横浜の中1、いじめで不登校 第三者委「学校側の対応に遅れ」

横浜市立中学校で2022年度、いじめを受けた1年生の男子生徒が不登校になる事案があり、第三者委員会の調査報告書が30日公表された。学校側に認知や対応の遅れがあったと指摘した。
同級生から「汚物」と言われ
報告書によると、生徒は22年10月~23年1月、ほぼ毎日、複数の同級生から「汚物」「臭い」「シラミだ」と言われた。23年1月ごろから欠席しがちになった。7月に不登校になった後、転校した。
学校は22年9月と12月の定期アンケートでいじめを事実上把握。だが適切な聞き取りをせず、いじめの認知や対応に遅れを生じさせた。報告書は市教育委員会について「機動性の悪さで数カ月は(第三者)調査の始動が遅れた」と批判した。
保護者は「迅速な確認や加害生徒への別室対応などを行っていたら、息子は登校できていたはず」と所見を示している。市教委は30日の記者会見で「大変申し訳ない」と謝罪した。【岡正勝】

博物館資料「廃棄」を明記 国、「慎重に検討」条件に

文部科学省は31日、全国の博物館運営の基準を改正した。博物館資料の管理は「廃棄」も含め検討すると明記した上で、廃棄については「他の手段を検討し、やむを得ないと認められるときに慎重に行う」との条件を付けた。各地の博物館の収蔵庫が満杯状態に近いとの危機感を背景に、廃棄の選択肢を示しつつ、実際の判断に際しては慎重な対応を求めた形だ。
改正したのは博物館法に基づき国が定める「博物館の設置および運営上の望ましい基準」。2022年の同法改正(23年施行)に伴い基準も全面改正するとして、文化審議会で議論していた。
文化審の資料によると、全国の6割近い博物館は収蔵庫が「満杯状態」(19年)。収蔵庫を増設する余裕がない館も多く、増え続ける資料の管理が課題とされていた。
昨年11月に文化庁が公表した基準改正案は、この点に関し「資料の再評価に基づく交換、譲渡、貸与、返却、廃棄などを含めた管理の在り方について検討するよう努める」とした。

「敵基地攻撃」運用開始 熊本・静岡に長射程ミサイル

防衛省・自衛隊は31日、相手が日本に向かうミサイルを発射する前でも攻撃に着手したと認定できれば自衛目的で反撃を可能とする反撃能力(敵基地攻撃能力)の運用を始めた。熊本市と静岡県の陸上自衛隊駐屯地に、敵の防空網の外側から攻撃可能な長射程ミサイルを初めて配備した。軍事的圧力を強める中国などが念頭にあるとみられ、抑止力を強化する。ただ国際法違反の先制攻撃になる恐れは否めず、「専守防衛」を掲げてきた戦後の安全保障政策は大きな転換点を迎えた。
一方で住民説明会を開いておらず、地元は反発している。
政府は反撃能力について「やむを得ない必要最小限度の自衛の措置」で専守防衛を堅持するとしている。小泉進次郎防衛相は記者会見で「わが国の抑止力、対処力を強化する上で極めて重要な取り組みだ」と強調した。
だが有事の際に、配備場所が標的となるリスクがある。熊本では自治体トップらを対象に実物を展示したが、小泉氏は住民説明会の予定はないと明言した。これに対し熊本市の大西一史市長は「丁寧な説明と住民生活への配慮を求めていく」とした。

