京都市の祇園で暴走した車にはねられた通行人7人が死亡、12人が負傷した事故から13年となった12日、京都府警東山署などは、現場近くで歩行者に交通安全啓発のチラシなどを配った。西田勝志署長は取材に「交通事故ゼロを目指すためにも、絶対に風化させてはならない」と話した。
事故で亡くなった岸本真砂子さん=当時(68)=の家族と警察官らが発生時刻の午後1時過ぎ、現場近くの広場で黙とうした。その後、人通りの多い交差点に移動。地元交通安全協会などと一緒に、道行く人にチラシや反射材などを手渡して「交通ルールを守るようお願いします」と呼びかけた。
禁煙の万博にミャクミャクならぬ「モクモク」 通路に「すいがら入」
いよいよ13日に開幕する大阪・関西万博。大阪にこの春赴任した記者は12日にあった開会式の取材で、大阪市此花区の会場に初めて足を踏み入れた。出会ったのは「ミャクミャク」ではなく、「モクモク」とたばこをくゆらす人たちだった。
万博で会場内での喫煙は全面的に禁止されている。たばこを吸うには東ゲート外側にある2カ所の喫煙所を利用する必要がある。
天皇、皇后両陛下も出席して開会式が行われた12日。ある外国パビリオン2棟の間にある通路には「すいがら入」と書かれた赤い灰皿が置かれていた。貼り付けられた段ボール用紙に、関係者以外の利用は禁止と記されていた。
パビリオン関係者なのか、外国籍とみられる人たちが紫煙を立ち上らせて一息ついていた。日本人男性も訪れ、たばこを取り出して一服。この男性に会場は禁煙であることを知っていたか聞くと、「工事期間ならいいんじゃないの?」と返ってきた。
万博を運営する日本国際博覧会協会の担当者は「事実関係や情報がないので何とも言えない」と話した。
会場では6日、着火すれば爆発の恐れがある濃度のメタンガスが検知された。2024年3月には会場西側のグリーンワールド(GW)工区にあるトイレ床下の配管ピットにメタンガスがたまり、爆発事故が発生している。【松原隼斗】
ホテルの従業員から「クマが一頭、シカを食べている」層雲峡温泉でクマを目撃 北海道上川町
上川町の層雲峡温泉でけさ(2025年4月12日)、クマが目撃され警察や周辺のホテルでは警戒を呼び掛けています。
これは上川町層雲峡で撮影された映像です。
山の斜面でクマがシカにかみつく様子が確認できます。
クマが目撃されたのは、観光名所の層雲峡温泉で国道39号を挟んだ周辺にはホテルが立ち並んでいます。
きょう(12日)午前7時ごろ、層雲峡観光ホテルの従業員から「クマが一頭、シカを食べている」と警察に通報がありました。
(ホテルで動画を撮影した女性)「車止めているところの向かいだったので、降りてきたらどうしようという怖さはありました」
「外は危ないので気を付けてくださいと、ホテルの方に警察が見回りに来ていた」
警察によりますと、クマは体長およそ1.5メートルで、成獣とみられています。
再びクマが戻ってくる可能性もあることから、シカの死骸は回収しましたが、警察や周辺のホテルでは宿泊客などに警戒を呼び掛けています。
生徒が頭蓋骨骨折 教諭に柱に押しつけられ転倒、頭打つ 宮崎・日向
宮崎県日向市教育委員会は12日、市内の公立中学校で、30代の男性教諭が指導中、生徒を柱に押しつけるような体罰を行ったと発表した。保護者に聞き取りをしたところ、生徒は頭蓋(ずがい)骨骨折のけがをし入院中という。
市教委によると、教諭が9日、授業開始前に廊下にいた生徒に着席するよう促したが、指示に従う様子が感じられなかったため柱に押しつけた。この際、生徒が転倒し、窓の下にあった布巾を掛ける留め具に頭をぶつけたとみられる。
同日、生徒は頭部の痛みを訴え病院を受診し、別の病院で緊急手術を受けた。会話はできる状態だという。市教委は、宮崎県警が教諭から事情を聴いていることも明かした。
今村卓也教育長は「教育の現場で二度とこのようなことが起きないよう指導の徹底を図る」とコメントした。【重春次男】
