フィリピンでの事業を巡る無登録の社債販売事件で、虚偽の投資話で金をだまし取ったとして、警視庁は27日、同国の金融関連企業「エス ディビジョンホールディングス」実質的経営者の須見一被告(45)(兵庫県宝塚市)ら男女3人を詐欺容疑で再逮捕した。
発表によると、3人は共謀して2022年11月~23年2月、大阪府と岐阜県に住む40~60歳代の男性4人に「年利15%の利息を受け取れる」とうそを言い、同社の社債を購入させて計7300万円を詐取した疑い。
3人は、同社がフィリピンで手掛ける金融や不動産事業で多額の利益を上げていると宣伝していたが、実際は収益がほとんどなかった。昨年1月頃には、出資者への元本の償還や配当の支払いが滞っていたという。
警視庁は、3人が16年以降、全国の投資家約5500人から計約460億円を違法に集めたとみて、資金の流れを調べている。
須見被告は今月6日、国に無登録で社債の購入を勧誘したとして金融商品取引法違反容疑で同庁に逮捕され、その後起訴された。
神村学園教諭が酒気帯び運転か 女子野球部監督、部員17人乗せ
学校法人神村学園高等部(鹿児島県いちき串木野市)は27日、高等部の教諭で女子硬式野球部の男性監督(50)が、京都府の遠征先でマイクロバスを運転中に道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発されたと明らかにした。バスには当時、部員17人が乗っていたが、けが人はいなかったとしている。
学園によると、監督は22日午後9時ごろから午後11時半ごろまで飲酒した後、翌日の午前7時ごろに京都府福知山市内で京都府警の検問を受けた際、基準値超のアルコールが検出された。学園が義務づける運転前のアルコールチェックは実施していなかったという。
学園は「再発防止に向け対応する」とする謝罪コメントを発表した。
山口・長生炭鉱の収容物は人骨と判明 県警鑑定、事故犠牲者の遺骨か
戦時中の1942年に落盤による大規模水没事故で、朝鮮半島出身の労働者を含む計183人が死亡した山口県宇部市の海底炭鉱「長生(ちょうせい)炭鉱」で25、26日に収容された骨のようなものについて、県警は27日、鑑定の結果、いずれも人骨と判明したと発表した。事故犠牲者の遺骨の可能性がある。
長生炭鉱では地元の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」(刻む会)の依頼を受けた韓国人ダイバーが25、26両日、陸から約300メートル先の海面に突き出した「ピーヤ」と呼ばれる排気・排水用の円筒から坑道内の潜水調査を実施。25日に側道から主坑道に突き当たった水深43メートルの丁字路付近で3本の骨のようなものを、26日には近くで頭蓋(ずがい)骨とみられるものを発見・収容し、県警に引き渡していた。
県警によると、いずれも人骨で、25日に収容されたのは左大腿(だいたい)骨(太ももの骨)、左上腕骨(腕の骨)、左橈骨(とうこつ)(同)、26日に収容されたのは頭蓋骨と判明した。
刻む会によると、韓国政府と刻む会が一部の犠牲者遺族のDNAのデータを保有している。刻む会はDNA鑑定で照合して身元を特定したい考えで、国に実施を働きかける方針。
刻む会の井上洋子共同代表は「全部が人骨と証明された。まだ海底にはたくさんのご遺骨がある。あの方たちをどう救い出すのか。ご遺骨があることを市民の力で分からせた。日本政府はどう責任を取るのか。韓国政府もDNAデータを持っている。我々も協力しながら(身元の特定を)進めたい」としている。
長生炭鉱は宇部市の床波海岸にあり、32年ごろから民間企業が本格操業を開始。太平洋戦争開戦から約2カ月後の42年2月3日、坑口から約1キロ沖合で落盤による水没事故が発生し、朝鮮半島出身の労働者136人を含む計183人が死亡した。
【小澤優奈、綿貫洋】
神戸刺殺容疑者、事件3日前に別女性につきまといか 県警に情報提供
神戸市中央区のマンションで住人の女性会社員が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された谷本将志(まさし)容疑者(35)=東京都新宿区=が事件3日前、別の女性につきまといをしていた疑いがあることが捜査関係者への取材で明らかになった。マンションに住む若い女性の後をつけ、オートロック式の玄関をすり抜けて建物内に侵入していたとみられる。女性は不審に思って避難し、けがはなかった。容疑者の逮捕後、兵庫県警に女性から情報提供があったという。
谷本容疑者は20日午後7時20分ごろ、神戸市中央区にあるマンションのエレベーター内で、住人で会社員の片山恵さん(24)の胸部などをナイフで複数回刺して殺害した疑いが持たれている。勤務先のお盆休暇を取り、17日から神戸市内に滞在していた。【柴山雄太】
「きんに君」元マネ補助、再逮捕=850万円詐取疑い―警視庁
イベント関連会社役員の男性から約850万円をだまし取ったとして、警視庁大井署は27日、詐欺容疑で、お笑いタレント、なかやまきんに君が代表を務める会社の元マネジャー補助飯尾雄一容疑者(51)を再逮捕した。容疑を否認しているという。
