13日未明、名古屋市中村区の店舗兼住宅で火事があり、2人が心肺停止の状態、2人がやけどをするなどして病院に搬送されました。
警察と消防によりますと、13日午前2時前、中村区烏森町の店舗を兼ねた住宅で「2階から火が出ている」と119番通報がありました。
消防車など25台が出て火は約5時間で消し止められましたが、3階建ての建物が焼けました。
この火事で20代の女性と70代の男性が心肺停止の状態で病院に搬送されました。
また、70代の女性と50代の男性が、のどにやけどをするなどしました。
(近所の人)「火が3階の窓からぶわーと出て」
「びっくりこんな近くでこんなことがあるとは思わへんでね」
現場は地下鉄東山線・岩塚駅から東に300メートルほどの住宅が立ち並ぶ地域です。
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
新宿に拠点を構え、これまでに3000件以上の風俗トラブルを担当してきた「グラディアトル法律事務所」の代表弁護士・若林翔氏のもとには、日々様々な相談が寄せられる。歌舞伎町のお膝元にある、紀伊國屋書店新宿本店の「新書部門(6月4週)」でランキング第1位を獲得した若林氏の著書『歌舞伎町弁護士』より、一部抜粋、再構成して紹介する。【前後編の前編】
* * *
警察が誰かを逮捕した。だから、「逮捕された時点で悪人」だとするなら、裁判という仕組みはいらない。同様に、検察が起訴したからといって、それを根拠に「起訴された者が悪人である」とも断定できないだろう。
逮捕され、起訴された者が「本当に、その罪を犯しているのかどうか」を判断するのは、あくまで裁判だ。そして、その裁判ですらも、地方裁判所によるジャッジだけでは真実を見誤る可能性が否定できないため、高等裁判所、最高裁判所と複数回にわたって、裁判を受ける権利が保障されている。
暴力団の構成員だからといって、口を開けば毎回「恐喝する」わけではないし、過去に物を盗んだ前科がある人物が、その前科を理由に今日も「盗んだ」かどうかは決めつけられない。そういうことだ。
左手で吊り革をつかみ、右手には工具の入った鞄を持っていた
早朝のJR埼京線で乗客らによって取り押さえられ、新宿駅で警官に引き渡された若い男性がいた。ラッシュ時、ぎちぎちに人の詰まった車内で「痴漢」の疑いをかけられたのだ。1人の女性が「やめてください!」と大きな声を上げ、その声に反応した周囲の男性らが、彼女の後ろに立っていた若者を羽交い絞めにした。
私は当番弁護士(弁護士会から派遣されて無料で初回の接見を行う制度)として連絡を受けた。
21歳の内装職人だという彼は、坊主頭が少し伸びたぐらいの黒髪で、眉毛は太いまま少しもいじっていなかった。大きな、くりくりした眼。母子家庭で育ち、幼少期は父親の暴力に苦しめられていたという。
「痴漢なんてやっていません」
車内で羽交い絞めにされた時も、駅のホームで駅員たちに囲まれた時も、その後、到着した警察官たちに任意同行を求められた時も、彼は一貫して「否認」していた。
私が注目したのは、声を上げた女性が主張した犯行の態様だった。
被害者とされる女性は30歳前後のビジネスウーマン風だ。警察から被疑者とされた彼が聞いた話によると、女性は「スカートの上から、手でお尻をまさぐられた」と主張し、「掌や指の内側がお尻に触れていた」とも話しているようだ。
だが、彼は左手で吊り革をつかんでおり、右手は「工具の入った鞄の取っ手を握っていた」と言う。
警察の取調べ状況や、彼を取り押さえた乗客たちの証言から、彼が右手で大きな鞄を持っていたことはたしかなように思われた。彼が持っていた工具入りの鞄はかなり重く、地面に届くほど取っ手も長くなかったので、強くしっかりと握っていなければ下に落ちてしまう。
しかし、取調べを担当した警察官は、「最近は、鞄を持ったまま、その手の甲で触るケースも少なくない」と冷たい眼で言っていたようだ。それはそうかもしれないが、今回の事件がそれにあてはまるかどうかは、仔細に調べてみなければわからない。
(後編に続く)
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
かつて芸妓や遊女が集まる“花街”として栄えた静岡県浜松市千歳町。複数のスナックを構える低層の雑居ビルや居酒屋がひしめくこの街に、切羽詰まった声が響いた。
