熊本にふるさと納税寄付7億円超 支援広がる、心から感謝と木原氏

木原稔官房長官は3日の記者会見で、熊本地震の支援にふるさと納税制度を活用する動きが広がり、寄付金額が7億3千万円を超えたと明らかにした。被災地の事務負担を減らすため、代理で受け付ける自治体を含め200超が対応しているとして「支援に協力いただいている皆さんに心から感謝を申し上げたい」と述べた。
金額については、ふるさと納税の仲介サイトを運営する事業者4社の数字を足し合わせたものだと説明。「被災団体を支援するためにふるさと納税が行われることは制度の趣旨に沿う」と強調した。

「いま言ったら楽になるぞ」16歳女性が取り調べで体調悪化し釈放後に死亡…遺族“違法な捜査が原因”と訴え提訴 自民・森参院議員が会見

2025年、障害者施設内の入居者への暴行の疑いで逮捕された16歳の女性が、取調べ中に体調不良を訴え、釈放後に死亡したのは、警察の違法な取り調べが原因として、遺族側が国と県に対し損害賠償を求める裁判を起こし、3日、自民党の森まさこ参議院議員らが都内で会見を行いました。森議員は海外メディアなどを前に、日本の司法の取り調べの違法性などについて訴えました。
2025年2月、兵庫県内の福祉施設に勤務していた当時16歳の少女・るなさん(仮名)は、施設が開催したバレンタインデーに関するイベントの際に、入居者の重度の知的障害がある女性が別の利用者に噛みつこうとしたため、女性のあごに触れるなどして行為を止めさせました。この際、るなさんが女性のあごに触れていたことが虐待ではないかと別の施設利用者が申告し、4か月後の2025年6月、兵庫県警が暴行の疑いで逮捕しました。
遺族などによりますと、取り調べの際、るなさんは容疑を否認し続けましたが、それでも警察による取り調べが続き、るなさんは次第に食事も食べることができず、体調が悪化していったということです。
18日間の勾留を経て、神戸地検が不起訴としたことから、るなさんは釈放されましたが、自宅に戻っても悪化した体調は戻らず、食事をとっても体に吸収されない「低栄養状態」となり入院し、『PTSD・心的外傷後ストレス障害』と診断されました。その後も悪化の一途をたどり、るなさんは去年12月に「るい痩」(病的に体重や脂肪組織が著しく減少した状態)で死亡しました。死亡した際、るなさんの体重はわずか20キロほどしかなかったということです。
遺族は勾留中にるなさんが書き綴っていた「被疑者ノート」を公表しました。取り調べ当時の警察と検察のやりとりなどが記入されていて、取り調べを行った警察官から「いま言ったら楽になるぞ。」などと執拗に容疑を認めるよう追及されていたことが綴られていて、涙でにじんだような跡も残されていました。遺族は今年6月に国と兵庫県に対し、約1億1000万円の損害賠償を求めて提訴したほか、7月31日には必要性がないことを認識しながら、逮捕・勾留したとして当時の明石警察署員3人と神戸地検の検察官を刑事告訴したことも明らかになっています。
3日、日本外国特派員協会で会見を開いた森まさこ参院議員は、「16歳の少女、るなさんが絶望の内に未来の夢を絶たれて死亡したその無念を晴らすために、そして今後一切、検察から無実の人がひどい取り調べを受けることがないように、国民の皆様と世界中の皆様に申し上げます。日本の検察が、真に国益の代表者として被害者を救済し、弱いものを守る、正義を実現できる機関に生まれ変わるように私どもは戦って参りますので、どうか引き続きこの問題を注視していただきますようお願いします」などと話し、検察組織の改革を訴えました。

