岩手県沖の地震、プレートの境界で発生した「逆断層型」か…気象庁が規模をM7・2に更新

気象庁は岩手県沖で発生した地震について、太平洋プレートと陸側プレートの境界で発生した「逆断層型」とみられると発表した。また、地震の規模を精査し、当初発表していたマグニチュード(M)6・9からM7・2に更新した。震源の深さも約50キロ・メートルから約44キロ・メートルとなった。
今回は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の発表基準には該当しなかったが、気象庁は「地震はいつどこで起きるか分からない」として、今後1週間程度は最大震度6強の地震に注意するよう呼びかけている。

「立っていられない揺れ」「恐怖感じた」=建物被害、臨時休校も―青森地震

震度6強の揺れを観測した青森県階上町などでは、25日朝から施設や店舗が対応に追われた。県内では負傷者に加えて建物への被害も確認された。昨年12月に震度6強、今年4月に震度5強の地震に見舞われており、県民からは不安を訴える声が聞かれた。
同町の複合施設「ハートフルプラザ・はしかみ」では大ホールの天井の一部が破損し、図書室の本が散乱した。けが人はいなかったが、施設内にいた団体職員森一晃さん(55)によると「揺れは始めから大きく、1分ほど続き、立っていられなかった」。避難途中に目の前で書庫が倒れたといい、「下敷きになりそうでかなり怖かった」と振り返った。
コンビニエンスストアでは棚から菓子やカップ麺などの商品が落ち、焼酎の瓶が割れた。町役場でも一部の棚が倒れ、机上の書類が散乱するなどしたという。
震度6弱を観測した同県八戸市の「フットサルアリーナ八戸」では、フットサル場の外壁が約3メートル四方にわたり剥がれ落ちた。運営会社従業員の野辺地航平さん(30)は「昨年12月の地震でも外壁が崩れ、直したばかり。子どもたちも利用する施設なので、地震が立て続けにあって不安だ」と話した。
同市などでは公立の小中学校全校が臨時休校となった。市立小の1校では、図書室の本が棚から落ちるなどし、登校した児童らは全員が保護者とともに帰宅した。教頭は「迅速に対応できた。校内の被害を確認し、余震にも注意したい」と述べた。 [時事通信社]

「急に『ドォン』という横揺れ」 震度6強観測の青森・階上町 週末の台風にも不安

25日午前7時半ごろに発生し、青森県で最大震度6強を記録した地震。「今までに経験したことがない揺れだ」。同県では、昨年12月には震度6強、今年4月に震度5強の揺れを観測したばかり。週末には台風7号が接近する恐れもあり、住民たちからは不安の声が漏れた。
細かくガタガタとした揺れ
震度6強の揺れを観測した青森県階上(はしかみ)町。階上海岸にある海産物直売所「はしかみハマの駅 あるでぃ~ば」のスタッフ、坂久美子さん(60)は自宅で30秒ほどの横揺れに見舞われた。「緊急地震速報のアラームが鳴る前に、地面から突き上げるような感覚があり、細かくガタガタとした揺れが続いた」と話す。
揺れが収まった後に室内を確認すると、食器棚の中にあった皿や玄関の置物が散乱していた。60年間ずっと階上町で暮らしてきたが、「今までに経験したことがない揺れで、立っていることができなかった」という。
階上町は4月20日の地震で最大震度5強を観測したばかり。青森県内では、昨年12月にも八戸市で最大震度6強の地震があったが「これほど長い時間の恐怖を味わったのは東日本大震災以来だ」と緊張をにじませた。
今週末にかけて北上するとみられる強い台風7号への懸念も尽きない。階上海岸が面する太平洋では今シーズンのウニ漁が最盛期を迎えたばかりだ。坂さんは「津波を警戒し、しばらくは船を出せない。台風の影響でウニが獲れなくなればさらに痛手だ」と不安そうに語った。
震度5強の岩手・盛岡ではエレベーター停止
「地震発生時は自宅にいて、急に『ドォン』という横揺れが始まり、その後に2回目の揺れがあった」
階上町の「セブンイレブン階上耳ケ吠店」の従業員の女性はこう話した。店に向かったところ、商品棚のワインが床に落ち、破片が床に散乱。ワインの匂いが店中に充満していた。近くのコンビニやスーパーは地震の影響で臨時休業したところが多く、店への営業状況を尋ねる電話が相次いだ。
この店では、買い占めまではいかないものの、朝から大勢の客がカップラーメンや飲み物を購入に訪れているという。

