気象庁は16日、東海沖海底にある南海トラフ地震に備えた地震観測システムについて、海底津波計の観測データが使えなくなったと発表した。付近で津波が発生した場合、津波を観測できるまでに最大で約7分の遅れが出る恐れがある。復旧の見通しは立っていない。
海底で観測したデータを、ケーブルで静岡県御前崎市の陸上の観測所に送る仕組み。沖合3カ所の海底津波計データに正確な時刻が付けられなくなり、15日午後3時ごろから使えなくなった。
地震計のデータにも13日から障害が起き、緊急地震速報が平常時に比べて最大で12秒程度遅くなる可能性がある。気象庁はデータに時刻を付与する装置に異常があるとみている。
ミャクミャク大量万引き、容疑の大学生2人を再逮捕へ…「ネットで売る目的で限定グッズ狙った」
大阪・関西万博会場(大阪市此花区)にあるオフィシャルストアで、公式キャラクター「ミャクミャク」の関連グッズを大量に万引きしたとして窃盗容疑で逮捕された大学生2人について、大阪府警は17日にも、ほかにもグッズを盗んだ疑いで再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
2人は調べに「ネットで売る目的で、会場でしか入手できない限定グッズを狙った」と供述しているという。
2人はいずれも大学生の男(20)(東京都北区)、男(22)(同板橋区)の両容疑者。ミャクミャクのぬいぐるみや扇子など計73点(約33万円相当)を盗んだ容疑で、6月27日に府警此花署に逮捕された。
捜査関係者によると、2人は盗品でかばんがいっぱいになると東ゲート近くのロッカーに移しながら、会場内の複数の店で万引きを繰り返していたという。
関東・東海で続く“警報級大雨” 局地的に激しい雨、道路冠水も
16日も、関東や東海を中心に大雨が続いています。局地的に激しく降るところもあり、道路が冠水するなどの影響も出ています。
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16日午後5時すぎの埼玉県川越市内は、帰宅時間になっても雨が降っていました。雨だけではなく風も…。同じ頃、神奈川県藤沢市では、路上の看板がかたかた音を鳴らすほど風が強くなっていました。
午後4時すぎの東京都府中市では…。
記者
「雨が強くフロントガラスを打ち付けてきます」
同じ頃、八王子市でも激しい雨が降り、車のワイパーが追いつかないほどでした。
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連日、不安定な天気が続いています。関東は今、梅雨の末期。“災害級の大雨”に警戒が必要な時期です。
不穏な雲の下、まっすぐのびる千葉県柏市の一本道を車で十数分走ると、激しい雨が降り視界が悪くなりました。天気の急変は、千葉県習志野市や千葉市でも見られました。
16日の関東には発達した雨雲が流れ込み続け、各地で一時、非常に激しい雨が降りました。
午前11時頃、千葉市幕張駅周辺で取材中スタッフが聞いたのは異様な音。
取材スタッフ
「排水ですごい音が鳴っています」
急な雨で排水が追いつかず、水があふれ冠水していました。
千葉市内の別の場所では、排水溝がまるで噴水のようになっていました。
雨だけでなく、風も吹き荒れた16日。埼玉県春日部市では横殴りの雨に、風もかなり強く吹きました。神奈川県横浜市でも天気が急変。高校生たち6人が、1本の傘をシェアして雨をしのいでいました。
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17日にかけても、関東から四国の太平洋側で、大雨となるおそれがあり、土砂災害などに注意が必要です。
“ごみが出せない”住民困惑飲食店も影響、ごみ処理施設火災から4日埼玉県戸田市と蕨市は今【Nスタ解説】
埼玉県・戸田市のごみ処理施設の火災から4日。付近の住民はきょうもごみが出せませんでした。“夏の暑い時期に収集されないごみ”。街は今どうなっているのか取材しました。
