兵庫県の斎藤元彦知事に関する内部告発問題を巡り、県の第三者委員会が27日、井ノ本知明・前総務部長が告発者の私的情報を漏えいしたとする調査報告書を公表したことを受け、斎藤知事は県庁で記者団に、「(漏えいを)指示したことはない」と自身の関与を否定した。
第三者委は、漏えい行為は斎藤知事らの指示で行われた可能性が高いと指摘している。
斎藤知事は漏えいへの関与を否定する一方、「県民の信頼を損なう状況になった」と陳謝。その上で自身の処分について、「組織の長として、給与のカットを含めて検討したい」と述べた。
県は同日、井ノ本前総務部長を停職3か月の懲戒処分にした。
「みんなでつくる党」が「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首を業務上横領の疑いで刑事告訴 警視庁が受理 少なくとも1000万円はドッグラン付き民泊の土地購入に充てられたか
「みんなでつくる党」は党として、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首を業務上横領の疑いで刑事告訴し、警視庁に受理されたと明らかにしました。
みんなでつくる党 大津綾香党首 「告訴の背景には、政党資金の不適切な取り扱いに関する複数の疑惑が浮上したこと」
「みんなでつくる党」の大津綾香党首は午後4時ごろ、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花党首について、業務上横領の疑いで警視庁に刑事告訴し、受理されたと明らかにしました。
「みんなでつくる党」の前身は、立花氏が設立した当時の「NHKから国民を守る党」ですが、大津党首は立花氏が党の金、およそ3億5000万円を無利子・無担保で自身に貸し付け、この金が回収できないと主張しています。
立花氏には党の資金を移動させる権限はないとしたうえで、少なくとも1000万円は淡路島のドッグラン付き民泊の土地の購入に充てられたとみられるとしています。
【写真を見る】大津綾香党首の会見の様子
下村氏「還流再開求めず」=元会計責任者証言と食い違い―自民裏金事件巡り参考人質疑・衆院予算委
自民党派閥裏金事件を巡り、衆院予算委員会は27日、旧安倍派幹部だった下村博文元政調会長を参考人として招致し、質疑を行った。下村氏は2022年4月に中止がいったん決まった同派の政治資金パーティー収入のノルマ超過分の還流について「再開を求めていない」と説明。同8月の幹部協議で再開は決まらなかったと主張した。
同派元会計責任者は2月の参考人質疑で、22年7月に「ある幹部」から還流再開を求められ、同8月の幹部協議で再開が決まったと説明している。立憲民主党などが「ある幹部」とみる下村氏と元会計責任者の証言が真っ向から食い違った形だ。
下村氏の説明によると、22年5月の派閥パーティーの後、ノルマ超過分の還流を求める声が派内の議員の一人から寄せられた。下村氏は同6月下旬以降、会長だった安倍晋三元首相と元会計責任者に「そういう声がある」と報告。元会計責任者には安倍氏の死後の同7月下旬にも電話で連絡した。ただ、「事務的に伝えた」だけで、「再開を求めるということではなかった」という。
下村氏は22年8月の幹部協議については「現金還付ではない形で手当てできる方法はないか議論し、最終的に結論は出なかった」と説明。所属議員の政治資金パーティー券を派閥で購入する代替案を話し合ったとした世耕弘成衆院議員と足並みをそろえた。
証言の食い違いに関しては「認識のそご」と説明。「(幹部協議の)結論を明確に整理すべきではなかったか。(元会計責任者に)発言を誤解されたなら反省しなければならない」と語った。 [時事通信社]
「誠に残念」「審査請求及び執行停止の申し立てを行う」 第三者委の「情報漏えい」認定受け兵庫県元総務部長がコメント
兵庫県の第三者委員会から情報漏洩を認定され、停職3カ月の懲戒処分を受けた元総務部長が、代理人弁護士を通じて「誠に残念、正当性を主張していきたい」とするコメントを出しました。
兵庫県の井ノ本知明・元総務部長は27日、斎藤知事らを告発した元県民局長の個人情報を県議3人に漏らしたとして、停職3カ月の懲戒処分を受けました。
第三者委員会の調査に対しては「上司である斎藤知事や片山元副知事の指示に基づき、総務部長の職責として正当業務を行ったに過ぎない」と主張していました。
井ノ本元総務部長は代理人弁護士を通じて「このたびの処分は業務行為が情報漏洩と評価されたもので誠に残念です」「審査請求及び執行停止の申し立てを行い、正当性を主張したいと思います」とコメントしました。
兵庫県の職員局によりますと、処分に不服がある場合は「兵庫県人事委員会」に3カ月以内に審査を請求することが可能です。
自民・河野氏「毒入りあんこ」=年金法案修正を批判
自民党の河野太郎前デジタル相は27日までに、自民、立憲民主、公明3党による年金制度改革法案の修正について「毒入りあんこだ」などと批判した。自身のX(旧ツイッター)に投稿した。
