え室では、中国の習近平国家主席やインドネシアのプラボウォ大統領、フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領など多数の各国首脳と順に挨拶を交わした。

短時間で多くの要人と1人ずつ向き合い、表情や姿勢を瞬時に切り替えながら言葉を交わす。その動作の1つひとつが、外交の“信頼形成”そのものである。
形式的に座って待つだけでは得られない、自ら動くことで関係を築く力が、そこには感じられた。その姿は、国としての存在感を静かに一歩前へ押し出しているように見えた。
日本外交に再び見えた「品格ある主導性」
APEC首脳会議以降の一連の外交においても、高市首相の振る舞いには、「日本という国は自信と敬意をもって対話する」という一貫したメッセージが息づいていた。
アメリカのドナルド・トランプ大統領、韓国の李在明大統領、そして中国の習近平国家主席との会談でも、多様な文化・宗教・価値観が交錯する国際社会の中で、彼女は“支配”でも“服従”でもない第3の姿勢――すなわち節度ある主導性を静かに示してみせた。

長らく「調整型」と評されてきた日本外交だが、彼女の立ち姿には、調整を超え「構築」へと向かう意志が宿っている。
立場を主張する強さと、韓国の国旗に対しても一礼を見せたように、相手を尊重する柔軟さ。その両方を1つの身体に同居させることができる高市首相は、リーダーとして、少なくとも外交面においてはパーフェクトな資質を持っていると言えるだろう。
高市早苗首相が示した“存在感”は、日本人が長らく見失っていた「品格と主導性の両立」が、いまも確かに可能であるということを、静かに教えてくれる。
安積 陽子:ニューヨーク州立ファッション工科大学主任講師/国際イメージコンサルタント

神奈川県職員の男、神戸で女子高生のマンション侵入容疑…「制服もっと見ていたかった」

オートロックをすり抜ける「共連れ」と呼ばれる手口で、女子高生の後をつけてマンションに侵入したとして、兵庫県警灘署は9日、神奈川県職員の男(36)(横浜市港北区)を邸宅侵入の疑いで逮捕した。「女子高生の制服をもっと見ていたいがために、一緒に入った」と容疑を認めているという。
発表では、男は11月4日午後4時15分頃、神戸市灘区のマンションで、下校中だった住人の女子高生の後に続いて侵入した疑い。女子高生は不審に感じてエレベーターには乗らず、外に出て親族に連絡したところ、立ち去ったという。
同署によると、男は3~6日は休日で、神戸市内のホテルに滞在していた。「以前から女子高生の制服に興味があった」などと説明しているという。

N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

「法律のプロ」を自称し、デタラメを吐き散らかしてきた政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が9日、兵庫県警に逮捕された。1月に自殺した元兵庫県議に対する名誉毀損の疑いだ。
立花容疑者は前市長の学歴詐称疑惑に端を発した静岡県伊東市長選(12月7日告示、14日投開票)に向けた出馬会見をきょう開く予定だった。「公職候補者」の立場を悪用し、当局の追及から逃れる小ざかしい作戦は破綻。執行猶予中の身でもあり、ついに塀の向こうに落ちる可能性がある。
とかく騒ぎを起こしてきた立花容疑者は、2023年3月にNHKに対する威力業務妨害などの罪で懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決が確定した。
24年に斎藤兵庫県知事のパワハラ疑惑などが表沙汰になると食いつき、「2馬力選挙」で支援し、その過程で県の百条委員会のメンバーだった竹内英明県議を「黒幕」と名指しするなどして誹謗中傷。斎藤再選の翌日に竹内氏が辞職した後も立花容疑者は「警察の取り調べを受けているのは間違いない」と断言し、竹内氏が亡くなった翌日には「明日逮捕される予定だったそうです」とデマを流布。竹内氏の妻が6月に立花容疑者の発言内容は虚偽だと告訴していた。
数年前から〈自己破産するしかない〉と口に
立花容疑者は逮捕前日、X(旧ツイッター)に〈今夜は、大阪に居ます!〉とバイト先のバーへの来店を呼びかけていた。
N党に詳しい選挙ウォッチャーちだい氏はこう言う。
「何をやっても捕まらないと自慢してきた立花氏は、逮捕を全く予期していなかったようです。余裕をかましていた。支持者らは〈逮捕はゴールじゃない〉と無罪の可能性を信じていますが、立花氏の嫌疑はこれにとどまらない。百条委の委員長を務めた奥谷謙一県議からも名誉毀損などで告訴され、書類送検された。『私人逮捕』と称して首をつかまれた被害者からは逮捕致傷罪で告訴され、受理されている。兵庫だけでこれだけの問題を起こしてきたのですから、逮捕を契機に関連捜査も進展することを期待しています」
立花容疑者はカネにまつわるトラブルも抱えている。「みんなでつくる党」(みんつく=大津綾香党首)は5月、業務上横領の疑いで立花容疑者を警視庁に刑事告訴。受理された。みんつくの前身はN党で、23年8月まで代表だった立花容疑者はユーチューブを通じて「年利5%」「返済期限なし」「1口100万円」での借り入れを不特定多数の視聴者に呼びかけ、約8億円を集金。そのうち約3.5億円を無利子・無担保で自己貸し付けし、回収不能となっているという。
「みんつくの破産が先月末に確定し、破産管財人からも約3.5億円の返済を強く迫られつつあり、資金繰りは相当窮していた。伊東市長選の立候補にあたっては100万円の供託金が必要で、当初は選挙事務所を構えるような話をしていましたが、尻すぼみになっていった。2年ほど前から〈自己破産するしかない〉と口にしていました」(ちだい氏)
立花容疑者は億単位の借金のほか、税金滞納も公言。デタラメの代償はキッチリ払わせなければダメだ。
◇ ◇ ◇
立花容疑者の暴走ぶりは、【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