震度5強を観測した岩手県盛岡市の「ホテルメトロポリタン盛岡」では、緊急地震速報と同時に激しい横揺れが起こった。停電はなかったものの、地震を感知したエレベーターが自動停止。管理会社へ連絡したが、市街地でエレベーターの停止が相次いでおり、作業員が到着するめどは立っていないという。
ホテルの従業員の女性(42)は「地面から音が響くような長い揺れだった。余震があるかもしれないので、避難の心構えをしておきたい」と話した。

≪高崎・28歳女性殺害≫「助けて…」駐車場に倒れた血まみれの女性、居合わせた男は女性の車で事故死「これはおそらく自爆でしょうね…」と警察官が漏らした凄惨な事故現場

群馬県高崎市旭町の駐車場で24日午前3時過ぎ、「知り合いの女性と男がもめている」「女性が倒れている」という110番通報が相次いだ。現場に臨場した捜査員が若い女性が血まみれで倒れているのを発見。女性は意識がなく近くの病院に搬送されたが死亡が確認された。現場には刃物が落ちており、県警は一緒にいた男性が事情を知っているとみて行方を追っていたが、埼玉県深谷市内で乗用車で電柱に激突、死亡しているのが発見された。
〈画像〉「なぜこんな場所で事故を」県警が行方を追っていた男性の写真と、田畑に囲まれた見通しがよい事故現場
「ネックレスや指輪などが散らばっていて…果物ナイフが落ちていた」
群馬県警は殺人事件とみて捜査。殺害された女性は現場の近くのマンションに住む吉田千夏さん(28)と判明した。現場はJR高崎駅の北西約500メートルの住宅街で、マンションが多く立ち並ぶ一角。近くに住む人はこう答えた。
「『助けて』という大きな声がしたので外に出て確認すると、男の人が駐車場でウロウロして、車の中を色々とあさって何かを探しているようでした。いったん部屋に戻って5分後ぐらいに『バン』という音が聞こえたので、また誰かが駐車場のバーを突き破ったのかと思ったんです。前にもそういうことがあったので。
それで管理会社に電話を入れたほうがいいなと思い、確認のために駐車場に向かうと女性が仰向けで倒れていたんです。女性は茶髪で痩せていて、ネックレスや指輪などが散らばっていました。駐車場横の茂みには果物ナイフが落ちてました。血は暗くて見えませんでした」
一方、現場から逃走したとみられる男が事故を起こしたのは埼玉県深谷市明戸の片側1車線の直線道路。田畑の間に民家が点在するエリアで見通しがよく、バイパスや国道に繋がる抜け道として通勤の車や配送のトラックなどがよく利用する道だという。
高崎の殺害現場とは約30キロの距離で、国道17号を経由すれば1時間前後で行き来が可能だ。
事故処理にあたった埼玉県警が車内に男がいたことに気付いたのは、24日午前4時ごろだという。近くに住む女性がこう答えた。