「救急車! 救急車!!」
時は7月6日の日付が変わった頃、レンタカーに乗った山下市郎容疑者(41)が、ガールズバー店員の伊藤凛さん(26)を連れてJR浜松駅近くの駐車場に現れた。車を降りた男が向かった先は、彼女が勤務するバーだ。
「山下容疑者は湾曲した刃が特徴の“ククリナイフ”を両手に持って店に入店。店に入るとすぐに店長の竹内朋香さん(27)を背中から何度も刺し、それを見て店外へ逃げようと試みた伊藤さんも連続して襲った。犯行はものの数分の間の出来事でした。
また3人は店で面識があり、男は常連の客だった。伊藤さんは男の“指名キャスト”で、誘われて店外で食事などをすることもあったそうです」(大手紙社会部記者)
すでに終電の時間も超え、飲み歩く酔客もまばらな時間。このとき周囲に響いた“断末魔”は近くにいた人たちを一瞬にして恐怖に陥れた。
「1時前に『ギャー!!』と女の子の声が聞こえました。その後、店員の子たちが2~3人パニックになって逃げ惑っていたかと思うと、悲鳴が途絶えたんです。様子を見に行こうとも思いましたが、すごく怖くて……。
『近くのガールズバーが襲われたらしい』と噂が聞こえてきて、1時半頃になると救急車やパトカーが何台も集まってきました。そして担架がふたつ運ばれていった。それを見て『ああ、2人やられたんだ』と思ったのを覚えています」
NEWSポストセブンが入手した現場付近の防犯カメラ映像では、「救急車!」と叫びながら助けを求める女性キャストらしき姿や、2時27分に現行犯逮捕された容疑者が警察官に連行される様子が確認できる。近隣住民によれば、バーの周辺には「そこらじゅうに女の子の服の切れ端が散らばって、血溜まりが5か所くらいあった」といい、犯行の壮絶さを物語る”形跡”が一目でわかるようだったという。
ガールズバーの常連客だった山下容疑者はなぜこの日、2人を襲ったのか。特殊な凶器をあらかじめ用意していたこともあり、当初から“計画的犯行”ではないかとも囁かれたが、その犯行理由は身勝手極まりないものだった。地方局の報道部記者が話す。
「容疑者は事件前、なんらかの方法で竹下さんと伊藤さんのLINEのやり取りを確認していた。捜査関係者によれば、そこには〈あいつうざいです〉など、容疑者を指すようなメッセージがあり、男はそれをみて『馬鹿にされた』と憤りを感じ、犯行に至ったということです」
「参政党支持者で高学歴の方いるの?」と批判する人もいるが…「極右」「非現実的」と全方位から批判も、バラマキ&現金給付の“無策”石破政権とどちらがマシか?
参議院選挙での躍進が注目される参政党だが、確かにその公約には理解しがたい点も多い。SNSでは東京都港区議会議員の新藤加菜氏が「参政党支持者で高学歴の方って、いらっしゃるのでしょうか?少なくとも私の見ている範囲では見かけたことがありません」などという発言をし、注目を集めた。しかしその一方で現在の石破政権は、具体的な成長戦略を示すことなく、場当たり的な補助金や現金給付に終始し、既存の利権構造に囚われている。経済誌プレジデントの元編集長で作家の小倉健一氏が、この機能不全に陥った自民党政権と比較し、さまざま矛盾や疑問を抱える参政党について分析する。
【画像】参政党「謎の新人」さや氏の街頭演説
メロンパン食べたら死ぬ…我々は参政党の躍進をどう考えるべきなのか
参院選で躍進するのではないかと報じられている参政党は「極右」や「非現実的」といった批判を右から左まで全方位から浴びている。確かに、参政党の主張には、一見して理解しがたいものがある事実は否定できない。
例えば、ネットで「メロンパン一個食べて翌日に死んだ人はたくさん見てます」などという元幹部の過去発言が物議を呼んだが、多くの有権者が戸惑いや警戒心を抱くのも無理からぬことである。今回は参政党の躍進をどう考えるべきかについて述べたい。
そもそも今回の国政選挙は、本格的な政権選択の機会ではない。石破政権に対する国民の信任を問う投票という性格が極めて強い。選挙結果がどうであれ、衆議院における与野党の基本的な議席構図は大きく変動しない。
約3年前、安倍晋三元首相が暗殺されるという衝撃的な事件があった。弔い選挙的な雰囲気が支配する中、自民党と公明党は歴史的な大勝を収めた。今回の選挙における最大の焦点は、この水増しされた議席を含めて、国民が石破政権の現状に明確な不信任を突きつけるかどうかにかかっている。