地方での「高市効果」に限界か…東京・清瀬市長選で自民現職が共産候補に敗れる衝撃

果たして、言われるほど“高市人気”は高いのだろうか。首長選挙で、自民党候補が立て続けに敗北し、党内に衝撃が走っている。
東京都・清瀬市長選挙が29日に投開票され、無所属で現職の渋谷桂司市長(52=自民、公明推薦)が、無所属新人の元市議・原田博美氏(50=共産、社民推薦)に敗れた。自民党関係者は「まさか共産党に負けるとは」と、ショックを受けている。
さらに、同じ日に行われた兵庫県・西宮市長選でも、自民、維新推薦の新人・田中正剛氏(50)が、無所属で現職の石井登志郎市長(54)に敗れている。
先月の衆院選では“高市旋風”が巻き起こり、自民党が圧勝したばかりだ。しかし、地方に目を向ければ、自民系首長候補の戦績が、思いのほか芳しくない。
象徴的だったのが、今月8日に投開票された石川県知事選挙だ。自民と維新が推薦した現職の馳浩氏が、与党から猛烈な支援を受けながら、あえなく落選してしまった。
選挙戦では、連日のように自民大物議員が駆け付け、維新からは大阪府の吉村知事が出陣式に現れた。さらに中盤戦では、高市首相も現地入りし、応援のマイクを握った。地元政界関係者は「馳さんは高市人気に全乗っかりで、自らの発信も控えていたため、有権者の反応は冷ややかだった」と話す。
さらに、西宮市長選でも、敗れた田中陣営はロコツな“高市プッシュ”を展開していた。配布していたビラや選挙区内のポスターには、高市首相と吉村知事の顔がデカデカと印刷され、選挙カーにまで両者の顔写真が貼り付けられていた。争った石井陣営の関係者は「もはや誰の選挙なのか、わからなくなるくらいだった」とため息を漏らす。
高市首相を全面に押し出したが、効果はなかった。
■3月は「3勝3敗」と微妙な結果
結局、今月行われた23の地方知事・市長選では与野党相乗りでない自民推薦候補の戦績は、3勝3敗だった(無投票当選を除く)。先月の衆院選で自民党が約7割の議席を獲得したことを考えれば、かなり微妙な結果だ。
「地方選はあくまで、地域の政策課題が問われる選挙です。いくら高市さんに人気があるとはいえ、全面に押し出すのも効果には限界があるようです。そもそも、衆院選で大勝したのも、高市人気だけでなく、相手が不人気の中道だったということもあるはずです」(永田町関係者)
来春には統一地方選が控える。高市人気におんぶにだっこで戦えるほど、甘くはなさそうだ。
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高市首相が応援に駆けつけたにもかかわらず、石川県知事選挙に落選した馳浩氏。今後の地方選に備えて「高市人気」を強固にする思惑が大外れとなった高市首相は怒り心頭だったとか。関連記事【もっと読む】『高市首相が石川県知事選の敗北にブチ切れ! NHK調査でも内閣支持率が下落…人気低下の兆しに隠せぬ「焦り」』で詳しく報じている。

【辺野古転覆事故】女子生徒死亡の同志社国際の保護者が怒りの告白 学校側の“船長を信頼”の釈明に不信感 「学校と信頼関係が結べるのか心配です」

あってはならない事故が反米軍基地団体の”抗議船”で起きてしまった。沖縄県名護市の辺野古沖で3月16日、小型船2隻が相次いで転覆した。2隻の船は米軍普天間飛行場の辺野古移設に抗議する市民団体「ヘリ基地反対協議会」(以下、反対協)が運航する「不屈」「平和丸」で、当日は修学旅行中の京都・同志社国際高校の2年生18人が分乗。先に転覆した「不屈」の船長・金井創さん(71)と、救助に向かって転覆した「平和丸」に乗っていた女子生徒(17)が死亡した。引率の教員2人は同乗していなかった。
反対協は政界やメディア関係者には知られた存在だった。同団体の抗議活動を10年以上見てきた地元の報道関係者が言う。
「これまで抗議船で大学生を見かけたことはありましたが、まさか高校生を乗せていたとは驚きました。波浪注意報が出ているなかで出航したとのことでしたが、10年ほど前は注意報が出なくても波が高いと『やめておこう』と中止にしていた。
当時、『不屈』と『平和丸』に乗った人によると、トイレもないような古くて小さな船で、船長を入れて5人ほどで乗っていたそうです。2隻が出ていくと海保のゴムボートがビデオ撮影しながら迫ってくる。そのようなところに修学旅行の高校生を乗せたことが信じられません」
「生徒は同志社大への進学を控えるため強く抗議できない」
同志社国際高校は3月24日と25日に保護者説明会を開いた。25日に参加した同校1年生の父親は、怒りを隠さない。
「同志社国際という学校の根深い問題が原因にあると感じます。これまでも学校で問題があった際に声をあげた生徒や保護者がいたが、学校は問題を認めない姿勢で、生徒は同志社大への進学を控えるため強く抗議できず改善されない状態がありました。組織のガバナンスの問題があると思う」
4時間近く行なわれた説明会では、保護者が呆れる釈明もあったという。
「去年の夏に学年主任と担任2人が沖縄に視察に行ったそうです。それなのに3人とも今回の船には乗らず、見てもいなかった。海上からの見学は2023年に始まり今回で4回目ですが、教員が(1日)2回の航行に同乗したのは2024年だけだったそうです。今回、引率した教員2人は波浪注意報が出ていたことも知らず、それで出航した。
先発した船に乗るはずの教員は24日の報道では『体調不良』とのことでしたが、25日の説明では『乗り物酔いするから乗らなかった』。後発の船に乗るはずの教員は乗らなくても大丈夫だと思ったから乗らなかった、と。仕事をする気がなかったとしか思えない」