ごみ処理施設火災各地で相次ぐ
井上貴博キャスター: 埼玉県戸田市のごみ処理施設で火事があった影響で、戸田市と蕨市の全域でごみの収集が停止しています。
この火事は7月12日、戸田市の「蕨戸田衛生センター」のごみ処理施設で起きたもので、ごみを運ぶベルトコンベアから出火したとみられていて、14日~16日までごみの収集が一時停止しました。
収集できないごみが溜まり、住民からは困惑の声があがっています。このような場合、近隣の自治体にごみの収集を協力してもらうこともできるのですが、実は戸田市、蕨市の隣に位置する川口市のごみ処理施設でも1月に火災が発生し、現在も修繕工事中で、近隣の自治体などで処理をしてもらっている状況で、費用は約70億円にものぼっているというのです。
川口市のごみ処理施設の火災の原因はまだ特定されておらず、8月にようやく現地調査が始まり、9月~10月にゴミ処理を再開できるかどうかという状況だということです。
なお、戸田市と蕨市のごみについては近隣自治体と調整し、17日から回収を再開するということです。
火災の原因で多いのは『リチウムイオン電池』
東京消防庁によると、ごみ処理施設の火災は都内でも相次いで発生しています。
【東京都内ごみの火災発生件数(2023年)】 ・ごみ処理関連施設:25件 ・ごみ収集車:41件 (東京消防庁HPより 稲城市と島しょ部を除く)
原因は、『リチウムイオン電池関連』が多いということが明らかになっています。
リチウムイオン電池は暮らしの中の様々な場所で使われているものです。
【リチウムイオン電池が使われる主な製品】 ・スマホ、パソコン ・モバイルバッテリー ・ハンディファン ・電動シェイバー ・電動の歯ブラシ ・ワイヤレスイヤホン 適切に処分しないと火災につながる可能性
不要なリチウムイオン電池の適切な処分方法について、ごみ清掃芸人のマシンガンズ滝沢秀一さんに聞いたところ▼自治体が設置した回収ボックス▼不燃ごみに出す(自治体による)▼家電量販店などにある回収ボックスなどがあるということです。
タレント・プロゴルファー 東尾理子さん: 私は絶対に燃えるごみに入れてはいけない電池系のごみをまとめて捨てるようにしています。でもなかなか(回収ボックスなどに)行く機会がないので、電池系のごみは溜まってしまいますね。
ごみ清掃芸人に聞いた『リチウムイオン電池』の適切な処理方法
井上キャスター: ごみ清掃芸人のマシンガンズ滝沢秀一さんに『リチウムイオン電池の注意点』を聞きました。
【リチウムイオン電池の処理について】 ・他の不燃ごみと別の袋にいれる、袋に「リチウムイオン電池」と書く ・危険なので製品を分解して電池を取り出さないこと ・「塩水で濡らして捨てる」という説もあるが危険なのでやめること
電池以外のごみの処理方法についても聞きました。
<菓子や海苔などに使われる石灰乾燥剤> ・「燃えるごみ」 ・ただし水に濡れないように注意。発火する可能性も
<保冷剤> ・「燃えるごみ」 ・保冷剤の中身は「吸水ポリマー」。キッチンに流すとつまりの原因に
<匂いのついた石けんや洗剤の「箱」> ・「燃えるごみ」 ・匂いのついた箱はリサイクルできません
========== <プロフィール> 東尾理子さん タレント・プロゴルファー 米フロリダ大学卒業3児の母 不妊治療の経験を積極的に発信
元園長ら2人を在宅起訴=うつぶせ寝で男児窒息死―東京地検
東京都世田谷区の認可外保育施設「託児ルームバンビーノ」(閉園)で2023年12月、うつぶせの状態で寝ていた生後4カ月の男児が死亡した事故で、東京地検は16日、業務上過失致死罪で、元園長の男(59)と、長男の元職員(24)を在宅起訴した。認否は明らかにしていない。警視庁が今年3月に書類送検していた。
地検によると、元園長は23年12月13日、安全な寝かせ方に関する指導を徹底せず、元職員は窒息の危険があるのに、男児をうつぶせの状態で布団に寝かせ死亡させたとされる。