現在の石破政権では、日本経済の長期にわたる閉塞感を打ち破るための具体的な成長戦略は全く示されていない。政府は歳出削減(ムダ遣いを減らすこと)には手を付けず、国民の可処分所得を恒久的に増やす抜本的な減税も実施しない。
政府の経済対策は、場当たり的な補助金と国民をバカにしたような現金給付に終始しているのが実情である。一時的な現金給付が、日本経済の構造を変え、持続的な成長軌道に乗せるための根本的な処方箋にはなり得ない。
業界団体の要望ばかり聞く自民党
自民党は政策決定の過程で、各種業界団体を集めてヒアリングを実施する。国民の幅広い意見を聞いたという形式を整えるためである。
ヒアリングの場で業界団体から噴出する要望は、決まって自らの業界への補助金の増額や、新規参入を妨げ、競争を制限するための規制強化である。経済学でレントシーキングと呼ばれる利権追求活動が、日本の生産性向上とイノベーションの最大の足かせとなっているのだ。
自民党は、日本経済の将来的な活力よりも、目の前にある団体の要望を聞いて対策を立てるところで仕事が終わると信じているらしい。少子化対策も、地方創生も、予算をつけただけ。成果は何一つ出ていない。
もし、経済成長を半ば放棄するのであれば、政党としての基本理念に立ち返るべきである。自民党の公式な綱領には「自主憲法の制定」が明確に掲げられている。
憲法改正は、1955年の結党以来、片時も揺らぐことのなかった党是であったはずだ。自民党は憲法改正を重要な政治課題としつつも、具体的な行動を全く起こさなかった。
効果の疑わしい補助金と時代遅れの規制強化に終始する政府
石破首相のこれまでの言動と現在の態度は、この自民党の現状を象徴している。石破氏は権力の中枢にいない時期、時の政権や他者の政策、あるいは言動を執拗に批判し続けた。
だが首相の座に就いた途端、何ら具体的な政策を打ち出せず、重要な課題に対して行動を起こす気配すらない。政策実行の遅れや停滞を、野党の協力不足など他者のせいにする姿勢は全く変わらない。国民にとって魅力のない政策しか打ち出せない政治家としての無能さを露呈しているだけである。
かつて小泉進次郎氏が発言した、「自民党は他の党よりマシ」という言葉が、自民党自身の自己評価の低さと、政策立案能力の欠如を雄弁に物語っている。
農業分野においても、自民党の無策ぶりと現状維持への固執は顕著である。補助金をただばらまくだけで、その国の農業が力強く発展したという成功事例は、世界のどこを探しても存在しない。
日本政府は、効果の疑わしい補助金と時代遅れの規制強化に終始している。現実に農業が大きく発展した国は、例外なく市場における競争原理を大胆に導入し、生産性の向上を促してきた。
食料安全保障ではなく、自らの政治的利益の維持を優先
日本の農業にも、本来は大きな可能性がある。一部の意欲あるイチゴ農家は、極めて高品質な果物を上海など海外の富裕層に向けて輸出し、大きな利益を上げている。
北海道のホタテ漁業協同組合は、中国政府による理不尽な禁輸措置という逆境を乗り越え、アメリカや東南アジアに新たな市場を開拓して成功を収めた。
農林水産省が公表する農林水産物・食品の輸出実績データは、和牛や日本酒、高品質な果物といった品目が、海外で高く評価され、輸出額を伸ばしている事実を示している。
これらの成功事例の多くは、政府の補助金に依存することなく、生産者自らの知恵と努力によって新たな市場を開拓した結果である。
政府・自民党が米だけを過剰に保護し続ける政策は、日本の農家が持つ本来の可能性を信じていない証左に他ならない。
補助金を手厚く与えておけば、自民党の重要な地方の支持基盤である農業協同組合(JA)から政治的な文句は出ない。自民党の農業政策は、日本の農業の未来や食料安全保障ではなく、自らの政治的利益を維持するためだけに存在している。
参政党の政策は確かにおかしい。でもトランプにも矛盾はある
参政党が掲げる政策には、確かに論理的におかしい点や、非科学的と指摘されても仕方のない主張が散見される。アメリカのトランプ大統領が、不法移民の排斥を声高に叫びながら、自身の支持基盤でもある農業分野での移民労働力の活用を容認するように、一見して矛盾した政策を抱える政党は世界中に存在する。