熊本・健軍駐屯地で住民ら抗議 有事に標的の恐れ、説明会なく

政府が反撃能力(敵基地攻撃能力)に位置付ける長射程ミサイルが配備された熊本市東区の陸上自衛隊健軍駐屯地の正門前では31日、住民ら約30人が「配備反対」や「ミサイルいらない」と書かれたプラカードを掲げ抗議の声を上げた。地元では、有事に標的にされる恐れがあるとして、住民説明会の開催を求める声が上がっているが、防衛省は実施していない。
抗議に参加した福岡県柳川市の谷所智里さん(40)は、説明会が開催されないまま配備に至ったことについて「住民をないがしろにしている」と憤った。マイクを握った熊本市の堀内日出光さん(73)は「怒りの日だ。周辺には住宅が密集している。熊本が標的になる」と訴えた。

新年度予算の年度内成立断念 高市総理“強行突破”ならず 自民党内から不満の声

新年度を前に、つなぎとなる暫定予算が30日に成立しました。当初予算の年度内成立が断念に追い込まれ、高市早苗総理大臣に自民党内からも不満の声が上がっています。
【画像】総額8兆5641億円の内訳
11年ぶり暫定予算成立
来年度予算案の年度内成立は時間切れとなりました。
立憲民主党 石垣のりこ議員

「本予算の年度内成立はもう諦められたんでしょうか」
高市総理

「非常に難しい状況にあると承知をいたしております」
30日午前中、野党に対し断念を伝えた参議院自民党。その後。
「賛成の方の起立を願います。多数と認めます。よって令和8年(2026)年度暫定予算案三案は、多数をもって、原案通り可決」
来月11日に来年度予算案が自然成立するまでの「つなぎ」となる暫定予算案が、賛成多数で可決、成立しました。暫定予算の成立は、第2次安倍内閣の2015年以来、11年ぶりです。
総額8兆5641億円の内訳は、地方交付税交付金などが5兆1028億円、年金や生活保護などの社会保障関係費が2兆7565億円、4月からの高校授業料無償化に必要な費用などが計上されています。
高市総理

「本予算の成立が遅れたことについて、大変残念ではございますが、提出させていただいた暫定予算と年度内成立が必要な予算関連法案の年度内成立に全力を尽くしてまいります」
自民党内からも不満の声
総選挙で圧勝した「数の力」で衆議院の審議は乗り切りましたが、「少数与党」の状況が続く参議院では、野党側の要求を受け入れざるを得なくなりました。
当初から厳しいと指摘されていた審議日程を強行突破しようとした高市総理に対し、参議院の自民党幹部からは不満の声も上がっています。
「衆議院と違って、こっちは少数与党のままなんだから、総理はそこを理解してほしい」