人間洗濯機進化版に「あ、これだ!」=石破首相、万博パビリオン視察
「あ、これだ!」。石破茂首相は12日、大阪市で13日に開幕する大阪・関西万博のパビリオンを視察し、楽しみにしていた「ミライ人間洗濯機」の展示を見つけ、手をたたいて感嘆の声を上げた。
この洗濯機は1970年の大阪万博で展示された「人間洗濯機」の進化版。心身の状態に応じて映像と音楽を流し、「体だけでなく心まで洗う」のがコンセプトだ。
中学生時代に訪れた大阪万博を折に触れて振り返り、人間洗濯機について「爆発的にはやると思ったが全然はやらなかった」と語ってきた首相。進化版のデモンストレーションに見入り、「いつごろから売り出されるのか」などと関係者に熱心に質問をぶつけていた。 [時事通信社]
万博開幕日は大混雑の予測 予約満杯シャトルバスも乗れない「バス難民」懸念で臨時措置
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は12日、万博が開幕する13日にJR桜島駅と会場の西ゲートを結ぶ駅シャトルバスの予約状況が逼迫(ひっぱく)しているとして、同日のみ西ゲートからの入場を予定している来場者が、大阪メトロ中央線夢洲駅直結の東ゲートからでも入場できるようにすると明らかにした。事前決済をしていない人が桜島駅からバスに乗ろうとすると、午前中を中心に乗れない可能性があるという。
万博では原則、入場日時と交通手段の事前予約が必要で、夢洲駅を利用する場合は東ゲートから、駅シャトルバスやパーク&ライド(P&R)、タクシーを利用する場合は乗降場近くの西ゲートから入場する必要があり、会場外から東西のゲートを行き来することもできない。
ただ、主要な交通手段の1つである桜島駅から西ゲートへのシャトルバスが、13日午前に事前決済の優先乗車枠でほぼ満席となり、事前決済をせずに乗車しようとすると来場者が長時間待機することになる。このため、西ゲートからの来場者についても、13日のみ夢洲駅で降りて東ゲートから入場できるようにする。
一方、東ゲートからの入場についても混雑が予想されており、協会はP&Rかタクシーを利用して西ゲートから来場することを推奨している。
海外8か国のパビリオン、あすの開幕日に開館できず…インドなど5か国「当分の間は閉館予定」
日本国際博覧会協会(万博協会)は12日、大阪・関西万博の海外パビリオンの中で、インドなど8か国のパビリオンは13日の開幕日に開館しないと発表した。
インド、チリ、ネパール、ベトナム、ブルネイの5か国は内装展示工事が完了していないことなどを理由に「当分の間、閉館予定」としている。ポーランド、クウェート、トルクメニスタンの3か国は13日は終日休館する。「関係者のみによる式典」を予定しているという。
「大過なく終わってくれれば…」大阪万博13日開幕 「次」の横浜は期待と不安交錯「停滞続くと矛先が」
13日に開幕する大阪・関西万博は、国内で20年ぶりとなる大規模博覧会だ。その成否は2年後に続く「次の万博」、横浜市が舞台の国際園芸博覧会(園芸博)にも影響を及ぼす。評価が高まれば追い風になるが、停滞が続くと批判の矛先が向きかねない。横浜の関係者は期待と不安を胸に、賛否が渦巻く大阪の行方を注視している。
「万博の全容が見えてくれば風向きは変わるはず」
園芸博の運営主体、国際園芸博覧会協会の幹部はそう話す。開幕直前までベールに包まれていた展示内容が交流サイト(SNS)などで拡散され、好感が広がっていくとみる。
万博が軌道に乗れば、園芸博の機運も盛り上がるとの期待は大きい。
県が昨秋実施した県民調査(有効回答1263人)では、園芸博を「知っている」は23%、「聞いたことがある」は11%にとどまり、6割強が認知していない実態が浮かび上がった。関係者の間には、万博の「成功」を機にPR活動を加速させたいとの思惑が働く。