在宅起訴を受け、亡くなった男児の遺族は「裁判で事故の背景や経緯が明らかになり、同様の事故が二度と発生しないための教訓となることを願う」とのコメントを出した。 [時事通信社]
宮城・村井知事、参政党・神谷代表の発言に強い憤り 県の水道事業めぐり
宮城県の村井知事は、参政党の神谷代表による県の水道事業をめぐる発言について、「選挙中だから何を言ってもいいわけがない」などと強い憤りを示しました。
村井知事
「非常に憤っている。選挙中だから何を言ってもいいと、しかも宮城県の大切な命の水を海外の企業に売り渡すわけがない。よくそういうことを堂々と人前で言えたもんだなと」
参政党の神谷代表は今月、仙台市内で行った参院選の応援演説で、県の水道事業について、「国がやらないから宮城県が民営化した。なぜそれを外資に売るのか」などと発言しました。
村井知事は神谷代表への抗議文で、施設の所有権は県にあり、完全民営化とは異なることや、運営企業への出資者に外資系も含まれるものの最大株主は国内企業で、「外資へ売った事実はない」としています。
県は参政党へ、今月19日までに謝罪と修正を求めています。
島外避難の悪石島16人、フェリーで自主帰島へ…トカラ列島地震
鹿児島県十島村は16日、トカラ列島近海を震源とする地震が続いていることを受けて島外避難している悪石島の住民16人(未就学児~80歳代)が、鹿児島港を同日深夜発の村営フェリーで自主的に帰島すると発表した。
村は同村で震度4以上の地震が5日間、発生しなかった場合に帰島の可否を判断するとしている。久保源一郎村長は「自主避難なので(帰島は)本人の判断次第だ。住民の希望を収集し、対応できるようにしたい」と述べた。
70歳代の男性漁師は「海に漁船を浮かべたままなので、台風が来る前に船を(陸に)揚げたい。大きな地震が来なければいいが」と話し、フェリーに乗り込んだ。
一方で、この日は悪石島から新たに2人が島外に避難した。このため、避難が続く住民は悪石島から36人、小宝島から15人となる見通し。
気象庁によると、地震は16日も相次ぎ、午前2時15分頃から午後3時15分頃までに、悪石島で震度4を3回観測した。一帯で6月21日から続く震度1以上の地震は、16日午後4時現在で2117回に上る。
東京都赤十字で血液製剤1・3万本使用不能に…冷凍庫の電源喪失で、日赤は1か月後に厚労省に報告
東京都赤十字血液センターで今年5月、血液製剤を保管していた冷凍庫の電源が落ちるトラブルが起き、血液製剤「新鮮凍結血漿(けっしょう)」(FFP)約1万3700本が輸血用に使えなくなったことがわかった。機器の故障が原因という。日本赤十字社は各都道府県の血液センターに今回のトラブルを伝え、血液製剤の管理を徹底するよう指示した。
FFPは献血で集めた血液から作られる血液製剤。血液凝固を助ける作用があり、患者の血液を固める「凝固因子」が不足した時などに使われる。これほど多くのFFPが一度に使用不能になるのは異例だ。
関係者や都赤十字血液センターによると、5月11日午後10時半頃、血液製剤を保管している同センター辰巳供給出張所(江東区)で、冷凍庫の電源が落ちて警報が作動した。通報で駆け付けた業者が修理して約4時間後に復旧した。
だが、温度監視システムを確認したところ、冷凍保管の基準温度(マイナス20度以下)を上回る状態が2時間半続いていたことが判明。120ミリ・リットル容量の1691本、240ミリ・リットルの1万1796本、480ミリ・リットルの261本のFFPが使えなくなった。
同センターは取材に対し、昨年5月の設備更新工事の際、冷凍庫の温度をコントロールする制御盤内に電圧規格の異なる端子台が誤って設置されたことがトラブルの原因だと説明した。これにより、規定を超えた電圧が継続的に電気回路に加わり、端子台の基板が焼損した可能性があるという。
日本赤十字社の事業報告書によると、2024年度に医療機関に供給されたFFPは215万単位(1単位=120ミリ・リットル)。今回の約1万3700本を換算すると約2万6300単位に相当し、年間供給数の約1・2%にあたる。
