「人生を狂わされた。生きている限り終わらない」被害女性側は控訴の方針 森永ヒ素ミルク中毒事件めぐる賠償請求を棄却 大阪地裁

「森永ヒ素ミルク中毒事件」をめぐる裁判。救済が不十分として賠償を求めていた被害者の訴えは退けられました。
1955年、森永乳業が製造した粉ミルクにヒ素を含む有害物質が混入し、健康被害が出た「森永ヒ素ミルク中毒事件」。1970年代には森永乳業が被害者団体や国との合意に基づいて事業資金を負担する救済機関がつくられ、被害者に金銭給付などを行っています。
大阪市に住む70歳の女性は、乳幼児期に事件の粉ミルクを飲み、ヒ素中毒の症状を発症。40歳の時には首の骨が変形して脊髄が圧迫される「頚髄症」と診断され、現在は支えなしで歩くことが困難です。女性は「年齢を重ねるにつれ、症状が悪化し続けている。救済機関からの手当も不十分」として、森永乳業に対し慰謝料など5500万円の賠償を求め提訴していました。
裁判で争点になったのが、不法行為から20年たてば賠償請求権が消滅するとされる「除斥期間」。4月22日の判決で大阪地裁は「遅くとも頚髄症の診断を受けた1995年が除斥期間の起算点」と判断。「裁判を起こした2022年の時点ではすでに20年以上が経過していて、賠償請求権は消滅している」として、女性の訴えを退けました。
(原告女性)「(Qこれからも闘う覚悟?)ここまでの人生を狂わされたんですからね。被害者が生きている限りは終わることはありません」
女性側は控訴する方針です。

在住外国人の国保納付63% 厚労省初集計、対策検討

国内在住の外国人による国民健康保険(国保)の納付率は、データのある150市区町村の平均で63%だった。厚生労働省が22日、自民党会合で示した。日本人を含めた全体は93%で、外国人の納付率が低い実態が浮かんだ。外国人の国保納付率を集計するのは初めて。厚労省と自民党が対策を検討する。
外国人の国保納付率を把握している150市区町村に厚労省が実態を聞き取り、昨年12月末時点で集計した。市区町村は外国語のリーフレットを作成して納付を呼びかけたり、滞納者の相談に応じたりする取り組みを進めているが、納付率は伸び悩んでいる。

【旭川いじめ問題】自殺した女子中学生の元校長「市長の介入で調査がゆがめられた」再調査委報告書は事実誤認と主張

4年前、北海道旭川市でいじめを受けていた女子中学生が自殺した問題で、当時、通っていた中学校の元校長の男性が再び記者会見を開き、「旭川市長の介入で調査がゆがめられた」などと主張しました。
22日午後、札幌市内で開かれた会見。
廣瀬さんが通っていた中学校の元校長 「事実誤認に基づいた、再調査委員会独自の解釈ばかりが書かれていて、市民が求めた真相解明にはほど遠い」
4年前、旭川市内の公園で凍死しているのが見つかった廣瀬爽彩さん。
2019年に上級生らからいじめを受けていました。
旭川市長直属の再調査委員会は、この問題について2024年6月、「いじめが自殺の主な原因」、「学校はいじめへの対処を怠った」とする報告書を公表しています。
廣瀬さんが当時通っていた中学校の元校長の男性は、会見の中で、旭川の今津市長の発言や介入で、調査がゆがめられたとも主張しました。
廣瀬さんが通っていた中学校の元校長 「『私としてはいじめであると認識した。その考えのもと、調査を進めて欲しいと第三者委員会の委員長に直接伝えた』と、市長のこの議会における発言は、特定の学校関係者や市民を名指しして、犯人扱いするハラスメント行為だと思っている」
クラスでのいじめはなく、学校の対応は適切だったと主張している元校長。
一方、廣瀬さんの遺族側は、学校や市教委が「問題を矮小化し、いじめの認知を徹底して回避した」として、旭川市に約1億1500万円の損害賠償を求めています。

食料品「ゼロ」など可否3案検討=消費減税、週内にも結論―立民

立憲民主党は22日、財務金融部門などの合同会議を国会内で開き、参院選の公約に盛り込む経済政策を議論した。焦点の消費税減税を巡り、食料品の税率を時限的に「ゼロ」とし、税額控除と現金給付を組み合わせる「給付付き税額控除」へ移行する案など、可否両論を含む3案を党の「次の内閣(ネクスト・キャビネット、NC)」に諮ることを決定。週内にも結論を出す見通しだ。
残る2案は、消費税率を一律5%に引き下げる案と、消費税減税を見送り給付付き税額控除を導入する案。出席者によると、食料品の消費税「ゼロ」を支持する意見が多く、NCにも報告する。
物価高を受け、立民内では減税論が勢いを増している。野田佳彦代表は合同会議に先立ち、東京都内で記者団に「出てきたもので判断する」と述べ、党内論議を見守る考えを強調。財源の裏付けは不可欠との認識も示した。 [時事通信社]