「その時間はウトウトしながら起きていたので、音でなんとなく事故に気づいたんです。まず『ギューン』という音がしたのですごいスピードで走ってる車がいるなと思ってすぐ、『ドーン』ってすごい音がしました。それで外に出て周囲を見渡したのですが、真っ暗で見渡せず車は見えませんでした。でもその後にパトカーなどのサイレンが聞こえてきたんです」
警察官は「これはおそらく自爆でしょうね」
別の住民女性は、事故現場で大破した車からレスキュー隊員が男を必死に救助しようとしていた場面を目撃していた。
「事故に気づいたのは午前4時20分くらいだったと思います。パトカーや消防車のサイレンで目が覚めて外に出て見てみると、パトカーや消防車の近くにボロボロになった黒っぽい車が遠目で確認できました。そのうちに『頑張れ、頑張れ、頑張れ』と3回ほど大きな声が聞こえてきました。
大破した車の周りに消防隊員が集まっていて、掛け声とともにガガガーッという音も聞こえたので、運転手が出られなくなってドアを壊して救出してるのかなって思っていました。救助の人は警察官も合わせて15人くらいは集まっていたんじゃないでしょうか」
別の男性住民は、ある“可能性”について証言した。
「サイレンの音には気づいて女房が様子を見に行ったら、規制線の向こうで救急隊員の人達が運転手の胸を押すようにして心臓マッサージのようなことをしてるのが見えたって言っていたよ。それは朝方の話で、結局昼くらいまで警察が規制線張ったまま色々調べてた。えらい時間かけてやってると思ったらニュース見てなるほどなって思った。
車は屋根の部分もないように見えたし、大破してるのは一目でわかったよ。事故が起きたのはウチの畑のすぐ近くだから、俺もビニールハウスの様子を確認しにいったんだ。そしたら警察に立ち会いを求められて『これはタイヤ痕ですよね?』とか『これはぶつかった痕ですよね?』とか確認されたから『そうだ』って答えたよ。それが午前11時30分くらいかな。
その時に話した警察官は『これはおそらく自爆でしょうね』って言っていたよ。車がぶつかった衝撃で周辺に散らばったんだと思うけど、ポーチと名刺、あとは車に飾るような小物みたいなのが落ちていた。ポーチは透明で中が見えるんだけど、小銭が入っていたのは見えた。名刺はちょっとよく見えなかったな。飾りの小物は女の子が飾りそうなやつに見えたから、車も女の子のものなのかなとは思ったけど……」
亡くなった男は群馬県内在住の会社員(34)とみられているが、事故を起こした車は吉田さん名義の車だった。県警は男と、殺された吉田さんとの関係などについて調べている。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
〈≪高崎・28歳女性殺害≫事故死した男の兄が語る弟の横顔「嬉しそうに彼女ができたと話していたが…」父親の蒸発、真面目で非モテ、元卓球部でトラブルも…〉へ続く

