公選法上の政党要件維持に向け、崖っぷちに立たされた社民党。福島瑞穂党首は午後9時すぎ、東京都千代田区内のビル一室に設けた開票センターで、インターネット配信向けの取材に臨み、「最低1議席は確保し、政党要件(である)2%も獲得したい。必死に見守っています」と声を張り上げた。
水色のワンピースに白いジャケット姿の福島氏。3年前の前回の参院選より手応えを感じたといい「『頑張って』という声をたくさん聞いた」と振り返った。ただ当選者数については厳しい予測が続き、硬い表情のまま会場を後にした。 [時事通信社]
立憲民主党の蓮舫さん、早々に当選決め「より丁寧に国政でまた仕事したい」
比例選に立候補した立憲民主党の蓮舫さん(57)は早々と当選を決め、国政への返り咲きを果たした。
当選確実の報を受け、午後8時過ぎに東京都新宿区内で取材に応じた蓮舫さんは、「より丁寧に国政でまた仕事をしたい。私の専門分野でもある行政改革のほか、多様性を認めるための活動もしていきたい」と意欲を語った。
蓮舫さんは参院議員を辞職して昨年7月の東京都知事選に臨んだものの落選。一時は国政復帰を否定したが、今年6月の都議選で議席獲得に貢献し、党執行部に説得されて出馬を決めた。選挙戦では高い知名度を武器に支持を広げた。
自民30議席、東北・四国で敗北=参政10、東京・愛知で勝利―立民18、国民13【25参院選】
20日投開票の参院選は21日午前3時現在、自民党は選挙区25、比例代表5の計30議席にとどまっている。全32ある改選数1の「1人区」で東北や四国を中心に競り負けた。
改選14議席の公明党は東京、大阪、福岡で議席を維持したものの、埼玉、愛知で議席を逃した。選挙区4、比例2の計6議席を確保。参院選の選挙区で全勝を逃すのは2007年の参院選以来18年ぶり。
改選22議席の立憲民主党は選挙区15、比例3の計18議席を獲得。北海道、東京、神奈川などで議席を獲得したほか、1人区では青森、宮城、新潟、長野、三重、大分などで議席を確保した。
国民民主党は埼玉、千葉、静岡で議席を獲得。選挙区10、比例3の計13議席を得ており、改選4議席から大幅に上積みした。改選1議席の参政党は茨城、埼玉、東京、愛知、大阪、福岡で議席を初めて獲得。選挙区6、比例4の計10議席を得た。
改選6議席の日本維新の会は地盤の大阪に加え、前原誠司共同代表のお膝元の京都で議席を確保。選挙区3、比例1の計4議席を得た。共産党は東京で議席を確保し、選挙区1、比例1の計2議席を獲得。れいわ新選組、日本保守党は比例1議席をそれぞれ確実にした。
参院選は選挙区に350人、比例に172人の計522人(うち女性152人)が立候補した。 [時事通信社]
兵庫選挙区で当選の泉房穂氏「古い政治は終わらせた方がいい」…明石市長時代の実績アピール
参院選兵庫選挙区(改選定数3)では、無所属新人の泉房穂氏の当選が確実になった。20日夜、神戸市内の事務所で支援者と握手を交わした後、「古い政治は終わらせた方がいい。国民の負担を減らし、生活しやすくなる政治を始めたい」と強調。公約に掲げた減税の実現を目指す考えを示した。
選挙戦では、「生活と地域」をキーワードに掲げて県内41市町を回り、12年務めた明石市長時代の子育て支援施策の実績を強調した。さらにX(旧ツイッター)などSNSで活動内容を発信。高い知名度を生かし、幅広い世代に浸透を図った。
「10名以上誕生すれば、スパイ防止法案を提出していきたい」 参政・さや氏が当確…NHKでコメント
2025年7月20日投開票の参院選で、東京選挙区で立候補した参政党新人のさや氏が当選を確実にした。さや氏は、NHKの選挙番組「参院選開票速報2025」に出演し、「参政党の議員が10名以上誕生すれば、スパイ防止法案などもしっかりと考えて、練って、提出していきたい」とコメントした。
「『日本人ファースト』という思いを最後まで貫いた」
まず、どのような訴えが有権者に届いた結果だと受け止めているかというNHKアナウンサーの質問に対し、さや氏は次のように述べた。
