付近でのクマ目撃情報を受け… 京都・仁和寺「御室八十八ヶ所霊場」が入山禁止 参拝者の安全を考慮 GW中の再開はない見込み

付近でのクマの目撃情報を受け、京都の仁和寺はきのう4月30日から、「御室八十八ヶ所霊場」の入山を禁止しています。
ゴールデンウイーク中の入山再開はない見込みだということです。
■四国八十八ヶ所霊場の写し霊場として知られる
4月25日に京都市右京区梅ケ畑殿畑町の清滝川沿いで、親子らしきクマ3頭が目撃されたことを受け、仁和寺は30日から「御室(おむろ)八十八ヶ所霊場」の入山を禁止しています。
離れている距離が数kmにとどまるという位置関係を踏まえ、参拝者の安全を考慮したということです。
再開時期は未定で、ゴールデンウイーク中の入山再開はない見込みです。
「御室八十八ヶ所霊場」は、約3kmにわたる山道にお堂が点在し、すべて巡ると、四国八十八ヶ所霊場をすべて参拝したのと同じご利益が得られるとされています。近年はハイキングコースなどとしても知られています。

岐阜の老舗料亭側に明け渡し命令 「信長公館跡」市勝訴

岐阜城近くにある老舗料亭「萬松館」が、岐阜市との賃貸借契約満了後も立ち退かなかったとして、市が運営会社に土地と建物の明け渡しなどを求めた訴訟の判決で、岐阜地裁は1日、請求通り明け渡しと1カ月当たり100万円の未払い賃料の支払いを命じた。料亭はホームページで織田信長の公館跡にあると記載。現在は休業している。
判決によると、料亭の土地は市が所有。主な建物は明治時代に民間有志が建築し、その後、市に寄贈された。運営会社の関係者が、遅くとも1947年までに市と期限を定めず土地と建物の賃貸借契約を結び、法人化後は同社が複数回、同様の契約を更新した。
97年以降は3年間の有期契約となり、市と同社が2013年、賃貸借期間を10年間とし、10年経過後は契約を更新しないと記して交わした公正証書の効力が争点となった。
運営会社側は契約を更新できないとした部分は無効と主張したが、判決理由で高木博巳裁判官は「運営会社側は10年経過後、新たな契約を締結しないと、土地や建物が使用できなくなると認識していたと推認される」とした。

【速報】妻のスマートフォンか 旭山動物園で発見 園の防犯カメラに大きな荷物おろす様子も…遺体か

夫婦は「冷たい関係になっていた」大学時代から交際の妻と何が…死体損壊容疑で旭山動物園職員逮捕
妻の遺体を損壊したとして旭山動物園職員の男が逮捕された事件で、園内でスマートフォンが見つかり、男の妻のものの可能性があることが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
旭山動物園に勤務する鈴木達也容疑者・33歳は、3月31日ごろ、動物園に妻の鈴木由衣さん・33歳の遺体を運び込み、焼却するなどして損壊した疑いがもたれています。
捜査関係者への取材で、動物園内でスマートフォンが見つかり、警察が由衣さんのものである可能性を含め捜査していることがわかりました。
また、3月31日の午後9時ごろ、鈴木容疑者が車で動物園を訪れ、大きな荷物を下ろす様子が園の防犯カメラに映っていたことも新たにわかりました。
この荷物は遺体の可能性があり、動物園の別の車両に荷物を移し替えた可能性があるとみて捜査しています。
警察は、鈴木容疑者が由衣さんの殺害もほのめかしてることから殺人事件の可能性を視野に調べています。