同センターは、「代替のFFPを全国の在庫で融通することができ、医療機関への納品に影響はなかった」と強調した一方、国内11か所の製造施設で今後のFFP製造を強化するとした。また、今回使えなくなったFFPについては、保管温度がより高い別の血液製剤の原料に転用するという。
日赤は今回のトラブルについて、読売新聞から取材を受けるまで厚生労働省に報告せず、発生1か月後の6月10日に報告した。同省幹部は「日赤には医療機関への供給に影響が出ないよう万全を期してもらい、速やかな情報共有を求めたい」と話す。
血液事業に関する厚労省の委員会で委員長を務める湘南鎌倉総合病院輸血・再生医療センターの田野﨑隆二センター長は、「血液事業は一般市民の善意で成り立ち、何よりも信頼が大切だ。日赤は再発防止策を徹底するべきだ」と指摘。また、同省への報告まで1か月かかったことについて、「同様の事例が起きた場合に備え、速やかに国や委員会に報告する仕組みづくりが必要だ」と述べた。(浜田喜将)
集合住宅のゴミ置き場に男の赤ちゃん その場で死亡確認 10代の女性が出産か
14日午後10時前、福岡市東区の集合住宅の敷地にあるゴミ置き場で、警察官が新生児とみられる男の赤ちゃんを発見しました。赤ちゃんはその場で死亡が確認されました。
赤ちゃんは10代の女性が出産したとみられ、14日の夕方に「子どもを自宅で産んだ。息をしていない。どうにかしてあげたい」と女性から相談を受けた人物が警察に連絡していました。
女性は現在福岡市内の病院で治療を受けているということです。
警察は赤ちゃんを司法解剖するとともに、女性の回復を待って詳しい経緯などを聞く方針です。
《浜松ガールズバー》他の客につくと…“かまってちゃん”容疑者の幼稚すぎる言動と身勝手な犯行動機
「救急車もう1台来られますか、2人います」
「心肺停止しているから早く!」
その夜、JR浜松駅から西に約500メートルのネオン街に必死な声が響き渡った。
小バカにされたから、やっちゃった
浜松市中央区のガールズバーで従業員ら女性2人が、客から刃物で刺される事件があったのは、7月6日の午前1時過ぎのこと。スナックや居酒屋が立ち並ぶ繁華街にパトカーや救急車が駆けつけた。刺された2人が搬送される様子は、ブルーシートで遮られて見えなかったという。
店の前で両手を血で真っ赤に染めて立ち尽くしていたのが、県警浜松中央署に現行犯逮捕された静岡県袋井市の無職・山下市郎容疑者(41)だった。
搬送先の病院で死亡が確認されたのは、ガールズバー店長の竹内朋香さん(27)と、従業員の伊藤凜さん(26)。いずれも背中を中心に10か所以上の刺し傷などがあり、死因は失血死だった。
凶器は刃渡り約20センチの「ククリナイフ」2本。刃が湾曲して殺傷能力が高いとされる。
「山下容疑者は両手にククリナイフを構え、脅して連れて来たとみられる伊藤さんと店に入り、店長の竹内さんの頭をビール瓶で殴ると、背中などを複数回、刺しました。驚いて外に逃げ出した伊藤さんを追いかけ、同じように刺しています。ほかの従業員や客には目もくれず“バカにしやがって”などと叫んで凶行に及び、店の関係者に“小バカにされたからやっちゃった、ごめん”とつぶやいたそうです」(全国紙社会部記者)
店は2023年12月にオープン。被害者の知人らによると、竹内店長の夫がオーナーを務め、以前は同じ場所でダーツバーを経営していた。店長は幼い子ども2人を育てるワーキングママだという。
ガールズバーに業態変更するとき、近隣の飲食店に挨拶回りをしていた。
「オーナーが店長を連れて来て“この子が店長をやります”と紹介されました。夫婦とは知りませんでしたが、営業前に女性スタッフと焼き鳥などを食べに来てくれました。店長は、やせすぎではないかと心配になるくらい細い。ふだんはTシャツにジーンズといったラフな服装でした」(近隣の飲食店の60代男性店主)
伊藤さんは約1年前から勤務。別の飲食店の男性店主は、伊藤さんが初めて店に来た日のことを覚えていた。