また、国政で取り組みたいことについては、さや氏は「経済政策をしっかり行っていきたいという部分と、あとはですね、参政党の議員が10名以上誕生すれば、スパイ防止法案などもしっかりと考えて、練って、提出していきたいと考えております」と答えた。
消費税の段階的廃止を国会でどのように実現するのか。この質問に対しては、他の野党との協調などの点において、消費税をすぐに廃止するのは難しいとしつつも、「やはり下げられるところは、まず例えば5%でもまず下げていくっていう形で協議していけたらいいなと思っております」と述べた。
自公大敗、過半数微妙=石破首相退陣否定、政局混迷へ―立民、改選議席うかがう・国民、参政が躍進【25参院選】
第27回参院選は20日、投開票された。自民、公明の与党は改選66議席から大きく減らし、非改選と合わせた全体の過半数(125)を維持するのに必要な50議席は微妙な情勢。立憲民主党は改選22議席の確保をうかがう。国民民主、参政両党は躍進する見通しだ。与党が衆院に続いて参院でも過半数を失えば、石破茂首相(自民総裁)の責任論が強まるのは必至だが、首相は退陣を否定した。
首相はNHK番組などで「国家のために果たす責任と比較第1党の責任を自覚しなければならない。私が担っていく」と続投を明言。25%の米相互関税が8月1日に発動されることを踏まえ、対米交渉に全力を挙げる方針を示した。自民の下野も否定した。
一方、立民の野田佳彦代表は「民意は石破内閣に不信任を突き付けた」と指摘した。
選挙戦は物価高対策が主な争点となり、昨年10月に就任した首相の政権運営に対する評価が問われた。自公は昨秋の衆院選で少数与党に転落している。参院選でも有権者から厳しい審判が下されることで石破政権は政策遂行の基盤を失い、政局は混迷しそうだ。
首相は連立の枠組み拡大について「国の将来に責任を持つ方々と議論することは選択肢としてある」と述べた。ただ、野田氏は今回の結果を政権交代につなげたい考えで、「大連立はあり得ない」と強調。日本維新の会と国民民主も連立入りに否定的な立場を示した。野党側は公約に掲げた消費税減税の実現を迫るなど攻勢を強める構えだ。
自公の改選議席は66、非改選議席は75。自民は32ある改選数1の「1人区」の多くで接戦となっている。改選数2以上の「複数区」と比例代表でも苦戦しており、改選対象の52議席を大きく下回るのは確実。公明も改選14議席から減らす情勢だ。
立民は選挙区で議席を一定程度積み上げているが、比例は伸びを欠いている。
国民民主と参政は比例に勢いがあり、選挙区でも議席を獲得した。暮らしの現状や将来に不満や不安を持つ有権者の受け皿になったとみられる。
維新と共産党は選挙区と比例、れいわ新選組と日本保守党は比例で議席を得た。
総定数(248)の半数が改選対象。選挙区74、比例50と東京選挙区の非改選の欠員補充を合わせた計125議席が争われた。補欠選挙を除き、衆参両院選挙の投開票が連休の中日に行われたのは現憲法下で初めて。
参政が「日本人ファースト」を主張し、「排外主義」との批判が広がったことで、外国人政策も注目を集めた。 [時事通信社]
自民党の松山政司さん5選「これまでにない厳しい選挙だった」…福岡選挙区
福岡選挙区(改選定数3)では、自民党現職の松山政司さん(66)が5選を果たした。党の参院幹事長として激戦区の応援に回り、選挙期間中も不在がちだったが、国会議員や地方議員に加えて多くの企業・団体が支えた。
松山さんはこの日も東京の党本部で開票を見守った。インターネットで支援者らが集まる福岡市の事務所とつなぎ、「これまでにない厳しい選挙戦だった」と硬い表情で振り返った。
石破首相、政権運営で守勢続く 野党は連立入り拒否
石破茂首相(自民党総裁)は、衆院での与党少数に加え、参院選でも多数の議席を失う見通しとなったことで、今後も政権運営で守勢が続くことになる。首相は「(結果を)真摯に受け止める」と述べると同時に、比較第1党の責任を果たすとして続投意向を表明した。森山裕幹事長ら執行部も続投させる方針。予算案や法案の成立に必要な多数派形成へ一部野党の取り込みを模索していくが、立憲民主党など野党は連立入りを拒否している。政権安定への展望は開けていない。