逮捕された高林輝行容疑者(44)が福生警察署に 逮捕を受け母親「解決して本当にありがたい」 東京・福生市“金づち”殺人未遂事件

おととい、東京・福生市で発生した殺人未遂事件で、事件後に逃走し、きょう逮捕された男の身柄が先ほど警視庁・福生警察署に入りました。署の前から中継です。
福生署前です。男を乗せた車が、つい先ほど午後6時半ごろに、こちらの警察署に到着しました。上下グレーのスウェット姿、深々とフードを被り、神妙な面持ちで警察署に入っていきました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、職業不詳の高林輝行容疑者(44)です。
高林容疑者はおととい午前7時すぎ、福生市加美平で男子高校生(17)の顔を金づちのようなもので殺意をもって複数回殴打し、大けがをさせた疑いが持たれています。高林容疑者は自宅の裏口から抜け出し逃走していて、殺人未遂の疑いで指名手配されていました。
その後、警視庁は高林容疑者が車で逃走した可能性があるとみて、近隣の県まで24時間態勢で防犯カメラの「リレー捜査」などを進めて行方を追っていました。
高林容疑者は都内や埼玉県内などを移動していたとみられていますが、きょう午後2時すぎ、警視庁は千葉県習志野市内のアパートの一室に潜伏していた高林容疑者を発見し、逮捕したということです。
高林容疑者に抵抗する様子はなく、ナイフなどの凶器は持っていなかったということです。また、その際、高林容疑者は「殺すつもりはなかった」と供述していたということです。
逮捕を受け、高林容疑者の母親が取材に応じました。
高林容疑者の母親 「解決して本当にありがたいと思っている。(息子には)したことはよく考えて、今後の人生をよい方向にいくようにがんばってもらいたい」
警視庁は今後、事件の全容解明へ向け捜査する方針です。

「都構想」巡り自民・維新が対決 大阪市議補選、17日投開票

17日投開票の大阪市議補欠選挙(欠員1)は1日、自民党元職と政治団体「大阪維新の会」新人の事実上の一騎打ちとなる構図が固まった。日本維新の会の看板政策「大阪都構想」への民意を測る機会として注目されそうだ。吉村洋文代表は都構想を前面に押し出し争点化を図る。自民は「過去2回の住民投票の否決で民意は明らか」として不要論で応じる構えだ。
補選は8日に告示され、西区選挙区で争われる。大阪維新が擁立した会社代表栗田裕也氏(46)は1日の記者会見で立候補を表明。「都構想推進を下支えしたい」と強調した。吉村氏は補選で勝利し、都構想の実現に弾みをつけたい考えだ。
一方、維新市議団は都構想の制度設計を担う法定協議会(法定協)の早期設置に「拙速」として反発してきた経緯がある。会見に同席した市議団の竹下隆幹事長は、選挙結果と早期の法定協設置について「すぐに結びつくとは考えていない」と予防線を張った。
2023年市議選で議席を獲得した現職が3月に死去した自民は、会社員花岡美也氏(50)を擁立した。「弔い合戦」と位置付け必勝を期す。

【速報】娘の元交際相手の男(51)を殺人容疑で逮捕 大阪・和泉市で発生の母娘殺害事件 容疑認める

大阪府和泉市の集合住宅一室で住人の母娘の遺体が見つかった事件をめぐり、大阪府警は5月1日、娘の元交際相手の男(51)を殺人の疑いで逮捕しました。
4月8日、大阪府和泉市の集合住宅の一室で、村上和子さん(当時76)と、娘で社会福祉士の村上裕加さん(当時41)が血を流して倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。
2人は現場一室の住人で、死因は首を刃物で切られたことによる失血死でした。
死亡推定時刻は8日午前4時ごろで、遺体にはそれぞれ複数の刺し傷や切り傷があり、裕加さんの遺体の右頬には殴られた痕も確認されていました。
大阪府警は殺人事件と断定して捜査本部を設置。強い殺意を持つ者による犯行とみて捜査を続けていました。
■娘殺害の疑いで逮捕 母殺害もほのめかす
この事件をめぐり、府警は5月1日午後、堺市堺区在住の無職・杉平輝幸容疑者(51)を殺人の疑いで逮捕しました。
今回の逮捕容疑は、村上裕加さんを刃物で殺害したというものですが、逮捕前の任意の取り調べで、和子さんを殺害したこともほのめかしていたということです。
杉平容疑者は、村上裕加さんの元交際相手だということです。
取り調べに対し杉平容疑者は、「裕加さんを持ってきた包丁で首などを複数回刺して、殺したことに間違いありません」と、容疑を認めているということです。