「出勤する直前だと思います。“これからお仕事ですか?”と尋ねたら“はい”と、店を教えてくれました。明るくて感じのいい子でした。店長は細くてきれいな子。ひとりで食事中、何かを報告しに来た女の子に“×××やっておいてね”と指示するなど、若いのにしっかりしていました」
店の評判はいい。良心的な価格設定のため客層は幅広く、アットホームな雰囲気で楽しく飲めたという。
機嫌を直すとセクハラが始まる
山下容疑者は扱いに困る常連客だった。市内で働く別の常連客の40代男性が振り返る。
「仲よくなった伊藤さんとプライベートで食事をしたとき“イタい客がいて……”と、こぼしたんです。一方的に好意を抱かれ、ほかの客の相手をすると露骨に不機嫌な態度になるという。誰かは明かさず“大丈夫?”と尋ねると“うん、大丈夫。お客さんだし適当にいなしてるから”と答えていました。後で思えば、それが山下容疑者でした」
この男性は後日、店内で山下容疑者と出くわした。伊藤さんの気を引こうと、幼稚な振る舞いを繰り返していたという。
「グラスをガチャガチャと雑に扱ったり、自分のスマホを放り投げるなどして大きな音を立てるんです。居合わせた客は気になります。伊藤さんは放っておけなくなり“ちょっと行ってきますね”と中座して容疑者をなだめました。要するに、かまってほしいんでしょう」(同・男性客、以下同)
機嫌を直すと、セクハラが始まった。
「そういった店ではないのに、ちょっと触りすぎだと思いました。強引に手をつないでベタベタしたり、伊藤さんの頭に手を回して自分の身体に引き寄せたりするんです。完全にセクハラですが、伊藤さんはうまくあしらっていました」
その様子を見ていた男性は我慢できなくなり「そういうの、やめたほうがいいんじゃない」と注意したという。すると容疑者は「おう、おまえやるのか」と言い返してきた。
「私も腕に覚えがあり、“やってもいいけど、あなたのほうこそ大丈夫か”と確認したら、急に態度を変えて“いや、そんなつもりじゃなくて”とトーンダウンしました。見た目はいかつい小太りのおっさんですが、強く出ると引くんです。“みんなの気分を害するなら帰ったほうがいいよ”と言うと、帰っていきました」
別の目撃情報によると、山下容疑者は、伊藤さんが接客中の男性客に対して「なんでおまえのとこばっか行ってるんだ」と詰め寄っていたこともあるという。
山下容疑者宅は家賃3万円弱の単身者用アパート。ここでも周囲の目を引く存在だった。
ドアに退去予定のメモが貼ったまま
「夏場はタンクトップにハーフパンツ姿。外見で人を判断したくないけど、身体じゅうに入れ墨がびっしり入って汚らしかったです。ちょくちょく部屋から出て、タバコを吸っていました」(近所の女性)
喫煙中に誰かが通りかかると、部屋に引っ込んだり、車の陰に隠れた。キレやすい性格で怖がられてもいた。
「1か月くらい前の朝6時ごろ、同じアパートの男性住人と激しく口論していました。荒っぽい言葉遣いでした。夜明け前から言い争う声が聞こえていたので長い口論だったと思います」(近所の男性)
山下容疑者は、この部屋を退去する予定だったらしく、ドアには《6月20日午前10時、退去の立ち会いにうかがいましたが不在でした》と、業者のメモが貼り付けられたまま。
かつては運送業や塗装業に従事していたが、昨夏ごろから無職となり、辞めた会社には消費者金融の関係者とみられる電話が10件ほどあったとされる。
仕事や自宅を失う苦境に立たされ、あるいは自暴自棄になったのか。
「伊藤さんは事件の数日前から連絡が取れなくなり、山下容疑者に連れ回されていたおそれがあります。熱海市内の宿泊施設で第三者から“女性が助けを求めている”と警察に通報があり、警察官が駆けつけましたが、すでに姿はなかったといいます。伊藤さんが店長に“あいつ、うざいです”などとスマホでメッセージを送っていたのを何らかの手段で知り、激高して凶行に走った可能性があります」(前出・記者)
血痕が点々と残る店舗の前には、缶ビールやコーラが供えられていた。2人ともお酒が好きで、コーラは店長の好物だったという。