ただ、万博には厳しい視線が注がれている。大半を公費で賄う会場建設費は、当初想定の倍近い2350億円に膨らんだ。舞台となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)は交通アクセスが貧弱で、防災面の不安が拭えない。チケット販売も伸び悩んでいる。
マイナスイメージがつきまとう万博を教訓に、横浜の関係者は園芸博が矢面に立たないよう神経をとがらせてきた。
時代の変遷を背景に万博の開催意義そのものが問われる中、園芸博は主要テーマを環境に設定。「新しいグリーン万博」をうたい、従来との差別化を図った。展示施設を指す「パビリオン」という単語の使用も避けている。万博でやり玉に挙がった建設費344億円のシンボル「大屋根リング」などを念頭に、過度な支出も控える方針だ。
今後は360億円と試算した運営費を見直し、主な資金源となる入場チケットの価格を設定した上で、前売り券発売の局面を迎える。ある関係者は「販売手法でつまずいた大阪と同じ轍(てつ)は踏まないようにしたい」と強調し、本音を漏らす。
「マイナスからスタートする万博は大過なく終わりさえすれば『成功』。それ以上は望まない」
【独自】政治改革委理事6人、ずさん記載 個人献金に企業所在地84件
個人献金の住所表記問題で、企業・団体献金禁止の是非を議論する衆院政治改革特別委員会の理事8人のうち、与野党6人の政治団体が2021~23年に受けた個人献金のうち84件計445万9千円分について、政治資金収支報告書の住所欄に献金者が代表や役員を務める企業・団体の所在地が書かれていたことが12日、分かった。
同様の記載は石破茂首相や野党党首らの団体でも発覚し、政治資金の専門家から収支報告書を軽視しているとの批判が上がっている。政治資金の扱いで模範となるべき立場の改革委理事の団体でもずさんな記載が多数見つかり、議論の説得力に疑問符が付く可能性がある。
実態と異なる記載の件数が最も多かったのは自民党の長谷川淳二氏の団体で、61件(計272万円分)あった。企業献金の禁止を訴える立憲民主党の落合貴之氏は11件(計22万3千円分)だった。
立民桜井周氏の6件(計116万6千円分)、立民後藤祐一氏の3件(計21万円分)、自民斎藤健氏の2件(計11万円分)、国民民主党の長友慎治氏の1件(3万円分)が続いた。
「あなたを共犯者とみている」 警察官を名乗る男から電話…女性が50万円だまし取られる 札幌
札幌・厚別警察署は2025年4月10日、札幌市厚別区に住む40代の女性が現金50万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生したと発表しました。
警察によりますと、4月10日、女性の携帯電話に岐阜県の警察官を名乗る男などから着信があり、「詐欺事件の犯人を逮捕したが、あなた名義の口座が犯人の手元にあった」「あなたを共犯者として見ている」「あなたの持っている現金が詐欺事件の被害金かどうかを確認する」などと言われました。
この話を信じた女性は、自宅近くのコンビニエンスストアのATMから指定された口座に現金50万円を振り込み、だまし取られました。
振り込み後、女性の携帯電話に再び岐阜県の警察官を名乗る男から着信があり、「送金してくれたお金を調べたところ、50万円の10パーセントが1年前の詐欺事件の被害金と一致した」、「逮捕されたら22日間拘留される」、「拘留されたくなければ保釈金50万円を払えば大丈夫」と新たに金を要求されました。
女性が金がないことを伝えると電話が切られたため不審に思い、家族に相談した上で警察に通報し、事件が発覚しました。
警察は「警察官などをかたり、現金を振り込ませる電話はオレオレ詐欺」と注意を呼びかけていて、詐欺がが疑われる電話が来た場合は警察相談専用電話「#9110」を利用してほしいとしています。