仲代達矢さん、死去 92歳 「影武者」「乱」など黒澤明監督作品に出演

黒澤明監督「影武者」「乱」などで日本を代表する俳優として知られる仲代達矢さんが死去したことが11日、分かった。92歳だった。劇団俳優座の舞台から役者人生が始まった仲代さんは、映画で有名になり、黒澤組を飾った名優の1人として国際的にも評価された。75年からは私財で俳優を養成する「無名塾」を始め、役所広司、若村麻由美らを輩出。昭和、平成、令和にわたって第一線を張り、生涯現役を貫いた。
仲代さんは現役を貫き、90歳をこえても、その意欲は衰えることがなかった。今年6月には無名塾公演「肝っ玉おっ母と子供たち」を「第2の故郷」と話していた石川・七尾市の能登演劇堂で上演。仲代は戦場を渡り歩く主人公の女商人“肝っ玉おっ母”を力強く演じていた。
15年に文化勲章を受けた。俳優では2013年の高倉健さん(14年死去、享年83)以来。「七人の侍」(1954年)で仲代さんを映画の世界に誘った黒澤明監督も、85年にこの勲章を得た。62年かけ、尊敬する黒澤さんに並んだ。文化勲章受章時の取材で俳優人生について語っていた。
「想像もしなかった。大変うれしい。現役の俳優生活もそろそろ(終わりか)と思っていたところ、こんな賞をいただき。もう少しだけやろう、と思う」
劇団俳優座で役者人生をスタート。自身のベストワンに挙げる小林正樹監督「切腹」を始め、黒澤作品の常連として「用心棒」「天国と地獄」「影武者」「乱」に出演。カンヌ映画祭など国内外の映画賞も受賞してきた。75年春、(脚本家で演出家の)宮崎恭子夫人(96年死去、享年65)と「無名塾」を設立。「有名な役者も無名に返って修業する場があるべき」という思いが原点。最初は新人養成はその一部だったが、役所広司らが生まれた。文化勲章受章時の会見も年表のように写真が並ぶ40年間の思い出の詰まった無名塾でだった。仲代さんの隣に置かれた椅子は、恭子夫人が愛用したもの。「仏壇にも『こんなすてきな賞をいただいたよ』と報告して。『よくやったね』とほめてくれるんじゃないでしょうか」。妻を亡くし、一時は「3年間、記憶がないほど」の喪失感にも襲われたが、時間をかけ、再び生きる力を取り戻した。
舞台、映画、後進の育成と大きな柱3本で、これほどまで実績を残した人は他にいない。「黒澤監督が受章されたときのことは覚えています。大喜びされてね。お酒を飲み交わしました。高倉さんとは、一度も交流する機会はありませんでしたが」
父親を早くに亡くし、小学校時代は転校を繰り返した。「いじめられ、毎日泣いた。内気で引っ込み思案だった私が、まさか人前で演じる仕事をするとは」いまも不思議に思うことがあるという。「学歴がなくて食っていくためにはボクサーか役者しかなかった」。ボクシングも約1年半やってみたが、ある人に「顔がいいのだから」と俳優を勧められ、人生は大きく変わっていった。映画・演劇史に残したものは、あまりにも大きい。
◆仲代 達矢(なかだい・たつや)本名・仲代元久。1932年12月13日、東京・目黒生まれ。52年俳優座養成所の第4期生。55年劇団俳優座に入団し「幽霊」で初舞台。小林正樹監督「人間の條件」「切腹」「怪談」、黒澤明監督「用心棒」「天国と地獄」「影武者」「乱」など。芸術選奨文部大臣賞、紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞、仏文化省から芸術文化勲章シュバリエ、カンヌ映画祭、ブルーリボン賞など国内外で受賞多数。75年より宮崎恭子夫人と「無名塾」設立。2007年文化功労者、15年文化勲章。

「消費税ゼロ」から商品券にトーンダウンで国民ガクッ、高市首相でも“財務省の壁”は超えられない?