【追跡】「干してました」「退学の道を選ばせる」当時の学院長の証言が明らかに 江差看護「パワハラ自殺」

■学院長(当時)
「干してました。あえて、退学の道を選ばせるっていうのが、
教職員の狙いだったと思います。
収容所並み、自分はそういうのを連想しました」。
北海道立江差高等看護学院の当時のトップ=「学院長」の証言。
当時の学院内の様子が、生々しく記されていました。
2019年、学院で看護師を目指していた
秀人さんが下宿先のアパートで亡くなりました。
自殺でした。
「4月からは死なないことを目標に生きていくわ」。
親友に宛てた手紙にこう記した半年後のことでした。
■秀人さんの親友
「実習から帰ってきて話を聞くだけでも
違ったんじゃないかとか。
もうちょっと頼ってほしかった」。
男子学生同士で仲が良かったという秀人さん。
同級生は当時をこう振り返ります。
■秀人さんの同級生
「パワハラしかなかった。あの学校は」。
■秀人さんの同級生
「原因はパワハラなりあったと思う」。
遺族は秀人さんの自殺の原因は
教師からの「パワハラ」だとして道を相手に訴えを起こし
今も裁判が続いています。
一方で、道はパワハラを全面的に否定しています。
HTBが新たに入手した秀人さんの実習ノート。
亡くなる9日前、そこに記されていたのは
「感情のコントロールができないと論外」。
自分を責めるような
言葉が残されていました。
■秀人さんの母親
「うちの子は江差の学校に殺されたんだって思いが強くなって」。
2019年、下宿先のアパートで自ら命を絶った秀人さん。
当時、道立江差高等看護学院に通う3年生でした。
■第三者調査委員会 須田布美子座長
「教員からパワーハラスメントを受けたことによって
死を考えるようになったと認められます」。
秀人さんの死から3年後。
この件を受け、道は第三者委員会を立ち上げ、
「『人格を変えなければいけない』と思わせるような
指導をしたこと」など
3人の教師による4件のパワハラがあったと認定。
学校の学習環境が自殺につながったと認められました。
道は、直接遺族に謝罪しました。
■道の担当者
「ご子息に対するハラスメントが確認されました。
心よりおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」。
■鈴木直道知事
「複数の教員によるハラスメントが確認された。
学生をふるい落とすような教育方針。
ご遺族に対して深くおわびを申し上げますとともに、
お亡くなりになられた学生に対して心より哀悼の意を表します」。
■秀人さんの母親
「亡くなった原因がパワハラにもあるということが
少しでも分かったので良かったかなと思っています」。
しかし、その後、道は自殺の賠償については、
パワハラとの因果関係は認められないとして
応じない考えを示しました。
遺族は秀人さんの自殺の原因はパワハラにあったとして
道に対し9500万円の損害賠償を求め提訴。
道は請求の棄却を求めて争う姿勢を示しました。
■道側(準備書面より)
「パワハラと認定された4つの事例はいずれもパワハラとはいえず、
原告がパワハラや不適切な指導と主張する各事例と
本件学生の自死との間の相当因果関係は認められない」。
道は自ら設置した第三者委員会の調査を「客観的ではない」などとして、
認定された4件のパワハラすべてを「否定」しました。
■秀人さんの母親
「勝手に死んだんじゃない、あなたたち(道)のせい。
その責任から逃れようとするのは違いませんか」。
秀人さんが亡くなってから7年が経とうとする今も裁判は続いています。
■前田愛奈記者
「道側が3月に新たに提出した証拠書類を閲覧しました。
その内容は当時の学院長がパワハラを認めるものでした」。
■伊東則彦学院長(当時)
「亡くなった男子学生については今でも申し訳なく思っています」。
当時の学院長はいち早くパワハラがあったと認め
メッセージを遺族に送り謝罪していた人物です。
第三者委員会にもこう話していたことが分かりました。
■伊東学院長(当時)※道が裁判所に提出した証拠書類より
「教職員というのは、彼を辞めさせたいと思っていたんです。
干してました。
彼を落として、あえて、退学の道を選ばせるっていうのが、
教職員の狙いだったと思います」。
学院長は江差保健所の所長も兼務し、
週に3日、1日3時間程度しか学校にいなかったため、
秀人さんのへの「パワハラ」は気付けなかったといいます。
■伊東学院長(当時)※道が裁判所に提出した証拠書類より
「自分が行くと、そういう現場見せないようにします。
彼にとっては地獄だったと思います。
収容所並み、自分はそういうのを連想しました。
先生たちは収容所の監視員とか、立派にやれると思います」。
なぜ、道側はこれまでパワハラを「認める」学院長の証言を証拠として
提出しなかったのか。遺族側の弁護士は。
■植松直 弁護士
「道はその前までは第三者委員会における関係者の供述証拠は
(他に)ないと言っていた。
そんな訳はない、学院長から話を聞いてない訳がないと、
(証拠を)出せって言っていたが、
(道は)全然出さなかった。
道にとって不利な証拠だったので、
これを裁判所に見られてはまずいと考えて
隠蔽してたのではないかと思っております」。
これについて道は
「係争中なのでコメントは差し控える」としています。
HTBが新たに入手した秀人さんの実習ノート。
第三者委員会でパワハラ認定された
『人格を変えなければいけない』と思わせるような指導をされた実習中、
亡くなる9日前に記されています。
「先生との話合いの中で自分が泣くのは
自分を分かってほしいという傲慢なアピール。
感情がコントロールができないと論外」。
教師との面談を経て、
自らを厳しく責めるような言葉がつづられていました。
秀人さんはどうして命を絶たなくてはいけなかったのか。
新たな証言が与える影響は。
次回の裁判は7月14日に非公開で行われる予定です。