飯尾容疑者は7日、なかやまさんが代表を務める会社の資金をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された。同署によると、この事件の捜査の中で今回の容疑が浮上したという。
再逮捕容疑は昨年2月下旬~同5月中旬、電話で「韓国の服を仕入れ日本で売りたい。金を貸してほしい」などとうそを言い、イベント関連会社役員の男性から3回にわたり、計約850万円を詐取した疑い。 [時事通信社]
【神戸女性刺殺事件】事件現場付近で発見の刃渡り約15cmの血の付いたナイフ…血液が被害女性のDNA型と一致 「ただただ無念」マンションには花や飲み物
神戸市のマンションで女性が殺害された事件で、押収されたナイフの血痕を鑑定した結果、被害女性のDNA型と一致していたことがわかりました。
事件から1週間、女性が殺害された神戸市内のマンションには花や飲み物が供えられています。
(献花にきた人)「ただただ無念で。誠実に毎日を過ごしている女性が、こういう目に遭うことがあるんだと」
殺人の疑いで逮捕された谷本将志容疑者(35)は8月20日、女性(24)の胸などをナイフで数回刺して殺害した疑いがもたれています。
捜査関係者によりますと事件の数時間後、現場マンションの北側にある駐車場から刃渡り約15cmの血の付いたナイフが見つかっていて、鑑定の結果、血液が被害女性のDNA型と一致したということです。
谷本容疑者は被害女性については「全く知らない人です」と供述しているということで、警察は、殺害に至ったいきさつなどについて調べています。
伊東市長の辞職求め署名提出 学歴問題巡り、地元住民有志ら
静岡県伊東市の田久保真紀市長による学歴問題を巡り、地元住民が27日、田久保氏と面会し、早期辞職を求める署名を提出した。住民らは、事態の長期化で市政が機能不全に陥っていると指摘。必要な事業が先送りされ、市民生活や経済にも影響が出始めていると訴えている。元市議浜田修一郎さんが中心となって今月上旬から集めていた。
ただ地方自治法は、首長就任から1年間はリコール(解職請求)できないと規定しており、今回の署名に法的な効力はない。
田久保氏は5月29日に市長に就任。大学を除籍となっていたが、市広報誌で卒業と紹介していた。7月7日、市長を近く辞職する考えを示したものの、その後撤回した。
【悪質】墓地に約120キロのごみ 供物や家庭ごみなど不法投棄続く 毎年お盆の時期に…根室市
北海道根室市の市営墓地で、ごみの不法投棄が続いているとして根室市が注意を呼びかけています。
ごみが常習的に捨てられているのは、根室市の西浜町墓地です。
根室市によりますと、墓地の休憩所とお盆の時期に設置している簡易トイレの間に、刈り取った草や供物、墓地では出ないような一般家庭ごみなどが捨てられる被害が毎年続いているということです。
市は数年前からごみの持ち帰りを促す看板を設置していますが、2025年も被害が発生し、7月中旬から8月中旬までの約1か月で120キロほどのごみが捨てられていました。
また、回収した翌日にも4~5袋のごみが捨てられていたということです。
市は警察に相談し、パトロールを強化するほか、防犯カメラを設置する予定だということです。
「高さ制限」のゲートで事故多発 荷台から重機落下の事態も 和歌山
和歌山市栗栖の市道で、工事中の阪和道高架橋(高さ4・1メートル)への衝突を避けるため、約100メートル手前に積載物の高さ制限(3・8メートル)で設置されたゲートに、重機などが接触・衝突する事故が相次いでいる。和歌山東署によると、昨年12月の設置から今月26日までに、少なくとも5件発生している。【藤木俊治】
現場は阪和道和歌山インターチェンジから南へ約300メートルの市道。26日午前7時50分ごろ、トラックのパワーショベルがゲートに接触し、運転手が110番通報した。同署員が現場に到着して調べていたところ、午前8時25分ごろ、別のトラックに積んだパワーショベルがゲートと衝突して荷台から落下し、道路も損傷した。
この影響で、現場は片側3車線のうち2車線で通行規制され、約3時間後に復旧した。2台のトラックの運転手や後続車両は無事だったが、同署は道路交通法が定める積載物高さ制限の「3・8メートル」を上回っていた疑いがあるとみて、関係者から話を聴いている。
高架橋とゲートの工事を請け負う共同企業体(JV)によると、過去の衝突で壊れたゲートを建て替え、県警や市とともに、ゲートの手前に高さを感知すると警告を表示するセンサーを設け、業界団体へも啓発をしているという。担当者は「打てる手は打ってきた。更に周知を進めるしかない」と話している。
天皇ご一家が須崎御用邸で静養中の写真公開…シュノーケリング中の陛下が撮影された水中写真も
宮内庁は27日、天皇ご一家が今月上旬に静岡県下田市の須崎御用邸で静養された際の写真を公開した。
公開された写真は計6枚で、海水浴を楽しんだ後、御用邸内の三井浜で3人並んで記念写真に納まったものや、両陛下や長女愛子さまが散策中に撮られた風光明媚(めいび)な下田の自然などがある。
天皇陛下がシュノーケリング中にクロホシイシモチを防水カメラで撮影された水中写真もある。
同御用邸の滞在は2019年以来6年ぶりで、両陛下は1~7日、愛子さまは1~5日に滞在された。
側近によると、写真はご一家で相談して選ばれたという。