ガソリン値下げ策批判=玉木氏「補助より減税を」

国民民主党の玉木雄一郎代表は22日の記者会見で、ガソリン価格を新たな仕組みで1リットル当たり10円引き下げる政府の方針に関し、批判的な考えを示した。「補助より減税だ。選挙が近づいたから補助で下げようというのは姑息(こそく)だ」と指摘した。
国民民主は自民、公明両党と昨年12月にガソリン税の暫定税率廃止、今月にはガソリン価格の一定程度引き下げで合意した。玉木氏は「暫定的な措置で補助金を使うことは否定しないが、減税をいつ実施するか決めることがセットでなければ駄目だ」と語った。
暫定税率を7月に廃止する法案を提出した立憲民主党の小川淳也幹事長も会見で、政府方針を巡り「不十分だ。暫定税率廃止を求めていきたい」と強調した。 [時事通信社]

愛子さまが「あしたのジョー」を読んだこと、ちばてつやさんに明かされる…春の園遊会で

天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が22日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、各界の功労者ら1434人が出席した。会場が同所になった1963年以来初めて、両陛下や皇族方が歩かれる道筋が三つに分散され、春の穏やかな天候の下、皇室の方々が多くの招待者らと親しく歓談された。
天皇陛下は「あしたのジョー」などで知られる漫画家のちばてつやさん(86)に「漫画は世界で読まれ、素晴らしいことですね」と話された。両陛下の長女愛子さまが「あしたのジョーを読みました」と明かされる場面もあった。

「会社ぐるみで組織的かつ巧妙で悪質な犯行」リフォーム詐欺未遂事件で有罪判決 福島

南相馬市で起きたリフォーム詐欺未遂事件で愛知県の無職・平聖成被告に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。

平被告は、去年5月、他の者と共謀し南相馬市の80代の女性の家をたずね、「屋根から雨漏りするおそれがある」などとうそをつき、工事代として161万7000円をだまし取ろうとしました。判決公判で福島地裁の島田環裁判官は「会社ぐるみで組織的かつ巧妙で悪質な犯行」などとして平被告に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

同居の父親(81)に金づちで暴行加えた息子(47)逮捕 殺人未遂の疑い 横浜市緑区

20日、横浜市で同居している80代の父親に金づちで殴るなどの暴行を加えて殺害しようとしたとして、40代の息子が逮捕されました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、横浜市緑区北八朔町の岩崎誠一容疑者(47)です。
警察によりますと、岩崎容疑者は、20日午後2時20分ごろ、自宅の敷地内で同居している父親の照夫さん(81)の頭を金づちで複数回殴るなどの暴行を加え、殺害しようとした疑いがもたれています。
照夫さんが自ら119番通報し、その後、病院に運ばれましたが、頭の骨を折るなどのけがをしていて入院中です。
警察によりますと、息子の誠一容疑者は「やったことは間違いありません」と容疑を認めているということで、警察が事件のいきさつを詳しく調べています。

ホテルで140人の集団食中毒 ノロウイルスが検出 北海道音更町

十勝の音更町のホテルで宿泊客140人の集団食中毒が発生しました。調理従事者5人からノロウイルスが検出されホテルは今月27日まで自主的に休業しています。
集団食中毒が起きたのは、音更町の「ホテル大平原」です。
帯広保健所によりますと今月8日から11日にかけてホテルに宿泊した627人のうち140人が下痢や嘔吐の症状を訴えそのうち51人が医療機関を受診していたということです。
また、ホテルの調理従事者5人からノロウイルスが検出されました。ホテルは今月27日まで自主的に休業しています。

「アクセルとブレーキ踏み間違い」高齢女性が運転する車が5台くらいと接触事故 札幌市南区の駐車場

北海道札幌市南区藤野のスーパーマーケットの駐車場で、4月20日午後7時半ごろ、「車が5台くらいに接触している」と110番通報がありました。
警察によりますと、乗用車を運転していた80代の女性がアクセルとブレーキを踏み間違えて事故を起こしたということです。
女性は首の痛みを訴え、病院に搬送されました。
警察は運転に不安のある高齢者や、運転を心配に感じている家族は「安全運転窓口 #8080」に相談してほしいとしています。