「たばこのポイ捨てをしちゃだめだよ」男児に注意され激高、自転車を投げつけ現行犯逮捕

児童に路上にたばこを捨てたことを注意されて、自転車を投げつけたとして、神奈川県警相模原署は24日、相模原市中央区、自称建設業の男(74)を暴行容疑で現行犯逮捕した。
発表によると、男は同日午前11時45分頃、同市の駐車場内で東京都町田市の小学5年の男子児童(10)に自身の自転車を投げつける暴行を加えた疑い。容疑を認めている。
同署によると、男は付近で自転車に乗りながらたばこを吸い、吸い殻を路上に捨てたところ、男子児童に「たばこのポイ捨てをしちゃだめだよ」と注意されたことに腹を立てたという。男子児童にけがはなかった。

【速報】川村葉音被告に懲役30年の判決 特定少年に懲役20年判決 江別集団暴行死 札幌地裁

【裁判詳細】「弟を見殺しにして食べたラーメンは美味しかったですか」遺族の怒りと訴え… 江別集団暴行死
北海道江別市で、男子大学生が男女6人から集団暴行をうけ死亡した事件の裁判員裁判で、札幌地裁は2026年6月25日、川村葉音被告(21)に懲役30年の判決を言い渡しました。
また、当時18歳の特定少年・滝沢海裕被告に懲役20年の判決、当時16歳の少年に懲役9年以上、13年以下の不定期刑が言い渡されました。
強盗致死などの罪に問われたのは、川村葉音被告(21)と滝沢海裕被告(当時18)、少年(当時16)のあわせて3人です。
起訴状などによりますと、3人は2024年10月、江別市の公園で長谷知哉さん(当時20)と交際していた八木原亜麻被告らと共謀し、長谷さんに暴行を加えて死亡させたうえ、現金やカードを奪うなどしたとされています。
3人はいずれも起訴内容を認めていて、札幌地裁は3人に対し「強盗致死罪が成立する」との判断を示していました。
最大の争点は量刑です。
これまでの裁判で、川村被告は「社会に出られる確率は、ほぼないと思っています」などと話し、遺族に対し「大切な命を奪ってしまい申し訳ありません」と謝罪していました。
検察は「自らの意思で暴行を加え、金品も要求したと評価するほかない」として、無期懲役を求刑。
一方、弁護側は「川村被告の暴行は死への寄与度が低い」「6人の中で発言力が低く、川村被告の発言を誰も気にしていなかった」として、懲役13年の有期刑を求めていました。
※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。

危険運転に数値基準、改正法成立 一般道50キロ超、規定見直し

危険運転致死傷罪の高速度と飲酒の類型に数値基準を新設する改正自動車運転処罰法が25日、衆院本会議で可決、成立した。主に一般道で最高速度50キロ以上の超過、高速道路などでは60キロ以上の超過をそれぞれ対象とする。飲酒は体内アルコール濃度が呼気1リットル中0.5ミリグラム以上が対象。数値基準を明確化することで、曖昧と批判されてきた規定に苦しむ被害者や遺族が減るとの期待がある。
先に参院で審議していた。公布から20日後に施行される。

「君たちはとんでもないことをした」札幌地裁の裁判長が3人の被告に償いを促す【大学生集団暴行死】「問われたことを生涯かけて、どう償いができるのか…」川村葉音被告(21)は有期刑上限の懲役30年の判決