立民の野田佳彦代表は20日夜「自民、公明両党の政権に代わるような結集ができるかどうかが野党第1党の責任だ」と述べ、石破政権に対峙するため野党結集を図る考えを示した。秋の臨時国会での内閣不信任決議案提出を巡り「当然視野に入ってくる」とも述べた。政策面で足並みがそろわない日本維新の会や国民民主党との連携の成否が鍵を握る。
首相は21日に記者会見に臨み、今後の政権運営方針について説明する見通しだ。
【速報】石破総理「国家のために果たす責任がある」続投の意向を示唆 参議院選挙で自民党が歴史的大敗の見通し
20日投開票の参議院選挙で自民党が大敗を喫する見通しとなる中、石破総理はTBSテレビの番組で「国家に対する責任を果たしていかなければならない」と話し、続投する意向を表明しました。
石破総理 「トランプさんとの関税交渉、あるいは防災、人口減少、物価高を上回る賃金上昇、多くの課題を抱えています。そういうような国家に対する責任。そういうものもきちんと果たしていかねばならないと思っています」
参議院選挙で自民党は大きく議席を減らす見通しですが、石破総理はアメリカとの関税交渉など多くの課題を抱えているとして、"国家に対する責任や比較第一党の責任を果たして行かねばならない"と話し、続投する意向を表明しました。
ただ、自民党内からは、「これだけ負けたら石破総理の続投は無理。自民党だけじゃなく国民が許さない」と退陣を求める声も上がっていて、今後、自民党内で「石破おろし」の動きが出るとの見方も出ていて、先行きは不透明です。
世良公則氏、参院大阪選挙区で落選確実 知名度群抜くも…準備不足否めず
第27回参院選が20日、投開票され、大阪選挙区(改選数4)に無所属で立候補したロック歌手で俳優の世良公則(69)の落選が確実となった。
選挙戦では、大阪が抱える問題について「オーバーツーリズム、そして外国人の方が土地を買ってしまう。そういう実態に一定の歯止めをかけ、きちっとした規制を設けなければだめですよね」と主張。「今の日本どうですか。いろんな絵の具を混ぜましょう。みんなでみんなで混ぜましょう。いろんな絵の具を次から次へと混ぜて、そこには規則性も芸術性もなければ、できた色は黒です。真っ黒なんですよ。何でもかんでも色混ぜて、真っ黒な絵の具で何描くんですか。そこには美しさも、色調も、そんなもののかけらもない。しっかりと色選びをする。そうやっていかなきゃ、この国この街壊れますよ」と熱弁した。
商店街などを練り歩き「どうせ私の一票じゃ世の中変わらないよ、大した力にならないよって思っている人いますよね。あなたの1票でしか今を変えることはできないんです。それが民主主義なんです。皆さんの一票は、力があるんです」と熱く呼びかけた。自身の歌手としての活動を振り返り「100人のライブハウスも、1000人のホールも、1万人のホールも、それ以上の武道館やスタジアムも、皆さんが握りしめた一枚のチケットから始まるんですよ。握りしめた一枚一枚のチケットが、100を生み1000を生み万を生み、10万を生んでいくんです。あなたの一票には力がある。あなたの握りしめたライブのチケットと、同じだけの力があるんです。ぜひ、あなたの握りしめた投票券、行使してください!」と政治参加を訴えた。
知名度は抜群で、街頭演説では無数のスマホを向けられた。1日の出馬表明後「様々な調整に時間を要し街頭演説に関して行う事が叶いません」「いろんな条件をクリアするだけの人員配置が今のところ十分に確保できない」としていた。選挙戦10日目で、ようやく街頭での第一声。たすきやのぼり、選挙カーも間に合わなかった。19人が立候補した参院大阪選挙区。無党派層への浸透は群を抜いていたが、さすがに準備不足は否めなかった。
(よろず~ニュース編集部)