「ここで無理をしない方がいい。予算の後にも閣法(内閣提出法案)がたくさんある。この参議院の状況は6年間変わらないんですよ」
衆議院選挙で大勝して以降、高市総理にとって、初めてのつまずきとなった予算の年度内成立断念。参議院では与党が過半数に4人足りない状況ですが、日本保守党の協力をとりつけるなど多数派工作を続けています。
(2026年3月31日放送分より)

はしか感染者 累計152人に ワクチン2回接種していても感染することも

厚生労働省によりますと、ことしに入って国内で確認されたはしかの感染者数は152人となりました。
厚労省によりますと、はしかの感染者は今月22日までの1週間で、全国で13人確認され、ことしの累計は152人にのぼったということです。
22日までの1週間で新たに感染者が報告された都道府県は、東京都で7人、埼玉県で3人、大阪府で1人、鹿児島県で2人となっています。
ことしの累計の感染者数を都道府県別にみると、最も多いのは東京都で、40人です。
はしかは極めて高い感染力があり、免疫をもっていない人が感染するとほぼ100パーセントの確率で、発症します。
発症すると、39度以上の高熱と発疹などが出るほか、肺炎や中耳炎を起こすこともあります。
呼吸器内科の寺嶋毅医師によりますと、ワクチンを2回接種していても、免疫が低下して、感染・発症してしまうことがあるということで、注意が必要です。
厚労省は、疑う症状があれば、まずは電話などで医療機関に伝え、指示に従うよう呼びかけています。

【南丹市・小5男児不明】電車やバスに乗った形跡は確認されず 小学校から約3km離れた山中で通学用かばん発見も…地元住民は「夜は真っ暗で怖い。子どもがくることもない」と話す

京都府南丹市で小学5年の男子児童が行方不明になったあと、電車やバスに乗った形跡はないことが警察への取材で分かりました。
南丹市立園部小学校5年の安達結希さん(11)は3月23日の朝、父親が車で学校のそばまで送り届けたのを最後に行方が分からなくなっています。
3月29日、小学校から北西に約3km離れた山の中から通学用かばんが見つかっていて、警察は31日もその付近を中心に捜索しています。
(地元住民)「(夜は)真っ暗ですよ。こんなところ怖いわ。私らよう行かんもん。(Q子どもは?)こっちにくることないわ」
警察によりますと、安達さんが行方不明になって以降、電車やバスに乗った形跡は現時点で確認されていないということです。警察は情報の提供を求めています。
【南丹警察署生活安全課】0771ー62ー0110

「ブレーカー入れたらエアコン燃えた」落雷による火災か 住宅全焼 鹿児島・鹿屋市

木造平屋の住宅1棟が全焼
鹿屋市で30日夜、火事があり、住宅1棟が全焼しました。住人によりますと、ブレーカーが落ちたため、入れ直したところ、エアコンから火が出たということです。
鹿屋警察署によりますと、30日午後10時半ごろ、鹿屋市吾平町麓の住宅から火が出て、福山親幸さん(64)の木造平屋の住宅1棟が全焼しました。
福山さんは妻と2人暮らしで、火事に気づいて逃げ出し無事でした。
「パチパチと音が」エアコンから火が…
福山さんの妻によりますと、「昨夜10時ごろに雷の音がした後、家のブレーカーが落ちたため、ブレーカーを入れ直したところ、エアコンから火が出た」ということです。
(福山さんの妻)「別の部屋からパチパチと音がしたので見に行ったらエアコンが燃えていた。それからみるみるうちに(燃え広がった)」
警察と消防で火事の詳しい原因を調べています。
落雷などで停電した場合、どうすればいいのか
落雷などで停電した場合、どうすればいいのか消防に聞きました。停電後、ブレーカーを上げる際には、電気機器や配線、コードに損傷がないか、周りに燃えやすいものがないかなどの安全を確認することが必要です。
また、落雷の恐れがある場合には、あらかじめ電気機器のスイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜くなどの対策も有効だということです。