<独自>辺野古転覆、負傷生徒運んだタクシー運転手が初証言 生徒「海水死ぬほど飲んだ」

沖縄県名護市辺野古沖で3月、船2隻が転覆し同志社国際高(京都府)2年の武石知華(ともか)さん(17)ら2人が死亡した事故で、負傷者が搬送された病院から那覇市内のホテルまで同校の生徒を乗せたジャンボタクシーの40代男性運転手が産経新聞の取材に応じ、当時の様子を語った。男性がメディアの取材に証言するのは初めて。生徒は「海水を死ぬほど飲んだ」などと事故の恐怖を話していたという。
事故は3月16日午前10時10分ごろ、辺野古沖で発生。米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する抗議船「不屈」が転覆し、約2分後に「平和丸」も転覆した。平和丸に乗っていた知華さんと不屈の金井創(はじめ)船長(71)が死亡し、高校生と乗組員計14人が重軽傷を負った。
タクシー運転手が名護市内の病院で、負傷した生徒を乗せたのは事故から約7時間後の午後5時過ぎだった。乗車定員10人のジャンボタクシー2台に男女が分かれて分乗。「スリッパを履き、大きなタオルで顔を隠した男子生徒7、8人が乗り込んだ。事故のことは知らなかったので、何だろうと思った」と振り返る。
目的地は50キロ以上離れた那覇市内のホテル。車を走らせると、車内で生徒らは「ライフジャケットが引っかからなくてよかった」「今まででいちばん大きな声を上げた」「手を骨折した」「死なないでよかった」などと話していたという。
運転手が「海難事故でもあったんですか」と尋ねると、生徒らは押し黙り、車内は静まり返った。余計なことを聞いてしまったと思い、「すみません」と謝罪した。
カーラジオをつけると辺野古沖事故のニュースが流れた。運転手はとっさにラジオを消した。
沖縄自動車道の中城(なかぐすく)パーキングエリア(中城村)に立ち寄るよう指示され、駐車場にとめると、同校の教員とみられる若い女性が助手席に乗り込んできた。ホテルに向かうまで、女性は生徒から事故の状況や負傷程度を聞き取っていた。
運転手は「聞き耳を立てていたわけではないが、生徒らが事故の被害者であることに気付いてから何も聞けなかった」と生徒らの心情をおもんぱかった。(大竹直樹)

【児童虐待】小学生の息子の腹を蹴り、頭を平手で殴る…傷害容疑で33歳会社員の父親逮捕 「腹を蹴ったことない」と否認 北海道空知地方

3日、北海道空知地方で、息子に足蹴りするなどの暴行を加えたとして、33歳の男が逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、空知地方に住む会社員の33歳の男です。 男は7月17日午後6時ごろ、自宅で小学生の息子の腹を足蹴りし、頭を平手で殴った疑いが持たれています。 男の子は、腹を打撲するけがをしました。 警察によりますと、事件から1週間後の7月24日に、警察署にこの男が虐待した疑いの情報提供があり、事件が発覚。 親族への聞き取りなどから、容疑が固まったとして、3日に男は逮捕されました。 事件当時、部屋にいたのは、男と小学生の息子の2人だけでした。 警察の調べに対し、男は「腹を蹴ったことは一度も無い」と話し、容疑を否認しています。 警察は児童虐待事案として、男が息子に日常的に暴力を振るっていなかったか調べています。

被災地で危険な暑さ 熊本市で酷暑日、県内初の40度超 気象庁

震度7の地震が起きた熊本県では3日も気温が上昇し、午後2時台に熊本市中央区で40・3度を観測した。熊本県内で気温が40度に達するのは観測史上初めて。
震源に近い甲佐町では39・8度に達し、断水が続く八代市でも38度を超えた。復旧作業中の被災地で、危険な暑さとなっている。
気象庁によると、熊本県周辺は高気圧の影響で晴天が続き、気温が上昇した。高気圧は停滞し、厳しい暑さが続く見込み。
気象庁は、暑さの厳しい日中はなるべく涼しいところで過ごし、水分や塩分の補給や十分な休憩など、熱中症を防ぐ対策を呼びかけている。
国内で40度以上の酷暑日となる地点が出るのは2日連続で、今年に入って9日目。環境省と気象庁は、関東から九州・沖縄にかけて25都府県に「熱中症警戒アラート」を発表している。

