山陰道多重事故、1人死亡 島根、子ども1人重体

31日午後2時40分ごろ、島根県出雲市多伎町小田の山陰自動車道多伎・朝山道路で、乗用車が対向車線にはみ出し、軽乗用車と普通貨物車に相次いで衝突した。県警によると病院に搬送された計9人のうち、乗用車の西沢澄江さん(65)=島根県浜田市=が死亡。複数いた子どものうち、貨物車の小学生男児(7)=北九州市小倉北区=が意識不明の重体となった。
他の7人も重軽傷を負った。
現場は出雲多伎インターチェンジ(IC)―大田朝山IC間の高架橋上。片側1車線の対面通行区間で、はみ出した車は70代男性が運転し、島根県大田市方面に向かっていた。県警が詳しい状況を調べている。
現場付近は一時通行止めとなった。

野田立民代表、関税交渉「現状説明を」=石破首相に不満表明

立憲民主党の野田佳彦代表は31日、4回目の閣僚級協議を終えた日米関税交渉に関し、政府に現状の説明を求める考えを示した。熊本市で記者団に「状況が分からない。一体何をやっているのか説明してほしい」と述べた。
石破茂首相は4月に与野党党首会談を行い、トランプ米政権の関税措置への対応を巡り協力を呼び掛けた。野田氏は「国難だから協力してほしいと相談された。その後、党首会談も何もない」と不満を示した。 [時事通信社]

野村元農相、小泉氏に苦言 「自民部会諮らず発表」

自民党の野村哲郎元農相は31日、鹿児島県鹿屋市の会合で、随意契約による備蓄米の売り渡しを就任早々に決めた小泉進次郎農相に苦言を呈した。党の了承手続きの一環として農林部会に諮っていないとし「自分で決めて自分で発表してしまう。ルールを覚えてもらわないといけない」と述べた。
会合は農林族重鎮の森山裕幹事長の国政報告会で、森山氏も出席した。野村氏は「森山先生から『ちくり』とやっていただかないと、今後が心配だ。われわれが言っても聞かない」と不満も示した。
一方、森山氏はコメ価格に関し、農家が収益を得て再生産できるような米価でなければ食料安全保障は成立しないと強調した。

日米豪比「中国に深刻な懸念」=防衛相が会談、定期開催目指す

【シンガポール時事】日本、米国、オーストラリア、フィリピン4カ国の防衛相は31日、シンガポールで会談した。発表した共同声明で、中国による東・南シナ海における一方的な現状変更の試みに「深刻な懸念」を表明。4カ国の協力や調整を強化するため、防衛相会合の定期開催を目指すことで一致した。
4氏は南シナ海やインド太平洋地域における情報共有の重要性を確認。4月の日比首脳会談を受け、日比間で情報保護協定の議論が開始されたことを歓迎した。フィリピンのサイバー安全保障体制の強化に4カ国が共同で投資する方針も申し合わせた。
海上自衛隊と米豪比の海軍は共同訓練に取り組んできた。4氏は中国を念頭に東・南シナ海での活動状況を把握するため、共同で情報収集や警戒監視・偵察活動の計画を検討することで一致した。
中谷元防衛相は会談後の記者会見で「4カ国が共通の課題について連携を深めることは極めて重要だ」と述べた。4カ国の防衛相会談は昨年5月に米ハワイで行って以来。 [時事通信社]