広島・三原で発見の遺体は死因不詳 3月上旬~4月上旬死亡か

東広島市で2月に発生した放火殺人事件の捜査中、広島県三原市の会社敷地内で土の中から遺体で見つかった自営業、徳田雅希さん(29)=三原市宮沖5=について、広島県警は1日、司法解剖の結果、亡くなった時期は3月上旬~4月上旬ごろと推定されると発表した。死因は不詳だった。県警は殺人容疑を視野に捜査しており、東広島署捜査本部に三原署を加えた合同捜査本部を設置し、二つの事件の関連を調べている。
県警は1日も三原市沼田2の会社敷地内で、徳田さんの遺体が見つかった周辺を掘り起こし、捜索を続けた。
放火殺人事件は2月16日未明に発生した。東広島市黒瀬春日野の民家が焼け、リフォーム会社経営の川本健一さん(当時49歳)が敷地内で血を流して倒れているのが見つかり、死亡が確認された。川本さんは全身をやけどし、首に複数の刺し傷があった。
県警は4月29日、捜査の過程で東広島市の事件現場から東に約35キロ離れた三原市の会社敷地内を捜索し、地中から徳田さんの遺体を発見した。徳田さんはかつてこの場所を借りて鉄工業を営んでおり、3月9日までは親族らが生存を確認していた。【川原聖史、西山夏奈】

私立大学250校削減案、財務省が2040年目標…文科相「機械的判断ではなく分野や地域バランスが重要」

政府は、私立大学の統廃合や定員削減に向けた検討を加速している。少子化で私大の約半数が定員割れに陥っているためで、財務省は今月、2040年までに少なくとも250校、学部定員にして14万人程度を減らす必要があると、初めて数値目標を公表した。文部科学省も規模の適正化は不可避との考えを示しており、今後は分野や地域別の私大規模見直しが焦点となる。
今月23日に開かれた財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会で、財務省は大学規模の縮減案を公表した。目標とした250校は、24年時点で624校ある私大の4割に相当する。政府は私学助成金を支出し、私大の運営を手助けしている。今年度は約3000億円が予算措置された。
18歳人口は1992年の205万人から減少に転じ、2024年時点で109万人。この間、政府の規制緩和もあり私大は増え、1992年の384校から1・6倍になった。日本私立学校振興・共済事業団の2025年度調査では、私大の53%が定員割れに陥る。
財務省は縮減案の説明資料で、定員割れした私大の講義内容の一例として「四則演算から始める。少し背伸びして微分などの理解」「(英語の)文型の基本とbe動詞の整理」などを挙げた。「義務教育で学ぶ内容の授業が行われている大学もある。助成金の支出に見合った教育の質が確保されているか疑問だ」(財務省関係者)として、大胆な規模縮減を主張する。
これに対し松本文科相は24日の閣議後記者会見で、「機械的に判断するのではなく、分野や地域のバランスを図ることが重要だ」と述べた。文科省は同日、財務省案への「見解ペーパー」をホームページで公開。地域の産業、医療・福祉、社会インフラを支える人材輩出機能を持つ大学の維持は必要だとした。
ただ、文科省も「私大縮減は避けられない」(幹部)と認める。文科省は、AI(人工知能)や半導体などの成長分野や地域の人材需要に応える大学を重点的に支援するなど補助金の交付にメリハリをつけることで、立ち行かなくなる大学に撤退を促す道筋を描く。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では、18歳人口は35年に100万人を割り込み、40年には74万人まで減る。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は「財務省の『4割減』は決して荒唐無稽な数字ではない。一方で、労働人口が減っていく中で大学の人材育成力強化も必須だ。これからの時代に必要な私大とは何なのかを真剣に考える最後の機会だ」と指摘している。