2024年、北海道江別市で集団暴行を受けた当時20歳の大学生が死亡した強盗致死事件の裁判員裁判で、札幌地裁は25日、川村葉音被告(21)に懲役30年、当時18歳の高校生だった特定少年の男に懲役20年、当時16歳の少年に懲役9年以上13年以下の不定期刑とする判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、川村葉音被告(21)、当時18歳の高校生だった特定少年の男、当時16歳だった少年の3人は、2024年10月、ほかの3人と共謀し、江別市の公園で大学生の長谷知哉さん(当時20)に殴る蹴るの暴行を加えたうえ、キャッシュカードなどを奪い、長谷さんを死亡させた罪などに問われていました。
札幌地裁の高杉昌希裁判長は25日、「川村被告が本件を主導したともいえない」「極めて悪質ながら、無期懲役とはいえない」などとして、有期刑の上限である懲役30年の判決を言い渡しました。
「君たちはとんでもないことをした」高杉昌希裁判長が反省促す
判決を言い渡した後、高杉裁判長は3人の被告に対して、「君たちがやったことは被害者、被害者遺族の人生を一変させるとんでもないことをしました。どうしてこんなことになったのか、途中でどうして止められなかったのか、法廷で何度もいろんな人から問いかけられました。君たちなりにその答えを言おうとしていたのは認められますが、十分なものとは言えませんでした。問われたことを生涯かけてずっと自分の中で答えの無い質問なのかもしれませんが、逃げずにずっと問いかけてください。 到底償いのできることじゃないし、どういう償いができるのか考えてみてください。それぞれ年数が違うので、今言ったことを考えてください」と述べました。
川村葉音被告と当時18歳の高校生だった男は終始、裁判長の方を向いて話を聞いていました。
懲役30年の判決理由
札幌地裁の高杉昌希裁判長
八木原被告の友人として、前日に八木原より相談があり、当時18歳の主犯格の男と被害者が通話するという機会を作った。実際に事件当日には、暴行を当時16歳の少年にも促し、被害者への暴行をエスカレートさせた。
「ウチも(血が)付いたかもしれない」と言い、金銭強奪に同調・加担し、奪ったクレジットカードや現金でたばこ5箱を買うなど、合わせて10000円相当を消費した。
反省はしているが、真の意味で自らの責任に向き合っていない。とはいえ、暴行回数は他者(当時18歳の高校生だった男や16歳の少年)と比較すると少なく、被害者の死亡への関与は他者と比べると薄いことは考慮しなければならない。
川村被告が本件を主導したともいえない。極めて悪質ながら、無期懲役とはいえない。よって有期上限の懲役30年が相当である。
おことわり HBCでは、当時18歳の特定少年の被告を実名で報じるかどうか、事件ごとに判断しています。今回の事件は、1人の大学生の命が失われた結果の重大性、社会的影響の大きさなどを総合的に判断した結果、地上波テレビ放送では実名で報じることにしました。なお、デジタル配信の記事は、半永久的に残るインターネットの特性を考慮して匿名で報じています。

植松死刑囚の再審、2回目も認めず=相模原殺傷、横浜地裁決定

相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年、入所者ら45人を殺傷したとして、殺人罪などで死刑が確定した元職員植松聖死刑囚(36)が2回目の再審請求を行い、横浜地裁が棄却する決定をしたことが25日、弁護人などへの取材で分かった。決定は2月20日付で、植松死刑囚は即時抗告した。
植松死刑囚は1月10日に再審請求を申し立て、理由について「自分は正しいことをした。なぜ認められないのか」と弁護人に話したという。
20年に一審横浜地裁で死刑判決を受け、弁護人の控訴を自ら取り下げ確定。22年に再審請求し、25年に最高裁が特別抗告を棄却して再審開始を認めない判断が確定した。
確定判決によると、植松死刑囚は16年7月26日未明、当時19~70歳だった入所者19人を包丁で刺して殺害し、職員を含む26人に重軽傷を負わせた。 [時事通信社]