イオンモール熊本で2人死亡「ハビタ」が公式HPに謝罪文 館内戻る指示など詳細に触れず

7月28日の令和8年熊本地震後に発生した「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)の爆発で、女性従業員2人が死亡した雑貨店の運営会社「ハビタ」が3日、公式ホームページ(HP)を更新し、遺族への謝罪文を掲載した。
「令和8年熊本地震による当社従業員の被災について」と題し、サイトのトップで文面を公開した。
「この度の地震並びにその後に発生した爆発事故により、イオンモール熊本で勤務する当社従業員2名の尊い命が失われる事態となりました」と報告した。そのうえで、「お亡くなりになられた2名のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
ハビタ社の幹部2人は2日夜、報道陣の取材に応じ、亡くなった2人が地震後に一時、避難してから売上金を金庫に移すため、会社側が館内に戻るよう指示したと明らかにしていた。亡くなったうちの1人、熊本市の大竹玖瑠美(くるみ)さん(22)の通夜に参列した際、遺族に謝罪し、一連の経緯をまとめた書面を渡した。遺族によると、大竹さんは7月28日の地震後、いったん外に出たが、館内に戻る様子が目撃されていた。会社側から謝罪を受けた大竹さんの母親は「(娘は)帰ってこないんですよ」と泣きながら訴えた。通夜を訪れた営業部長は報道陣の取材に「今から考えると、命に代えるものではない」と述べた。
ハビタ社HPでの発表文では、こうした指示など、事故の詳細については触れていない。
同社は1976年創業。熊本など九州で十数店舗を運営する。

台風13号、小笠原の南海上を通過へ=7日に沖縄・奄美接近か―気象庁

大型で非常に強い台風13号は3日午後、小笠原諸島の南東海上をほぼ西へ進んだ。4日に南海上を通過し、7日に沖縄本島や奄美大島に接近した後、東シナ海へ進む見込み。気象庁は小笠原諸島や沖縄・奄美地方では暴風、高波、大雨に警戒するよう呼び掛けた。
13号は3日午後3時、小笠原諸島の南東海上を時速25キロで西北西へ進んだ。中心気圧は945ヘクトパスカル、最大風速45メートル。半径185キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径560キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 [時事通信社]

多摩動物公園のライオン3頭が相次ぎ死ぬ、熱中症か…別の3頭も起き上がれない状態

東京都と東京動物園協会によると、多摩動物公園(日野市)で先月28日~今月2日にかけ、ライオンの雌3頭(3~15歳)が相次いで死んだ。解剖した結果、いずれも全身の脱水や多臓器不全が確認され、猛暑による「熱中症」が原因とみられるという。
同公園では先月時点で雄5頭、雌11頭の計16頭(1~20歳)のライオンを飼育していた。このうち、死んだのはムギ(3歳)、イチゴ(11歳)、ルエナ(15歳)の3頭。
7月中旬以降、急な猛暑が続いた後、園内のライオン10頭が次々と食欲不振や活動低下などの症状で治療が必要な状態になった。同園は23日からライオンの展示を中止し、飼育舎の送風機や可動式クーラーを増設していたが、重症化した3頭が28、31日と今月2日に死んだ。
現在は雄2頭、雌1頭が体調不良で起き上がれない状態だといい、点滴などによる治療を続けている。
同公園は1964年にライオンの飼育・展示を始めたが、都の担当者は「暑熱が原因で複数のライオンが死んだ事例は、多摩動物公園ではこれまでにない」としている。

松尾県議が自民県議団会長を辞任へ 地震直後に政治資金パーティー 福岡

福岡県議会の自民党県議団の会長を務める松尾統章県議が8月3日午後、会長を辞任する考えを示しました。
松尾県議は7月28日、熊本地震の発生直後に北九州市のホテルで政治資金パーティーを開いていました。
その後、松尾県議は開催した経緯や理由について報道陣の取材に応じた際、「やってよかった」などと話していました。
松尾県議はこれらの対応が適切ではなかったとして、自民党県議団の会長を辞任することを決めたとしています。「多くのご批判を受け、真摯に受け止めております」と述べています。
8月7日に予定されている議員総会で、正式に辞任が認められる見通しです。
松尾県議をめぐっては、“金銭授受”疑惑を受けて、自民党の若手県議らから役職の辞任を求める声が上がっていました。
一方、松尾県議は議員辞職については否定しています。

世界遺産含む53件が地震被害 熊本など4県の国文化財

熊本県で震度7を観測した地震により、熊本、福岡、長崎、鹿児島4県にある53件の国文化財に被害が確認されたことが3日、文化庁のまとめで分かった。世界遺産2件も含まれる。
熊本県によると、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する万田坑(荒尾市)で施設の窓ガラスが割れた。三角西港(宇城市)でも被害の報告があったが、詳細は確認中としている。
文化庁によると、3日午前11時時点で、4県の内訳は熊本48件、福岡3件、長崎1件、鹿児島1県。国宝が3件あり、熊本県によると、青井阿蘇神社(人吉市)で本殿が傾く被害が、通潤橋(山都町)で付属施設「御小屋」の部材が落下する被害が確認されたという。