イギリスで既存の二大政党を脅かすほど支持率を伸ばしているリフォームUKも、厳しい移民政策を公約の中心に掲げつつ、医療などを支えるエッセンシャルワーカーとしての外国人は受け入れるという、柔軟とも矛盾とも取れる姿勢を見せる。
既存政党が拾いきれなかった国民の多様な不満や日々の要求を真正面から吸い上げようとすれば、政策全体として多少の矛盾や非一貫性が生じるのは、ある意味で避けられないのかもしれない。
むしろ、何の明確な主張もなく、官僚が作成した当たり障りのない矛盾のない文書をただ読み上げるだけの自民党の政治家のほうが、国民にとっては不気味な存在ともいえる。
参政党は「DIY政党」を標榜し、一般の党員が政策立案に直接関与できる仕組みを導入している。少なくとも国民の声を直接政治に反映させようとするその姿勢は、評価されるべき点でだろう。
自民党の政策とは、こうした不透明な利害調整と政治的妥協の産物
対照的に、自民党の政策決定は、党の政務調査会傘下にある各部会で、特定の業界の利益を代弁する族議員と、関連省庁の官僚、そして業界団体の代表者が密室で利害を調整する旧来のプロセスに、今なお大きく依存している。
そこで最優先されるのは、国民全体の利益ではなく、特定の業界や組織の個別利益である。改革案に含まれる矛盾や対立点は、この調整過程で骨抜きにされ、抜本的な改革は常に先送りされる。一見、矛盾がないような自民党の政策とは、こうした不透明な利害調整と政治的妥協の産物に過ぎない。
自民党の陳腐化した体質は、自らの綱領が持つ極端な分かりにくさにも端的に表れている。日本国憲法の条文は分かりにくいと声高に批判しながら、自らの基本理念を示すはずの綱領は、それ以上に抽象的な言葉が並び、現代の国民に何を伝えたいのか全く理解できない。
国の根幹である社会保障制度も、すでに持続可能性を失っている。厚生労働省が5年ごとに行う公的年金の財政検証は、将来の年金給付水準が、現役世代の所得に対して着実に低下していく暗い未来を明確に示している。
マクロ経済スライドという難解な名前の仕組みは、高齢化の進展に合わせて年金の給付額の伸びを抑制する、実質的な給付カットに他ならない。制度そのものを破綻させないための延命措置である。
その負担は、将来世代、つまり現在の現役世代へと一方的に先送りされている。70歳、80歳になっても働き続けろと言われ、その一方で、若い頃に約束されたはずの社会保障は大幅に削減されているという未来が、多くの現役世代を待ち受けている。
参政党議員は、今後、国民からの厳しい批判と検証に絶えず晒される
自民党政権は、こうした社会の根本的な問題から目をそらし、小手先の対策でお茶を濁し、ごまかしを続けている。参政党の政策の是非を一つ一つ詳細に議論する前に、まず統治能力を失い、機能不全に陥った自民党政権をどうにかすることこそ、停滞する日本社会を前に進めるために必要不可欠である。
参政党から当選する議員は、今後、国民からの厳しい批判と検証に絶えず晒されるだろう。その批判に耐えられない未熟な政策は潔く変え、国民の支持を得られる政策はさらに磨き上げていけばよい。
変化に対応できる柔軟性こそ、既存政党にはない新しい政党の強みになり得る。
明確な国家ビジョンも、具体的な政策も、改革への意欲も失い、ただ現状を維持することだけに汲々とする自民党が政権の座に居座り続けるより、たとえ多くの矛盾や未熟さを抱えながらも、国民の声と真剣に向き合おうとする新しい勢力が議席を伸ばす方が、日本の未来にとって100倍マシであることは間違いない。
(文/小倉健一)
小泉進次郎農水相、迅速な“米騒動”対応で「次期首相」浮上も足りない“経験”と党内の支持
小泉進次郎農林水産大臣の、評価爆上がりが止まらない。最近の「次の首相に誰がふさわしいか」という産経新聞とFNNが行った世論調査で、2位の高市早苗前経済安全保障担当大臣を抑え、トップだったと報じられた。
国民からの人気は水もの
以前、『週刊女性』のアンケート調査では「辞めてほしい世襲議員」で3位に入った小泉氏。やはり“令和の米騒動”で備蓄米をスピーディーに市場へ放出し、米の価格暴騰に歯止めをかけた実績が彼の人気を加速させているのだろう。この潮目に乗って、次期総理候補として有利になったのだろうか?