千葉は銚子、滋賀は彦根… 県庁所在地にない4気象台の立地見直しを気象庁が検討

気象庁は各都道府県の庁舎所在地以外に設置されている4つの地方気象台について、県庁所在地への移転を視野に立地を検討し直している。対象となるのは千葉・銚子▽埼玉・熊谷▽滋賀・彦根▽山口・下関-の4地方気象台。それぞれの立地には設置当時の社会情勢や地理特性などの歴史的背景があるが、災害時に職員が県庁へ直接駆け付けられるよう自治体連携を最優先する構えだ。
各地方気象台は、明治20年の勅令で各地に設立された地方測候所を前身とする。民営測候所もあったが、昭和14年までに全て国営化され、地方気象台が設置された。現在、4カ所以外は全て都道府県庁所在地にある。
埼玉県は明治20年の勅令で測候所を浦和(現さいたま市)に置くよう定められたが、24年に熊谷へ変更された。理由は不明だが、産業振興に生かす観点から当時の基幹産業だった蚕(さん)業の中心地、熊谷になったとされる。
海運の要衝に置かれたのが銚子と下関のケースだ。銚子港には明治19年、海運会社中心に民営の銚子測候所が開設され、昭和32年に地方気象台に。瀬戸内海への航路に当たる下関は、明治16年に国営の測候所として設立された経緯がある。
彦根は滋賀県中央部に位置し、気象に影響を与える琵琶湖の特性を把握するには適しているという地理的要因が背景にありそうだ。
4カ所は各県庁まで、いずれも車や交通機関で1~2時間かかる距離にある。通信技術が発達し観測に適した立地の必要性は薄まっている上、近年は防災対応を重視する傾向がある。ただ、移設にも場所の確保や予算措置が必要になるため、気象庁は中長期的課題として慎重に検討する。
同庁の野村竜一長官は1月の記者会見で、「県庁に災害対策本部が開かれ、市町村や政府の人が集まる時、たどり着けないようなら全く意味のない気象台だ」と立地見直しに意欲を示した。(市岡豊大)

農相「強い意志が道開く」 備蓄米の店頭販売で謝意

小泉進次郎農相は31日、政府が随意契約で放出した備蓄米の店頭販売が同日始まったのを受け「政治は強い意志があれば、道が開ける」と語った。地元の神奈川県横須賀市で開かれた会合で「6月上旬も無理と言われていた。多くの皆さんの協力のおかげだ」とし、関係者に謝意を示した。
備蓄米の放出方式を競争入札から随意契約へ切り替えた判断に関し「政治の世界は結果が全てだ。国民にどう判断してもらえるか全て受け止める」と述べた。
小泉氏は、コメを巡る失言で更迭された江藤拓前農相に代わり、5月21日に就任した。

1歳くらいの男の子2人が風呂場で意識不明か 病院に搬送 東京・足立区

31日午後7時ごろ、東京都足立区の一戸建て住宅で、子供2人が風呂場で力のない状態でいるところを発見され、病院に搬送された。
捜査関係者によると、搬送された2人はともに1歳くらいの男の子で、意識不明で搬送されたとみられるという。
通報した家族が「しばらく目を離していた」という趣旨の説明をしているといい、警視庁は詳しい状況を調べている。