基礎年金(国民年金)の底上げに厚生年金の積立金を活用することについて、「厚生年金の被保険者が年金のために負担した保険料を勝手に目的外利用することに変わりはない」と指摘。国庫負担の財源が示されていないことを問題視した。 [時事通信社]
女性刺殺の少年、事件前にトリカブトの種購入「家族を殺したかった」
千葉市若葉区の路上で近くの女性(84)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された中学3年の少年(15)が事件前、有毒植物「トリカブト」の種をインターネットで購入していたことが、捜査関係者への取材で判明した。少年は「家族を殺したかった」と供述しており、千葉県警は事件の動機や詳しい経緯を調べている。
千葉地検は27日、少年の鑑定留置を始めた。期間は9月1日までの約3カ月間。精神鑑定で事件当時の精神状態を調べ、刑事責任能力の有無を判断する。
捜査関係者によると、少年は事件前に2回、ネットのフリーマーケットアプリでトリカブトの種を購入していた。少年の家族が見つけて取り上げ、県警に相談していた。少年は「自由研究のため購入した」と説明し、県警は再度購入しないよう指導したという。
事件は5月11日夕に発生し、高橋八生(やよい)さんが背中を刺されて死亡。少年は「(殺すのは)誰でもよかった」「自分より弱い人を狙った」という趣旨の供述をしている。
県警は、少年が当初は家族を標的にしていたが、弱い人を対象に変えた可能性があるとみて調べている。【林帆南、高橋晃一】
宇宙を飛行中の「はやぶさ2」が復旧…3月に異常検知、停止した装置の「再起動」で立て直し
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、異常を検知して機体の運用を制限していた小惑星探査機「はやぶさ2」が復旧したと発表した。
はやぶさ2は異常を検知した3月、最小限の機能に絞って安全を保つ「セーフホールドモード」に移行した。その後、姿勢制御に使う「リアクションホイール」と呼ばれる装置4台のうち1台が停止していたことが判明。装置を再起動して、正常に動くことを確認後、姿勢を立て直したという。
小惑星リュウグウの探査を終えたはやぶさ2は現在、別の小惑星に向けて宇宙を飛行している。
東レの特許侵害、賠償命令 後発薬2社に200億円超
かゆみを抑える薬の特許が侵害されたとして、東レ(東京)が沢井製薬(大阪)と扶桑薬品工業(同)に損害賠償を求めた訴訟の判決で、知財高裁は27日、2社に対し計約217億円を支払うよう命じた。
東レの発表などによると、賠償額は沢井製薬が約142億9千万円、扶桑薬品が約74億7千万円。2社の後発品が、東レの持つ特許権を侵害したと認定された。
一審東京地裁判決は2021年3月、特許を侵害していないとして東レの請求を棄却していた。
東レは「今後も自社の知的財産を守るため適切な対応を取り続けていく」とのコメントを発表した。
沢井製薬は「判決は到底容認できず、内容を精査し上告を含むあらゆる法的手段を講じる」としたほか、扶桑薬品も「判決は到底承服できず、上告する準備を進める」としている。
大衆演劇の沢竜二さん89歳で死去、心不全 蜷川作品の常連で大河ドラマや映画にも出演
大衆演劇で活躍し、蜷川幸雄作品の常連でもあった俳優沢竜二(さわ・りゅうじ)さん(本名酒井勲=さかい・いさお)が5月21日、心不全のため死去したことが27日、分かった。89歳。葬儀・告別式は親族と近親者のみで神奈川の斎場で執り行った。
長女の竹下愛美さんによると、心臓を悪くして都内の病院に入院したのが3月上旬。当初は会話もできたが、だんだんとできなくなっていき、5月20日に発熱。翌21日に容体が急変して亡くなった。
福岡県生まれで、父は浪曲師の桃中軒雲藤さん、母は大正から戦後まで九州を中心に人気だった女剣劇一座座長の坂東政之助さん。4歳で初舞台を踏み、16歳の時、母の一座に加入した。
16年に亡くなった蜷川幸雄さんが演出した舞台には、「ゴドーを待ちながら」をはじめ数多く出演した。また、映画「トラック野郎」「瀬戸内少年野球団」、NHK大河ドラマ「風と雲と虹と」「おんな太閤記」、TBS系「水戸黄門」など、多くの映像作品でも活躍した。
近年では23年の映画「邯鄲(かんたん)の夢 三重芝居と四人の役者」に出演し、公開時には舞台あいさつに出席した。
薬物事件の家宅捜索中に男性逃走 110人態勢で行方追う 愛知
愛知県警は27日、薬物事件の家宅捜索中に立ち会っていた男性(40)が逃走したと発表した。捜査員約110人態勢で行方を追っている。
県警によると、27日朝から、西枇杷島署員7人が男性を立ち会わせて、関係先である清須市西市場3の集合住宅の一室を捜索。27日午後0時10分ごろ、捜査員が目を離したすきに男性は逃走したという。
男性は凶器を持っていなかった。身長約170センチで中肉。黒の短髪でメガネをかけ、上下黒のジャージーを着用していた。【式守克史】