「ひとつのハードルを越えた、というくらいですね」
と語るのは、政治評論家の有馬晴海氏。
「辞めてほしい議員でランクインしているということは、裏を返せばそれだけ知名度があるということ。国民が喜ぶことをすれば評価は上がるし、悪いことをすれば“あれはダメ”となる。知名度があれば、その評価の振り幅が大きくなりますから」(有馬氏)
国民からの人気は水もの、ということらしい。有馬氏は自民党の中での人望が大切、とこう続ける。
「彼の発信力は評価されています。今回の備蓄米放出についても、マスコミを集めて古米、古古米、古古古米の食べ比べパフォーマンスを行ったり。それを自民党の中では“スタンドプレーをしている”と、冷ややかに見ている人もいます。自分が目立っても、票を集められないじゃないかと」
受け答えにも必要な“経験”
票を集められない、とはどういうことなのか?
「この前の東京都議選で、自民党は惨敗しましたよね。自民党の中では、米関係で小泉さんの評価が上がったから、自民党の評価も上がるだろうと読んでいた人もいました。でもふたを開けてみると、票を集めることができなかった。極端な話、小泉さんが総理になるなら、自民党を出ていくとまで言う議員もいます」(有馬氏、以下同)
もともと国民には人気のある小泉氏だが、昨年行われた自民党の総裁選挙では“若きリーダー”を目指すと出馬したが、3位で決選投票に進む前に姿を消した。
「あのとき“43歳という年齢で総理ができますか?”と聞いたのですが“カナダのトルドー首相(当時)も43歳で就任しています”と答えました。
こちらは、自身がどれだけの経験を積んできたから43歳で総理になってこうしたい、といった展望を聞きたかったわけです。質問の意図がわかっていないのか、都合よくはぐらかしているのかがわからない。そういう受け答えにも経験が必要なわけです」
重責を担う大臣職に複数回就いて、党内で“小泉の顔で選挙を戦うしかない”と思わせることが必要だという。
「今回の備蓄米放出で“小泉進次郎、ここにあり”と、国民に思い出させはしました。これからは、農家の人たちが米作りを安心して続けていける土壌をつくれるか、にかかっています。参議院選挙後、おそらく内閣改造が行われ、小泉さんが農水相を続投するはずです。農協改革をどこまでできるのか、その後どんな要職について経験を積むのかによって、総理のイスが近づくかもしれません」
取材・文/蒔田稔
地域との対話閉ざす電力会社に募る不信 原発マネーも止まらぬ衰退
道路にはほこりが舞い、近くの川は泥水が流れていた。
洗濯物が干せない――。見かねた男性は申し入れ書を持って北海道電力の門をたたいた。
北電が再稼働を目指す泊原発(北海道泊村)で2024年3月、高さ海抜19メートルの防潮堤の建設工事が始まった。
業者が掘削した土砂を構外の土捨て場に運ぶ。トラックから小石などが落ち、道路が汚れていた。
原発から約1キロ離れた同村堀株村に住む村議の滝本一訓さん(80)は周辺住民の苦情を受けて3月18日、「発電所長、土木責任者に話がある」としたためた書面を泊原発の担当者に手渡した。
9日後、担当者が自宅まで書面を返しに来た。「道路の汚れは村議会の特別委員会が対応することになりました」。申し入れは拒まれた。
「住民の声を誠実に聞けばいいだけなのに、なぜ申し入れを断る必要があるのか」。北電の対応に不信を募らせる滝本さんだが、以前は原発の立地に協力してきた。
ハコモノできても「豊かにならない」
堀株村生まれ。1969年、北電が隣の共和町に原発を建設する計画を公表した際は、事業計画地に所有していた畑を北電に売った。