「手取りが増えてしまう」切り取りで炎上、自民幹部は仰天…偏った情報による投票に懸念

[SNSと選挙]政治の今<中>

昨年末、自民党の小野寺政調会長の発言「手取りが増えてしまう」がX(旧ツイッター)で拡散し、炎上した。「手取りが増えると悪いのか?」「ふざけんな小野寺!」「自民党消えてしまえ」――。SNSは罵詈(ばり)雑言であふれた。地元支援者の連絡で事態を知った小野寺氏は何が起きているのか瞬時には理解できず、ネットを見て仰天した。「自分の意図した発言内容と違う。しかも、どんどん拡散しているじゃないか」
小野寺氏は確かに、2024年12月のNHK番組でそう発言している。しかし、国民全体の手取りが増えることを問題視したわけではない。「103万円の壁」対策として国民民主党の主張を実行すると、年収2000万円以上の世帯への恩恵がより大きくなると説明する中での発言だ。小野寺氏は今回の件を教訓に炎上への対応策を弁護士に相談したが、訴訟や開示請求などいずれも即効性はなく、「現状は泣き寝入りするしかない」という。
これが選挙期間中に起きれば、有権者の投票行動にも影響を与えかねない。与野党は今、選挙中のSNS上の真偽不明情報への対応を強化しようと協議を重ねている。アカウントの本人確認などが想定され、いずれも早急な検討が求められるが、小野寺氏のような炎上を防ぐのは難しい。そもそも選挙は候補者が有権者の関心を奪い合う側面があり、SNSと相性が良い。
「冷静な判断を確保するため、選挙中は信頼できる情報を簡単に見られる仕組みが必要だ」。慶大の山本龍彦教授(憲法・情報法)はこう指摘し、アルゴリズムのあり方を検討するべきだと訴える。
アルゴリズムはコンピューターが情報を処理する手順のことで、ネットで利用者の閲覧履歴を分析し、個人の好みにあった情報を表示する。閲覧数を稼いでプラットフォーム事業者が広告収入を得るアテンション(関心)・エコノミーと言われる構造だ。
アルゴリズムが知りたい情報を表示してくれ、利用者は情報選択で自己決定する必要がない。選挙の投票先を選ぶための情報をネットにのみ頼った場合、偏った情報に囲まれた有権者は自律的に意思決定しているかとの疑問にぶち当たる。
24年の米大統領選ではXの所有者イーロン・マスク氏がアルゴリズムを変更し、トランプ大統領の主張が拡散されやすいよう誘導し、投票行動に影響を与えた疑いが出た。山本教授は「選挙中はアテンション・エコノミーなどとは別の仕組みで情報を提供していくことが事業者に求められるのではないか」と提案する。
国民民主の玉木代表は27日の記者会見で、SNSにあがった書き込みを「重視している。一つ一つが大切な意見だ」と率直に語った。少数与党下の国会では各党の歩み寄りがないと政策は実現しないが、SNSで主張を増幅し、強く結束した集団に立脚した政党であれば、合意は遠のく。SNSが拍車をかけた米国政治の分断も対岸の火事ではない。
立憲民主党の大串博志代表代行は「アルゴリズムがどういった情報を選別しているか誰も分からない。分断が強まり、民主主義がうまく機能しなくなるのではないか」と懸念する。プラットフォーム事業者に対応を求めるため、法整備も検討するべきだと訴えている。

自転車乗る男性に“ラリアット”? 暴行容疑で逮捕の男「わざとじゃない」と一部否認 札幌市

札幌・東警察署は2025年5月29日、暴行の疑いで、札幌市東区の無職の男(46)を逮捕したと発表しました。
男は29日午後4時20分すぎ、札幌市東区北23条東16丁目の路上で、自転車で走行していた60代男性の顔面を腕で殴打する暴行を加えた疑いが持たれています。
目撃者から「歩行者が手を伸ばして、自転車に乗っている人の顔面にぶつかった」と通報があり事件が発覚。
警察によりますと、男は腕を横に伸ばし、反対方向から来た自転車に乗る男性の顔面を殴打したということです。
男と男性に面識はありませんでした。
調べに対し男は「叩いてしまったことは悪いが、わざとじゃない」と容疑を一部否認しています。

能古島から1キロ以上先目指して泳ぐ・・・男性(20)死亡 矢部川では釣りの男性(27)が死亡 福岡

29日、福岡市西区の沖合にある能古島周辺を泳いでいた20歳の男性が死亡しました。男性は1キロ以上先を目指していました。
福岡海上保安部によりますと、29日午後5時すぎ、「福岡市西区の能古島から小戸まで泳いで渡るといった友人がまだ泳ぎ着いていない」と通報がありました。
海上保安部などが周辺の海域を捜索したところ、午後6時すぎに海に浮かぶ男性1人を救助しましたが、男性はまもなく死亡が確認されました。
死亡したのは福岡市中央区に住む20歳の会社員の男性で、午後1時45分ごろ、能古島の砂浜から泳ぎ始め、1キロ以上離れた小戸公園を目指していました。
一方、29日午後10時前、みやま市の矢部川では家族で釣りに来ていた熊本市の会社員・森永健斗さん(27)が溺れ、死亡が確認されました。