内閣支持率は驚異の82%(JNN、11月の世論調査より)と、国民からの絶大な人気を誇る高市早苗首相(64)。そんな国民の期待を一心に背負う新政権の「経済対策の素案」が明らかになった。
11月10日配信の「共同通信」記事によると、【地域で利用できるプレミアム商品券やマイナポイントの発行を支援する】として、物価高への対応として「商品券」や「マイナポイント」の配布で個人消費を促すというもの。
すでに検討が表明されている、コメ価格高騰の対応策とする「おこめ券」も含めた“バラマキ”政策が、高市内閣が掲げる経済対策の柱になりそうだ。しかしーー、
《結局高市さんも商品券なんだ。 ガッカリ。》 《これなら石破の2万円の方がまだマシだったな》 《高市を支援している皆さん。 これが自民党クオリティです。 変わらないんですよ、誰がなっても。》
ネット上では案の定、これまで同様の岸田文雄(68)・石破茂(68)前首相らによる自民党お得意の“バラマキ”政策にガッカリする国民の声が上がっている。
その根本にあるのが、高市首相が権力を握る前に声高に訴えていた「消費税減税論」だ。
「国の品格として消費税率は0%」
石破前首相が物価対策に追われていた5月、消費税に関する党勉強会の後に記者団の取材に対して、
「けがをしたり、障害を持っていたりして、働けない方や退職された方も含めて、食料品高くて、今、多くの方がお困りであれば、食料品の税率を0%にするというのは、一つの考え方じゃないかなと私は思いました」
食料品にかかる消費税の軽減税率を「8%から0%への引き下げ」と主張。さらには別日にも、「国の品格として、食料品の消費税率は0%にするべき」と“国の品格”にまで関わる“政策”とも言ってのけた。
「それがわずか5か月、首相になった途端のトーンダウンに消費税ゼロを期待していた国民にしてみればガッカリは当然です。
しかも野党から追及を受けた際、“日本の遅れたレジシステムのせい”とした高市さん。消費税を引き上げる際には迅速な対応が施されるのに、引き下げ時には“時間がかかる”との弁明に納得する国民は少ないでしょう」
石破前首相も「レジシステムがーー」
与党に近しい政治ジャーナリストも指摘する「レジのせい」発言。実は5月にも、立憲民主党・野田佳彦代表(68)との党首会談で食料品の消費税ゼロ案を提案された際、石破前首相による「システム変更に1年かかる」との同様の反論。消費税減税を指摘された際の、自民党内で定められた“テンプレ”発言にも思える。
「おそらく高市さんの消費税ゼロ案は本気だったと思います。しかし、総裁選で彼女を後押しした麻生太郎副総裁(85)は減税に明確な“NO”を突きつけています。麻生さんは約9年間にわたって財務大臣を務めた、今でも財務省に影響力を持つ政治家です。
高市さんも首相になってあらためて麻生さんの存在感、大きな“壁”であることを認識させられているでしょう。彼女の手腕が発揮されるのは“2次内閣”と考えますが、その時までに“壁”を取り払うことができるかどうか」(前出・ジャーナリスト)
支持率が下落する前に、か。

俳優の仲代達矢さん死去、92歳 「人間の條件」「影武者」主演

映画「人間の條件」や黒沢明監督の「影武者」などに主演した日本を代表する俳優で、主宰する「無名塾」で後進の育成に力を注いだ文化勲章受章者の仲代達矢(なかだい・たつや、本名元久=もとひさ)さんが8日午前0時25分、肺炎のため東京都の病院で死去した。92歳。東京都出身。葬儀は関係者で行う。お別れの会は予定していない。
無名塾によると、石川県七尾市の能登演劇堂で5、6月に開いた能登半島地震復興公演で主演した後、「次回公演に向けた稽古を始めていたところ」だったという。
1952年に俳優座養成所に入所。彫りの深い顔立ちと重量感ある演技で注目され、小林正樹監督の映画「黒い河」などに出演した。小林監督の大作「人間の條件」シリーズで、反戦思想ゆえに戦場で苦悩する主人公を演じきり、スター俳優の地位を確立した。
黒沢作品は、「用心棒」「椿三十郎」で三船敏郎さん演じる用心棒と壮絶な一騎打ちを繰り広げる敵役を好演。カンヌ国際映画祭の最高賞受賞作「影武者」や大作「乱」に主演し、国際的にも評価された。

土佐清水市長や市議ら4人、施設改修工事で最低制限価格を漏らした疑い…高知県警が逮捕

高知県土佐清水市発注の施設改修工事で最低制限価格を漏らしたとして、高知県警は11日、同市長の程岡庸容疑者(66)と同市議の永野裕夫容疑者(67)ら4人を官製談合防止法違反容疑などで逮捕した。
他に逮捕されたのは、いずれも同県四万十市の会社役員で84歳の男と66歳の男の両容疑者。
発表によると、程岡容疑者は5月28日に市が実施した「宿泊型多文化共生コミュニティ施設改修工事」の指名競争入札で、秘密事項である最低制限価格を永野容疑者に漏らし、永野容疑者から84歳の男、66歳の男に価格が伝わり、66歳の男が経営に関わる会社に最低制限価格に近い金額で落札させた疑い。
程岡容疑者は土佐清水商工会議所会頭を経て、2023年10月の市長選で初当選した。