建設地が自宅の近くに変更された時も、1号機の89年の営業運転開始も反対しなかった。
毎年数千万から億単位の交付金が入るようになった泊村。役場はスケートリンクや温泉など多くの施設を建てた。
それでも衰退は止まらない。
人口は半数近く減り1400人弱に。滝本さんが30年以上続ける農業は、他に従事者がいなくなった。
「村が豊かになっていない」
2011年の東京電力福島第1原発事故を機に政府や電力会社の対応に疑問を抱き始めた滝本さんは、「政府は原発立地自治体にお金を渡すだけで、将来を真剣に考えていない」と思うようになった。
滝本さんにとっての「豊かさ」は、栽培したアスパラガスを「おいしかった」と客に言ってもらえること。「来年も頑張ろうと思えるから」だ。原発事故が起きれば、その来年は来なくなる。
36年間原発のそばで暮らし、「今あるものを動かすことは仕方ない」とも考える。ただ、住民に耳を傾けようとしない北電の姿勢に「安全対策工事をちゃんとやってくれるのか」と不安を募らせる。
札幌と福島の共通点
12年以上かかっている泊原発3号機の新規制基準適合性審査で今夏、原子力規制委員会が正式合格を出す。
その直前に行われている参院選。道選挙区の候補者12人のうち、原発廃止を明確にしているのは2人だけで、大きな争点にはなっていない。
そんな状況を苦々しく見ているのは、12年に福島市から札幌市に避難した中手聖一さん(64)だ。
「いよいよ動き出すのか」。原発の全廃を願う一方で、自身も再稼働への備えを始めている。
経営する訪問介護事業所の事業継続計画を3年前に策定。原子力災害への対応を盛り込んだ。今年8月、初めての訓練をする。
「福島と札幌は似た環境にある」と言う。福島第1原発と福島市中心部、泊原発と札幌市中心部の距離はどちらも60~70キロ程度。福島と同じ規模の事故が泊原発で起きたら――。
福島では最初の水素爆発の3日後、福島市の大気中の放射線量が1時間あたり24マイクロシーベルトに上昇した。
「3・11をイメージして泊原発再稼働の是非を判断してほしい」と中手さん。参院選では全候補者の考えを確認して投票先を決めようと思っている。【片野裕之】
「足湯スペースで裸」と通報 尻を露出した容疑 40歳の男を逮捕 沖縄・北谷町の屋外温泉施設で
北谷町美浜の屋外にある温泉施設で尻を露出したとして沖縄署は11日、住所不定、職業不詳の容疑者(40)を軽犯罪法違反の疑いで現行犯逮捕した。
調べに「全裸にはなっていない。ズボンははいていた」と容疑を否認している。
署によると同日午後9時20分ごろ屋外にある温泉施設で尻を露出した疑いがある。同施設の従業員から「足湯のスペースに裸で入っている男がいる」と通報があった。
「性的欲望を満たすため」女子中学生2人に性的暴行 26歳中学校教員の男に「動機や経緯に酌むべき点はない」懲役6年判決
女子中学生2人に性的暴行を加えた北九州市内の中学校の教員(事件当時)・塩谷航太被告(26)に対し、福岡地裁小倉支部は7月10日、懲役6年の実刑判決を言い渡した。
裁判長は「自身の性的欲望を満たすため」と認定したうえで「動機や経緯に酌むべき点はない」と厳しく指摘した。
スマホの位置情報対策などを挙げた検察側「手口は巧妙かつ手慣れている。悪質極まりない」と主張
判決によると、塩谷被告は2024年11月、女子中学生2人に性的暴行を加えるなどした。
女子中学生Aさんに対しては北九州市小倉北区のホテルで性的暴行を加え、さらにその様子を自身のスマートフォンで撮影して保存。
女子中学生Bさんに対しては門司区の店舗駐車場に止めた車の中でわいせつな行為をし、別の日にはホテルで性的暴行を加えた。