全国51教委、教員採用1次試験で共通問題導入へ…関東と中国では見送り目立つ

2027年度に実施する教員採用の1次(筆記)試験について、全国の教育委員会の7割にあたる51教委が共通問題を導入することがわかった。来年5~7月の指定された3日間に試験を共同実施する。各教委の業務負担を軽減することで、より人物重視の選抜とし、優秀な人材獲得につなげる狙いがある。
30日に開かれる中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の専門部会で、共同実施に参加する51教委が公表される。
教員採用試験は都道府県や政令市など68教委が実施。このうち37道府県と13市、独自採用している大阪府豊能地区の各教委は来年の5月8日、6月12日、7月10日のいずれかで筆記試験を行う。対象は小中高校と特別支援学校の教員と養護教諭、栄養教諭。
共通問題は「教養試験」と「教科専門試験」があり、外部に作成を委託し、51教委で組織する協議会が点検する。全てマークシート式で、教養試験は40問程度、教科専門試験は1教科あたり25問程度とする。三つの試験日ごとに異なる問題を用意する。受験生は同一試験日の教委は併願できないが、別試験日の教委とは併願できる。
各教委の判断で、共通問題の改編や独自問題の追加が可能で、試験時間の増減もできる。
文科省によると、各教委はこれまで、作問や問題の確認作業の負担が重く、授業改善の指導や教員研修などが十分にできないなどの課題があった。共通問題の導入で、試験内容の質向上や、面接や実技を課す2次試験の充実などにつなげる狙いがある。受験生にとっても、試験対策の負担減となるため、教職志望者の裾野拡大も期待できる。
今回、関東地方と中国地方で、共同実施を見送る教委が目立った。関東では、募集定員や志願者数の多い東京都が参加せず、近隣の県や政令市でも見送りが相次いだ。人気の高い東京都と同日程で試験を行うことで、合格者の流出を防ぐ意図があるとみられる。

最盛期800人も…雲州そろばん職人激減 存続危機、地域おこし協力隊で作り手確保

島根県奥出雲町の伝統工芸「雲州そろばん」が存続の危機に直面している。電子機器の普及で販売量が落ち込み、最盛期に約800人いた職人は10人ほどに激減。室町時代に中国から伝来し、長く学校教育にも用いられてきたそろばんを継承しようと、組合や町は過疎地などに移住して活性化に取り組む「地域おこし協力隊」の力を借り、作り手確保に必死だ。
奥出雲町は、「播州そろばん」で知られる兵庫県小野市とともに二大産地に数えられる。雲州そろばんは小型で持ち運びやすく、学校教育で主流の「五珠一つ、一珠四つ」のそろばんの元となった。江戸時代に誕生し、たたら製鉄が盛んなこの地域に訪れる行商人が各地に広めた。
明治時代から学校教育に取り入れられ、昭和には1人1丁が当たり前になった。最盛期は町内で年100万丁を製造していたという。しかし、1960年代に電卓が登場。少子化も相まって販売量は大きく落ち込み、職人は高齢化となり手不足で少なくなっていった。
雲州そろばん協業組合の職人は、今も全て手作業で製材や組み立てをしている。組合の岩佐俊秀代表理事(78)は「業界的には70代はまだ若手。私たちがやめてしまえばなくなってしまう」と焦りをにじませる。
組合は2021年4月、技術継承を目指し、地域おこし協力隊員として移住してきた北海道旭川市出身の信太直人さん(34)を職人として雇用。3年間の任期が終わった後も定住し、腕を磨いている。
昨年8月、新たに隊員の募集を始めた。岩佐さんは「今も全国から注文が届いている。受け継いできた産業を残すことは大変だが、使ってよかったと思える物をつないでいく責務がある」と力を込めた。