女子中学生Bさんに対する事件について、検察側は論告求刑公判で「常習的にわいせつ行為を繰り返す中、位置情報が親に知られて発覚することを避けるため、スマートフォンをコインロッカーに預けさせたうえで犯行に及んでおり、手口は巧妙かつ手慣れている。悪質極まりない」と主張した。
福岡地裁小倉支部「その立場にかかわらず…熟慮できない成長段階に乗じた犯行」
判決で福岡地裁小倉支部(三芳純平裁判長)は「中学校の常勤講師として勤務していた被告人が、その立場にもかかわらず、被害者らと多数のメッセージをやり取りする中で積極的に甘言を弄して性的な話題を繰り返し提供するなどして会う約束を取り付け、ホテルに誘うなどして一連の犯行に及んでいる。各被害者が被告人と性的関係を持つことの意味合いや影響を未だ熟慮できない成長段階にあることに乗じた犯行であるといえ、強い非難に値する」と指摘した。
「本来であれば明らかに不本意であるはずの性的関係」被害者への長期的影響を懸念
判決では被害者への影響についても言及された。
福岡地裁小倉支部は「各被害者は、事件当時から被告人に嫌悪感を有していたわけではないにしても、本来であれば明らかに不本意であるはずの性的関係を持たされた。今後の成長過程において表面化するであろう、本件の被害に遭ったことによる影響は深刻なものになると懸念される」と指摘。
被害結果は重大であり、各被害者の保護者が塩谷被告の厳罰を望んでいることも「当然といえる」と判断している。
「自身の性的欲望を満たすため」と塩谷被告の動機を厳しく指摘
塩谷被告の動機について、福岡地裁小倉支部は「自身の性的欲望を満たすために犯行に及んだ側面が強い」「本件の動機や経緯に酌むべき点はない」と指摘。
そのうえで塩谷被告の情状面
・前科がないこと
・事実をすべて認めていること
・父親が監督を誓約していること
・被害者の保護者に被害弁償の申出をしたこと
なども考慮したうえで
「刑を減軽した上で執行猶予を付すことが視野に入る事案ではない」として塩谷被告に懲役6年の判決(求刑・懲役7年)を言い渡した。
居酒屋兼住宅が全焼し2人死亡・2人けが、3世代同居し70代男性と孫と連絡取れず…名古屋・中村
13日午前1時45分頃、名古屋市中村区烏森町の長谷川次郎さん(77)方から「火が出ている」と119番があった。1階が居酒屋の軽量鉄骨造3階店舗兼住宅が全焼した。この住宅には長谷川さんら家族4人で住んでいたが、住宅部分で倒れていた2人が死亡し、外に逃げ出した2人も煙を吸い込むなどしてけがを負った。
県警中村署などによると、倒れていたのは70歳代くらいの男性と20歳代くらいの女性で、長谷川さんと長谷川さんの孫とは連絡が取れていない。また、けがを負ったのは長谷川さんの妻(76)と息子(53)で、命に別条はないという。同署で出火原因などを調べている。
新燃岳7年ぶり噴火から3週間 13日も噴火 火山灰による断水で給水所 灰は宮崎方向に 鹿児島県霧島連山
霧島連山の新燃岳が7年ぶりに噴火して3週間です。13日も噴火があり灰は北の宮崎県方向に流れています。
霧島連山の新燃岳は先月22日に7年ぶりに噴火し、その後、断続的に噴火が続いています。13日午前5時半前の噴火では、噴煙が火口から300メートル上がりました。このあと噴火があった場合風は北の宮崎県方向に流れる予報です。新燃岳の降灰予報は画像で掲載しています。
霧島市では火山灰を含む泥水が水道や温泉の配管を押し流し、一部で供給がストップしています。市は霧島神宮台別荘地付近に給水所を設置しています。13日は午前10時から正午までと午後3時から午後5時まで給水できます。新燃岳では噴火警戒レベル3が継続中です。